今、韓国に留学にきている学生さんに突撃インタビュー！～成均館大学校 成均語学院編～

お名前：ヨーコさん
留学期間：2004年3月～
現在のレベル：６級
韓国留学のきっかけ：日本にいる時、仕事の関係上韓国の方と接することが多くて、自然と韓国語を話すことはできるようにはなったけれど、これから将来の目標として今の仕事をさらに幅を広げて韓国語でも応対できるようになりたいと思い、基礎から勉強し直そうと韓国にやって来ました。でも遡ってみると、、実は世界一好きなスポーツ選手が韓国人だったからかも、、、
訪韓回数：７年間で40～50回！（「仕事でよく行ったり来たりしてました」）

お名前：志保さん
留学期間：2003年8月
現在のレベル：３級
韓国留学のきっかけ：日本にいる時に韓国人の友達がたくさん出来たのをきっかけに、今度は現地に行ってしっかり韓国語をマスターしようと思って。
韓国訪問回数：（留学前まで）旅行で２～３回。

＜授業やクラス、テストや活動について＞

Q.成均館大の語学堂を選んだ理由は？
ヨ：私は知り合いの先生に紹介されてここに来たんで、特にここに入ろうと自分で思って入ったわけではないんです。
志：この語学堂に来る前に他の大学付属ではない語学学校に通っていたんですけど、そこはクラスがほぼ全員日本人で、授業中も休み時間もやっぱり日本語でしゃべってしまうんです。それでどこか日本人の少ないところに行きたいなぁと思っていたら、ここは日本人がほとんどいないと聞いてやって来ました。
ナビ：こちらに移ってみてどうですか？
志：やっぱりここは日本人がほとんどいなくて、環境的に韓国語を話さなきゃいけないので、やっと普段の会話で韓国語がでるようになりました。＾＾

Q.クラスはだいたい何人くらいなんですか？
ヨ・志：だいたい１５～１６人ぐらいです。
ナビ：え！すごく多いですよね？大学付属の語学堂だと、多くても１０～１２人ぐらいだったと思うんですけど。
ヨ・志：え、そうなんです。でも実際にいつも授業に来る人は７～８人ですね。学校に来ない人がどこのクラスも半分くらいいるので、自然にちょうどいい人数になるんです。
ナビ：えぇ、、、だいたい学生さんはどこの国から来ているいるですか？
ヨ・志：とりあえず日本人は0～2人ぐらいで、中国人が１番多くて、ロシア人とかアメリカ人とかイタリア人とかカナダ人とかメキシコ人とかいろいろです。
ナビ：クラスの雰囲気はどうですか？
ヨ：いいですよ。いろんな人がいて楽しいです。

Q.授業の進め方、教え方はどうですか？
ヨ：今まで独学で勉強してきて、会話に関しては日常生活に支障がないレベルなんですけど、突然６級からスタートしてとても辛いです。授業は早いし、よく先生が文法説明の時に｢○級で勉強しましたよね？｣っておっしゃるけど、え～！習ってないし～と思いながら一所懸命説明を聞いています。やっぱり６級レベルになるとむずかしい文章をさらっと読んだりするので、まず予習は欠かせないですね。そんな感じで大変なんですけど、先生の教え方はいいと思いますよ。すごく分かりやすく教えてくれますし。
志：う～ん、、、ちょっと会話の時間が少ないかな、て思います。読み、書き、会話、聞き取りの４つをまんべんなくやってもらえるのはいいんですが、会話の時間でも文法の説明をしっかりしてくれるので、復習にはなるけどダブってしまうんです。それがちょっと気になるぐらいですね。まあ、重要な文法なんでしょうがないかもしれませんが、、、
ヨ：６級の場合はもう黙っていてもどんどん指されるので答えなきゃいけないし、授業中の発言時間というか、韓国語で話す時間は割と多いと思います。レベルによっても先生によっても違うみたいですけど。
ナビ：先生はもちろん韓国語で授業をするんですよね？
志：ええ、もちろん説明や授業を進行する時は基本的に韓国語なんですが、３級の場合は難しい漢字語の単語とかありますよね？それを日本語と中国と英語で言ってくれます。これは理解しやすいのでなかなかいいです。
ヨ：６級の場合は漢字語の単語の説明をすごい細かくやってくれて、表現の練習にはなるけれど、漢字で書いたらすぐ理解できる簡単な単語だから、たまに説明がちょっと長いかなって思うときもあります。

Q.宿題とかテストはあるんですか？
ヨ：すごく多いです。レポートとかですよ。例えば｢クローン人間として生まれて、、、｣とか、教科書に出てきた議題について自分の意見を書いて、さらにその文章の読み練習をしてテープに録音するんです。もう毎日宿題と予習だけでもう大変です。復習まで手が届かないですし。
ナビ：日本語でもなかなか難しかったりしますよね。でもテープの録音はいいですよね。発音矯正用ですか？
ヨ：ええ、そうだと思います。
ナビ：志保さんは？
志：３級は教科書の練習問題とかです。そんなに多くないです。テストは中間と期末の他に復習を兼ねた文法テストや聞き取りテストがあります。教科書の１課が終わるごとに、その課で勉強した内容に関するテストです。

＜留学生活について＞

Q.１日の生活パターンってどんな感じですか？
ヨ：私は今知り合いの人の家に住んでいるので、すごく遠いんです。仁川の方のプチョン（富川）から毎日片道２時間、往復４時間かけて通ってるんで、とても時間がないしすごく疲れてます。だいたい学校の授業が午後１時に終わったら、ご飯を食べて午後の無料授業に参加するんです。午後からの無料授業がだいたい４時とか５時に終わるので、５時から学校で紹介してくれた韓国の人と７時ぐらいまでランゲージエクスチェンジ（お互いに言語を勉強しあう）をするんです。そして夜７時から１０時まで学校の自習室で宿題とか予習とかをやります。もうこの時間がやっと学校の勉強に時間を充てられる時間なんです。もう毎日時間がなくてチュッケッソヨ～（死にそうよ～）。とにかく平日はこんな感じで忙しいから、土日も残りの宿題をしたり、予習したりして過ごしているんでョ。
ナビ：え～、それはもう学校の近くに引っ越した方がいいですよ。
ヨ：ええ、そうなんです。これから１年以上はいようと思うから、チョンセで家を借りようと思うんですけど、それが外国人登録証が必要だったりしていろいろ時間がかかるんらしいんです。それまで頑張ろうって思ってたんですけどね。やっぱり引っ越した方がいいですかねぇ、、、
ナビ：はい。このままでは体が持ちません！臨時的にコシウォンとかあたってみてはどうですか？
ヨ：ですねぇ。。。
ナビ：志保さんは？！
志：私は平日は授業の後にご飯を食べて、午後の特別授業に出たり、トウミ（ランゲージエクスチェンジ）をしたりネットをしたりして。それから今下宿をしているので、その夜ご飯の時間の６時から７時に間に合うように帰ります。ご飯の後は家で勉強します。土日は、、、結構ショッピングとかしたりして遊んでます、、、

Q.生活費は１ヶ月どれくらい掛かりますか？
志：下宿が40万ウォン、食事代10万ウォン、交通費とかその他お小遣いを合わせると月70～75万ウォンくらい掛かっていると思います。学費は10週で90万ウォンなので、だいたい月30万ウォンをプラスすると、1ヶ月100～105万ウォンになりますね。

学費・・・・・・・・・・約30万ウォン
下宿・・・・・・・・・・40万ウォン
食事代・・・・・・・・・10万ウォン
交通費やお小遣いなど・・20～25万ウォン
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合計　　　100～105万ウォン

ヨ：私は３月に来たばかりなので、まだ１ヶ月どれくらい使っているのか分かりません。
ナビ：住まいの方はどうですか？
志：今、学校のすぐ近くの下宿に住んでいるんですけど、最初はほんとに何にもないんで大変でした。ベッドも布団も机もぜ～んぶ少しずつ買ったんです。
ナビ：家具が付いてる下宿もたくさんありますよね？
志：ええ、そうなんですけど、最近はもうずいぶん慣れて、自分なりに家具を買ったりして生活しやすい空間になってきたからまあいいかなぁと思って。学校までも徒歩３分ぐらいですし。
ナビ：下宿の周辺はどうですか？
志：近くに市場があって日用品や食料なども安く買えるし、少し歩くと大学路（テハンノ）があって食堂とかカフェとかショップとかいろいろあるのでとっても便利ですよ。
ナビ：お昼はだいたいこの近くで食べるんですか？
ヨ・志：はい。学食で食べたり、大学路に出て食べたりしてます。
ナビ：学食はどうですか？
志：まあまあですけど、隣りの経営館の地下にある学食は、安いけど味はちょっと、、、。たまにはいいですけど、毎日はきついですね。学食だったら６００年記念館の地下にある学食が美味しいです。ちょっと高いですけど。

＜成均館大学の語学堂についての評価＞

Q.こちらの学校に通ってみてどうですか？総合評価すると？
志：あまり有名ではないですけど、先生もしっかり教えてくれるし、場所も大学路で便利だし、日本人の少ない環境を望んでいる人にはいいと思いますョ。授業料も安いですし。それから、日本人がすごく少ないので特別気を使ってくれているの分かりませんが、先生をはじめ事務の方とかもすごく親切です。

ナビ：長い間いろいろとお答えいただきましてありがとうございます。では最後に、これから韓国に留学をしようと考えている人たちに一言お願いします。
ヨ：私の場合は、ずっと留学したいしたいと思っていたんですけど、仕事の関係などでなかなか出来なかったんです。でも今回やっと留学することができて、今来てよかったと思いますし、せっかく来たので１年以上の長いスタンスで頑張ろうと思っています。だからもし今留学したいと思っている人がいたら、一度思い切ってやってみた方がいいと思いますョ。留学に行くにはいろいろな問題が引っかかってきたりしますけど、いろいろ細かいことを考えていたら、なかなか留学にこぎつけないし、後でもっと留学に行く条件が厳しくなったらなかなかいけないですしね。
志：一言で｢なんとかなるさ！｣ですね。つまり最初は日本の基準で韓国を見ていると、その違いがたくさん見えて気になってしょうがなかったりするんですけど、韓国と日本とはもともと違うんだと理解できれば、韓国で楽しく生活できると思います。
ヨ・志：韓国に来て、初めは文化の違いとかを目の当たりにして驚いたり腹が立ったり、いろいろすると思うんですが、やっぱりこの国に来たら、この国の文化を受け入れること。これが韓国の理解を含めて言葉の上達につながると思います。皆さん、一緒に頑張りましょう！

ヨーコさん、志保さん、今日はお忙しいところ時間を割いていただきありがとうございました。
これから長期計画で、専門分野でも使える韓国語をマスターして、韓国のスポーツ選手のお手伝いをしたいというヨーコさん、そして韓国語を勉強して韓国の友達ともっと仲良くなりたいという志保さん、これからも頑張ってくださいね。以上、成均館大学の語学院からソウルナビでした。