秋夕連休のソウルの様子を写真でお届け!
こんにちは!ソウルナビです。韓国で旧暦の8月15日は、日本でいうお盆のような日にあたる秋夕(チュソッ)。この時期には毎年、人々は田舎へ帰って家族や親族と共に過ごし、また多くのお店が休業したり、秋夕の特別イベントが行われたりと普段とは違った雰囲気になります。今日はそんな秋夕の今年の様子をお伝えしたいと思います!普通、秋夕には前後1日ずつのお休みを合わせて3連休になりますが、秋夕連休が日曜日と重なると、1日が振替休日になります。秋夕連休といえば、お天気にも恵まれ秋らしい空の広がることの多い連休!それでは秋夕の風景を、ソウルのいろんなエリアからお伝えしましょう!
秋夕前日、東大門(午後5時半頃)
ファッションビルや衣料系の卸売り店が集まる東大門(トンデムン)市場。現地の人にも観光客にも人気のショッピングスポットである東大門はいつも多くの人で賑わっていますが、秋夕連休にはファッションビルも卸売り店もお休みに。といっても衣料系以外のコスメ店や露店は連休中でも営業しているお店が多く、外国人観光客もそれなりに訪れるこのエリア。秋夕前日の土曜日の午後にファッションビルの集まる辺りを通りかかったところ、ファッションビルは「グッドモーニング・シティ」を除いてみんな閉まっていて、飲食店も休業しているところがたくさんありましたが、コスメショップを中心とする路面店はほぼ開いていて、ファッションビルの前には服を売る露店がたくさん出ており、やっぱり外国からの観光客やソウルに残っているらしい地元の人々の姿がたくさん見られました。「CERESTAR」ビルの周辺に集まる屋台は夕方になるにつれて営業する店も増え、「ディスコ・ジャンプ」も元気に回っていましたョ!
秋夕当日-南山コル韓屋村(午後1~2時頃)
秋夕に伝統遊びを体験できるスポットといえば、「南山コル韓屋村」。秋夕当日にさっそく行ってみると、秋晴れの空の下、南山コルはスゴイ人!!韓服(ハンボッ)を着た子供達や伝統遊びを楽しむ人々。中央ステージでは、サムルノリなどの伝統公演が行われており、地元の人のみならず、外国人の姿も多く見受けられました。また、南山国楽堂ではソンピョン(お餅)や蓮茶などの販売も行われていました。
秋夕当日-国立民俗博物館(午後1時頃)
秋夕に伝統遊びなどのイベントをする場所として、もう一つ有名なのが景福宮のなかにある「国立民俗博物館」。韓国の伝統文化や生活スタイルなどをくわしく紹介したこちらでは、秋夕の時、子供向けの伝統的な遊びができる広場なども開設されます。この日は天気が良く、韓服を着た子供たちも元気いっぱい!家族連れで大賑わいでした。
こちらは、稲の脱穀体験コーナー。お父さん、お母さんに付き添われ、一生懸命に杵をつきます。これがお米になるんだね!
韓国の伝統遊びである、ペンイチギ(こま回し)、トゥホ(投壺)、チェギ(蹴まり)。子供だけでなく、大人たちも熱中!
伝統楽器の演奏体験。韓国の楽器も、アフリカの楽器も!
ワークショップコーナー。キレイな紙人形や楽器づくりなど教えてもらえます。
場内には、他にもいろいろな昔の建物や鉄道など展示されてました。韓服を着た子どもたちもかわいいですね!
秋夕当日-東大門市場(午後2時頃)
昨日と同じく、ファッションビルも、卸売市場もすべてお休みの東大門市場。さも閑散としているのでは・・・と思いきや、人人人の波!ミリオレやhello APM、グッドモーニングシティなどのファッションビルの前はすべて出店が並び、いつも以上のにぎわいに。また韓国人よりも中国人や在住外国人の姿も多く見かけました。
秋夕当日-仁寺洞(午後3時頃)
以前の名節の仁寺洞といえば、店も多くが休みで閑散としていました。ところが最近の仁寺洞、名節でも人でいっぱい。特に日曜日と重なったせいか、いつも以上の賑わいに。
南仁寺ひろばでは、秋夕の文化体験コーナーが。太鼓の体験のほか、秋夕のお餅ソンピョンの無料配布も。
屋台もいつも以上の賑わいです。お店もメインの仁寺洞通り沿いはほとんど営業していました。
秋夕当日-光化門広場(午後4時頃)
光化門広場には、芝生の上にたくさんのテントが並び、いろいろなワークショップが開催されていました。伝統工芸の体験や楽器づくり、さらにはボディペイントまで、子ども達が楽しめる催し物がたくさん。作ったものを芝生の上でゴロゴロしながら、遊んでる人たちの姿も見かけられました。景福宮側には大きなステージも設置。サムルノリの演奏集団が会場を練り歩き、雰囲気をさらに盛り上げていましたよ!
秋夕当日-明洞(午後4時頃)
いつも人で賑わっているソウル中心部の繁華街、明洞(ミョンドン)。秋夕には休業するお店もありますが、開いているところも結構あるんですよね。夕方前に行ってみたところ、お店の集まる辺りでは例年のようにたくさんの人でごった返し状態!普段の週末と変わらないかも?でも、一歩路地に入ったり繁華街から少し外れたりするとやっていないお店も多く、がらーんとした雰囲気・・・。そんな風景が普段と違うトコロかな。お店は、コスメショップや観光客向けの食料品店、かばん屋、チェーンのレストラン、コーヒーショップ、ファーストフードなどは全て開いており、服屋などもほぼ開いている状態。全体の2割くらいがお休みしているという感じだったでしょうか。また、露店の出は普段の休日と変わらないくらい。食欲の秋だから?!食べ物の屋台が特に人気を集めているようで、道のあちこちで屋台フードをほおばる観光客や地元の人々の姿が見られました。
秋夕当日-南大門市場(午後5時頃)
キムチや海苔、高麗人参、マツタケなどの韓国食材に、メガネ、革製品、アクセサリー、時計、子供服、お土産、伝統モノなどなど、いろーんなモノを扱うお店がひしめくソウル最古の大きな市場、南大門市場(ナンデムンシジャン)。いつも活気にあふれているそんな南大門市場でも、秋夕は多くのお店がお休みに。メイン通りを中心に、観光客御用達の食料品店、革製品店、メガネ店、お土産屋さん、コスメショップは開いていますが、路地や市場周辺の通りはシャッターの閉まったお店ばかりで寂しい雰囲気。それでも人通りのあるところには屋台や露店は出ていました。歩いているのはほとんどが外国からの観光客だったよう。
秋夕当日-清渓広場(午後7時半頃)
夜。清渓広場では秋夕らしく「国楽ハンマダン」のイベントが行われました。テコンドーのパフォーマンスに引き続き、アリラン。合いの手が広場に響きわたります。続いて男女2人の舞。そして一転B-BOY。と思ったら伝統音楽とのコラボレーション。続いて女性グループによる激しいドラムパフォーマンス。国楽ともコラボした新しい響きが、清渓川に伝わっていました。
今年のソウルの秋夕の様子、いかがでしたか?!閉まっているお店もあるけれど、イベントがあちこちで行われていたり、家族連れでお出かけする人々の姿が見られたりと、いつもと違った街の景色が見られる秋夕連休。特に今年は、お天気が良いうえに暑くも寒くもなく、お出かけにはぴったりの連休でした。夜にはキレイな満月も出ていましたョ。さて秋夕も無事終わり、これからはどんどん気温が下がってソウルも秋本番に突入する模様。これからの季節、ソウルへお越しの際は少し暖かめの服装を準備してきてくださいネ!以上、秋晴れの続いているソウルから、ソウルナビでした。