まいの留学特派員レポート・第1回「韓国留学準備編~願書・ビザ入手への道!~」

第1回「韓国留学準備編~願書・ビザ入手への道!~」

はじめまして!このたび留学生特派員としてレポートさせていただくことになりましたまいです。2005年6月末から延世大学校語学堂に2期(半年間)の予定で留学することになり、現在、日本で韓国留学の準備中です。留学準備からはじまり、韓国での留学生活にいたるまでをセキララにお伝えしていくつもりです。留学を考えているみなさん、留学に興味のあるみなさんの少しでも参考になれば、と思っています。どうぞよろしくお願いしますね!

私が初めて韓国・ソウルを訪れたのはワールドカップを2年後に控えた2000年9月。その後6度ソウルへ(うち5度は一人旅)。「ツーリストとしてではなく、生活者として韓国を感じたい!」と思いつつ、その夢がかなわぬまま、気がつけば初訪韓から5年。このままでは夢に終わってしまう・・・と今年一大決心をしたのです! しかし。
今まで一度も留学経験なし。外国語をしっかり勉強したこともない。気がつけば大学卒業から9年も経っている。それに私の韓国語力といえば、

とりあえずハングルは読める(すらすらは読めない)。
「NHKハングル講座を1年間きちんと見た。
ド初級のテキストを1冊やった。
程度。
脳みそも体力も「おいおい、大丈夫なのか~!」という状態で始まった私の留学計画。5月末までは仕事を続けようと決めたため、平日の月~金曜日はまったく身動きが取れません。仕事を続けながら「とりあえずできることはなんだろう?」と考えてみました。

願書送付の際に必要な成績証明書を入手する。
語学堂の願書を入手、作成し、授業料を振り込む。
ビザを入手する。
というわけで第1回目は「韓国留学準備編~願書・ビザ入手への道!~」を日本からお送りします!

<成績証明書の入手>

これはとても簡単。母校に電話して入手方法を確認。必要事項を記入した用紙を送り、3日後には手元に成績証明書が届きました。楽勝~♪

<願書入手>

続いてビザ申請のために必要な語学堂の入学証明書を入手しなくてはいけない。入学証明書は願書と学費を送り、入学許可が下りれば送られることになっている。願書は延世大学語学堂のホームページ(日本語あり)からも請求できますが、私はソウル在住の知り合いに頼んで入手してもらい、それを国際郵便で私宛に送ってもらいました。 中身はもちろん日本語。カリキュラムの説明など、想像いていたもの以上に詳しく書かれていました。パンフレットの後ろには各種コースの願書(正規・3週間短期・夏季当別プログラム)がついていました(写真は夏季特別プログラムの願書)。
それをぺりぺりと切り取り、記入。すべて日本語で記入しました。ビザの種類の欄には「D-4またはC-3取得予定」、韓国内の身元保証人欄は空欄にしておきました。すべて書き上げて、あとはあらかじめ請求したおいた母校の成績証明を同封し、あとは郵送するだけ!と思いきや・・・成績証明の私の名前が間違っているではないか!せっかく明日にでも送ろうと思っていたのに・・・。結局成績証明を再入手することに。みなさん、成績証明書の名前確認を忘れずに!
翌々日、再び送られてきた成績証明を同封し、再びソウルの知り合いへ国際郵便で送りました。そうそう、万が一、書類に不備があったときのために、記入した願書のコピーは忘れずにとっておくとよいでしょう!

<授業料入金>

4日後、延世大学語学堂からメールが(日本語でした)。
「書類選考の結果、ご申請の2005年夏学期(2005.6.27-9.2)の入学が許可されたことをお知らせいたします。おめでとうございます」入学許可のメールでした。合わせて学費についての記載もありました。「日本から直接ウォン貨での送金は出来ませんので、学費に相当する 金額の円又はドルでお願いします。尚、レートはこちらに届く日のレートが適用されます。差額が生じた場合は、ご来校の際、清算することになります」。
は?どういうこと?日本円で送れるってこと?と戸惑う私。
国際送金の手数料は郵便局が格段に安いと聞き、最寄りの郵便局へ授業料(1期分1,355,000ウォンと手数料60,000ウォン)を送金するためにどうすればいいかを聞いてみました。
「円で振り込みますが、振り込んだ時点で円をドルに換算します。それを先方(延世大学)が受け取ったその日のレートによってウォンに換算して受けとるというシステムになっています」
とのこと。ほほう。ということは少し多めに日本円で送ればいいってことね。この日のレートは1ドル=108円。足りなかったら困るけれど、のちの清算してくれるとのことなのですこし大目の15万円を送金。郵便局では20万円までなら手数料1000円で対応してくれます。なお、送金には約10~20日かかるとのこと。ご注意を!
10日後、入金確認のメールが来ました。そしてその1週間後、延世大学から郵便が到着。中に入っていたのは英文の入学許可書と、日本語の送付状、ハングルで書かれた研修計画書の3通。その中の日本語の送付状にちょっと気になる記載が。

「これをもって短期総合ビザ(90日)を申請してください」。
・・・やってしまいました。私が欲しいのは半年滞在できる「D-4」ビザ。なのに間違って「夏学期」参加だけにチェックをしてしまったのです!当然入学証明書には9月までの日付しかなく、私は泣く泣く「C-3」(短期留学ビザ90日)をとる羽目に。あーついてない・・・。

<ビザ入手への道~前編~>

海外には「旅行」としてしか行ったことのない私にとって「ビザ取得」は最大の難関。ナビの掲示板などを参考にある程度の知識を得たものの、実際取得となると不安が募ります。
もともと「D-4」ビザを取るつもりでいろいろリサーチをしていたので以下に「D-4」ビザ申請について書いておきましょう。
「D-4」ビザ取得には「韓国在住の身元保証人が必要」だとか「ある程度の金額の貯蓄証明がいる」「取得に1ヶ月ほどの時間がかかる」などといわれ、なんだかものすごくハードルが高い模様。しかもそれらの基準については各大使館・領事館によって異なるとのこと。管轄の駐大阪韓国総領事館(大阪)に電話して「D-4ビザ取得に必要な書類」について聞きました。以下がその回答です。

顔写真(3.5×4.5センチ1枚 ※スピード写真可)
パスポート
語学堂の入学証明書
残高証明書(銀行、郵便局など)
※ただし37万円以上で、ビザ申請時から2週間以内に取得したもの。これが用意できない場合に限り、韓国在住の身元保証人が必要。
(2005年4月現在。駐大阪韓国総領事館情報)

さらに「D-4」ビザに関しては取得に現在約1ヶ月かかるという。1ヶ月間は領事館にパスポートを預けっぱなしとなるので、その間に海外旅行を計画していたり、「1ヶ月も待っていたら語学堂の授業が始まっちゃうよ!」ということなら、「C-3」ビザの入国をおすすめします、と親切なアドバイスも(「C-3」申請には、上記の必要書類から残高証明を除いたものが必要)。とても丁寧に答えていただきました。 しかし!ここまでがんばっていろいろ聞いたにもかかわらず、「C-3」しか申請できない私。間抜けやわ~。

どうでしたか?留学には面倒な手続きがいろいろあるんですねぇ。これらを仕事を続けながらこなすのは思ったより大変だけれど面倒な手続きも「韓国で暮らすため!」と思えばがんばれるもの。それにソウルナビや各種機関のホームページなどを参考にすれば、初心者でもなんとかできるものです(ちょっとミスもしましたが・・・)。

次回のレポートも日本から、「韓国留学準備編」を送りいたします。ビザ入手の後編もありますのでお楽しみに!

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2005-05-25

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