まいの留学特派員レポート・第13回「引越しました!」

第13回「引越しました!」

ヨロブン~アンニョンハセヨ!
帰国予定を3ヶ月延長し、現在3級に通っているまいです。 日本でも寒い日が続いているようですが、いかがお過ごしですか? ソウルは外へ出ると「えっと、ここはスキー場かしら?」と見紛うほどの寒い日々が続いております。語学堂への道もほら、こんな感じ。うっすら雪が積もっています。
オンドルの効いた部屋と外の気温差にやっと体が慣れてきた感じです。
さて、今回のレポートは「引越し」。
私は秋学期の授業が終った翌週の12月12日、一旦帰国しました。理由は日本食が恋しくなったのと、当初は3月まで居る予定ではなかったので、真冬用の衣料を持ってきていなかったから。当初日本でアルバイトをする予定だったこともあり、日本にいる期間は4週間に設定。すると1ヶ月部屋代を払うのもあほらしいなあ、ということで引越しすることにしたのです。
まず、引越し先に求める条件をあげてみました。
延世大学に歩いていける距離であるということ(やっぱり学校が近いほうが便利!)。
地下鉄2号線「新村」駅の近くであること(新村駅でよく飲んだりするから!)。
朝と夜の食事がついているところ(以前はコシテル暮らし。食事がなく、自炊か外食の必要があり、健康面でも不安に・・・)。
広さは6~8畳(半年間、狭いコシテル暮らしだったので、広いところで暮らしたいと思うように・・・)
月/45万~50万ウォン(以前のコシテルは、食事はご飯・ラーメン提供あり、部屋にクーラー、シャワー・トイレありで53万ウォン)
なかなか厳しい条件を自分の心に決め、下宿探しがスタート!
まず、語学堂やグローバルラウンジにある掲示板をチェック。ここには「ハスク(下宿)あります」や「下宿案内」など手作りのチラシを張ってあることが多いのです。しかも親切に「下宿のおばさんは日本語がわかりませんが、代わりに私が通訳します」などという頼もしい日本人の先輩が自分の携帯番号などを書いてくれていたりするので、韓国語に自信がなくてもなんとかなったりします。
で、私はまずここの掲示板で知ったハスクに電話してみることに。もちろんハスクのおばさんは韓国語しかわかりません。で、がんばって韓国語で会話してみます。今から来てもいいよ、とおばさんにいわれたので、行くことに。部屋を見てから決める、というのが一般的。部屋を確認するだけでなく、住民の雰囲気、おばさんの人柄などもやはり会ってみないとわからないもの。
最初に見学に行ったところは部屋が狭く、廊下などもあまり整理されていない・・・それで返事は保留することに。
次にオーナーが日本人というハスクに連絡をとってみることに。見学に行くと約束したものの、なかなか時間がとれなくて保留にしていたら、入居者が決まったとのことで、「今回はすいません」という丁寧なメールが来ました。いえいえ、ぼやぼやしていた私が悪いのです(笑)。
帰国は迫っているのに部屋が決まっていない!という状況にあせりつつ、期末試験勉強と平行しながら部屋を探す日々は続きます。
そんなとき、同じ語学堂に通う友達が住んでいるハスクに空きが出るという話を聞いて、その友人に連れられて見学に行くことに。一番広い部屋が12月の中旬に空くという。さっそく部屋を見せてもらうと、とても広い!もともと相部屋とのことで一人で暮らすには広すぎる感じすらします。ベッドもダブルサイズ!場所も駅から5分以内と好条件。私は荷物も多い方なので、この部屋に決めることに。それになにより知り合いが4人も暮らしているので、安心できたのが一番の理由かも。

ハスクは3階、4階、5階。それぞれが独立していて、階上にあがるには一旦外にでなくてはいけない。
私の暮らす3階は7部屋あり、お手洗いは1つ、シャワーは2つ、洗濯機が1つ。
食堂は4階。食事は朝・夕食がつきます。ここは土・日も食事が出るとのこと!ハスクによっては平日しか出ないところもあるので、事前の確認は必要ですよ!
部屋代は月46万ウォン。インターネットを使うなら別途1万ウォン必要とのことで、計47万ウォン。ちょっと高めの感じですが、3ヶ月しか住まないということもあり、問題もなし。
部屋の全景はこんな感じ。 部屋の全景はこんな感じ。

部屋の全景はこんな感じ。

もともと相部屋なので机は二つ。  もともと相部屋なので机は二つ。

もともと相部屋なので机は二つ。

こんなふうに並んでいます。

こんなふうに並んでいます。

服も上と下で大量に掛けることができます。

服も上と下で大量に掛けることができます。

部屋の鍵もこのように二つ。丈夫につくられています。

部屋の鍵もこのように二つ。丈夫につくられています。

続いて廊下。

続いて廊下。

屋上からの景色です。ふとんや洗濯物は屋上に干すことができます。

屋上からの景色です。ふとんや洗濯物は屋上に干すことができます。

実際住んでみていいところは、
とにかく広くて快適。
食事がおいしい!あらかじめ下宿のアジュモニ(おばさん)に「辛いものが苦手で・・」と吹き込んでおいたら、なんと辛くない食事をたくさん出してくれるように!おかげで外食するよりすっかりハスクでご飯を食べる習慣がつきました!"
シャワーが2つあるので、「シャワーをしたいときにできない」などのストレスはほぼゼロ。
語学堂の先輩がいて、いろいろ質問できるのもハスクならでは。勉強のことだけでなく、韓国生活の先輩として頼りになります。
悪いところは、
階下が飲み屋で、カラオケもあるらしく、深夜までうるさい。
オンドルが強烈に効くほうではないらしく、ちょっと寒いときが・・・。
冷蔵庫や飲料水が同階にないので、ちょっと面倒くさいかな・・・。
ハスク生活開始にあたり、新たに購入したもの。
西大門区専用ごみ袋(コシテルでは管理人がまとめて出してくれたので必要なかった)
洗剤(コシテルには備え付けがあったので必要なかった)

それとおまけで、

ハロゲンヒーター、2万ウォン(グランドマートにて)
加湿器 1万8000ウォン(テクノマートにて)も購入。
あと、日本からコーヒーメーカーを持参!(なんと500円でした) これでティータイムが楽しくなりそうです。

と、こんな感じでしょうか?
全体的には大満足です。
以前のコシテルとの大きな違いは、ハスクには常にアジュモニがいて、なんらかの会話を交わすことがある、ということ。現在3級なので、「何を言っているかまったくわからない」ということはないのですが、1級のとき来ていたら、会話ができない、という日々が続いていたかも。もちろん、それにめげない精神で立ち向かっていけばいいのですが、なにかとへこむことの多い留学生活、アジュモニに韓国語シャワーにくじけていたかもしれません(笑)。
けれどそういう環境に自分を置いてこその留学生活!ただ、一人暮らしが長い人や、家では一人でいたい、という人にとってハスク生活はちょっとストレスが溜まるかもしれませんね。

というわけで新年のレポートは引越し体験記でしたがいかがでしょうか?
韓国生活も長くなると「部屋を変えてみたいなあ」と思う方も多いはず!
現在留学中の方は、いろんなネットワークを駆使して、新しい生活を始めてみるのもオススメですよ!
また、留学を考えている人も、こうやって気軽に引越しできることがわかっていただければ、「もし気に入らなくてもずっと住み続けないといけないの?」という不安は解消されたのではないでしょうか?
まいは新居に引っ越して、気分新たにがんばります~。
それではヨロブン、トマンナヨ~

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2006-01-26

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