ベスト・フード「プルコギ」

特性ダレに漬けたジューシーな韓国の肉料理!

こんにちは!ソウルナビです。皆さん、韓国の肉料理といえば?そう、やっぱり一番目はカルビ。でもでも、その次に外せないのがプルコギじゃないですか?!そう、今日はその「隠れた定番」プルコギを取り上げたいと思います!韓国料理の中でも辛くない食べ物の代表選手、醤油ベースの甘辛の味付け肉をお山のようなこんもり鍋(あるいは網)で焼いて食べる、とってもジュ−シ−なお肉料理!って考えただけでもヨダレが出そう、なのはナビだけかしらん?あれ?そんなことないですよね?それでは気を取り直して、今日のベストフード第8弾「プルコギ」について一挙にご紹介しま~す!
そもそもプルコギとは?
中国は遙か昔の紀元3世紀の晋の時代、重要なお客が来たときにもてなしていたのが串に刺した味付け肉(メクチョッ)。そのメクチョッが高句麗(コグリョ・紀元前1世紀~紀元7世紀)に渡り、たっぷりの胡椒とニンニクに加えて高句麗の人々が開発した独自の醤(ジャン)で味付けされた高句麗式メクチョッとなりました。その高句麗時代の肉料理が、肉に味をつけてから調理するという点で現代のプルコギの元祖だそうです。

お店のプルコギの作り方教えて!

材料
砂糖、醤油(火を通したもの)、胡椒、ごま油、味元(ミウォン)、すりおろしニンニク、ごま、刻んだ玉ねぎ、刻んだ梨、野菜(マッシュルーム、シメジ、玉ねぎ、ねぎ)、肉(ロース)
※企業秘密のため分量は秘密にさせていただきますm(_ _)m
作 り 方
1、 材料の準備からスタート!
☆プルコギで有名な「江西麺屋(カンソミョノッ)」の料理長からのポイント☆
・醤油はクセが強いので事前に火を通しおきましょ~!
・ニンニク、玉ねぎと梨はすりおろして置きます。
・肉は薄切りロースを使用。(なので適当な大きさに切るだけでOK!)
2、 プルコギのタレを作ります。
ごま油にみじん切りした玉ねぎと梨を刻んだものを入れ、ニンニク、ゴマ、味の元、砂糖、胡椒を入れたものをまず作ります。
最後に醤油(火を通したもの)と倍の水を入れたらタレの完成!
胡椒

胡椒

ゴマ

ゴマ

ごま油

ごま油

ニンニク

ニンニク

味の元

味の元

砂糖

砂糖


たまねぎと梨をきざんだもの
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ベスト・フード「プルコギ」
3、 肉は適当な大きさに切りま~す。
4、 肉をプルコギのタレにいれま~す。
5、 よく混ぜて約1時間ほど漬けます。(そうすると赤みを帯びた肉は茶色くなります)
6、食べるときは中火からじっくり焼きます。(資料提供:江西麺屋)
肉を柔らかくするには?
焼いて食べる場合は、結合組織が小さい肉が美味しくて柔らかいということで、一般的にヒレやロースを使いますが、さらに柔らかいお肉を食べたい!という方に!まず肉を薄く繊維を切るように削いで縦横に包丁を入れた後、梨や清酒、砂糖などに漬けてしばらく置いておきます。こうすることによって酵素作用が活発になり、肉が柔らかくなりますョ!
プルコギの美味しい食べ方って?
ちょっとムズカシイ話をすると(えへん)、肉のたんぱく質であるミオシンとミオゲンが固まるのが40度前後、そのたんぱく質の凝固点前後が一番美味しいんだそうです! うーん、それはともかくテクニックとしては?
1、味付けしたプルコギをプルコギ鍋で焼く場合、
火にかけたプルコギの鍋に先ずユクス(肉汁)を入れて温めた後、肉を広げて載せ、焼け始めたら一度だけひっくり返してさらに焼いてから食べるとうまい!
2、肉を焼き網で焼いて食べる場合
先ず焼き網を火の上に載せて温めた後、肉を載せ、強火で表面だけまず焼いた後、中火にしてじっくり中まで焼くと、肉の肉汁を逃がさずに食べれますヨ!

プルコギ、ここがおいしい!ナビおすすめの店

「カンソミョノッ(江西麺屋)」
自慢のプルコギは野菜たっぷりのさっぱり味!
日本の某雑誌スタッフがプルコギのお店を何軒も食べ歩き、一番美味しいところを密かにチェックをした時にも選ばれたお店だとか。もともと冷麺(ネンミョン)で有名な創業50年の老舗。ですが肉料理の一番人気、プルコギでもかなり名の通ったお店。プルコギは玉ねぎ、ねぎ、マッシュルームなどのたっぷりの野菜が、味付けダレに入った砂糖の甘さを吸収してくれるので、さっぱりいただけるのが特徴。
「ウレオッ(又来屋)」
昔ながらのプルコギそのまま!
ここは冷麺(ネンミョン)でも有名ですが、その次に有名なのが"プルコギ" 。その味付けには何か隠し味のような秘密の材料が入ってるのかと思っちゃいますよね?でも普通のプルコギを作る材料とほぼ同じ。ただあえて秘訣といえば、同じ材料を使ってもその配合が重要ポイントらしいです。ここ「ウレオッ」のプルコギは甘味が少なくさっぱり味で、お肉がとても柔らか~いのが特徴。さらに無砂糖プルコギもあるので、あま目のプルコギは飽きてしまって。。。と言う人にはおすすめ!お肉も江原道(カンウォンド)からの柔らかい1等級国産肉を使用しています!そのままで十分柔らかい、肉自慢の創業55年の老舗!
「オニャンプルコギ」
韓国の慶尚南道(キョンサンナムド)、オニャン(彦陽)地方(プサンの近く)は、昔からミナリ(セリ)とプルコギの美味しいところとして有名。小さく切った質のいいソコギ(牛肉)を、オニャン地方の独特な味付けソースにつけておいて、炭焼き網で直接焼いて食べるプルコギはちょっと変わってるでしょ!しっかり焼かずに赤みが引いたくらいで食べるのが美味しく食べるコツ!ちょっと変わったプルコギの味を試してみたい方はここ、「オニャンプルコギ」に来てみてね!

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2001-12-12

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