みぽりん一家、済州島に行くの巻、その2

レンタカーで済州島を突っ走れ!(後編)

<前回の話はこちら>
チェジュ民俗村の観光も無事終えましたが、まだ済州島で思い残したことが幾つかあったのです。その一つは見渡す限りの菜の花畑の中で写真を撮るということ。4月末の済州島は菜の花が綺麗に咲き誇る地上の楽園のような所だと多くのガイドブックに書いてあったのですもん。ここまで来て菜の花のカーペットを見ないで帰るわけには参りません。民俗村でジュースを飲み、お菓子も食べ、水分の補給をしてから、残った僅かばかりのエネルギーを搾り出して、再びレンタカーに乗り込みました。
「再びドライブ 午後3:00~」
ここからは本格的なドライブコースをひた走ったのですが、済州島の道はまるでカリフォルニアの田舎道のようにどこまでも真っ直ぐで、対向車もなく、快適の一言に尽きました。但しこれは大きな国道に限ったお話で、一歩横道に反れると、突然見たこともないような田舎道に変貌してしまい、石ころだらけの道を走ることになってしまいます。その上標識も見づらくて、迷ってしまったら最後、出口が見つからず大変な苦労をする羽目に。ですから幾ら韓国語と運転に自信があっても、メインロードから外れないように注意してくださいね。
「菜の花クンチャンチ(大宴会)ロード」
チェジュ民俗村からジョンソク飛行場へと向かう国道の一部は、別名「菜の花クンチャンチ(大宴会)ロード」と呼ばれていて、内陸ドライブコースの中では指折りの菜の花ロードです。ここは道の両側に菜の花が沢山植えられていて、その上、所々車から降りて写真が撮れるスポットとか、車が乗り入れられる横道が作られていています。まさにドライブでしか味わえない魅力的な名所なんです。
例年だったら菜の花が咲き乱れる時期だったはずですが、今年は花が早く咲きだしてしまったようで、真っ盛りの時期を過ぎてしまっていました。それでもこんな写真が撮れて大満足。
「乗馬をしたいよ~午後3:30」
さて菜の花ロードも思う存分満喫し、残されたもう一つの心残り達成するために車をひたすら走らせました。「乗馬をしたい!」。済州島というと昔から馬が有名で、四季を通じて馬が放牧されているというお話に聞いていたんです。菜の花ロードを過ぎた頃から、道の両側には牧場と共に、「体験乗馬」とか「乗馬レッスン」なんていう看板が目立ちました。何箇所かで車を止めて、お値段を聞いてみたところ1万2千ウォンくらいでした。時間がたっぷりあったら、ゆっくり乗馬を楽しみたかったんですが、帰りの飛行機の時間の関係で、30分ほどしか乗れそうになかったので、諦めることに。放牧されている馬を横目で見ながら未練を断ち切りました。
「杉並木の道 午後4:00」
菜の花ロードが終わり済州島中心にあるハルラ山付近まで来ると、両側にまっすぐに並んだ杉並木が美しい山間ロードが現れ、周辺の雰囲気もガラッと変わります。朝の海岸ロードから始まって、菜の花ロード、山間ロードと一日で数日分を見て回ったようで、目まぐるしいといったらありませんでした。ここまで来てわかったことは山の中には山の中なりに見どころが沢山あったということ。あ~行きたいところ、見たいところはまだまだ沢山ありますが、2泊3日の日程では限界がありますね。
結局締めに、山道の横にあった「済州大学」を一周して、後ろ髪を引かれるような想いで、チェジュ国際空港の側にある「エイビス」済州営業所に車を返しに行きました。

「エイビス済州営業所。出庫、返却場所 午後5:30」
この営業所のすぐ横のガソリンスタンドでガソリンを満タンにしてから、車を営業所に戻しました。荷物を外に出して、車のチェックを終え、カードで決済を済ませると、エイビスの無料小型バスで済州国際空港まで送ってくれました。私たち以外にもお客さんは沢山いたのですが、バスはお客さんがいたらどんどん出発してくれるので、全然待つ必要もなく、あっという間に空港に。時計を見ると午後6時を少し回っていました。
「済州島よさらば~ 午後7:05」
チケッティングを済ませ、空港のスナックコーナーでキンパップとうどんを啜ったのは6時半頃でした。そして飛行機の出発時間は午後7時5分。なんて慌ただしい一日だったのか。。。もう立てないほどくたくたでした。
このようにこの日は済州島の約3分の1をレンタカーで突っ走ったのでした。これでも事前にかなり綿密な計画を立てていったのですが、全く予定通りにいかず、相変わらず予定を立てるのが下手な私だということを証明してしまったのでした。何よりも久しぶりの旅行に浮かれてしまい、第1日目、第2日目と雨の降りしきる中を遊びまわったのが良くなかったようで、帰宅してから家族で数日寝込んでしまいました。こんなことなら計画なんか立てないで行ったほうが良かったかもしれません。(#しくしく)最後に済州島はどこに行っても駐車料と入場料を取られ、特に入場料は決して安くないお値段なので、適当に何箇所も回るくらいなら、2,3箇所をじっくり回ったほうが良いと思います。これから夏にかけて、海水浴も出来る素晴らしい季節になりますから、皆様も済州島を車でぶっとばしてくださいませ!では~~~

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2003-05-26

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