ともの留学特派員レポート・第3回「エクスチェンジにチャレンジ!!」

第3回「エクスチェンジにチャレンジ!!」

よく「学校が終わった後 何してるの?」と聞かれることが多い。友達とお昼ごはんを食べに行ったり、宿題したり、ちょっとお昼寝なんかもしたり・・・ そしてエクスチェンジしたり。
「エクスチェンジ」とはネイティブの人たちとの言語交換学習会のこと。自分の国の言葉と勉強したい言葉とを使いながらお互い学習していくというもの。ここではもちろん日本語と韓国語。
言語上達の早道は「ネイティブの友達を作ってたくさん会話すること。」 これは日本にいる時から散々言われてきたことだが、日本にいた時は(田舎なもので)なかなかネイティブな人と知り合う機会がなかった。
しかし、ここは韓国。前を見ても横をみても韓国人はいる。やろう!!と思えばいつでもできる環境ではある。ということで私は韓国語で意志の疎通ができない時からエクスチェンジにチャレンジしてみた。
そこから得た「エクスチェンジとはこういうものだ。」を今回は参考までに紹介します。

<その1>「はて、どうすればエクスチェンジの相手を探すことができるのか?」

日韓交流サークルに足を運んでみる。
これが一番手っ取り早い方法ではある。学生街新村には日韓交流の場を提供しているサークルや団体が数多くある。(私が知っているなかでも4つほど。)大体が会員登録をすれば自分の条件(年齢、性別、日本語レベルなど)にあった相手を紹介してくれる。ちなみに私は2回ほど紹介してもらったがいずれも満足のいく相手だった。(残念ながら現在は相手が忙しくなってしまってやっていないが・・・)また、大学でも国際交流サークルがあるのでそこに顔を出してみるのもいい。そういうサークル情報は語学堂などの掲示板によく張り出されている。
長所・・・相手に求める条件を提示して探すことができる。
     自分に合わないと思えばすぐ違う人に代えることもできる。(胸は痛むが)
短所・・・まったくもって初対面同士なので相手の性格までは計り知れない・・・ 
友達に紹介してもらう。
知らない人同士いきなり会うのはちょっと・・・という人にはオススメ。 間に友人を挟めば、エクスチェンジ相手がどういう雰囲気の人か事前に知ることができ、自分の性格にあった人を紹介してもらえる。友人のエクスチェンジ時におじゃましてエクスチェンジ相手に「私にも紹介して」と迫るのが効果的。
長所・・・無料で紹介してもらえる。
初めが友人の紹介ということもあり友達の友達は・・・状態で友達の輪が広がっていきやすい。
短所・・・「あー やっぱりこの人とは合わないかも」と思っても友人の手前なかなか断りづらい。
自分で探す。
 「不特定多数の人と会いたい!」という人は自ら行動してみるというのも◎ 大学の掲示板に自分の連絡先を書いたビラを張ったり、構内にいる生徒を捕まえて「日本語に興味ありませんか?」と話しかけてみる。現にこれで成功したという例も聞くので試してみる価値はあり。特に日本語学科などがある場合はその教室の前でキャッチすれば成功率は高い。
長所・・・なんでもひとりでできるもんだと自信がつく。
短所・・・連絡先等を書いた場合、アクセスが殺到して混乱する場合もあればひとつもこなくて寂しい思いをすることもある。

<その2>「相手を見つけたもののどうやって勉強すればいいのだ?」

勉強時間は2時間という場合が多い。日本語で1時間。韓国語で1時間。そうやって割り切ってやった方がお互いにいい。いくら自分が韓国語を話したくても相手も日本語を勉強するために会っているのだからそこら辺は気を使って。どうしても韓国語をしゃべり通したいという人は日本語初級者とやる方がよい。逆にまだ韓国語がたどたどしくて基本的な文法を教えてもらいたい人は日本語上級者と行うと日本語で詳しい説明を受けられる。
私の場合、以下のように時間を使う場合が多い。 
最近の気になる話題を予め用意して、それについて語り合う。
 気になる文法の使い方やよく使う表現について教えてもらう。 
宿題をみてもらう。(教科書の例文を読んで発音をチェックしてもらう)
その他に映画を一緒に見に行くとかショッピングするとか勉強というより友達と遊びに行く感じで行うこともある。
エクスチェンジ相手は韓国生活の貴重な相談相手でもある。韓国に来た当初、知り合いが一人もいなかった私にとってエクスチェンジをしてくれた歴代の友人たちはとても頼もしい存在だった。そして何よりも私が上達していくのをみて一番喜んでくれたのもエクスチェンジ相手である。(反対にちっとも進歩していない時は叱咤激励を受ける・・・)
エクスチェンジは同年代の韓国人の「生の声」が聞ける貴重な機会。韓国語に興味を持ったらならまずは始めてみてはいかがでしょうか。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2006-09-19

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