まいの留学特派員レポート・第9回「私でもできる!?ビザ変更&外国人登録編」

第9回「私でもできる!?ビザ変更&外国人登録編」

期末試験も終わり、無事2級への進級が決まったまいです。できの悪い私を見放さず宿題や試験勉強につきあってくれたクラスメイトたち、そして「がんばって」とメールをくださった皆さんのおかげです。ありがとうございました! 2級に進級するだけでなんて大げさな!無事進級?え、進級できないこともあるの? そうです、あります。
出席率は当然のこと、中間・期末の両考査の点数、平常点(宿題の提出など)のポイントなども総合して、追試を課せられるなど、進級ができないこともあるんです!

なので進級の喜びはひとしお!2級に向けてがんばるぞー!と気合いを入れなおし、テンションを持続させなくてはなりません。 なぜなら延世大学語学堂では、9月2日に夏学期が終わったあと、9月27日から始まる秋学期まで、パンハク(休み)期間に入るからなんです。この長い休みを利用して日本に帰国する人、鉄道で韓国横断をする人、飛行機で済州島(チェジュド)へ行く人・・・など、パンハクの予定は実にさまざま。
そして学生の特権、パンハクに大好きなソウルを満喫!する前に、しなくてはいけないことがあります。それはビザの変更と外国人登録です。

当初から秋学期まで行く予定だった私ですが、手違いにより、入国時に持っていたのは90日間滞在できる「C−3」ビザ。このままだと6月20日に入国した私の場合、9月15日前後には出国しなければいけません。そこでビザ変更の必要が!留学ナビのページや掲示板にも書かれているとおり、C−3ビザは韓国内でD−4ビザへの変更が可能です。また、半年以上の滞在となるので、同時に外国人登録も必要です。

今回は「ビザ延長と外国人登録について」をお送りします。ナビのビザのページと合わせてご覧ください!

私のように入国当初から「韓国内でD−4を取ろう」思っている人は実は結構いるようです。というのも日本国内でD−4を取る場合、取得までに約1ヶ月の期間を要します(地域によって異なる)。また、領事館によっては韓国人の身元引受人を提示させられるところもあるようです。そのため、韓国人の保証人がいらず、申請後1週間前後で発給されるC−3を取って入国した人も多いよう。

<準備書類>

まず入学して1週間後の7月当初に語学堂内の事務室に行き、日本人の事務員さんに「D-4ビザを取るにはどうしたらいいか」について聞きました。
韓国に入国して1ヶ月以内だとビザが発給されない場合がある。
さらに外国人登録についても、韓国在住1ヶ月以上の実績がないと発給してもらえない 場合がある。
つまり、入学してすぐにビザ変更&外国人登録に行く必要はないとのことでした。

そこで、授業も残り3週間となった8月上旬、ビザ変更のために動き出すことに。 まず必要なのが来学期の在学証明。 
在学証明は延世大学韓国語語学堂の場合、来学期の授業料を振り込み、その振込み証明書を事務室に持参すれば、手数料800ウォンで1週間以内に発行してもらえます。

在学証明は手に入れたものの、他にどんな書類が必要なのか分からず、先に変更をした友人に聞いてみました。というのもC−3ビザからD−4ビザへの変更に関しては暫定的な部分があり、不確実ながら「口コミ」に頼るのも事実。出入国管理所は電話がつながりにくいんですねえ。そこで友人から得た情報によると・・・

来学期の在学証明書
銀行の残高証明書(財政証明書)300万ウォン以上
パスポート
写真2枚(外国人登録用)
が必要とのことでした。

銀行の残高証明??
日本では取ったことがあるけど、韓国ではどうすればいいのかしら? 合わせて友人に聞いてみると、窓口で「残高証明をください」といえばいい、とのこと。 大学内の銀行へ行き、残高証明が欲しいことを告げると、パスポートの提示を求められるだけで簡単に発行してくれました。手数料2000ウォン(ウリ銀行の場合)。

ここでひとつ注意が!
銀行で残高証明を発行した日は預金の引き出しができなくなります。窓口で「~ができないけど大丈夫ですか?」と聞かれた私。~の部分がよく聞き取れず、あいまいに返事をしてしまったのですが、どうやら「今日は引き出しができませんが大丈夫ですか?」と聞かれたよう。あー、まだまだ勉強が足りないわ・・・。なぜ分かったかというと、手数料分のお金がないことに気がつき、銀行でATMを操作したところ、お金が出てこなかったので気がついたのです。結局キャッシュカードで引き出す始末。あーあ・・・。 みなさんは気をつけてくださいね。

<ソウル出入国管理事務所>

そして試験が終わった翌日、必要書類をひっさげて梧木橋(オモッキョ)にある「ソウル出入国管理事務所」へ。駅には案内版があり、「ナビを見てきたのに、何番出口だったか忘れちゃった・・・」という私も安心でした。
到着したものの、どの紙に書いていいのか分からない・・・。間違っても面倒なので、ここは窓口で聞いてみることに。 で、渡されたのがこの紙。ビザ変更用と外国人登録用の計2枚です。
窓口の担当者は日本語を話せる、と聞いていたのですが、この日の担当者は韓国語のみ(日本語を話せる担当者もいるようです)。ビザを変更したいこと、そして外国人登録をしたいことを告げて、記入するための書類を受け取りました。そのときに「地下で6万ウォン分の印紙(外国人登録1万ウォン+ビザ変更5万ウォン)を買ってきてください」と言われました。
地下で6万ウォン分の印紙を購入し、書類に記入し(サンプルがあるのでそれを参考に)、再び窓口へ。
多少不備があり、その場で書き直すということもありましたが、特にトラブルはありませんでした。
<写真2枚とパスポートを提示し、手続きが完了するとこのような紙がもらえます。>
9月9日以降、14日以内に取りにきてください、とのこと。ピックアップは3番窓口へ、とあります。
9月12日に受け取りに行きました。この紙を提示するだけですぐ渡してもらえました。
これが取得した外国人登録証およびD−4ビザです(名前など個人を特定できるものは伏せてあります)。
ひとまず安心、ということで駅から続く道にたくさんある屋台でホットク食べよう♪そう、梧木橋駅から出入国管理所までの道にたくさんの屋台が出ているんですねえ。スンデ屋台もありますよ。
ビザの変更って難しいんだろうな~いやだな~と思っていたけど、意外と簡単だったな、というのが感想です。C−3ビザで入国しようか、それとも最初からD−4を取っていくか・・・とお悩みの方、「韓国内の手続きなどで特に面倒なことはない」ということをわかっていただけたでしょうか?ただ、手数料5万ウォンは確かにイタイ・・・日本国内で手続きすれば無料ですからね!そのあたり、いろいろ考慮してからビザの種類を考えみてもいいかもしれません!
ナビにていねいにビザについての記事があるにもかかわらず、「とりあえず行っちゃえ!」という勢いで行ってしまった出入国管理事務所。きちんと記事を読んで行けばよかったのですが、ちゃんとチェックしていなかった私でも出来るぐらいカンタンでした。 12月までの滞在ビザを手に入れたので、これからは安心して遊び?!たいと思います! それではヨロブン ト マンナヨ~♪

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2005-09-28

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