マッピーの留学特派員レポート・第1回「留学準備編」

第1回「留学準備編」

皆さんはじめまして、マッピーと申します。こちらソウルでも桜が咲き始めました。日本ほどには話題になりませんが、あちらこちらにけっこうな数の桜が植わっていて目を楽しませてくれます。 授業が始まって一週間たちました。まずは、「準備編」として留学を考えている方の参考になるようなことをお知らせします。2006年春の時点、学校は延世大語学堂、住まいは新村のワンルームからの情報であることをご了承ください。
「年齢制限」
私のように、リタイヤ後の留学を考えておられる方は要注意です。延世大では、60歳をこえると受け入れてもらえません。このことは学校案内には書いてなく、事務局に問い合わせてはじめて分かりました。ほかの大学や学院には年齢制限があると聞いたことはありません。ちなみに私がいる2級6班では、19歳から59歳までがいっしょに和気藹々と学んでいます。
「ビザ」
留学生のビザには「C−3」と「D−4」があります。1学期3ヶ月だけの場合は「C−3」を、それ以上長い場合は「D−4」をとることをお勧めします。「C−3」から「D−4」への変更は韓国内でできますが、提出する書類が多く、有料で、しかも少々遠くにある「出入国管理事務所」まで行かなければなりません。なお、私の持っている「C−3」は発給された日から90日以内に韓国に入国しなければ無効になり、入国した日から90日間は有効です。また、100万円を超える現金を持って日本を出国する場合は、通関の際に「届出書」を記入して証明してもらう必要があります。この証明書は、韓国で銀行口座をひらいて円で入金するときに見せるように言われました。余って再度日本に持ち帰る時にも、これが必要です。
「荷物の重量制限」
短くても3ヶ月以上生活しようと思うと、荷物はけっこうな量になります。エコノミーでは預ける分が20kg、持込が10kgに制限されます。それを超えると超過料金を払うように決められていますが、かなりファジーに対応されています。私は3~4kgオーバーでしたが何も言われなくて、5~6kg超えていても「つぎから超えないようにしてください」で料金は要求されなかった人もいます。ソウルにはディスカウント・ショップもスーパーも「無印」も「ユニクロ」も「ブックオフ」もありますが、生活用品の物価は安くなくてむしろ日本よりも高いものさえあります。大き目の無地(これが無い)のクッションをさがして「東大門市場」「南大門市場」を歩きましたが見つからず、結局「無印」で買いましたが日本よりも高い値段がついていました。
「自転車」
趣味の一つである自転車で韓国を走り回ってやろうと、輪行袋に愛車ルイガノをいれて重さを測ってみました。9.9kgとかなり軽いMTBですが、ポンプや工具を入れたせいもあり13kgだったので他のものを優先して、残念ながら日本に残してきました。新村で一台買おうと思っても自転車店がみつかりません。結局徒歩50分の西大門区庁前にある「ソウルMTB」で手に入れましたが、日本と比べて種類も少なく高めでした。しかし、店主は自分でも乗っているし腕も確かで、日本から来たといったらかなりな値引きに応じてくれました。ちなみに新村で自転車に乗っているのは、小学生と大きな荷物を積んで運んでいるアジョッシで、スポーツ・サイクルを見かけたのはまだ2回だけです。部屋から語学堂まではずっと上り坂で、最後の50mは最弱のギアで歩いている人の変わらないスピードでたどり着きます。

以上、準備中に分からなくて迷ったことを、新村で暮らし始めて間もないマッピーがお伝えしました。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2006-04-17

ページTOPへ▲

その他の記事を見る