はなの留学特派員レポート・第16回「学校のご近所紹介」

第16回「学校のご近所紹介」

みなさま、アニョハセヨ!相変わらず極寒なものの、立春を過ぎ、徐々に日が長くなってきて、心なしか春の訪れを感じられるソウルより、留学レポートをお送りします! 今回は以前も何度かレポートしましたが、学校及び家の周辺のお店を紹介したいと思います。高大のある安岩(アナム)の町は延世大のある新村(シンチョン)とは比べものにならないくらい小さな町ですが、それでも1回や2回のレポートでは紹介しきれないほど、沢山のお薦めのお店があるんです!
最初は学校近くのプデチゲ屋さん「BIYA」から。プデチゲとは皆さんお馴染みの韓国式ジャンクフードです。から~いチゲにソーセージやスパムやインスタントラーメンを入れて、ぐつぐつ煮込む、このプデチゲ。最初このチゲの内容を聞いた時、食べる気がしなかったのですが、一度食べると病みつきになってしまいました。学校の近くの「BIYA」は高大の学生の間でも人気が高く、食事時はいつも人でいっぱいです。私が「BIYA」のプデチゲが好きな理由は、ずばり、辛さが調度良い!「美味しいことが分かる」、程好い辛さなのです。韓国には辛いだけで美味しいかどうかも分からないチゲが存在したりするのですが、ここのチゲは美味しいです!そして、このお店、パンチャンで出てくるポテトも美味しいです。マッシュポテトをフライにしたようなもの。普通パンチャンと言ったら、キムチや各種野菜のナムル、ジョンが出てくるのが常ですが、ここのお店はポテトなんですね~。行くといつもお替わりしてしまいます。あとコーラ、サイダーもサービスでついてきます。
次は中華料理の「Mr.Wang」です。うちの下宿から駅へ向かう途中にあって、味もお店の雰囲気も申し分ないです。韓国で中華料理と言えば、真っ黒なジャージャー麺ですが、実は私、この韓国式ジャージャー麺が苦手であまり好きではなかったのですが、ここ「Mr.Wang」のジャージャー麺だけは食べられます。他のところで食べると、とても脂っこかったりするのですが、このジャージャー麺は美味しいです。お店は、全体的に黒を基調とした家具を使っていてシックな雰囲気が漂っていて、安岩の町に似合わないおしゃれさを醸し出しています。
私はいつも3,000ウォンのジャージャー麺ばかり食べていて、他のものは食べたことがないのです。それは何故って、高い!他のメニューは10,000ウォン前後するものがほとんどで、一番安いコースでも、一人当たり12,000ウォン!でも多分美味しいはず…。韓国で食べる中華料理は、あくまでも韓国式の中華料理で、日本人の口には合わないものが多いのですが(中国人に言わせると日本の中華料理も中華ではないと言いますが…)、ここのは期待しても良いはず。いつかチャレンジしてみたいものです。
次に紹介したいのは、「すかや」というとんかつ屋さんです。韓国語では「つ」の発音がなくて、「とんか"す"」になってしまいますが…。韓国には人気のある日本食がいくつかありますが、その筆頭とも言えるのが、とんかつ。しかーし!その割りに大したとんかつがないのも事実。「ハムかつ?」と言いたくなるくらい薄っぺらかったり、肉全体にべっとりソースがかかっていたり、何度韓国で「とんか"す"」にがっかりさせられたことか。そんな私の前に現れたのが、「すかや」。こちらのとんかつ、お肉も日本のそれのようにしっかりとした厚みがあり、サクサクに揚がっています。ソースも最初からかかっているのではなく、別がけ!そしてキャベツもしゃきしゃきしています。お味噌汁も日本のお味噌汁の味がします。お値段もロースかつが5,000ウォンと、本格的なとんかつにしては良心的。もう100点満点あげたくなるようなお店なのです。韓国人たちも本物のとんかつに気づいたのか、お店はいつも混んでいますよ~。
お次は家の近所のコインランドリー。普段の洗濯は、下宿にある洗濯機(最近はあまりの寒さに凍ることもたびたび)を使いますが、ここを使うと時は、もっぱら布団の洗濯です。去年の夏頃に新しくでき、それ以来よく利用しています。洗濯機は洗濯の物の量にもよりますが、だいたい2,000~3,000ウォン。乾燥機が2,500ウォンです。乾燥機は25分で布団もしっかり乾かしてくれるし、別に今のところ布団が傷んだ様子もありません。梅雨シーズンの洗濯物が乾かない時に、乾燥機だけ利用しに来ても良いかな~という感じです。
5番目に紹介するのは「アンギョンパクサ」。日本語にすると「眼鏡博士」。安岩の小さな町に7軒もの眼鏡屋さんがあります。日本だとこんなに眼鏡屋さんがあるなんて信じられないですよね。お勉強熱心な高大生は眼も悪いと言うことでしょうか?そのいっぱいある眼鏡屋さんの中でも、この「アンギョンパクサ」はいつもお客さんが絶えずいるように見えます。私はここでコンタクトレンズと眼鏡を買いました。コンタクトレンズは紛失によってやむを得ず購入したのですが、この時担当してくれた店員のお姉さんが、きちんと検眼をしてくれて、今も不自由なくレンズは使っています。検眼の時、いくら韓国語を勉強しているとは言え、細かいニュアンスまで伝えるのは難しかったのですが、店員さんは、私の足りない言葉を補いつつ、上手く検眼してくれました。そして最近、パクサで新しく眼鏡を購入したのですが、この時も、以前検眼したデータを元に再検眼。いつもは家の中でしかしない眼鏡も、最近は気に入って、外に出かけるときも掛けています。
屋台を2軒、紹介したいと思います。1軒は学校の後門近くにある屋台で、ここはホットックが有名です。私はホットックが大好きで、結構色々な所にあるホットックを食べ歩いているのですが、ここのホットックはソウル中で一番美味しいと断言できます。中に胡桃やナッツなど色々な種類の"実"が入っていて、これが他のお店と味の違いを出しています。
もう1軒は家の近くにある屋台、「ハッピーハウス」で、外で立っても食べられますが、小さな店舗にもなっているので、中で座っても食べられます。トッポキ、オデン、キンパップといった屋台の定番メニューから、カルグクス、ラーメンといった食事系のメニューも充実しています。私の住む下宿は、日曜日はご飯が出ないので、日曜日の夜に下宿仲間と夕飯を食べに行くことが多いですね。

ご近所レポート、いかがでしたか?高大に留学した際には、是非お店を探し出して行ってみて下さい!こうやってお店の紹介をしていると、帰国間近な私としては、それぞれのお店にいろいろな思い出があり、ちょっと感傷に浸ってしまいますね~。以上、留学特派員レポートでした。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2005-02-16

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