ソウルから慶州へ日帰りで行ってきました!

1日で世界遺産を回り、グルメまで満喫!ソウル~慶州日帰りの旅レポート!

こんにちは!あっきーです。このたび新しくソウルナビの記者として仲間入りし、皆様にソウルの楽しい情報をお届けしようと日々ソウル市内を駆け回っております!今後ともどうぞよろしくお願いします!さて体験レポート1回目の今回、あっきーはソウルから離れて慶州までの日帰り旅行に行ってきました。ソウルから慶州に日帰り旅行!?けっこう距離があるんじゃないの??しかも慶州観光といえば有名な仏国寺や石窟庵、瞻星台という世界遺産を見て周り、グルメもしっかり満喫しよう!という計画。ホントに日帰りで帰ってこれるのか!?という不安も少し抱きつつ、とにかく出発~!あっきーと一緒に慶州日帰りの旅に出かけましょう~!
さあ、しゅっぱ~つ!慶州を目指せ~~!!

朝7時過ぎ ソウル駅

今回は日帰り旅行ということで、ちょっと朝早めの7時25分発、釜山方面行き京釜線のKTX(韓国の高速鉄道)に乗り込んで出発!ソウルから慶州まで鉄道を使って行くには、まずKTXで東大邱(トンテグ)まで行き、そこで慶州行きの路線に乗り換えます。ソウルから東大邱までKTXでちょうど2時間ほど。東大邱から慶州までは利用する列車の便にもよりますが、KTXの次に速度の速いセマウル号で行くと1時間半くらい。乗り換え時間を考えると合わせてだいたい3時間半~4時間弱の道のり!なので、日帰りで行く場合はこのくらの時間に出発するのがベストなのです。
改札はなぜか切符を通さなくてもOK??

改札はなぜか切符を通さなくてもOK??

これが韓国一速いKTX!

これが韓国一速いKTX!

平日朝のKTX、乗客はビジネスマン中心

平日朝のKTX、乗客はビジネスマン中心

朝ごはんはソウル駅で買った朝マックで

朝ごはんはソウル駅で買った朝マックで

午前9時過ぎ 東大邱(トンテグ)で乗り換え

9時15分、乗り換え地点の東大邱駅に到着。9時28分発の慶州行きセマウル号の出発までの時間は15分弱。ちょっとトイレ休憩・・・と思いきや、改札内にはトイレが無い!?ここでトイレ休憩をするにはどうやら改札の外に出なくてはいけないとのこと。改札に行ってみると、一番端っこの改札口に駅員さんが立っていて、切符を見せれば自由に出入りできるみたい。改札の外に出たついでにささっと東大邱駅を見学!大都市ソウルや釜山から来るKTXから有名な観光地慶州への乗り換え駅だけあってか、予想以上に立派な駅でした。
東大邱駅、なかなか大きな駅です

東大邱駅、なかなか大きな駅です

ホームの待合室  寒いときはここで待ちましょう

ホームの待合室  寒いときはここで待ちましょう

セマウル号が来た~ ・・・年季が入ってますね^^;

セマウル号が来た~ ・・・年季が入ってますね^^;

セマウル号の座席はKTXよりも広くて座り心地グッド

セマウル号の座席はKTXよりも広くて座り心地グッド

慶州に着いたぞ~ さっそく午前の観光だ!

午前10時40分 慶州到着!

3時間ちょっとの長い移動時間を終えて、やってきました慶州駅!列車を降りると気持ちよく晴れたすっごくキレイな青空が~!やっぱ旅行をするときは良い天気に限りますよネ^^。まず、最初の目的地はここ慶州駅から比較的近い瞻星台(チョムソンデ)とその周りの古墳群。この瞻星台、実はずっと一度見てみたい!と思っていた観光地のひとつなんです。よく慶州の観光イメージ写真などに登場するあのとっくり型をした昔の天文台。さあ、あこがれの瞻星台に向かってさっそくゴ~!
駅を出て左方向、街の様子を見ながら歩いて行くことに!広い道路には昔風の情緒ある建物が点々として建っています。そして有名な「へジャンクッ」通りも・・・するとさっそく目の前に現れた、こんもりとした古墳。新羅時代、4~5世紀頃の「皇吾里(ファンオリ)古墳群」だそう。慶州ってこんなふうに、街の至る所に古墳があるんですよね~

午前11時過ぎ 瞻星台(チョムソンデ)と古墳群見学

駅から歩くこと20分、広く開けた場所の向こうにいくつかの古墳とともに見えてきた瞻星台!おお!大人一人500ウォンの見学料を払ってさっそく近くに行って見てみましょう!瞻星台は新羅時代、7世紀前半に建造された東洋最古の天文観測台。東洋で造られた最初の天文台なんて、なんだかロマンを感じませんか!?四角い穴が一つだけ開いていて、でっかい徳利型の不思議な外見をした9m余りある瞻星台との初の対面に、しばし物思いにふけってしまいました・・・ああ、あの中に入ってみたい!
瞻星台って広い原っぱの真ん中にぽつんとあるので、実際見てみるとすごく地味だった・・・という感想を持つ方も多いと聞いたことがあるけど、なかなかステキでしたよ!もっと詳しく知りたい方は慶州民俗工芸村の敷地内にある新羅歴史博物館に行けば、原寸大の模型があり詳しい利用方法などが展示されているそうです!

有名だけど、ひっそりとした雰囲気の観光地、瞻星台の横にも小さなお土産屋さんが。ここで慶州のガイドブックを購入~!
瞻星台を後にして、のんびりと牧歌的な景色の続く古墳群を眺めながらお散歩。途中出会った観光馬車にも乗りたかったけど、今回は日帰り旅行ということで時間がないため残念ながら断念、馬を眺めるだけに・・・。この馬車、10分ほどかけて瞻星台の辺りを回ってくれるんだそうです。ちなみに乗車料は大人3,000ウォン、子供2,000ウォン。

昼12時頃 お昼ご飯はメットルスンドゥブ

さあ、旅の最大のお楽しみのひとつ!いや、一番の楽しみ!?ご飯の時間がやってまいりました~!今回お昼ご飯を食べるのに選んだお店は、スンドゥブの専門店「ファンナムメットルスンドゥブ」。慶州ってひそかにメットルスンドゥブが有名らしいんです。(メットルとは「ひき臼」のこと。)確かに街中の至る所に「メットルスンドゥブ」のお店の看板が。お目当ての「ファンナムメットルスンドゥブ」は、瞻星台から歩いて10分程の距離。ここで食べたのはなんと、マツタケ入りのスンドゥブチゲ!このマツタケ入りスンドゥブチゲは余り辛くなく、大豆の味がしっかり残ったスンドゥブにたっぷり入ったマツタケのい~香りが~^^ パンチャンも充実、色とりどりの野菜のナムルやキムチと共に、焼きサンマや牡蠣も出てきて大満足~!ピンデットッも一緒に注文して、超満腹!!
お昼からは仏国寺・石窟庵を目指せ~!

午後1時過ぎ 仏国寺(プルグッサ)方面へ出発!

慶州観光の目玉といえば、仏国寺と石窟庵。この二つは慶州市内からは少し離れた山のほうにあるのでバスに乗っていきます。瞻星台に近いバス停、「ウォルソンドンサムソ(月城洞事務所)」から仏国寺行きのバスに乗りこんでレッツゴ~!バスの路線番号は10番か11番、この路線は慶州駅から仏国寺方面に行くバスと同じもの。ちなみに慶州駅から仏国寺までの所要時間は2~30分、ウォルソンドンサムソ停留所からは20分でした。運賃は1500ウォン。
仏国寺に到着すると、さらに山の奥にある石窟庵行きのバスが停まっていたので、そのまま乗り換えて先に石窟庵(ソックラム)を目指すことに。仏国寺前から石窟庵行きのシャトルバスは1時間に1本、毎時40分ごとに出発するので、次の石窟庵行きバスの出発時間まで10分以内くらいに仏国寺に着いたら、そのままバスを乗り換えて先に石窟庵へ行くほうが時間を有効に使えますョ!バス料金は1500ウォン。そして仏国寺を目指してどんどん山に登っていくこのバス、進行方向右側の座席に座ると絶景が楽しめま~す!

午後2時 石窟庵(ソックラム)に到着~

仏国寺から石窟庵行きバスの所要時間は15~20分。バスの停まる駐車場の奥にある石窟庵入口で入場券を買って中に入ります。入口を入るしばらくとなだらかな山道が続き、そのあと少し急な階段を上れば石窟庵に到着。入口から10~15分くらい、頑張って登りましょう!石窟庵の中の本尊は保護のためガラスで覆われていますが、美しい姿をちゃんと確認できます。中では一生懸命お祈りをしている方も何人かいらっしゃいました。ちなみにこの中での写真の撮影は禁止されているので注意!しっかり目に焼き付けて帰りましょう~!
そして石窟庵のお土産屋さんでは、今回ぜひ買おうと思っていたポストカードセットを購入。1900年初頭から1960年代くらいの時代の、慶州の風景を撮った写真で作られたポストカードをセレクト!昔の慶州の姿がそのまま写っていてシブくてステキ~!でも5,000ウォンはちょっと高いなあ・・・^^; 記念に日本語の上手なお兄さんと記念写真も1枚!
再び仏国寺に向かうシャトルバスは、毎時間ちょうどの時間ごとに出ています。(ちょうど1時、2時、という具合に。)仏国寺から石窟庵に来て見学し、次の仏国寺行きのバスまでちょうど1時間。この1時間の間に石窟庵を見て回るのがおすすめ。バスが来るまで時間に余裕があったら、駐車場で山の下に広がる景色を楽しむこともできます。双眼鏡もありますョ!ここからは天気がよければ東海(トンヘ)まで見えちゃう!この日はキレイに晴れていたので、すばらしい景色に感動~!!

午後3時半頃 仏国寺(プルグッサ)見学

石窟庵とともに慶州観光の代表的名所、仏国寺。六つの国宝を有するここ仏国寺は韓国を代表する仏教寺院です。俗世を離れた清浄な仏の世界に足を踏み入れることのできる場所だという仏国寺、寺院を邪気から守るといわれている四天王が睨みをきかす天王門の四天王像に少しビビりながら中に入り、青雲橋(チョンウンキョ)・白雲橋(ペグンキョ)などのお堂にかかる階段や、多宝塔、釈迦塔といった国宝を鑑賞しつつ見学。もう時期は過ぎてしまったけど、まだ少し残っている紅葉もキレイでした。そして洛伽橋(ナッカキョ)というとっても急な石段を登り、観音様の祀られている観音堂へ。慈悲の菩薩である観音様に世界平和をお祈りしてきました・・・
仏国寺の敷地内には美術展示場や工芸品店、小さなカフェも発見。時間があれば、ここで一息したいところ。
仏国寺前には食堂やお土産物屋さん、ホテルなどが立ち並ぶ門前町もあります。ここで腹ごしらえをしたりお土産を買ったりしてもいいですね~。
さあ、市内に戻って残りの時間は慶州グルメを満喫~^^

午後5時頃 再び慶州市内へ

お昼に仏国寺へ向かった時に乗ったのと同じ10番バスに乗って再び慶州市内へ。晩ご飯にはまだ少し早いし、慶州駅前で下車してちょっと市街地をぶらぶらしてみよっかな~。駅前には大通りに沿って露店が並ぶの市場が続き、庶民的な雰囲気。ぱっと見、どこにでもあるような韓国の庶民的な市場の風景だけど、やっぱりどこかソウルと違う?!さらに活気がパワーアップしているというか・・・みんなとにかく陽気で明るい!中には自ら「写真を撮ってくれ!」とおっしゃるおじさんも(笑)。活気にあふれた市場を見て、なんだかこっちまで元気になったような気が!?そしてこの駅前の大通りから中に入ったところが洋服屋さんや映画館のあるエリア。大通りよりも若者が多い!?

午後5時半頃 ポリパッのお店で晩ご飯!!

日が落ちてきて辺りがちょっぴり暗くなってきたら・・・さあ~、お楽しみ晩ご飯の時間!駅から徒歩10分程のところにあるポリパッ(麦ご飯のピビンバ)が美味しいと有名なお店「スギョン食堂」にゴー!お店は昔の韓国の家の造りで、入口を入るとマダンとよばれる中庭があり、客席や厨房などがマダンをぐるっと囲むような形になっています。中庭に植えられた植物や、各部屋の出入り口の障子が韓国伝統の雰囲気を醸し出している情緒あるお店。このお店で評判のポリパッの他に、一日のシメ!ということで、マッコリとおつまみのノンコドゥンのムッチム(巻貝と野菜を薬味と唐辛子酢味噌で和えたもの)を注文。いっただっきま~す!
お店自家製のマッコリがついついすすんでしまって、ついに手酌・・・あ~サイコー!やっぱ自家製は違うね!

午後7時 慶州名物「皇南(ファンナム)パン」のお店に急げ~~!

もっと飲みたかった、とっても美味しいマッコリに後ろ髪をひかれつつ、帰りの列車に乗る前に慶州名物「皇南(ファンナム)パン」の本店へ!皇南パンとはあんこが入った薄皮のおまんじゅう。お店では大勢のスタッフがひたすら皇南パンを製造、販売。これだけたくさんの人が、たったひとつの商品を作っては売り、作っては売り・・・なかなかスゴイ光景。次々に入ってきては皇南パンを買い求め、帰っていくお客さんの数を見ても皇南パン人気の様子が伺えます。お土産用の箱詰めセットと一緒にバラ売りを1個だけ購入、その場でパクッ!ああぁ、まだあったかいできたての皇南パンはホントに美味しーい!

午後7時半頃 慶州駅からソウルへ

7時10分頃、7時14分発の列車にギリギリ間に合うように慶州駅に到着。帰りも行きと同じ、セマウル号で東大邱まで行き、KTXに乗り換えてソウルへ。ソウル駅到着は10時40分。まだ地下鉄も動いているし、余裕の帰宅。おつかれさま~!

《今回行ったお店などの場所》
ソウルから日帰り慶州への旅、いかがでしたか?ソウルからかなり距離のある慶州へ、しかも慶州市内からさらに離れたところにある仏国寺や石窟庵までホントに日帰りで行ってこれるのだろうか?と最初は思いましたが、しっかり観光もでき、美味しいものまでいっぱい食べた大満足の旅でした!今回は計画通りに交通機関を使うことができ、観光もスムーズにできたので最初に計画していたとおり、この限られた時間で昼・晩ともゆっくりお食事をしましたが、もうちょっとゆっくり観光地の見学に重点をおきたい場合は、たとえば晩ご飯は帰りの電車で食べるなどしてもいいかも。この強行日帰り旅、みなさんの旅の参考になりましたでしょうか?この旅行記を目安にみなさんに合った旅のプランを立ててみてくださいネ!以上、あっきーでした。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2007-12-07

ページTOPへ▲

その他の記事を見る