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傷心のペクタム(百潭)寺の旅(前編)

みぽりん一家もチョン・ドゥファン氏の後を追って、ペクタム寺へ

お久しぶりです。みぽりんです。
夏は皆さん楽しい休暇を過ごされたんでしょうね~。私はこの10年来、こんなに辛い夏休みは初めてでした。なに?なに?自分はいつも辛いのよ?そんな方もきっといらっしゃるでしょうね。でもいつもハッピーなみぽりんにとっては久しぶりの長くて、暑い夏だったのです。そんなわけで、今年は日本にも行けず、プールにも行けず、ホテルにも行けず、結局夏休みも残すこと僅か一週間となってから、江原道に行ってきたのです。それも大変な山奥にあるお寺に行ってきました。ずばりペクタム寺です。ペクタム寺ってなあに?と日本ではほとんど知られていないと思いますが、こちら韓国でもあまり有名ではありません。それでも時々ペクタム寺の名前が人の口に上るのは、韓国の第12代大統領だったチョン・ドゥファン(全斗煥)氏が親戚の汚職事件で政界を追われてから、奥さんと二人で流刑のような形で数年間隠遁していた場所だからです。ですからペクタム寺=流刑=隠遁生活というイメージがあるわけです。実は私の友人が、20代の始めにビジネスを起こして大失敗してしまい、一ヶ月間泣きながらここに篭ったことがあるというお話を以前聞いた事があったんです。大失敗=大泣き=ペクタム寺という公式も成り立つわけです。そんなわけで傷心のみぽりん一家もチョン・ドゥファン氏の後を追って、ペクタム寺へと旅に出かけたのでした。

−ソウルからペクタム寺へ−
みぽりんは車で行きましたが、バスでも行けます。

高速バス

ソウル・サンボンバスターミナルからソクチョ行き高速バスに乗り、ヨンデリで下車
※ソクチョ市外バスターミナルからもバスが出ています。
※チンブリョン、ウォントン経由のみ通過するので注意してください
料金  15000ウォン
運行時間  7時10分~17時15分
所要時間  4時間30分
運行本数  一日6便

※ソウルサンボンバスターミナル : 02-435-2122/02-495-5501~5
http://mountains.new21.net/infor/seoul_sangbong_2.htm


あ~~傷心のペクタム寺
ペクタム寺はソラク山の奥深いところにあります。海岸沿いのソクチョ市周辺を外ソラクというのに対して、こちらは内ソラク。今でも山奥だな~という感じですから、その昔は熊と虎と一緒に暮らしたい人しか行かなかっただろうと思います。さてペクタム寺に行く登山路はヨンデリにあります。車で行く場合も、ここにある市営駐車場に車を留めてから、国立公園入場料を払い、区間バスに乗って4キロ登り、それから3キロの山道を40分ほど徒歩で登らなければなりません。バスの待ち時間まで計算したら麓のヨンデリから1時間30分、ソウルからは6時間以上掛かるわけです。

− 国立公園入場料 −
大人:2600ウォン     学生、子供:1200ウォン
区間バス(3月から11月末まで)  大人:800ウォン         学生、子供:400ウォン
区間バスは清流沿いの細い道をごとごとと登っていくのですが、両側の山林は落葉樹ですから秋の紅葉は素晴らしいと思います。また清流のお水の綺麗なこと!ソウルでは絶対お目に掛かれない渓谷です。もちろんこの川の水でご飯を炊いたり泳いだりなんてことは絶対出来ません。この周辺の渓谷は国立公園の管理人さんの目がいつも光っているのですよ。それにしてもこの山道は傷心の私にとってはかなりきつくて、ハートがブレイクしちゃいました。(??)渓谷が見え隠れしてとても美しい山道なんですが、山道は山道。ちゃんと歩かないとお寺まで着きません。
山道を登ること30分。目の前に「内雪嶽百潭寺」(ネソラクペクタムサ)という大きな門が見えてきました。やっと到着。そしてしばらく行くと道が左右に分かれていたので、左の道を行きましたが、ああーーー目の前に素晴らしい川の流れとお寺の全景が見えてきたのです。
ペクタム寺に行く道沿いに流れていた渓谷は、お寺の前で大きく曲がって、小さな池を作っていました。そしてこの湖を渡るとお寺に着くようになっているのです。
川の中にはセメントを固めた道が作られていて、車も通れるようになっているのですが、わざと道の上にも水を流して、まるで川の中を歩いていくとお寺に着くようになっているのです。この演出!素晴らしいと思いませんか。まるで三途の川(?)を渡るような気分ですよ。
ペクタム寺
電話 : 033-462-3224
7世紀からこの地にお寺はあったようですが、今の形になったのは17,8世紀のことです。それにしてもかなり昔からあったんですね。最初に私達が入ってきた道(左側)は裏道だったようで、もう一本の道(右側)を行って橋を渡ると、正門に着くようになっていました。
正門前に掛かる橋

正門前に掛かる橋

正門から入ると、目の前に本堂があります。

正門から入ると、目の前に本堂があります。

本堂の内部

本堂の内部

日本のお寺というと、お墓があって、墨染めの衣を着たお坊さんが、お経を唱えているイメージがありますが、韓国のお寺はちょっと違っていて、修養の為の場所。つまり修道院や道場のようなイメージがあります。このお寺も例外ではなくて沢山の小さなお部屋があって、修行中のお坊さんも沢山いましたが、私たちのような一般人も泊めてくれるようになっています。言うならばテンプルステイです。そして私達もペクタム寺に泊めてもらっちゃいました。

−ペクタム寺テンプルステイ−
一泊二食付き1万ウォン
パパのすぐ後ろが私達の泊まったお部屋です。

パパのすぐ後ろが私達の泊まったお部屋です。

お部屋の内部

お部屋の内部

お部屋にはお布団が2組あるだけで、他には何もないただの小部屋でした。トイレも洗面所もシャワーもありません。お布団はお願いしたら幾らでも貸してくれますが、あまり清潔ではありませんでした。

洗面などは共同の洗濯室でするようになっていますが、シャワーのみならずシャンプー、リンスの使用も禁止です。暖かいお湯も出ません。トイレは外にあります。
<洗濯室の内部。>
ペクタム寺での生活
昼頃ソウルを出発してペクタム寺に着いたのは5時過ぎでした。テンプルステイをお願いして、四人分の宿泊費を払い、お部屋を決めてもらって、さあお寺の見学です。このお寺の唯一の見所は、12代韓国大統領のチョン・ドゥファン夫妻がここで隠遁生活を送ったというお部屋で、きちんと保存されていました。軍服姿のチョン大統領が斧で薪を割っている写真が飾ってあったのですが、お部屋はとても小さくて、みすぼらしいの一言に尽きました。お寺の周辺に咲いている野花の群生が、侘しさに花をそえていました。(#うるうる)
そうこうしている内に、お腹が空いてきました。お寺の夕食は午後6時ということだったのですが、早くご飯が食べたくて時計ばっかり見ていました。お寺の料理って、インサドンのサンチョンなんかで食べたことがあったんですが、私は大好きだったんです。それで本家本元はどれほど美味しいかな~と期待に胸を膨らませていました。もちろん一泊二食付きで1万ウォンという破格のお値段ですから、決して期待してはいけないよ、と自分に言い聞かせはしましたが、それでもやっぱり期待してしまうのが人情です。時計の針が6時を過ぎたとたん、ジュンとユリと私とパパは食堂に突進したのです。
ところが。。。あーーーー!!!
タクアン。海苔の醤油和え。そして酸っぱくなったキムチ。そして醤油味が薄っすらと付いている若布スープと白いご飯というメニューでした。如何でしょうか?美味しそうに見えますか?実はとっても不味かったです。そりゃ宿泊費が安いのですから文句は言えませんが、これって不味すぎる。横では子供達が言葉もなく、水のようなわかめのスープにご飯を混ぜてせっせと食べていました。この瞬間にお寺のご飯に対する理想はガラガラと音を立てて崩れ去ったのです。そうだ。。。修養に来たんだわ。ここはお寺。ホテルじゃないわよね。
侘しい食事が終わってから、夜の7時から読経があるとのことだったので、子供達はそちらのほうに見学に行きました。私は夫と一緒にぶらぶらと境内を歩き回ったのですが、「もしもし。。日が暮れたら、そちらの藪には近づかないほうが良いですよ。毒蛇が出ます。」と、突然呼び止められたのです。げげーーー毒蛇?そういえばお寺の壁に、毒蛇、毒虫注意と張り紙がしてあるじゃないですか。これは大変なことになりました。散歩も早々に切り上げてお部屋に帰りましたが、まだ7時30分です。テレビもないし、ラジオもないし、外を歩き回るわけにもいかないし、何もすることがないのです。仕方なく、お布団をひいて、寝ることにしました。こういう時には寝るに限ります。一方子供達はお腹が空いたと見えて、麓で買ったお菓子をがつがつと食べていました。
しとしとしと。。。
夜のとばりが下りた頃から、外には雨が降り始めました。ところで深夜2時頃ですが、トイレに行きたくなってしまったんです。トイレは私達のお部屋から20メートルくらい離れた別棟にあるし、それに傘もない。どうしようかと、お布団の中でもぞもぞとしていましたが、どうにも我慢が出来なくなってしまいました。
「パパ!私が帰ってこなかったら探しに来てね!」
「ウ~~ン~~~(#寝ぼけている)」
私は何よりも毒蛇が怖かったんです。周囲をすばやく見回してからトイレまでダッシュしたのですが、深夜のトイレって不気味の一言に尽きますね。そしてお寺の境内はもっと不気味だったんですよ。えーーーん。早く朝になって!


(ーーー後編に続くーーー)

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2002-09-11

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