結婚記念はアルバムに!~ソウル・野外撮影編~

結婚写真の野外撮影の模様をお届けします!

こんにちは、ソウルナビです。このコーナーでは、日本人同士のカップル(鈴木さんと松野さん)が韓国で伝統結婚式を挙げる模様の一部始終を密着取材していきます。その第一回目は、約半日がかりで行われる野外撮影。新婦さん、とってもキレイでした。ご覧下さい。
有名なウェディング通り
5月11日(金)朝8時。ナビは眠い目をこすってイデ(梨大)にあるというスタジオに行きました。着くと、すでに新婦さんのメイクが始まっていました。他には、新郎さんと、ソウルに永く住んでらっしゃるアドバイザーさんが。ちょっと尋ねてみましょう。
◆◆ 独占インタビュー~二人のなりそめ~ ◆◆

登場人物 : ナビ(ソウルナビ記者)、新婦(松野さん・日本語教師)、新郎(鈴木さん・会社員)アドバイザー(佐野さん・元日本語教師)

●ナビ:お二人はどちらで知り合われたんですか。

●新郎:ネットで知り合いました。

●ナビ:今回どうして韓国で式をしようと思ったんですか。

●新婦:二人の実家が、東京と山口なので、日本で式をするなら、2回しなければなりませんよね。ですから、早くから海外で式を挙げようという話は出ていました。今、私は仁川で日本語を教えていますし、彼のお父さんが何度か来韓されたことがあったので、では韓国でしようということになったんです。

●ナビ:伝統結婚式に決めた理由は?

●新婦:ウェディングホールでするんだったら、わざわざ韓国で式を挙げる意味がないと思ったんです。それで、南山の韓屋村に両親と行って、式の進行などの説明を受けて、「ここなら大丈夫」と納得して、決めました。私たちが、日本人同士のカップルとしては初めてこちらで伝統結婚式を挙げるのだとも聞きました。

●ナビ:アドバイザーさんは、特にどのようなことをされるのですか。

●アドバイザー:日本から来る招待客の通訳・案内や、忙しい新郎新婦の代わりに予約、スケジュール交渉などをします。

●ナビ:こちらのショップはどうやってお知りになったのですか。

●新婦:ウェディング通りにあるお店を一軒一軒まわって、対応が良くて真剣に相談にのってくれたのがここでした。

では、メイクアップから、ドレス合わせまで、以下で説明していきましょう。
AM8:00 新婦メイク開始
新婦さんは、ずっと「シンプルにお願いします」と言っていたのですが、すっかり韓国式に仕上がりました。でも、もとがキレイな顔立ちなので、映えていましたよ。髪型もこの段階で結います。
AM9:00 新郎メイク、タキシードとベストを試着
新郎さんのメイクはあっという間。タキシードと、中に着るベストを選びます。サイズ別に4~5種類の中から、2着着て撮影します。
AM9:30 新婦ドレスを試着
新婦さんは、主人公なのでたくさん着替えます。今回40枚のアルバムなので、ウィディンドレス2着とパーティドレス2着、チマチョゴリの合計5着。試着もちゃんとさせてくれて、新婦さんの納得いくドレスが選べたようです。
AM10:00 カメラマン、ドレッサー到着
新婦さんがドレスを着るのですが、ドレッサーさんが「後では行けないから、今のうちにトイレに行っておきなさい」と一言。また、トイレが近くなるので暑くてもあまり水を飲んではいけないそうです。
AM10:30ごろ 室内撮影開始
ガラガラという音と共に、アルバム用背景の壁紙が下りてきます。ドレッサーさんの言われるままに、ちょっとハズカシーといいながらも、ポーズを取って、パシャ、パシャリ。顔の傾き具合から目線まで、注文は多いですが、一番美しく見える角度で写してくれます。30~40枚撮影。
AM11:00ごろ 野外へ移動
車で移動します。場所は、ドラマの撮影でもよく使われる、イルサン(一山、地下鉄3号線終点テファ駅周辺)の住宅街。かわいい家がたくさん集まっているそうです。・・・ここでナビは大失敗!!カメラのバッテリーが切れてしまいました。一度ソウルナビに替えのバッテリーを取りに替えることに。結局イルサンでの撮影には間に合いませんでした。
※ショップには戻りませんので、支払いはこの段階で済ませます。
PM1:00ごろ 徳寿宮(トクスグン)に到着、昼食
徳寿宮や景福宮は、野外撮影のメッカ。この日も、4~5組のカップルが撮影しに来ていました。ここでランチタイム。アドバイザーさんが、人数分の入場券を買ったり、お辯当を買ったりと大忙しでした。ベンチで休んで、お腹を満たします。
PM1:30ごろ 撮影開始
場所をすこしずつ変えながら色んなポーズでカシャッ、カシャッ。ドレッサーさんは、新郎の髪型を整えたり、新婦の化粧を直したり。アドバイザーさんは、荷物を持って移動したり、新郎の着替えを手伝ったり。みなさん手馴れていてテキパキと撮影を進めていきます。ドレスなので、即祥堂など西洋風の建物をバックに撮影です。
PM2:30ごろ ドレス替え
お疲れ様でした~。と思ったのもつかの間。今度はパーティドレスに着替えての撮影です。徳寿宮など、野外撮影の多い場所には、このような着替えのブーズが設けてあります。
パーティドレスでの撮影は、比較的動きに自由がきくので、木陰や、ちょっとした段差などでの撮影がメインでした。
PM3:00ごろ チマチョゴリ(韓服)での撮影
最後に、チマチョゴリでの撮影です(※野外撮影のコースにチマチョゴリのレンタル料は含まれていません)。新郎新婦とも、とっても似合っていました(通行人は、韓国人カップルだと錯覚していたほど)。正殿で何枚か撮った後、ショップからのサービスで、李氏朝鮮時代の王と王妃の服を上から着て、撮影。
PM4:00ごろ 撮影終了
お疲れ様でした~。ラフな服装に着替えて、徳寿宮を後にします。ここで、カメラマンさんとドレッサーさんとは解散。この後、新郎新婦さんはアドバイザーさんと打ち合わせをしに行きました。
「思い出に残る野外撮影でした。楽しかったです。」

では、一般に野外撮影にかかる費用を計算してみましょう。

野外撮影費用 合計 約 1,000,000~1,200,000ウォン
ドレスレンタル(5~6着) 、撮影費
タキシードレンタル(3~4着)、車両レンタル
新郎・新婦メイク、 ドレッサーへのチップ(50,000ウォン)
小物 、入場料(徳寿宮大人700ウォン×人数分)
アルバム(40枚)、 昼食代(キンパッなど、人数分)
※アルバムの枚数によって、30枚コース(600,000ウォン)、20枚コース(500,000ウォン)もあります。

では、結婚前のカップルにお届けする「海外ブライダル」第一回はこのへんで。みなさん、またお会いしましょう!

◆◆ ショップ情報 ( ドレスレンタル、野外撮影 ,スタジオ・オーキッド ) ◆◆
行き方
地下鉄2号線イデ(梨大、ewha womans univ.)駅5番出口でて、アヒョン駅方面に約200mほど。ウェディング通りの一角にある。

店  名 : スタジオ・オーキッド
営業時間 : 10:00~21:00
休 業 日 : 年中無休
電話番号 : 02-365-6400
日 本 語 : 少し
ア ド レ ス: orchid@orchid1004.co.kr (日本語可)

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2001-05-31

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