コーミィの子連れで地方旅行に行ってきました~ 慶尚北道 奉化編

ヒノキ風呂付の素敵なペンションに泊まって、松茸祭りと鮎のフルコースを堪能してきました!


こんにちは!ソウルナビのコーミィです。朝晩の気温の変化に体調を崩している方も多いですが、皆さんは大丈夫ですか? 毎年この時期、ひどいアレルギー性鼻炎に悩まされていたコーミィですが、今年は全く症状が出なくて絶好調~!  コーミィは韓国の四季の中で秋が一番好きなんですが、その理由はもちろんおいしい味覚が盛り沢山だから~^^ それと青く澄んだ秋空が気持ちいいのと、韓国の短い秋ってなんだか哀愁を誘うんですよね。さらに涼しい夜はとことん熟睡できる!・・・考え出すと理由は尽きませんが、韓国の短い秋を楽しもうといろいろ模索中でございます。そして待ちに待った秋の味覚の王様、松茸のシーズンが到来~! コーミィ家の恒例イベントになりつつある松茸狩りにプラスし、韓国で初めて鮎のフルコースをいただいて来ました~!

◆◇◆奉化(ポンファ)松茸祭り◆◇◆


松茸は、韓国の東側を南北に走る山脈沿いが良質の松茸がよく採れる産地と言われています。昨年(2014年)訪れた襄陽(ヤンヤン)もさることながら、奉化(ポンファ)も言わずと知れた松茸の産地。数年前に一度訪れたことがありましたが、その時は鳥インフルエンザで残念ながらお祭りが中止に。今回はそのリベンジということで、友人家族を誘い、さっそくポンファ松茸祭りの会場へ行ってみることに! 乃城川(ネソンチョン)に架かる乃城大橋と奉化大橋のたもとで開催されるポンファ松茸祭りは川辺の両サイドに設置された青&白のテントが青空によく映えています。Aブースには松茸や特産のフルーツを販売するコーナー、反対側のBブースには特設ステージや伝統遊び、ネイルアートなどの体験コーナーで構成されています。食堂はAとBどちらにもありましたが、Aブースの方が屋台やセルフ焼肉食堂など種類も豊富!
小さな橋を渡ってAブースとBブースを行き来できます^^ 小さな橋を渡ってAブースとBブースを行き来できます^^

小さな橋を渡ってAブースとBブースを行き来できます^^


◆◆◆松茸&キノコ◆◆◆
それではブースごとに見ていきましょう! お祭りのメインである松茸ははずせませんよね。ポンファ産のブランド松茸には一つひとつにタグがついています。ここ数年は豊かな雨に恵まれず不作が続いているんだとか。その中でも貴重なポンファ産松茸を発見!
最高級1等品!

最高級1等品!

こちらがポンファ産の松茸♪

こちらがポンファ産の松茸♪

松茸だけではなく、他にも色々なキノコを販売。 松茸だけではなく、他にも色々なキノコを販売。 松茸だけではなく、他にも色々なキノコを販売。

松茸だけではなく、他にも色々なキノコを販売。


◆◆◆ポンファ韓薬牛◆◆◆
漢方薬の韓薬を食べさせて育てたポンファ産のブランド牛を販売。地元の畜業協同組合や農業協同組合が低価格で提供する牛肉コーナーで好きな部位を購入したあと、すぐ隣りにあるセルフ焼肉食堂でおいしくいただけます。

◆◆◆果物や野菜類◆◆◆
ポンファ周辺で採れる果物や野菜。秋の味覚がいっぱい!ポンファはテチュ(なつめ)の産地としても有名なんですって^^
チャドゥ(すもも)

チャドゥ(すもも)

テチュ(なつめ)

テチュ(なつめ)

アルプスオトメというミニ林檎で日本の品種のようです。試食させてもらったら、甘酸っぱくておいしかった^^ アルプスオトメというミニ林檎で日本の品種のようです。試食させてもらったら、甘酸っぱくておいしかった^^

アルプスオトメというミニ林檎で日本の品種のようです。試食させてもらったら、甘酸っぱくておいしかった^^

落花生、栗

落花生、栗

さつまいも

さつまいも

オミジャ(五味子)エキス

オミジャ(五味子)エキス

薬草

薬草

山参(山で採れる天然の人参)

山参(山で採れる天然の人参)


◆◆◆おいしい食べ物集まれ~◆◆◆
やっぱり見逃せないご当地グルメ! 屋台式の食堂では豚の丸焼きを準備中。そば粉のクレープやススプクミは江原道ならでは!?コーミィたちはセルフ式のビュッフェ食堂でおかずとご飯を好きなだけ盛って子供たちのお昼ご飯に。大人たちは松茸クッパを舌包み☆
豚の丸焼き! 豚の丸焼き!

豚の丸焼き!

江原道地域名物のおやつ、奥からメミルチョンビョン(そば粉のクレープ)、ススプクミ(キビ入り焼き餅)、白菜のジョン(チヂミ) 江原道地域名物のおやつ、奥からメミルチョンビョン(そば粉のクレープ)、ススプクミ(キビ入り焼き餅)、白菜のジョン(チヂミ) 江原道地域名物のおやつ、奥からメミルチョンビョン(そば粉のクレープ)、ススプクミ(キビ入り焼き餅)、白菜のジョン(チヂミ)

江原道地域名物のおやつ、奥からメミルチョンビョン(そば粉のクレープ)、ススプクミ(キビ入り焼き餅)、白菜のジョン(チヂミ)

セルフ式のビュッフェ食堂でおかず&ご飯&乾燥タラスープ、大人は松茸クッパ&ご飯でランチ~^^ セルフ式のビュッフェ食堂でおかず&ご飯&乾燥タラスープ、大人は松茸クッパ&ご飯でランチ~^^ セルフ式のビュッフェ食堂でおかず&ご飯&乾燥タラスープ、大人は松茸クッパ&ご飯でランチ~^^

セルフ式のビュッフェ食堂でおかず&ご飯&乾燥タラスープ、大人は松茸クッパ&ご飯でランチ~^^

橋の上ではパレード中。道のあちこちで小麦粉が原料のポンファ産マッコリを無料で提供~ 橋の上ではパレード中。道のあちこちで小麦粉が原料のポンファ産マッコリを無料で提供~ 橋の上ではパレード中。道のあちこちで小麦粉が原料のポンファ産マッコリを無料で提供~

橋の上ではパレード中。道のあちこちで小麦粉が原料のポンファ産マッコリを無料で提供~


◆◆◆展示、伝統遊びなど◆◆◆
ポンファ松茸の展示 ポンファ松茸の展示 ポンファ松茸の展示

ポンファ松茸の展示

慶尚北道の無形文化財”ユギ(真鍮製の食器)” 慶尚北道の無形文化財”ユギ(真鍮製の食器)” 慶尚北道の無形文化財”ユギ(真鍮製の食器)”

慶尚北道の無形文化財”ユギ(真鍮製の食器)”

子供の遊び。松茸をかたどったボーリングおもしろそう! 子供の遊び。松茸をかたどったボーリングおもしろそう! 子供の遊び。松茸をかたどったボーリングおもしろそう!

子供の遊び。松茸をかたどったボーリングおもしろそう!

陶芸体験と焼き物の販売 陶芸体験と焼き物の販売 陶芸体験と焼き物の販売

陶芸体験と焼き物の販売

◆◇◆松茸狩りへGO♪◆◇◆


ポンファ松茸祭りでは、無料で松茸狩り体験が楽しめます!
事前に予約が必要なのと当日は各自車で移動しなくてはなりませんが、祭り期間中は午前と午後に1回ずつツアーが行われ、コーミィたちも午後の部に参加。案内人に引率され計6台の車が連なってお祭り会場を後にします。車で約30分ほど走ってある山の中へ入り、それぞれ車を降りて集合。それから15分ほど山を登っていきます。目的地に到着したら松茸を探し始めるのですが、案内の方からの説明で衝撃的な発言が!!
「 ここ数年、ほとんど松茸が採れていない」
・・・なんとまぁ!! 韓国の中部地域は今夏、あまり雨が降らず日照り続き。台風もほとんど来なかったので例年同様の大不作だったそう。山のオーナーさんは今年豊作だった蔚珍(ウルチン)の知り合いに松茸を分けてもらったとか。この話を聞き、みんな意気消沈で松茸探しを断念。コーミィたちもかなりがっかりでした。

◆◇◆今夜はペンションでお泊り◆◇◆


松茸が一つも見つからなかったのはとても残念でしたが、気を取り直して宿泊予定のペンションへと向かいましょう!松茸狩り体験場で現地解散となり、そこから車で10分ほど。名山の清涼山(チョンリャンサン)に程近い山間の地域にペンションがあります。すぐ近くには川が流れ、屋外BBQ場も備わり、さらにヒノキ風呂が楽しめるということでポンファに来たらここに泊まるべし!という人気のペンションだとか。 1階にはヒノキ風呂、2階はロフト式で寝室が2部屋あるので大人4人&子供3人の総勢7人が泊まるには十分な広さ。さっそく子供たちはヒノキ風呂にお湯を溜め始め、コーミィたちはBBQの準備に取り掛かります。
家族風呂として楽しめるヒノキ風呂☆ 家族風呂として楽しめるヒノキ風呂☆

家族風呂として楽しめるヒノキ風呂☆

2階のロフトには部屋が二つ 2階のロフトには部屋が二つ

2階のロフトには部屋が二つ

屋外BBQ場はいくつかある好きな場所で調理可能! 屋外BBQ場はいくつかある好きな場所で調理可能!

屋外BBQ場はいくつかある好きな場所で調理可能!

こちらはカップルや少人数用のお部屋

こちらはカップルや少人数用のお部屋

夏季の期間中はカフェを営業

夏季の期間中はカフェを営業

すぐ近くの川には魚が沢山!

すぐ近くの川には魚が沢山!


◆◆◆夕食はもちろんBBQ!◆◆◆
ペンションの近所には小さなスーパー2軒にお肉屋さん、さらに食堂が数軒とチェック済み。買い物や食事にはまず困りませんね。アッパ(おとうさん)たちが食材を買いに行っている間、コーミィと友人で家から持参したお米を炊いて帰りを待ちます。食材を買い込んできたアッパたちが戻り、すぐにBBQの始まり~ 松茸祭りの会場で調達して来たカサの開いた中サイズの松茸が3つで3万ウォン。予算的にはまぁまぁ。翌日の味噌汁用に少しだけ松茸を残し、あとは生で食べたり、牛肉に入れて一緒に炒めたりと秋の香りを楽しみます^^ お肉はもちろんのこと、友人からおすそ分けでいただいていたサツマイモを2種類持参してホイル焼きにしてみると、ホクホクのおいもが甘くてとってもおいし~♪ 秋夕のお供え物で残っていた栗も同じようにホイル焼きにしてみると、こちらもかなりいける!持ってきた甲斐がありました~
今夜のメイン料理!お祭り会場で調達していた松茸&近所のお肉屋さんでゲットしたお肉。豚は網焼きにして牛はフライパンでソテーに♪ 今夜のメイン料理!お祭り会場で調達していた松茸&近所のお肉屋さんでゲットしたお肉。豚は網焼きにして牛はフライパンでソテーに♪

今夜のメイン料理!お祭り会場で調達していた松茸&近所のお肉屋さんでゲットしたお肉。豚は網焼きにして牛はフライパンでソテーに♪

家から持って来た栗とサツマイモをホイル焼きにしたらホックホク~♪ 家から持って来た栗とサツマイモをホイル焼きにしたらホックホク~♪

家から持って来た栗とサツマイモをホイル焼きにしたらホックホク~♪

さぁ、BBQも十分に楽しんだし、後片付けをしてヒノキ風呂にでも入りますか~なんて思っていたところ、緊急事態発生!ヒノキ風呂にお湯を使いすぎ、夜ボイラーのお湯が足りなくなってしまいました><!大人たちはシャワーも浴びれずヒノキ風呂にも入れず、お鍋にお湯を沸かして簡単に洗顔と歯磨きで寝る羽目に・・・
今夜は早めに寝ます。

◆◇◆翌日、今日は何をしよう~?◆◇◆

朝食は簡単に♪

朝食は簡単に♪

朝からみんなで足湯を楽しみました☆

朝からみんなで足湯を楽しみました☆

松茸味噌汁、ご飯、昨日の残りのお肉で簡単に朝食を済ませ、翌朝ようやくボイラーのお湯が沸いたので足湯を楽しみました。ペンションをチェックアウトして釣具屋さんで魚釣りの穴場を教えてもらい、みんなで川遊びに出発~! 外はとっても涼しくて空気もおいしい!車の窓を開けてドライブしていると山の中に小さな駅を発見。江原道の江陵(カンヌン)と奉化(ポンファ)間を結ぶ嶺東(ヨンドン)線で、一般列車以外にも観光列車の『中部内陸循環列車』が走っているそうですョ。
嶺東線の縣洞(ヒョンドン)駅とレトロなトンネル 嶺東線の縣洞(ヒョンドン)駅とレトロなトンネル 嶺東線の縣洞(ヒョンドン)駅とレトロなトンネル

嶺東線の縣洞(ヒョンドン)駅とレトロなトンネル

釣り組みの男性陣と網組の女性陣、どちらに軍配が!? 釣り組みの男性陣と網組の女性陣、どちらに軍配が!?

釣り組みの男性陣と網組の女性陣、どちらに軍配が!?


釣りの穴場ポイントにやって来ました!見晴らしのいいポジションを見つけ、さっそく魚釣りと魚取りの対決。男子3人組は釣り、女子4人組は網を使った魚取り。どちらが沢山魚を見つけられるかな!?
2時間ほどで合計15匹もの魚が獲れました!魚を見つけたのは、ほとんど娘のお友達。お母さんとの連携プレーが功を成して、結果魚取りチームの勝ち~ お昼の時間はとっくに過ぎていたのですが、持参していたゆでタマゴや梨、お菓子で空腹を少し満たし、みんな川遊びに熱中しちゃいました!

◆◇◆遅めのランチ?それとも早めの夕食?◆◇◆


旅行の締めくくりである最後の食事はポンファでしか食べられないポンファらしい食べ物を求め、お祭り会場のある街に戻ってきました~午後3時。さすがにおやつだけでは足りなくて、みんなお腹がすいています。山の中ではネットがつながらず検索ができなかったので、昨日お祭り会場でもらっていたガイドブックに掲載されているお店をいくつかあたって探し始めます。数軒のお店に電話し、ようやくある1軒のお店につながりました。20分後に到着する旨お店の人に伝え、念のため予約もしました。

◆◆◆カンビョン食堂◆◆◆
お祭り会場から徒歩5分ほど。お店の目の前には乃城川沿いに小さなキャンプ場があります。こちらのお店はポンファ産の鮎が食べられる隠れた名店。お店の主人は先月、韓国技能員協会主催のロハス料理部門で優秀賞を受賞したばかりとか^^ お料理に期待できますね~メニューには載ってない9万8千ウォンのコースを注文。7人だと少ないかもしれないからとサラダやチャプチェなどのおかずを子供たちの分サービスしていただきました。
メニューはいくつか価格の訂正あり

メニューはいくつか価格の訂正あり

テーブル席と隣にオンドル席があります

テーブル席と隣にオンドル席があります

先月受賞したばかりの賞状とメダル

先月受賞したばかりの賞状とメダル


◆◆◆フルコースの献立◆◆◆
柚子ドレッシングのサラダ(韓国人好みの少し甘めのドレッシング)
ホバッ(カボチャ)入りキムチ(カボチャの自然の甘み溢れたおいしいキムチでした)
ゴボウ入りチャプチェ(家でも真似してみたい味。ゴボウの歯ごたえと麺が実に合います!)
魚のキムチ(料理名を忘れてしまいました^^;味はかなり発酵していてお酒のおつまみに合いそう)
時計周りに、サラダ、ゴボウ入りチャプチェ、ホバッキムチ、そして魚のキムチ 時計周りに、サラダ、ゴボウ入りチャプチェ、ホバッキムチ、そして魚のキムチ

時計周りに、サラダ、ゴボウ入りチャプチェ、ホバッキムチ、そして魚のキムチ


鮎焼き(子供たちもきれいにかぶりつくほど。鮎焼きがやっぱり一番日本人の口に合います^^)
鮎の天ぷら(揚げたてを提供してもらえるので小骨も気にならずまるごといただけました)
鮎のタンスユッ(酢豚のようなソースがかかった中華風)
鮎のカンジョン (鮎を揚げて甘いソースをかけたもの)
鮎のチュオタン (鮎をすりつぶした辛いスープ)
山菜ごはん(松茸入りのご飯に山菜ナムルを混ぜていただきます)
鮎の塩焼き

鮎の塩焼き

鮎の天ぷら

鮎の天ぷら

鮎のタンスユッ

鮎のタンスユッ

鮎のカンジョン

鮎のカンジョン

松茸入り山菜ごはんと鮎のチュオタン

松茸入り山菜ごはんと鮎のチュオタン


食べきれないほどの量でびっくり。何年分の鮎を食べたんだろう!?こんなに鮎を食べたのは初めて!お店のおじさんはとても気さくな方で、食事をしたあとアッパたちはポンファの鮎事情について話をしていました。前日泊まったペンション近くの清涼山の渓流で鮎が獲れるんだとか。もともと鮎のシーズンは初夏ですが、養殖ものも入荷するので鮎の刺身も食べられるそうですよ。またご自宅が1階部分(お店は2階)にあるので年中無休だそう。ご主人一人で調理と配膳をされていたので大変そう。さきほど電話した時はもしかして自宅でお休み中だったのかな?コーミィちょっと気になったことが・・・外の看板は鮎ではなくてどうしてフグなのか?でも結局聞けずじまいでした。いずれは鮎の看板を大きくで~んと掲げてPRして欲しい~。以上、ソウルナビのコーミィがお伝えしました!

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2015-10-19

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