注目の2階建てオープンバスに乗って、伝統市場をぐるっと一周してきました!!
こんにちは!ソウルナビです。皆さん、ソウル市内をぐるっとまわる「ソウルシティーツアーバス」ってご存知ですか?「ソウルシティーツアーバス」とは、ソウル市内の観光スポットをぐるぐる周るシャトルバスのこと。乗車券を購入すれば、その日は乗り降りが1日自由!自分のペースで観光を楽しめ、以前から観光客に人気の観光バスです。2013年2月、この「ソウルシティーツアーバス」に新しく「伝統市場コース」ができ、それにあわせてソウル初の2階建てオープンバス(屋根開放型2階建てバス)も登場!そこで今日は、運行開始したばかりの2階建てオープンバスをが紹介します!開放感あふれる2階建てバス、いったい乗り心地はどうなのか!?それでは、ナビと一緒に出発~♪
「ソウルシティーツアーバス」って、どんなバス?
「ソウルシティーツアーバス」はソウルの観光スポットを巡回運行する、シャトルタイプのバス。2013年3月現在、コースは5つあります。江北(漢江の北側)を中心に人気観光スポットをもっとも多く経由する「都心循環コース」、ソウル中心部に流れる清渓川沿いを走りながら、代表的な古宮も楽しめる「清渓川・古宮コース」、ソウルのロマンティックな夜景と幻想的な夜の漢江を楽しめる「夜景コース1」と「夜景コース2」。そしてこのたび新しく登場した、観光客に人気の東大門市場や南大門市場をはじめ12ヶ所のソウルの市場を周る「伝統市場コース」。どのコースもソウルのいろいろな顔を楽しめるコースです!
「伝統市場コース」を走るソウル初の2階建てオープンバス!
新しい「伝統市場コース」には3台の2階建てバスが運行しています。そのうちの1台が2階建てオープンバス(屋根開放型2階建てバス)。海外の観光地では見かけることもあるけれど、韓国ではソウルと釜山に1台ずつしかない、珍しいタイプのバス。そのため、注目度は抜群!2階席に座れば、天気の良い日などはさわやかな風を感じながらソウルの街並みを楽しむことができちゃいます!座席には日本語をはじめ多国語音声案内サービスも設置され、各スポットの簡単な説明を聞くことも可能。ただ、2階建てオープンバスの運行時間はその日によって変わるので、どうしてもこのタイプに乗りたい場合は事前にソウルシティーツアーバスに問い合わせて確認するのがよいでしょう。
<2階建てオープンバス外観>
<バス1階部分>
<バス2階部分>
<2階建て普通バス>
オープンバス(屋根開放型バス)以外には、このタイプのバスが運行しています。
チケットの購入方法
チケット販売所は、東大門トゥサンタワー(ドゥータ)前にあります。こちらには、日本語表記のあるシティーツアーバスのプログラムやコース案内もあり。チケット販売所以外でもチケットは購入でき、各停留所でバスへ乗車時に購入可能。支払いは現金・クレジットカード、共にOKで、バス乗車時にはT Moneyカードでの精算もできます(T Moneyカードを利用する場合は自前に残高確認をしておきましょう)。
[バス運行情報]
運行時間:(東大門ドゥサンタワー前起点)9:30~18:30
運行間隔:35分ごと ※オープンバスが来る時間は不定
運休日:年中無休
所要時間:約105分 ※交通状況により変わる場合があります。
乗車料金:12,000ウォン(高校生以下8000ウォン)
乗車券購入当日のみ乗り降りが自由に可能。
<問い合わせ先(ソウルシティーツアー): 02-1544-4239>
※2013年3月現在
●37.東大門ドゥサンタワー(ドゥータ)前→●38.芳山市場・中部市場→●39.ロッテヤングプラザ(明洞)→●40.ソウル駅バスターミナル6番乗り場→●41.南大門市場→●42.明洞通り→●43.鍾閣・鐘路若者通り→●44.仁寺洞・タプコル公園・楽園商店街→●45.世運電子商街・鐘路宝石商店街通り●46.広蔵市場→●47.平和市場→●48.東廟・トケビ市場・ソウル風物市場→●49.薬令市場(京東市場、清涼里駅青果卸し市場)→●50.馬場洞畜産物市場→●51.新堂洞中央市場(キッチン用具、トッポッキ通り)
※停留所番号は、ソウルシティーツアーバスの案内プログラムの表記に合わせています。
<バスには添乗員さんも同乗!>
バスには添乗員さんが1名ついていて、運行中に各観光スポットや市場についての案内を聞くこともできます(各バスには英語担当、日本語担当、中国語担当のいずれかの添乗員さんがつきます)。
それでは、オープンバスの上からコースを案内します!
【●37.東大門ドゥサンタワー(ドゥータ)前→●38.芳山市場・中部市場→●39.ロッテヤングプラザ(明洞)】
●東大門ドゥサンタワー(ドゥータ)前
東大門のファッションビルの中でも、若者に特に人気の高い「ドゥサンタワー(ドゥータ)」。「ファッショナブルなデザイン性の優れた商品と顧客が便利にショッピングできる空間を提供する」というコンセプトのもと、1999年のオープン以来、リニューアルを重ねながら東大門の人気スポットとして人気を集めています。1階には両替所もあり。フードコートも充実!
ドゥータ前から出発進行~^^
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観光客にもお馴染みのミリオレなどのファッションビルが集まったエリアを抜けて
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清渓川の下を通る乙支路(ウルチロ)を西へ進みます!
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このあたりは、小さな工具屋やペンキ屋、家財の店などがずらっと建ち並んでいます
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●芳山(パンサン)市場・中部(チュンブ)市場
お菓子作りに欠かせない製菓材料から、お菓子を作るための器具、パッケージまで、卸売りと小売りのお店がたくさんある「芳山市場」。スイーツ作りをする人達にとっての御用達エリア。
また、「中部市場」は韓国でも最大規模といわれる干物市場。1950年代から地元の人たちに親しまれてきた老舗市場です。
●ロッテヤングプラザ(明洞)
名前の通り、20代を中心とする若者向けのファッションを中心とした店舗が集まる「ロッテヤングプラザ」。この辺りの百貨店などよりも比較的リーズナブルな価格も魅力!地下1階にできたK-POPスタジオも観光客を中心に人気です。
ロッテヤングプラザ前にある停留所
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ロッテヤングプラザ
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【●40.ソウル駅バスターミナル6番乗り場→●41.南大門市場→●42.明洞通り→●43.鍾閣・鐘路若者通り】
●ソウル駅バスターミナル6番乗り場
ソウル駅バスターミナルには、シティーツアーバスだけでなく市内バスなどたくさんのバスが発着しています。ソウルと地方を結ぶ玄関口である国鉄ソウル駅の横には、2013年にオープンしたばかりのロッテアウトレットも!ロッテアウトレットは、国鉄ソウル駅に直結したファッションに特化した都市型アウトレットモールです。
●南大門市場(ナンデムンシジャン)
約2000坪の広い敷地内に1万軒以上の店舗が並び、衣類をメインにアクセサリー、食品、生活雑貨などなど、約1700種類以上の商品が売られる「南大門市場」。一日に往来する人の数は地元の商売人とお買い物客、さらに観光客までひっくるめて、なんと約30~40万人!
南大門市場
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新世界百貨店の向こう側には、南山の上にそびえる南山タワーが見えます!この日は、ちょっとモヤがかかってました
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●明洞通り
明洞通りは、明洞の中心部を東西に伸びる大通りで、多くの観光客でいつも溢れています。近年では化粧品が急増。ソウル観光では、外せないスポットですね。
明洞通り入口横の停留所
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言わずと知れたソウルを代表する繁華街、明洞。
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●鍾閣(チョンガク)・鐘路若者通り(チョンロチョルムメゴリ・旧ピアノ通り)
韓国内で最も大きな鐘で、宝物(国宝と重要文化財の中間)として毎年大晦日にたった一度だけ深い鐘の音色を響かせる鍾閣の普信閣(ポシンガッ)。
「鐘路若者通り」は2009年6月新しくできた、露店のために作られた通り。もともとこのエリアは大通りぞいの歩道にズラっと並ぶ露店が有名だったのですが、「チョルムメゴリ」は繁華街の中に。
この日、鍾閣の普信閣にバスが通りかかった時はちょうど行事中でした。地下鉄1号線チョンガク駅出口のある交差点にあり
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鐘路若者通りのお店の営業時間はだいたい午後3時頃から夜の12時頃までで、暗くなると活気が一層アップ!?
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【●44.仁寺洞・タプコル公園・楽園商店街→●45.世運電子商街→●46.鐘路宝石商店街通り→●47.広蔵市場】
●仁寺洞・タプコル公園・楽園商店街
古都の雰囲気を楽しみつつ、センスある伝統小物のショッピングや伝統スイーツなど楽しめる観光地として人気の仁寺洞。
タプコル公園は、1897年、大韓帝国の総税務司だった英国人J.M.ブラウンが造ったソウルで最初の近代式公園。以前は「パゴダ公園」と呼ばれていました。現在はいつもおじいちゃんをはじめ地元の人の集いの場として親しまれている場所です。
さて次は、これまた人気の観光地、仁寺洞のある安国駅方面へ。すぐ向こうには、楽園楽器商店街が見えてきました
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2階建てオープンバスがめずらしいようで、ナビが手を振ると手を振りかえしてくれる街の人々
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こちらが停留所。ここも小さくて見逃しやすい・・・
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バスは鍾路をぐんぐん東へ~
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●世運電子商街・鍾路宝石商店街通り
●広蔵市場(カンジャンシジャン)
韓国アジュマやアジョシたちのパワーのみなぎる魅力満点の在来市場。観光客にも人気のピンデトックや麻薬キンパッ、それにユッケのお店など、韓国グルメ好きにはたまらない市場です!
広蔵市場入り口
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広蔵市場のあるチョンロオーガ(鍾路5街)駅を過ぎても、こんな雰囲気のある市場があったり
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【●47.平和市場→●48.東廟・トケビ市場・ソウル風物市場→●49.薬令市場(京東市場、清涼里駅青果卸し市場)→●50.馬場洞畜産物市場→●51.新堂洞中央市場】
●平和市場(ピョンファシジャン)
●東廟(トンミョ)・トケビ市場・ソウル風物市場
●薬令市場(ヤンニョンジャン)、京東市場(キョンドンシジャン)、清涼里(チョンニャンニ)駅青果卸し市場
ソウル最大の漢方市場である薬令市場」。韓国で取り扱われる漢方の70%以上がこの市場で流通し、高麗人参や鹿茸をはじめとする様々な漢方が市中価格より安く手に入ります。 薬令市場のすぐ横に位置する「京東市場」。朝鮮戦争の後、ソウル市民の生活が回復し始めた頃に京畿道や江原道で生産された農産物や食糧が清涼里(チョンニャンニ)駅などを通してこのあたりに集まり、市場となりました。ソウルの中でも最も伝統ある市場のひとつ。
●馬場洞畜産物市場(マジャンドンチュクサンムルシジャン)
首都圏畜産物流通の60~70%を担う卸し・小売市場。食肉などはマートで買うよりも2割程度安く販売されていることも!精肉店で買った肉を目の前の食堂で焼いて食べるなんてこともできたりします。
●新堂洞中央市場(シンダンドンチュンアンシジャン)
東大門市場、南大門市場と並んでソウルの3大在来市場と呼ばれる「新堂洞中央市場」。キッチン用品や業務用家具を扱う市場としてソウル市民に古くから親しまれています。最近ではトッポッキ通りとして観光客には有名になりました。
新堂洞中央市場
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地下鉄シンダン駅を曲がって、スタート地点の東大門へ!東大門に着いたら、このコース1周が完了です~
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【グルっと1周!再びスタート地点の東大門トゥサンタワー前へ】
いかがでしたか?ナビも実際にこうやってバスに乗ってまわってみたけれど、ソウルってこんな街だったんだぁ!ということが改めてわかったような気がします。伝統市場にもひとつひとつ独特の雰囲気があり、1日かけてもじゅうぶんに楽しめるハズ!もし、ずっと2階座席に座ってるのがちょっと落ち着かないって時は1階席でゆったりするのもOK!また途中下車しては市場をまわり、また次の2階建てバスに乗って周る、というのもいいかも!?運行開始して間もない「伝統市場コース」は、まだあまり観光客にも知られてないとっておきの観光コース!ソウルに来た際は2階建てオープンバスで伝統市場をまわってみてはいかがですか?以上、高いところが大好きなソウルナビでした。