マルンネキル

こんにちは。ソウルナビです。今日はナビとっておきの、秘密の散歩道を紹介しましょう。その道とはソウル市内のど真ん中を通る「マルンネキル」。マルンネ、という名前がそそりますよね。またマルンネキルは東大門市場と明洞を結ぶ、寄り道も楽しいちょっと押さえの道なんです。それではさっそく「マルンネキル」、ご紹介しましょう。

マルンネキルとは
マルンネキルは乙支路（ウルチロ）と退渓路（テゲロ）の間を東西に通る道。東大門近くの光煕洞（クァンヒドン）と明洞通りの端、南大門税務署前までを結ぶ約２ｋｍの通り。２つの大通りに挟まれ、道幅も２車線とソウルの道にしては広くないので車も少なく、街路樹も生い茂り、歩くのにちょうどいい道。また道の両側にはあちこちへ横道や路地がのび、そのどの路地もいわゆる庶民の路地でちょっと魅力的。都心の商業地帯を通り抜け、どちらかというとソウルの下町的な感じがする、魅力的な通りです。また通り沿いには豊田ホテルや有名な冷麺店、お粥のお店、中部市場などの見所もあります。

東大門運動場駅５番出口
今日は東大門から明洞までマルンネキルを歩いてみましょう。東大門運動場駅５番出口をでて、右へ行くとぶつかるのが「マルンネキル」の出発点。このあたりからファッションビルのあるあたりまで歩いて約１０分。プレヤタウンの前の道をまっすぐ行き、食堂街を抜けたつきあたりにあたります。また右に行けばチャンチュンドン・チョッパル通りも近いところ。

東大門運動場駅５番出口−＞五壮洞入口
ではマルンネキルを明洞方向へ向かいましょう。このあたりは市場のはずれということで、ちょっと場末の雰囲気。飲食店と市場のお店がぽつぽつとひろがっています。しばらく行くと今度は東大門運動場駅７番出口、さらには６番出口。東大門運動場駅は巨大です。

五壮洞＆中部市場
見えてきました、おばちゃんの顔。左手に見えるはネンミョンの有名店「フンナムチッ」。その先に「オジャンドンハムフンネンミョン」「シンチャンミョノッ」と続きます。そしてその向かい側には中部市場の入口があります。こちらの市場も庶民的な市場。押さえです。

中区庁−＞豊田ホテル
まっすぐ行くと左手に大きな建物が見えてきました。ソウルの街中をまっすぐ縦にぶちぬく商店街の１つ、チニャン商街。その向かいにあるのが「豊田ホテル」です。中区庁から約５分で到着。ホテルの紹介でもありましたがこのあたりは印刷所が多いところ。その路地も魅力です。豊田ホテルの前を通りすぎ、さらにマルンネキルを先に進みます。

明宝プラザ
豊田ホテルから約５分。ソウルを代表する映画館の１つ、「明宝プラザ」前の交差点に到着。この「明宝プラザ」も近頃リニューアルされ、すっかり新しい映画館になりました。一方、近くで昔のままがんばるのが「スカラ座」。いまでは２番館になっていますが、雰囲気だけはピカイチ。この手の映画館がソウルではめっきり少なくなりました。

明宝プラザ−＞中部警察署
やや上り坂に。このあたりは緑が多く、「マルンネキル」一番にきれいな場所。特に紅葉の季節はキレイです。

白病院前
明宝プラザから徒歩５分。最後の信号を越えると見えてくるのが「白病院」。ちなみに白病院の向かいには有名なお粥のお店「チュッヒャン」があります。白病院の前をぬけるともうそこは終点。

明洞聖堂前
白病院前から徒歩５分。高架道路につきあたるとそこが「マルンネキル」の終点。この先は明洞通り（ミョンドンキル）となります。高架道路の下を渡ると右手には中央劇場。前には「ロイヤルホテル」、左手の奥には「明洞聖堂」があります。

いかがでしたか？ナビがずっと紹介したい！と思っていた通り「マルンネキル」。町歩きが好きな人に、ちょっとぶらぶら横道に入りたい人に、オススメの通りです。雑然とした雰囲気の中にありながらも、不思議と静けさがただよう通りです。また東大門から明洞へ、ぶらぶら移動したい人にもオススメ。ただし夜は暗くなりますので注意しましょう。ナビも今度はまた明洞から東大門方面へ、ぶらぶら歩いていきたいと思います。また魅力的な路地を１つ１つ制覇していきたい誘惑にかられているソウルナビがお伝えしました。