ホテル新羅、委託経営方式で世界のホテル市場へ本格進出

ベトナムのダナンを筆頭に東南アジア、米国、中国など、海外10数か所で展開されます。


ホテル新羅(シーラ)が国内のホテル市場で蓄積した競争力と、差別化された運営能力を基盤に、委託経営方式で本格的に海外へ進出します。年内には新羅ホテルの新しいホテルブランドである「新羅モノグラム」をベトナム・ダナンに開業する予定です。

初期投資リスクの最小化、安全に収益を保てる委託経営方式で進出

米国シリコンバレー・サンノゼ

米国シリコンバレー・サンノゼ

委託経営方式とはホテルを所有する建物主が、経営をホテル運営会社に任せることで、投資リスクが少ないため、海外ホテルチェーンでも一般的に行う契約方式です。委託経営は大規模な投資による事業リスクを最小限に抑えながら、ブランドと運営力などのホテル経営ノウハウという無形資産を海外へ輸出し、安定的な収益確保と、ホテルをグローバルブランドとして育成できる利点があります。

ホテル新羅が世界各地に委託経営で進出できたのは、グローバルホテル業界の投資会社から、△過去40年間、国内最高ホテルを運営してきた運営能力、△海外でも高級ホテル事業者と評価されるブランド力、△新羅ステイを開業3年で黒字に転換させた業績、△2006年国内ホテルで初めて中国蘇州の「シンジーレイク新羅ホテル」の委託経営の経験など、長年の準備とノウハウが認められた結果と解釈されます。

免税店事業の海外進出に続き、ホテル事業も海外進出を積極的に推進

ホテル新羅が免税店事業の海外進出を推進し、昨年には仁川空港のT1とT2、シンガポール・チャンギ空港、香港のチェックラップコック空港など、アジアの主要空港3か所に進出し、海外売上1兆ウォン時代を開いたのに続いて、今年からはホテル事業も海外進出を積極的に推進いたします。

ホテル新羅は早ければ今年末、ベトナムのダナンに新羅ブランドとしては初めて進出、今後は東南アジア、米国、中国など海外10数か所に展開、グローバルホテルとしての飛躍を目指していきます。特に、2021年には世界的なグローバル企業が進出している米国シリコンバレー・サンノゼに、200室規模のプレミアムビジネスホテルをオープンする予定です。

ホテル新羅は免税店事業の積極的な海外進出で、昨年は海外売上の割合が全体で20%を超えました。今回、ホテル事業でも海外へ積極的に進出、グローバル企業として、さらなる弾みがつくものと期待されます。

新羅ホテル、新羅モノグラム、新羅ステイの3ブランド体系を構築

ホテル新羅は今年末にもベトナン·ダナンに進出し、新羅モノグラム(Shilla Monogram)という新しいホテルブランドを展開いたします。新羅モノグラムは新羅ホテル(The Shilla)の代表的なサービスと現地の象徴的特性が調和したホテルという意味で、新羅ホテルの品格と価値に加え、ライフスタイルをコンセプトにした新しいアッパー・アップスケールホテルとして、快適なサービスを提供する予定です。

これでホテル新羅は、最高の品格と価値が体験できるラグジュアリーブランドの「新羅ホテル」と高級ブランドの「新羅モノグラム」、合理的な価値を追求するプレミアム・ビジネスホテルの「新羅ステイ」で、3つのホテルブランド体系を構築することになりました。

「新羅」の新しいブランドで進出する「新羅モノグラム」、人気リゾート地のベトナム・ダナンに年内オープン

新羅モノグラムベトナム・ダナン

新羅モノグラムベトナム・ダナン

ホテル新羅の新しいブランドで海外へ進出する「新羅モノグラムベトナム・ダナン」は、ホテル新羅が委託運営方式で運営するホテルで、この40年間の運営ノウハウを集約し、早ければ年内に開業する予定です。

現在、工事中の「新羅モノグラムベトナム・ダナン」は、ベトナム中部の広南省東部海岸にあるノンヌォックビーチに位置しており、地上9階建て、客室は約300室規模です。ビーチレストランやオールデイ·ダイニング、ロビー·バー(Bar)、フル·バーなど、ゲストが好むトレンディーな食飲店も準備しています。屋外プールはカバナをはじめ、多様な施設を備えています。客室タイプはスタンダード、ジュニアスイート、グランドスイートルームの3タイプで構成、様々な顧客層に対応、客室別にバルコニーを設置してホテル内や外部の全景が鑑賞できるのが特徴です。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2019-01-15

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