韓国で初めて体験農場へ!フルーツ狩りに行ってきました。

摘むのも楽しいけど、その場で食べるのも楽しいフルーツ狩り。今回はサンタルギ(野いちご)とポップンチャ狩りに挑戦してきました!!

こんにちは!ソウルナビのユンギオンマです。皆さんは家族や友人または恋人と週末や休暇を利用してどのように過ごしてますか?近場で映画鑑賞?ちょっと遠出して海?アウトレットでショッピング?日本だとそれ以外にいちごやみかん、ぶどうなど季節に合ったフルーツ狩り体験もありますよネ。しかし韓国では「●●を摘む(狩る)」ことはまだレジャーカテゴリーとしてメジャーではないようです。そこにある日、偶然にもユンギオンマが目にした1枚の垂れ幕。「サンタルギ(野いちご)とポップンチャの農場体験」おお、これはまさに望んでいた休日の過ごし方!韓国の農場体験って一体どんなもの?!週末にユンギファミリー家族総出でさっそくレッツゴ~。

◆◇◆ 今回の目的地は忠清北道(チュンチョンブット)陰城(ウムソン)郡の山の中!!◆◇◆


今回お世話になる農場があるのは忠清北道(チュンチョンブッド)陰城(ウムソン)郡。陰城郡はソウルから車で1時間半程度で到着するところにあり、位置的に説明するとソウルの周りを取り囲む京畿道(キョンギド)から南側になります。このエリアはソウルからもアクセスが良いだけでなく、広い土地をソウルや京畿道より安く確保できるため、沢山の工場があるのが特徴。関東圏で例えてみれば、群馬県の高崎といったところでしょうか?でも工場は多くても、まだまだ沢山の自然が残っている陰城。農場を目指してどんどん奥地に入っていきます!都会育ちのユンギオンマとしては人里離れた田舎はあまり慣れておらず、山の中の人家のなさにびっくり。電灯がないのを見て夜は怖そうだなあ~と心の中で一人心配をしたり、車の中から外の風景を眺めていました(汗)
人も少ない夜はちょっと怖そうな韓国の奥地 人も少ない夜はちょっと怖そうな韓国の奥地 人も少ない夜はちょっと怖そうな韓国の奥地

人も少ない夜はちょっと怖そうな韓国の奥地

◆◇◆ 目的地に到着!!◆◇◆

そうこうしているうちに目的の農場に到着!駐車場には思ったよりも沢山の車が駐車していて「山の奥地そうだし、今日はお客さんいないかもね~」なんて話していたユンギファミリーの予想はまた見事にはずれ(苦笑)そして、簡単に作られた事務所の上部分と前方にはユンギオンマが見た垂れ幕が!見てわかるように韓国って公共の場所でも大きく自分の名前と携帯番号を公開してしまうんですよね~。(注:くれぐれもいたずら電話はしないでください。)個人情報を保護する日本とは大違い。こんなところでもお国柄の違いを感じてしまうユンギオンマ。
想像よりも訪問者多し!

想像よりも訪問者多し!

韓国では携帯電話番号は個人情報じゃないのかな?

韓国では携帯電話番号は個人情報じゃないのかな?

いちご狩りをはじめる前には準備が必要!

いちご狩りをはじめる前には準備が必要!

事務所まで上がっていき、おそるおそる「こんにちは~。あの~今日はサンタルギ(野いちご)とポップンチャを摘みに来たんですけど~。」というと、ちょっと年配の農場のオーナーがにこやかに出てきて対応してくださいました。まずはサンタルギ(野いちご)の効能の説明からスタート。「説明聞きながらここにあるサンタルギ食べてね」なんて言われると、ついムシャムシャ口にほおばりながら説明を聞いてしまうユンギオンマ(笑) 説明も終わり、さっそく摘み作業にとりかかるのですが、家から何も持ってきておらずあたふた。まずはサンタルギのトゲでの怪我避けのアームカバーを着用することから開始!
そして次にコレ、摘んだ後に入れるカゴ。「やっぱり本格的に摘むならこのカゴをつけないとね~」なんて始終笑顔を絶やさずカゴまでつけて説明してくださる天然度高いオーナー。確かに、このカゴをつけると一段と雰囲気が増してきます!
オーナーの後についてサンタルギ畑へ

オーナーの後についてサンタルギ畑へ

そんな親切なカゴの説明を聞きながらも「どのくらい採れるか分からないですから」とえらく消極的なユンギオンマ。透明のパックを持ち、オーナーに続いて事務所の裏側にあるサンタルギ畑にレッツゴ~。もちろん、我が子もベビーカーに乗り、畑まで後からしっかりついてやってきました。まだまだ「摘む」という作業ができるまでほど遠いけれど、しっかり両親が汗水流して摘んでいる姿を見てもらわないとネ。
畑に行く途中、オーナーご自慢の数匹の犬が。「この子たちは私が教育して言うこと聞くんだよ~」と犬たちに一声かけると犬が一斉に犬小屋の中に。しかし会って数時間しか経っていないのにべらべらとしゃべるオーナーのフレンドリーさが韓国の「情」ってモノなのかな?とまたここが韓国であることを再確認。
ベビーカーでも果敢に進む!

ベビーカーでも果敢に進む!

オーナーご自慢の犬たち

オーナーご自慢の犬たち

◆◇◆ さっそく摘みにとりかかる!!◆◇◆

油絵の展覧会にもこんな風景ありそう!

油絵の展覧会にもこんな風景ありそう!

こちらのサンタルギ農場。栽培を始めたのは今から6年前だそう。かつてはこの一帯に同じような農場があったのに、今では数えるほどになってしまったそう。広大な土地に広がってのびのびと伸びているサンタルギの苗木たち。手前にあるまだ背の低い苗木は植えてからそう何年もたっていないモノ。山の方に行くにつれてどんどん背が高くなっているイコール年数がたった苗木たち。全面緑の中に小さいいちごのてんてんとした赤色が混ざり、油絵みたいに綺麗で癒される~!

さて、滞在時間も限られているので、そろそろサンタルギ摘みを開始しますか!摘み方の上手なポイントは上から摘むのではなく、熟した実が隠れている下から摘むことだそう。上手に摘めるカナ?
小さい苗木もどんどん育て!

小さい苗木もどんどん育て!

下の方から摘むのがポイント!

下の方から摘むのがポイント!

遠くの方でがんばっている後に来たお客さん

遠くの方でがんばっている後に来たお客さん

摘む前にオーナーから「料金に含まれているから摘むだけでなく、どんどん食べちゃってね~。」というお言葉をいただき、食べながら摘んでみました。いちごよりもサイズはコンパクトなのに甘さが口の中に広がっておいしい~また、あのプチプチとした歯ごたえのある種がたまらない~周りを見回すと、ユンギオンマたちより少し後に来たお客さんも一生懸命摘んでいるの発見!農場勤務のプロのアジュンマ(おばさん)も黙々と摘んでいます。始めは参加しないといっていたユンギアッパも、そんな周りの人に感化されたのかいきなり真剣にサンタルギを摘み始めました。オーナーのアドバイスを素直に聞き、下の方から熟したモノだけを選択。近場だけでは納得いかず、奥の方にまで(汗)大きな大人でも隠れてしまうほどのサンタルギ苗木の高さだから、駆け回る小さい子供は迷子にならないようにご用心。
アドバイスどおり下から取る

アドバイスどおり下から取る

年数たった苗木は大きくて大人も隠れちゃう

年数たった苗木は大きくて大人も隠れちゃう

プロの摘み職人はやっぱり甘いのがどれか知っている

プロの摘み職人はやっぱり甘いのがどれか知っている

◆◇◆ がんばってこんなに摘みました!!◆◇◆

食べながら、摘みながら楽しんで1時間。おなかの中もケースの中もサンタルギで満たされましたヨ(嬉) さて、さきほどオーナーから聞いたサンタルギの効能、サンタルギはビタミンCや鉄分が豊富で利尿作用があることからリウマチ、痛風にもいいそう。また肝臓や腎臓、膀胱のなどの病気を好転させたり、下痢など腸の不調を回復させる作用もあるんですって。おいしくて子供にも食べやすく体にもいいサンタルギ。1日の摂取量は摘んだ時に消費したので、お持ち帰りの分は冷蔵庫で冷やして明日食べることに。時間があったら、ジャムやお菓子などにアレンジしてみようカナ?

◆◇◆ 終わった後の爽快感と楽しい食事◆◇◆

これだけ楽しめてリーズナブル値段

これだけ楽しめてリーズナブル値段

摘み終わったら事務所に戻ってお会計。食べたい放題食べてパックに詰めたい放題詰めて、大人お一人様15,000ウォン(※2013年6月時点)。日本に比べればとってもリーズナブル価格だし、遊園地などの1日券に比べれば安く、お土産までついてきて得した気分になりますよネ。そして、希望する人は前もって連絡しておけばお昼もいただくことができます。韓国の代表的なサムギョプサルと自分で摘んだサンタルギをちょっとアレンジして食べてみるものおいしいカモ?!今回、ユンギファミリーはサンタルギ狩りしかしませんでしたが、ポップンチャも手順は同様。ポップンチャは真っ赤な色のサンタルギとは違い、濃厚な紫色なのが特徴です。
事前予約すれば、農場でおいしいお肉が食べれちゃう

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真っ赤なサンタルギとは違って濃厚な紫のポップンチャ

真っ赤なサンタルギとは違って濃厚な紫のポップンチャ

いかがでしたか?今回もユンギは小さすぎて何もできなかったけど、親であるユンギオンマ&アッパが楽しめたので、もう少し大きくなったら絶対に一緒に来ようと思いました。韓国在住で休日に子供に何か体験させてあげたいけど、情報がなくて困っているお母さん方。そろそろ一般的な観光は飽きてきたリピーターの方。今回のサンタルギは残念ながら7月の中旬で終わりとなりますが、秋にはぶどう狩りや栗拾いなどの体験農場も探してみればきっとあるハズ。農家の人々と触れ合って心温かくなったり、自然の中で活動する楽しみを韓国で是非味わってみてくださいネ。以上ソウルナビのユンギオンマがお伝えしました~

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2013-07-15

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