映画「ウリヒョン」記者会見!

ウォンビン&シン・ハギュン主演、早くもアジアで話題の映画!

こんにちは!ソウルナビです。今日(2004年9月20日)は、韓流スター中の1人、ウォンビン(「ブラザーフッド」主演)とシン・ハギュン(「ガン&トークス」主演)が主演の映画、「ウリヒョン(兄貴)」の記者試写会&記者会見が鍾路にあるソウル劇場で行われました。主演がアジアのトップスター俳優、ウォンビンが軍隊入隊前の最後または最後から2番目の作品ともいわれ、韓国公開前に日本、台湾などのアジア地域で早くも話題になっているこの「ウリヒョン」は、韓国では今秋の10月8日に公開を予定している今秋一番の期待の韓国映画。お話を簡単にまとめると、優等生の兄と喧嘩っぱやい弟が事故の後に深い兄弟愛、そして家族愛を確認するというストーリー。それではさっそくご紹介しましょう!
会場は・・・
地下鉄1・3・5号線チョンノサンガ(鍾路3街駅から徒歩3分のところにあるソウル劇場。試写会の会場に行ってみると、舞台の前にずらりとスタンバイした取材陣が今か今かと俳優の登場を待っていました。午後2時を少しまわった頃、アン・グォンテ監督と出演俳優が現れて簡単な舞台挨拶をした後(主演のシン・ハギュンさんは記者会見から登場)、クランクアップ後初の試写会が行われました。俳優さんたちも完成版を見るのは今日が初めてで、会場の席に座って一緒に観賞してましたョ。
映画「ウリヒョン」記者会見! 映画「ウリヒョン」記者会見!
<アン・グォンテ監督>

<アン・グォンテ監督>

<ウォンビン(弟役)>

<ウォンビン(弟役)>

<キム・へスク(母役)>

<キム・へスク(母役)>

<イ・ボヨン(兄弟の初恋の相手役)>

<イ・ボヨン(兄弟の初恋の相手役)>

「今日は雨の中たくさんの方にきていただきほんとにありがとうございます。楽しく観賞していただければと思います。」
記者会見スタート!!
2時間半ほどの試写上映のあと、別の場所で記者会見。映画のあとに行ってみると、もう記者がたくさん集まっていました。
Q:映画「ウリヒョン」が韓国で公開される前に日本や台湾でかなりの関心が高いのは、やっぱりウォンビンさんの影響があると思いますが、どう思われますか?
ウォンビン:僕がいたからではなく、「ウリヒョン」という映画が良かったからだと思います。映画が外国にたくさん売れて、反応がよければと思います。
Q:映画の中での訛りがとってもナチュラルな感じでしたが、もしかして田舎が釜山なんですか?
ウォンビン:いいえ、江原道です。方言での演技は今回が初めてでしたが、演技をしてみて初めて難しいと知りました。
Q:映画「チング」のチャン・ドンゴンともオーバーラップする部分もあったような気がするんですが。。。「チング」を参考にしたこととかは?
ウォンビン:「チング」と似ていたとしたら、学生服を着て釜山の方言を使うからというのもあります。でも「チング」とは別の映画だと思うし、方言の台詞がとても難しいので、たくさん練習はしましたが、もちろん演技に重点を置きました。

Q:方言での演技をしていて楽しかったり、あるいは大変だったことはありますか?
シン・ハギュン:方言がとっても難しいので、楽しかったという記憶はなくて、ただ一生懸命監督に習いました。
ウォンビン:楽しかったことはなく、苦労したことの方が多かったような気がします。もともとその土地の言葉はその土地に住んで身に付けるものなのに・・・周囲のスタッフが助けてくれました。
Q:役柄のために劇中ずっとメイクが必要だったと思いますが、大変ではなかったですか?
シン・ハギュン:皮膚が弱いのにメイクをしなきゃいけなかったので、最初は皮膚のトラブルもありましたが、だんだん慣れました。
(イ・ボヨンへの質問)
Q:実際にウォンビンさんとシン・ハギュンさん、どちらのタイプが好みですか?
イ・ボヨン:2人とも好きです(笑)。
(キム・へスクへの質問)
Q: 2人のカッコイイ息子と共演した感想は?
キム・へスク:今までたくさんの後輩の俳優と共演したことがありますが、今回の作品でこんな2人の息子に出会ったことはほんとに幸せです。シン・ハギュンさんはもともと演技もうまくて、難しい兄の役をしっかり自分の中で消化しきってよく表現していましたし、ウォンビンさんは昔ドラマ「秋の童話」で共演したことがあるのですが、ほんとにカッコイイ俳優です。2人ともほんとに一生懸命に演技する姿を見て感銘を受けました。もう一度息子として会いたいぐらいだけど(だめかな・・・笑)。
(監督への質問)
Q:タイトルが「ウリヒョン」ですが兄弟愛と母子愛の比重が変わらない気がします。映画の中で監督が焦点にしていたのはどちらですか?
監督:兄弟愛は家族愛が含めたもので、家族の話の中に兄弟の話があるわけで。ただ、1人のキャラクターを極端に違うようにしたくはなく、だからといっていつものキャラクターでもだめだし、いろんな感情が表現できればと思いました。

Q:2人の俳優と仕事をした感想は?
監督:2人の俳優と一緒に仕事をしてほんとに幸運だったと思います。2人とも誠実で一生懸命撮影に集中してくれて、機会があればまた今度一緒に仕事をしたい俳優です。もともとウォンビンさんはシナリオとテープ作りをしているときから役をお願いしたいと思っていました。映画の中の弟役は嫌な行動をとってもなぜが憎めない魅力を持っている青年なので、ウォンビンさんにぴったりだと思ってました。またシン・ハギュンさんも3回家まで行って出演のOKをもらったんです。
Q:「チング」で助監督をされた監督が今回なぜまた釜山の方言を使った映画を作られたんですか?
監督:釜山は私が育ったところで、最初はまた方言か?!ということで標準語バージョンのシナリオも作っていたのですが、やっぱり感情や思いが標準語では伝わらない部分が多くて、結局方言にすることにしました。
Q:映画の中で身体の不自由な兄だけかわいがり、弟は二の次。そして弟からもいじめられる兄。もし実際に映画のような状況だったらどうしますか?
キム・へスク:兄は小さいころから外見のために傷つくことが多かったと思いますし、ほんとに映画に出てくるような2人の息子がいたら私も同じようにしていたと思います。
シン・ハギュン:自分がもしそんな状況だったら黙っていないと思いますが・・・(笑)ジョーダンです。そんなカッコイイ弟がいたらいいですよね。頼り甲斐があって。
ウォンビン:どうですかね??母親が兄だけかわいがって自分には関心がなかったら、映画の中でのように態度では思わず文句を言ったりしてしまうかもしれないけれど、心の中では理解すると思います。
Q:オープニングに出てきた白黒写真はホンモノですか?それとも合成写真ですか?昔の写真を提供するのはそう簡単なことではないと思うのですが。。。
キム・へスク:監督が小さい頃から30代ぐらいまでの写真を持ってきてとおっしゃったので、昔のアルバムの中からそれでもよく撮れている写真を用意しました。でもこれは映画製作のために当たり前のことだと思ってましたし、特に恥ずかしいとかそういうのはなかったですね。

Q:監督の考える家族とは?そして家族愛とは?
監督:正直、家族愛があって家族が維持されるんではなく、負担感や責任感に堪えながら家族愛が生まれるんではと思います。どこにいても家族とは切っても切れないもので、そんな家族を描きたかったんです。

最近、「ブラザーフッド」でのウォンビンの物まねがお茶の間でにぎわせているとか。"ウリヒョン"でも劇中の熱演がまた見られるでしょうか??韓国映画ファンの方、映画好きの方も是非、チェックしてみてくださいね。韓国での劇場公開は10月8日(金)。日本にやって来るのが待ちきれない方は、ソウルに遊びに来た時に映画館で見て帰る、という手もありますョ!以上、ソウル劇場で行われた「ウリヒョン」記者会見会場からソウルナビでした。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2004-09-22

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