みぽりん＠そうる.com・第１１回「（速報）オリニ会長選挙の巻」

今年（２００３年）のスネ初等学校では、５年生からは副オリニ会長候補に６人が立候補し、６対１の激戦となりました。６年生からは会長１名と副会長を合わせて２名選ぶのに３名しか立候補しなかったのに比べたら大変な倍率。話題は自然と副会長に誰がなるかに集中し、会長選挙のほうは余り関心を示されないという不思議な選挙になってしまいました。まあ６年生になったらお勉強が忙しくなるし、５年生の１学期は立候補できる初めての機会だという内幕もあるのですが。

投票２日前の朝、学校に行ってみると、やってるやってる。。選挙戦の真っ最中でした。プラカードに大きなポスターを貼って叫んでいるじゃありませんか。「記号いちば～～ん！イ・チャンス」このように名前に番号を付けるのは韓国の習慣で、統一地方選挙や大統領選挙でも、必ず候補者の名前の後ろに番号がついていました。ちなみにノ・ムヒョン大統領は記号２番だったはず。それにしてもこのポスターの女の子はまるで女優さんのようにポーズをとっていて、強い気が感じられませんか。

おそろいのＴシャツくらいだったら可愛いもので、こちらの候補は応援軍団全員にテレビの人気番組を真似た衣装で登場。これじゃあ仮装行列ですね。

このように激烈な選挙戦が３日間繰り広げられたのでしたが、投票前の予想では、どう見ても６年生の女子が会長。副会長も女子が当選しそうな雰囲気でした。男の子は幼稚だし、ふざけすぎているような印象が強かったからです。（＃娘いわく）それに仮装行列をするなんて、選挙員は多すぎるし、不法経費を使いすぎだし、どう見ても選挙管理法違反だという声も多かったからです。（＃これも娘いわく）

このように嵐のような３日間が過ぎ去り、あっという間に会長、副会長の選挙は終わったのでした。夫いわく、韓国ではオリニ会長に選ばれたら、一族の栄光だ！ということで、学校に大型の寄付をするのが恒例となっているそうです。そういわれてみると校庭の藤棚や記念碑には「○○年度卒業。全校オリニ会長、副会長寄付」という文字が刻まれているのを見たことがありますが、あれはかなり高そうでしたよ。それでも子供のためなら多少の犠牲は問わないオモニたちですから、それくらいの覚悟は当然していることでしょう。今回惜しくも落選して「応援してくれたお友達に申し訳ないわ」と泣きくずれちゃった５年生女子！２学期も、来年もあるから、気を取り直してね。