マッピーの留学特派員レポート・第2回「クラス編成試験」

第2回「クラス編成試験」

語学留学を考えている皆さん、こんにちは。
2級の6班に通っているマッピーです。
今日は、延世大語学堂のクラス編成についてお知らせします。
延世の正規課程は6段階に分かれていて、初級の1級から上級の6級まであります。一つの級を終えるには10週間かかり、次の級との間には2週間前後の休みがあります。
ということは、1級から始めて6級まで続けると約1年半かかるということです。
まず、今まで2ヶ月ほど授業を受けてきて言えることは、時間が十分にあれば1級から始めるのがベストだということです。
しかし、個人的な事情でそれが許されないなら、どうしたら良いでしょうか?これが、級友の全員が抱えている問題です。
それに答えるために、語学堂では開講の5日ほどまえにクラス編成試験をして、学生の実力を判断した上で割り振りをします。
もっとも、まったく韓国語を勉強したことのない人と1級から始めたい人は、この試験を受けなくてもかまいません。
では、実際にクラス編成試験がどのように行われるかをお知らせしましょう。
開始時間は9時30分、1Fにある講堂に全員が集まります。
はじめに、日本語・英語・中国語・韓国語でオリエンテイションがあるので遅れないように。
つぎに、アトランダムに教室を指定されて12人前後にわかれて、場所を移動します。ちなみに、語学堂は6階まであってエレベーターは1機だけなので、このように多くが移動する場合はまず歩きを覚悟してください。
教室では、すぐに筆記試験が始まります。これはA4用紙に12枚というかなりな量のものです。内容は語学堂の教科書「ハングゴ」の1から6をどのくらい理解できているかを見るものです。つまり、2枚目まで解ければ2級、4枚できれば3級といった感じです。
時間は1時間30分で、問題を解くには十分でしょう。
筆記と同時進行で、会話の試験が行われます。
これは、先生が待っている部屋に順番に行って会話の試験をうけて、また筆記の試験の教室にもどって筆記の試験を続けるという形です。
会話の試験は10分ほどで、
「韓国に来て、どのくらい経ちますか?」
「韓国語に興味を持った理由は何ですか?」
「韓国語を勉強して何をしたいですか?」
といったことを聞かれて、それに対する返事を細かくメモされます。返事に関する文法的な間違いもチェックされます。
私の結果ですが、2級の6班というものでした。2級の中でも1班から14班まで分かれていて、初級者は1班、一級から上がってきた人は後ろの方の班に入れられますので、2級の中といったところです。
日本で3年ほど独学で勉強して、腕試しにうけたハングル能力検定試験の準2級には何とか合格していましたが、それが語学堂のどのクラスに該当するものかが全く分かりませんでした。
結論から言えば、私にとってはちょうど良い程度です。知っていることもありますがそれを復習しながら、知らないことを身につけていっています。
3級から始めるとちょうど1年で卒業できるので、それを望む人が多いと思います。しかし、2級と3級の間にはかなり差があります。特に、3級から始めると発音と読みはできるものとして授業が行われるので、そこをしっかりとやりたい人は2級以下から始めるべきでしょう。
また、クラスの友人12人は19歳から59歳、日本人、在日・アメリカ人・タイ人の混成ですが、性格のいい人がそろっていて恵まれた班です。
以上、マッピーがお伝えしました。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2006-06-21

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