保寧の大川海岸へ遊びに行ってきました!

海水浴にマッドに海の幸~!西海に面したリゾートエリアで夏の思い出作り!!

こんにちは!ソウルナビです。8月も残すところあと10日!夏ももう終わりですね~。みなさんはこの夏、どんなトコロへ遊びにいきましたか?海に行ったりバーベキューをしたり、そして休暇を利用して旅行に出かけたり・・・と、夏ならではの楽しい思い出を作ることができたでしょうか!?ナビも夏にはいろんなトコロへ出かけたくなるんですが、今年の夏はソウルから車で2時間半ほど行ったところにある、保寧市という海辺の町へ行ってきました!保寧(ポリョン)というと、マッド(泥)のお祭りが有名。ナビは毎年夏の初め頃に開催されるこのマッドフェスティバルは終了した時期に行ったのですが、それでもここには海水浴場があり、美味しい海の幸もありで、夏のバケーションを楽しむにはピッタリの場所!今日はナビが週末を利用して1泊2日で行ってきた、保寧への旅をお伝えしたいと思います!^^

◆◇◆保寧ってドコ!?◆◇◆

保寧市は韓国の西側、忠清南道(チュンチョンナムド)の海に面したちょうど真ん中辺りに位置します。下の地図でいうと、「忠清南道」と書かれている文字の下、ピンク色の★で印したトコロ。韓国の西の海、西海(ソヘ)に面していて、海水浴場もたくさんあります。中でも一番大きな「大川海水浴場」では、毎年夏の初め、7月中旬頃にこの近くの干潟で採れるミネラルたっぷりの泥に親しもうという「マッドフェスティバル」ってお祭りが開催されることで有名。その他、海に近いということで豊富な海産物が獲れたり、海岸線に沿って旅行客が利用できる宿泊施設や食堂がズラリと並んだ地域があったりして、マッドフェスティバル開催期間でなくてものんびりと夏のバケーションを楽しむ施設が整っています。
~鉄道でもバスでも、ソウルから直行で!~
ソウルから保寧市へは車で2、3時間ほど。今回は自動車で行っていましたが、こちらへは鉄道やバスを利用してソウルから直接、乗り換えなしで行くこともできます!鉄道を利用する場合は国鉄竜山(ヨンサン)駅から「長項線(チャンハンソン)」に乗り(竜山駅~天安までは京釜線、長項線は天安から)、「大川駅(テチョンヨッ)」で降りるとOK。また、バスで行くには、高速バスターミナルの湖南線(ホナムソン)ターミナル(乗り場は10番)から1時間おきに、東ソウルターミナルから1~1.5時間おきに、南部ターミナルからは1.5~3.5時間おきに出ている「大川(保寧)行き」に乗ります。いずれのターミナルも午前6~7時の早朝からの便があるよう。そしてこれらソウルからのバスが到着するのは、「大川駅」のまん前にある「保寧総合ターミナル(ポリョンジョンハットミノル)」で、料金は一般バスと直行バスは9,900ウォン、優等バスは14,500ウォン(※2009年8月現在)。鉄道で行く場合もバスで行く場合も、「보령(대천)」とハングルで行き先を書いた紙を切符売り場で見せるといいと思いますョ。
保寧市の地図。今回行った場所や、目印になる場所を★マークで示しています。

保寧市の地図。今回行った場所や、目印になる場所を★マークで示しています。

また、今回訪れた、保寧市で最も規模が大きくマッドフェスティバルも開催される「大川海水浴場(デチョンヘスヨッジャン)」へは、大川駅の前にありソウルからのバスも到着する「保寧総合ターミナル」から市内バスで10分ほど。10分おきに出ており、「市民塔広場(시민탑광장)」で降ります。
市民塔広場の停留所 市民塔広場の停留所

市民塔広場の停留所

◇◇◇「大川水産市場」へ買い出し~!◇◇◇

今回は韓国人の友人7人とナビを合わせて合計8人でペンションを借りて、晩ご飯はそこでバーベキューパーティーをすることに。バーベキュー用のお肉や野菜、飲料類は大川駅のすぐ近くにある大型マート「Eマート」で用意して、次に向かったのは「大川港水産市場」。せっかく海の近くに来たんだから美味しい海の幸もいただこう!という計画です^^ 市場のメインの建物は大川港のすぐ近くにあるのですが、ここからもう少し先のほう、大川港水産市場をはさんで港の旅客船ターミナルとは反対のほうへ向かって歩いていくともう一つ同じようだけど少し庶民的な市場が。海産物を扱う小さなお店がずらっと並んだ中から、今回お世話になるペンションのおじさんにおススメと聞いたお店に行きます。あっ、この市場やEマートなどの位置は、上の地図で確認してくださいね!
こちらが港寄りの「大川港水産市場」。近くに大きな駐車場もあり。 こちらが港寄りの「大川港水産市場」。近くに大きな駐車場もあり。

こちらが港寄りの「大川港水産市場」。近くに大きな駐車場もあり。

海産物がわんさか~!^^ 塩辛や乾物もあります。 海産物がわんさか~!^^ 塩辛や乾物もあります。 海産物がわんさか~!^^ 塩辛や乾物もあります。

海産物がわんさか~!^^ 塩辛や乾物もあります。

「大川港水産市場」から、刺身屋や乾物屋の並ぶ道を通ってさらに北西の方角へ向かうと・・・ ↓ 「大川港水産市場」から、刺身屋や乾物屋の並ぶ道を通ってさらに北西の方角へ向かうと・・・ ↓ 「大川港水産市場」から、刺身屋や乾物屋の並ぶ道を通ってさらに北西の方角へ向かうと・・・ ↓

「大川港水産市場」から、刺身屋や乾物屋の並ぶ道を通ってさらに北西の方角へ向かうと・・・ ↓

もう一つ、海産物市場が!さすが西海は貝がよく獲れるので、いろ~んな種類の貝がいっぱい! もう一つ、海産物市場が!さすが西海は貝がよく獲れるので、いろ~んな種類の貝がいっぱい! もう一つ、海産物市場が!さすが西海は貝がよく獲れるので、いろ~んな種類の貝がいっぱい!

もう一つ、海産物市場が!さすが西海は貝がよく獲れるので、いろ~んな種類の貝がいっぱい!

さて、「ポリョン・へグァンスサン・フェ・セント(保寧海光水産刺身センター)」というお店ではお刺身を買う予定。保寧の面している西海(ソヘ)では貝がよく獲れるので貝焼きにしてもいいのですが、今回はお肉を焼くので魚はお刺身にすることに。水槽で泳ぐ魚の中から、今が旬だというスズキ(タイリクスズキ)と、普通は養殖の多いヒラメの天然産のものを購入!身はお刺身に、アラはメウンタン(辛い鍋)にできるようにオーダーしました。さらに、ココは韓国、買った魚だけを持ち帰るなんてことはありません!オマケとしてメバルなどの小魚を数匹と、えび、貝などもゲット~!これらはアラと一緒にメウンタンの材料となります。コレでしめて8万ウォン!8人でいただくのだから、一人10,000ウォンの計算。かなりお得でしょ!?^^ お店の奥で調理してもらうと、お刺身は氷を敷き詰めてしっかり保冷した発泡スチロールのケースに入れてもらえます。
交渉の結果、天然モノのスズキとヒラメに加えてメバルなどのオマケもいっぱいゲット~! 交渉の結果、天然モノのスズキとヒラメに加えてメバルなどのオマケもいっぱいゲット~! 交渉の結果、天然モノのスズキとヒラメに加えてメバルなどのオマケもいっぱいゲット~!

交渉の結果、天然モノのスズキとヒラメに加えてメバルなどのオマケもいっぱいゲット~!

おばちゃんがキレイにお刺身をつくって、発泡スチロールのケースに入れてくれます。 おばちゃんがキレイにお刺身をつくって、発泡スチロールのケースに入れてくれます。 おばちゃんがキレイにお刺身をつくって、発泡スチロールのケースに入れてくれます。

おばちゃんがキレイにお刺身をつくって、発泡スチロールのケースに入れてくれます。

お刺身が完成するまで、市場とその周辺をウォッチング~。人気のお店のようで、しかも休暇で遊びに来ている人が多いということもあるのか、結構時間がかかりました。30分くらいかな?
美味しそうな干物がキレイに並んでいます! 美味しそうな干物がキレイに並んでいます! 美味しそうな干物がキレイに並んでいます!

美味しそうな干物がキレイに並んでいます!

そしてお刺身を受け取った後は、近くの小さなスーパーでお刺身につけるコチュジャンや醤油、包んでいただくサンチュ類とメウンタンに入れる野菜を買って帰ります。このように市場で魚を買って、ペンションやコンド(キッチン付きの宿泊施設)で食べるというのはお決まりのコースなので、市場の周りにあるお店には小さな商店でもこんなふうに魚を食べる用のアイテムが用意されているんですョ。これは便利!

◇◇◇ペンションステイを楽しむ!◇◇◇

保寧には海辺にも宿泊施設がたくさんありますが、今回はメンバーの中の知り合いのツテで、山のほうにあるペンションに宿泊。こちらは二階建ての一戸建てがいくつか集まったペンション村で、普通、1グループが階別に使います。1泊の料金は部屋の数や大きさによって違うけれども1グループ20万ウォンくらい。ナビとナビ友一行が泊まった2階のお部屋は、テレビやソファー、テーブルのあるリビングキッチンに個室が二つ。もちろんシャワー室もついています。さっそく夕飯の準備をして、ペンションの前でバーベキューパーティー開始だ~!
山の中腹に位置するペンション村からは田園風景も見えます 山の中腹に位置するペンション村からは田園風景も見えます

山の中腹に位置するペンション村からは田園風景も見えます

空腹をこらえて、みんなでせっせと夕飯の支度~♪ 空腹をこらえて、みんなでせっせと夕飯の支度~♪ 空腹をこらえて、みんなでせっせと夕飯の支度~♪

空腹をこらえて、みんなでせっせと夕飯の支度~♪

お肉が焼けるまで、まずはさっき買ってきたお刺身でカンパーイ!!もちろん新鮮なのでそのままワサビ醤油につけていただいてもいいですが、葉っぱに包んでいただく韓国式のお刺身の食べ方もグー。ナビのお気に入りはチョコチュジャン(唐辛子酢味噌)をつけたお刺身と、サムジャン(合わせ唐辛子味噌)をつけたニンニクを、エゴマの葉に包んで食べる組み合わせ!焼酎が進みます^^ 大きなお魚まるまる二匹分のお刺身は8人でいただいても結構なボリューム!!さらにお肉も食べて超満腹に~!
朝食はブイヤベースみたいなメウンタン!?
次の日は、前日のお刺身のアラとオマケの海産物で作るメウンタンの朝食からスタート!メウンタンとは辛い鍋のことなんですが、余りにも材料が多く、辛くする調味料が足りなかったため、見た目があんまり赤くない!?お味も辛さはかなり控えめ・・・でも、海鮮のイイ~ダシがたっぷり出てい「韓国風ブイヤベース」と言ったトコロ!?^^

◇◇◇大川海水浴場へ行ってみよう!◇◇◇

大川海水浴場は、保寧にいくつかある海水浴場の中でも最も規模が大きく有名なトコロ。保寧といえばよく知られている泥のお祭り「マッドフェスティバル」が開かれるのもこの海岸です。この周辺には、遊びに来た人々が利用できる宿泊施設と、刺身や貝焼きなど海の幸を味わえる食堂がいっぱい!「민박(民泊)」と書かれた看板が旅館のようなものです。毎年7月中旬頃に開催されるマッドフェスティバルは、今年はもう終わっていたけれど、夏の休暇シーズンということで、のんびりと海辺の休暇を過ごす人の姿があちこちに~。
民泊がいっぱい

民泊がいっぱい

マッド(泥)のキャラクター!?

マッド(泥)のキャラクター!?

海のほうへ降りてみると・・・
うわ~、人がいっぱい!!青い水平線とカラフルなビーチパラソルがどこまでも続いています!海の水は冷たすぎず、透明度も素晴らしい~!
海岸沿いの道路にも・・・
一方、この海水浴場に沿った道沿いにもたくさんのお店が。店先に水槽の置かれた海産物系食堂をはじめ、海水浴グッズを売るお店、ホプ(ビアホール)やノレバン(カラオケ)などの遊べるスポットも。屋台も出ていて、とっても賑やかです!ここ保寧で海鮮料理といえば有名な、貝焼きや貝蒸しなどの貝料理店もたくさん。夜にココで一杯やっても楽しそう~^^ それから、観光案内所もありましたョ!
保寧といえば、マッドでしょ!という方は・・・
そしてマッドフェスティバルも行われるこの海岸には、フェスティバル期間じゃなくてもマッド、つまり泥に触れて体験できるトコロも!海岸の一番南端には「保寧マッド体験館」という施設があり、こちらは保寧で採れるミネラルたっぷりのマッド湯やマッドサウナがあったり、マッドマッサージが受けられたりする健康ランドみたいなものなんです。また、この体験館の前には自由に体にマッドを塗ることのできるコーナーもあり!たくさんの人が泥まみれになって遊んでいました~^^ このコーナーは夏の間、休暇で訪れる人の多い期間はずっとやっているそう。さらに、マッド入り商品を売る売店も発見。マッドパック、マッド石鹸、マッドクレンジングフォームに、マッドシャンプー&リンス、なんとマッド入り日焼け止めクリームまでいろ~んなマッド商品がズラリ。せっかくマッドで有名な保寧に来たのだから、マッド体験をしたい!という方も十分楽しめそう!
保寧マッド体験館 保寧マッド体験館 保寧マッド体験館

保寧マッド体験館

マッド物産売店 マッド物産売店

マッド物産売店

マッド体験コーナー マッド体験コーナー マッド体験コーナー

マッド体験コーナー

この辺りのビーチにもたくさんの人! この辺りのビーチにもたくさんの人!

この辺りのビーチにもたくさんの人!

マッドだらけの人々~
☆☆「保寧マッド体験館」情報☆☆
営業時間: 8:00~18:00(入場)
入場料: 大人5,000ウォン、小人3,000ウォン (但し2009年12月31日まで大人3,000ウォンに割引)
その他の利用料金: マッド顔パック20,000ウォン、マッド全身パック30,000ウォン
連絡先: 041-931-4021、041-930-5323

◇◇◇ちょっとマニアック!?アサリのお粥をいただく!◇◇◇

保寧名物の中でお昼ご飯にぴったりなメニューといえばパジラッカルグクス(アサリ入り韓国式うどん)が有名だけど、ナビ&ナビ友一行がお昼に選んだのはパジラッチュッ、アサリのお粥!パジラッカルグクスならソウルなどどこでも美味しいお店はいっぱいあるけれど、お粥となるとやっぱり超新鮮なアサリで作らないと美味しくないのでは?!と、特に貝がよく獲れるここで食べてみようということになったんです^^ 今回行ったお店は、大川海水浴場から大川インターチェンジへ向かう国道36号線沿いにある「ドレ」。アワビ、ハマグリ、アサリなどの貝料理専門店で、特にアサリ粥は看板メニューとか。その他、アワビの刺身やハマグリ焼きなんかのメニューもあり、とっても美味しそう^^ でもここはお昼ご飯ということで、アサリ粥とハマグリ粥を注文~。さっそく11種類ものパンチャン(おかず)が運ばれてきました!
アサリのお粥もハマグリのほうも、貝独特のクセや臭みは全くなく、とっても食べやすいお味!ナビ的にはハマグリよりもアサリのほうがおススメかな!?アサリの味がしっかり出ていて、豆みたいなの(緑豆かな??)が入っているのもグー!^^ お値段はパジラッチュッ(アサリのお粥)8,000ウォン、ペカッチュッ(ハマグリ粥)10,000ウォン。滋味深く、お腹にもやさしい一品です。
アサリ粥

アサリ粥

ハマグリ粥

ハマグリ粥

こうやって混ぜていただきます。おかずのチョッカル(塩辛)をのせて食べても美味! こうやって混ぜていただきます。おかずのチョッカル(塩辛)をのせて食べても美味! こうやって混ぜていただきます。おかずのチョッカル(塩辛)をのせて食べても美味!

こうやって混ぜていただきます。おかずのチョッカル(塩辛)をのせて食べても美味!

☆☆「ドレ」お店情報☆☆
住所: 忠清南道(チュンチョンナムド) 保寧市(ポリョンシ) 蓼庵洞(ヨアムドン) 99-5番地
     충남 보령시 요암동 99-5번지
電話: 041-933-8000、041-932-3343
※掲載されている写真や文中の価格は2009年8月現在のものです。


保寧への1泊2日の旅、いかがでしたか?ソウルから近くはないけれど、バスでも鉄道でも簡単に行ける保寧はアクセスもいいほうでは!?こちらは今回行った海水浴場のほかにも、海割れで有名な珍島(チンド)と同じように、1km以上にもわたって海に道ができる「武昌浦(ムチャンボ)海水浴場」や、沖合いに浮かぶ島々など見どころがいくつかあります。ナビも今回は水産市場と大川海水浴場だけに行き、有名な貝焼き料理も食べられなかったので、もう少し時間があったらもっとイロイロできたのにな~、とも・・・。それでも十分楽しめましたが、例えば海辺の宿泊所で何泊かしてゆっくり過ごしたりするのも良さそう。そうそう、海の幸と言うとこちらはワタリガニやチュクミ(イイダコ)、牡蠣なんかも有名だそう!海辺の雰囲気や海の幸を楽しみたい方には特におススメですョ!以上、夏のバカンスでかなり日焼けしたソウルナビがお伝えしました~。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2009-08-21

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