まいの留学特派員レポート・第10回「秋学期が始まった!」

第10回「秋学期が始まった!」

ヨロブン アンニョンハセヨ~。ソウルはすっかり秋。延世大学もほら、すっかり秋の気配!語学堂への通学も夏学期に比べると格段に楽になりました。秋学期が始まるまでの約4週間に及んだ長いパンハク(休み)も終わり、9月27日から秋学期が始まりました。今学期も語学堂はすごい人!それもそのはず、秋学期は夏学期よりもさらに人が増えたんです。
・ 1級 19クラス(19班)
・ 2級 14クラス(14班)
※ いずれもAコース(主にアジア在住の学生を対象にしたコース)のみ
夏学期は1級が10クラスだったことを考えると激増です。 2級にいたっては、当初13クラスだったのが急に14クラスに!というのも、延世大では「クラスが決まってから1週間以内に、ほかのクラスに移ることができる」からなんです。これは級の移動だけでなく、同級のクラス移動も可能です。もちろん、「移動したい」と学生が申し出ることが多いですが、中には先生から「(上や下のクラスへ)移動したほうがいいのでは?」と告げられることもあります。これは厳密ではないですが、同じ級内でもレベルが別れているためです。私は1級から進級したので、クラス分けのための試験は受けませんでしたが、代わりに中間・期末試験の点数を参考にクラスが決まったよう。 2級では全クラス中間・期末試験で同じ問題に取り組むものの、やはり2級の13班(14班はクラス分けの後でできたクラスなので、2級では13班が一番上)では、先生が韓国語を話すスピードも速くなりますし、3級を見据えた授業内容になります。そんなわけで「このクラス、簡単すぎる・・・」や「先生の言っていることがわからない・・・ついていけない」ということも生じるわけです。  
そう、今回私はクラスを移動しました。私は当初8班でした。まず8班のメンバーを国別にご紹介します。
・ 中国人 4人
・ 日本人(在日を含む)5人
・ ウクライナ人 1人
・ アメリカ人 1人
・ ブラジル人 1人
・ マレーシア人 1人
日本人も少ないし、より韓国語を話せる環境によろこんだのもつかの間、いざ授業が始まってみると1級より簡単な気がして・・・。1級の授業では先生の言っていることがわからないこともよくあったのですが(笑)、すべてわかるという有様。1級のときのクラスメイトなどにも相談した結果、やはり「ちょっと難しいぐらいの授業を受けるほうが自分のためになるのでは?」というアドバイスを受けました。それでも4日間、なんとか我慢して通ったものの、やはり自分のためによくないとクラスを移ることを決心。
「今のクラスのペースでは、私にとっては少し簡単に思えるので、クラスを変えてほしい」と先生に申し出ました。すると「もう上のクラスはいっぱいなのよ」と移動は無理だと告げられたのです。しかし、次の時間が始まると先生が私のそばに来て「9班に行きなさい」とのこと!ありがとうございます、と告げて、その日の3時間目から9班に移動しました。先生には「クラスを移っても一生懸命勉強してね」とありがたい言葉を頂きました。
9班のメンバーですが、日本人は私を入れて2人だけ。中国、アメリカ、ベトナムなど国際色豊かなこれぞ語学堂!といった雰囲気。共通語は韓国語だけとあって、コミュニケーションにも熱が入ります。
写真は授業の様子(8班の授業です)。こんな感じで1時間目の文法の時間には丁寧に板書してくれます。

<時間割について>

1級と大きな変化はありません。
1時間目 9:00~9:50 その日習う文法の説明
2時間目 10:00~10:50 習った文法を使った演習
~ティータイム(20分休憩)~
3時間目 11:10~12:00 読み
4時間目 12:10~13:00 主に会話、聞き取り中心の実践授業 となっています。

<テキスト>

続いて2級のテキストを紹介します。
・「韓国語2」
毎日1単元ずつ進む仕組みになっています。これは日本人用のテキストなので、新出単語などは日本語で説明されています。
「おもしろい韓国語読本」 1級に比べるとやはり文字量が半端じゃない!結構苦しいかも・・・。 「おもしろい韓国語読本」 1級に比べるとやはり文字量が半端じゃない!結構苦しいかも・・・。

「おもしろい韓国語読本」 1級に比べるとやはり文字量が半端じゃない!結構苦しいかも・・・。

・ 韓国語活用練習
ワークブックで「韓国語2」と連動しています。新出の文法を使った問題集で、主に4時間目に使用します。試験の前の復習にも大変便利なワークブックです。
・2級 資料集
1級ではあまり深く学習しなかった発音について、より詳しく載っています。3時間目の「イルギ(読み)」の時間や4時間目によく使っています。
どうでしたか?ナビの留学掲示板でも「日本人の少ない語学堂に行きたい」「自分のレベルに合った学習のできる語学堂へ行きたい」などさまざまな不安や希望を書き込まれているのをよく見かけます。確かに安くないお金と、短くない時間で韓国語を学ぶわけですから、できるだけいい環境で勉強したい、と思うのは当然ですよね。延世大学韓国語学堂には、「日本から来た人が多い」「授業料が他校に比べて割高」などの面がありますが、クラスが多い分、より自分に合ったクラスで授業を進めることができるという利点はあるようですよ。
ぜひ学校選びの参考にしてもらえればと思います。
それではヨロブン トマンナヨ~!!

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2005-10-24

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