ひらりーの韓国体験記~第4回~

芸術に浸かってきました~☆

芸術に浸かってきました~☆
 7月も後半。‘チャンマ(梅雨)’もそろそろ終わるっかな~っ・・・終わってほしいな~っと願っている今日この頃です。でも・・・次は本格的な暑~い夏の到来。「蒸し暑い」天気の表現が段階に応じていくつもあるほど、韓国の夏はムシムシするそう。(未体験。)外で過ごすのがおっくうになりがちなそんな日には、涼しい所で(←ココ重要です(爆))、暑さを忘れて、優雅に芸術を堪能するのはどうでしょう?
今回はちょっと高尚な感じで昔の韓国を体験してきました!

‘境界にて’~6.25戦争記念写真展~


 6月25日は韓国戦争(朝鮮戦争)が始まった日です。そして今年は勃発してから60年目です。・・・なんて歴史の時間にスヤスヤ眠っていた私は、日本で起こった出来事さえおぼろげ。ましてや他国に起こった事ならなおさら、よく知らずに過ごしてきました。しかーし!韓国で生活しているこの機会に、韓国の歴史に触れなければ!っと、6.25戦争記念写真展にいってきました。
大林美術館

大林美術館

 景福宮近くの大林美術館で行われている写真展‘境界にて’は、10人の写真家が戦争の‘痕’を探し訪ね、全国に散在した主要戦地の今と昔の姿、戦争とそこにある痛み、のような心理的描写を写真芸術で記録した写真展です。
 
 写真すべてをココで紹介することはもちろんできないので(泣)、写真一部と簡単に私の感想を。
 写真家ごとに作品が展示されているのですが、その中でも、軍隊で生活する一般兵たちを写した等身大程の写真、鉄線によって仕切られたDMZへ続く道を写した写真がとても印象的でした。今でもこの場所では緊張状態が続いているということを、あらためて感じました。
 

―戦後15―(イ・カプチョル作家)

―戦後15―(イ・カプチョル作家)

―鉄原2010年3月26日―(カン・ウング作家)

―鉄原2010年3月26日―(カン・ウング作家)



 この写真展では水・日曜に、現在芸能兵として任務に就くイ・ジュンギ兵イ・ドンウク兵が案内役を務めています。お二人の案内で写真展を鑑賞したい場合は申請してから行って下さいね~!私はイ・ジュンギ氏の説明を聞きに行ってきました^^はい。もちろんかっこよかったです。日本語での解説は全くないので、すべてを理解する事は難しいですが、合間のお客さんとのやり取りは面白かったですよ^^

 入場料1000ウォンなので、景福宮へ来られた方は是非一度足を運んでみてくださいっ!

チャンウ(倡優)アリラン

 
 韓国の伝統民謡「アリラン」。これまで聞いたことはあったのですが、歌詞の内容や直接聴く機会は一度もありません。意外に「アリラン」に触れる機会ってないですよね~。って話を知り合いの韓国人にしてみたら、とてもいい公演があるからから行ってきなさい!っとススメられ、行ってきました!
北村チャンウ(倡優)劇場

北村チャンウ(倡優)劇場


  行った先は昌徳宮横にある「北村倡優劇場」。こじんまりとしたその外観は芸術の香りがぷんぷんです。(勝手な妄想です。)地下にあるその劇場は100席程で、舞台がとても近い!
 11時から始まった公演では、春香伝のパンソリ(雑歌)や伝統楽器カヤグムの演奏、伝統声楽グループによる伝統音楽のパフォーマンス、もちろんアリランも合いの手やリズムの取り方などならって一緒に合唱も体験しました~!
パンソリ~春香伝~

パンソリ~春香伝~

♪伝統楽器カヤグム♪

♪伝統楽器カヤグム♪

国楽声楽グループ☆

国楽声楽グループ☆

伝統楽器の共演!

伝統楽器の共演!


私が習った1番はこんなかんじです。^^

     ※手拍子(トン トッ タトゥ タァ)のリズムで。

      アリラン アリラン アラリヨ【オルシグゥ~】

      アリラン峠を越えて行く【チョッタァ~】

      私を捨てて行かれる方は、【オルシグゥ~】
 
      十里も行けずに足が痛む。【チョッタァ~】

      ※オルシグゥ~:よいやよいやさ~の意。

       【 】は合いの手です。


 初めて歌って、合いの手入れて、ちょっと韓国文化に浸かってみたので、すぐにでも嫁にいけそうな気分になりました。(妄想癖です。)1時間の公演で、今まで知らなかった韓国文化に触れることができたので、とても大満足でした!
 春香伝のパンソリ(雑歌)では日本語・英語の字幕も出てきましたよ^^

 毎週金・土・日曜日の午前11時開演です。
 R席30,000ウォン、S席20,000ウォンっとちょっと高めかもしれませんが、韓国の伝統音楽・楽器に触れる機会はそうないので、ぜひ足を運んでみてくださいっ!

 


  私にとっての最後の学期が始まりました~。勉強もですが、韓国生活をもっともっと思う存分楽しみたいとおもいます~!
 ヨロブン タウメパヨ~☆


その他情報

※展示の写真は大林美術館から提供いただきました。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2010-07-26

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