ベストフード「テグタン」

寒い季節はコレっ!テグ(たら)のダシがよ~くしみ出した、韓国らしい真っ赤なお鍋であったまろう~!

こんにちは!ソウルナビです。今月おすすめのベストフードは「テグタン」!2月は1年でも最も寒~い季節、やっぱりあったか~い鍋物が食べたくなりますよね!?テグタンのテグは韓国語で魚のタラのことで、テグタンとはタラを使った鍋料理のことを言います。日本でも冬にはタラの入った鍋などをよくいただきますが、韓国のテグタンはテグと一緒に唐辛子やニンニクをたっぷり入れてグツグツ煮る、韓国らしい真っ赤なお鍋!アツアツなだけでなく、ニンニクや唐辛子のパワーでより一層体が温まってスタミナもアップ!?熱々のテグタンで寒さを吹き飛ばしちゃいましょう~^^
テグってどんな魚!?
韓国語で「テグ」というお魚のタラ。「テグ」って漢字で書くと「大口」というほど大きな口を持ってよく食べる魚です。高たんぱく、低脂肪で、白身魚の中では多くのビタミン類を含むテグは、昔は王だけが食べていたというほど貴重だったとか。でも今では庶民でも気軽に楽しめるようになったというテグの身には、目や皮膚の働きを助けるビタミンA、カルシウムの吸収を助け、骨や歯を丈夫にするビタミンD、そして肝臓には老化を防止してくれるビタミンEを多く含みます。この豊富なビタミンに加え、特に低脂肪、低カロリーという点においてはダイエット中の方や生活習慣病が気になる方には最適の食材といえます。

《テグタンの作り方》

さて!ではピリカラ熱々、美味しいテグタンのレシピをご紹介しましょ~!
材料: ダシスープ(コンブ、タマネギ、ショウガ、ダイコン、干したタラの頭の部分、水)、タラ、タラの白子、タラの肝、薄切りダイコン、豆モヤシ、セリ、細かく潰したニンニク、合わせコチュジャン(唐辛子味噌)、塩
1.まずは下ごしらえ!
「ユクス」作り
「ユクス」とはタラやお野菜を煮るお鍋のダシスープになるもの。コンブ、タマネギ、ショウガ、ダイコン、そして干したタラの頭の部分を大きなお鍋に水と一緒に入れて10時間程じっくり煮込んでダシをとります。
肝の下茹で
タラの身や、白子はそのまま鍋に入れますが、肝だけはあらかじめ1時間ほど下茹でしておきます。
2.鍋の準備をします。
まずはお鍋に豆モヤシをたっぷり入れます。

まずはお鍋に豆モヤシをたっぷり入れます。

お塩を入れて、薄切りにした大根をのせます。

お塩を入れて、薄切りにした大根をのせます。

ここでタラの登場!タラの切り身をモヤシの上にのせま~す。

ここでタラの登場!タラの切り身をモヤシの上にのせま~す。

白子と下茹でした肝も加えましょう!

白子と下茹でした肝も加えましょう!

その上に長さを揃えて切ったセリと、すり潰したニンニクとコチュジャン(唐辛子味噌)をたっぷりのせて・・・準備完了!
3.お鍋を強火の火にかけて、少しカサが減ってきたら少しずつ上に盛ったセリとヤンニョム(ニンニクと唐辛子)をダシ汁になじませながら煮ていきま~す!
意外とカンタンでしょ?^^ 意外とカンタンでしょ?^^

意外とカンタンでしょ?^^

また、このように何人かで一緒にいただく「お鍋」のようなテグタンの他に、刺身や寿司専門店では一人用のトゥッペギ(石鍋)に作られたテグタンが出てくることもあります。お刺身やお寿司のシメにも最適!さらに辛くない白いテグタンもなんてのもありま~す。

《美味しいテグタンの食べ方~》

続いてテグタンを食べてみましょう。火にかけた鍋がグツグツ煮えてきたら、まずはお野菜からいただきま~す!すでにタラから染み出しているスープで煮たセリは美味~^^
お次は火の通りが早い白子や肝をいただきます。お野菜や白子をいただきながらテグが煮えるのを待ちましょう!
さて、主役のテグ!身がしまって、大きく食べ応えのある身を堪能~!
お鍋の具はお好みで醤油ベースのタレにつけて食べても・・・。もちろん、お鍋のスープも!
大部分食べ終わったら、残り汁を使ってポックンパッ(焼き飯)を!ごま油やノリ、野菜なども一緒に炒めてよりいっそう香ばしく、そして味わい深く!お腹いっぱいでも不思議と食べられちゃうんですよね~^^

テグアガミ

テグタン専門店に行くと付け合せのおかずとしてよく出される「テグアガミ」は、テグのエラの部分のこと。このテグアガミを下ごしらえしたものを、甘辛い真っ赤なヤンニョム(薬味)で和えたテグアガミはエラの軟骨がコリコリしておもしろい食感!これをテグタンのシメのポックンパッに加えて一緒に炒めることも。テグの頭も丸々テグタンに入れるし、まさにテグタンってほとんど捨てるところ無くテグをいただけるんですネ!
テグアガミの下ごしらえ中~ テグアガミの下ごしらえ中~

テグアガミの下ごしらえ中~

《テグタンを食べられるお店》

テグタンはテグタン専門店や、フェ(刺身)や寿司のお店で食べられます。普通、お刺身や寿司のお店ではシメに小さなトゥッペギ(石鍋)で作られた一人前のものが出てくることがほとんどですが、「鍋」の状態で出てくるのはテグタン専門店と一部の刺身専門店。ここではみんなでアツアツのお鍋をつつきながらいただけるテグタンのお店をいくつかご紹介しま~す!
まずはソウルでテグタンといえばココ!
ソウルの中でもテグタンのお店が集まる「三角地(サムガクチ)」。地下鉄4・6号線サムガクチ(三角地・Samgakji・428/628)駅1、14番出口を出るとすぐある路地を入っていくと、テグタンの看板が並んでいるのが見えます。ここは「テグタン通り」として有名な場所なんですが、実はココ、狭~い路地にテグタンのお店が3、4軒集まっているだけなんです^^;。しかし!ここ「三角地テグタン通り」のお店が出すテグタンは、やはりと~っても美味しいんですョ!歴史も30年余りになるこの場所、さすがこの規模で「テグタン通り」の名が付いただけのことはあります。小さな裏路地にお店が並び、一見ディープなカンジのする「三角地テグタン通り」ですが、地下鉄の駅からもとても近いのでアクセス便利で迷うことなく行けるのもポイント!では、このテグタン通りからはおすすめの2軒をご紹介!
■チャウォンテグタン
「30 年ちょっと前にお店を始めたときはたったテーブル4席だったんですよ」と社長さんがおっしゃる「チャウォンテグタン」は、現在3階まで客席があり、ランチタイムや夕食時のピーク時以外にも店内にはいつもお客さんでいっぱいの「三角地テグタン通り」の人気店!「これぞテグタン!」という辛~くてさっぱり、でもテグの旨みたっぷりスープ、そして白子や肝はもちろん、1匹7~8キロもある大きなものを食べ応えたっぷりのぶつ切りにしたテグが入ったテグタンを味わえるお店です。その美味しさのウワサがどんどん広まり、マスコミに紹介されたのも20回以上、なんと芸能人まで時々やってくるとか!?

住所: ソウル市竜山区(ヨンサング)漢江路1街(ハンガンノイルガ)143-2
電話番号: 02-793-5900
営業時間: 9:30~22:00
休業日: 旧正月、秋夕(韓国の旧盆) 各1日ずつ
■ウォンテグタン
「三角地テグタン通り」からもう一軒は、この路地の一番奥にあるこちらのお店。30年前、先代が創業し、現在は2代目社長が運営。安い値段でたっぷりの量が食べられる点が、近くにある竜山基地の軍人さんの間であっという間に人気に。その後、1軒、また1軒とよく似たテグタンのお店がオープンしていったとか。アラスカや太平洋で獲れたギンダラを、船の中で急凍させた新鮮なタラを使用し、その日お客さんに出すものだけを解凍し下処理するようにしているだけでなく、セリをはじめとする野菜も、最高品質のものを市場に直接出向いて買い付けるという素材へのこだわりが、美味しいテグタンの秘訣だそう。

住所: ソウル市 竜山区(ヨンサング)漢江路1街(ハンガンノイルガ)142-4
電話番号: 02-797-4488
営業時間: 10:00~22:00
休業日: 正月1日、旧正月2日、秋夕2日

その他のエリアにもまだまだありますョ!
■春者テグタン
「春者テグタン」は若者の集まる弘大(ホンデ)エリアの中でも住宅地に位置。いちばん人気の「センテグチョンゴル」では、より味が良いと言われている80cm~1mの大きなテグが主役になっています。ふっくらしたテグももちろんおいしいけれど、生臭さがほとんど感じられないスープも美味!強すぎない優しい味なので、煮詰まってもしょっぱくなりすぎず、逆に味がどんどん深まっていくんですョ。化学調味料を一切使っていない自然の味、テグの身や大きな白子と一緒に充分に味わってみてくださいね!

住所: ソウル市 麻浦区(マポグ)西橋洞(ソギョドン)375−5
電話番号: 02-334-5787
営業時間: 10:00~15:00、17:00~22:00
■ウンソンフェッチッ
広蔵市場(クァンジャンシジャン)の中にあるテグタンのお店がこちら。お店で「メウンタン(辛いスープ)」と呼ばれるこのテグ入りの鍋は、テグのほかには豆腐やモヤシ、小エビなどが入ります。ビックリしちゃうのが白子の量!これでもかというほどたっぷりと入っているので、白子好きにはたまらない鍋になっています。メニュー名のとおりスープには辛味があるけれど、サッパリした辛さなのでご飯が進むしお酒を飲みながら突っつくのにも良さそう。リーズナブルにおなかいっぱいテグタンを食べたいときに訪れたい、地元の人たちで賑わう食堂です。

住所: ソウル市 鍾路区(チョンノグ)礼智洞(イェジドン)3−2(※広蔵市場内45−1号)
電話番号: 02-2267-6813
営業時間: 10:00~22:00(※日曜・公休日は21:00まで)

番外編!こんな「テグタン」も・・・
●ちょっと変わったテグタン!「チョソンオク」のテグタン!
テグタンといえば、テグ(タラ)の鍋というのが一般的ですが、乙支路3街にある「チョソンオク」でテグタンを注文すると、なんと辛い牛肉スープが出てくるんです。これは同じ「テグ」でも地名のテグ(大邱)の方のスープで、慶尚北道・大邱で有名なタロクッパッ(ご飯とスープが別々に出てくるクッパ)のこと。じっくり煮込んでやわらかくなった牛肉と太ネギがたっぷり入っていて、ピリッとした辛さもあるものの、ケチャップ?のような甘さもあり、まるでビーフシチューのようなスープです。もともと、こちらの「チョソンオク」は創業58年の味付けカルビの老舗ですが、食事メニューとして出している大邱風のテグタン、皆さんも一度お試しを~。

住所: ソウル市中区(チュング)乙支路3街(ウルチロサムガ)229 <MAP> 
電話番号: 02-2266-0333
営業時間: 10:00~21:30(~22:00)
休業日:毎月第2・4日曜日、新正月1日、旧正月・秋夕各3日
寒い季節にピッタリのテグタン、いかがでしたか?テグタンってメインのテグ(たら)とセリや大根などのお野菜というシンプルな組み合わせなので少し地味な印象もありますが、このシンプルな組み合わせだからこそ淡白なテグの本来の旨みや、そのダシをたっぷり吸ったお野菜の味が生きてくるのではないでしょうか!?さらにテグタンはニンニクや唐辛子などが単調になりがちなテグの味と上手い具合にマッチして、飽きずに食べられるのも美味しさの秘密なんじゃないかと思います。さあ、みなさんも冷たい風の中を歩いて冷えた体を、あったかいテグタンで暖めてくださいネ!以上、ソウルナビでした。

その他情報

*地図を修正しました。<2008.2.1>

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2008-02-01

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