マッピー、霧の仁川をゆく。

秋夕の連休に仁川を散策!

皆さんこんにちは。
秋夕の連休は、どのように過ごされましたか?  
私、マッピーは、渋滞の心配のない地下鉄に乗り少しだけ遠出をして、仁川を散策してきました。

朝8時の新村・電鉄駅です。いつもは人でいっぱいで、キンパプ(のり巻き)や靴の露店が出ていますが、この日はガラガラで、こんなにきれいなことに初めて気づきました。
地下鉄2号線から市庁で1号線に乗り換えて約75分、終点の「仁川」で降ります。料金はたったの1,200ウォン、物価が上がっても交通費はいまだに割安感があります。
改札を出て信号の向こうを見ると、そこには「中華街」の大きな門がそびえていて、すでに異国情緒をかもしています。このあたりは、19世紀末から20世紀の初めごろに中国と日本の租界が広がっていたところです。  
さびれていた中華街は、この数年できれいに整備されて観光名所になっています。
この時期は、「チャイナタウン・チャジャンミョン祝祭」が行われていて、飾り付けがより華やかでした。  
子供から大人まで韓国人がよろこんで食べるチャジャンミョンの元祖がここ「紫禁城」です。  
さすがに食文化の国中国だけあって、大きな食堂が立ち並んでいます。
階段には、一味違う中国風の龍の彫刻。  
土産物屋も、中国ムード満点です。 階段には、一味違う中国風の龍の彫刻。  
土産物屋も、中国ムード満点です。

階段には、一味違う中国風の龍の彫刻。   土産物屋も、中国ムード満点です。

さらに坂を上っていくと、中国租界と日本租界の境界だった階段があらわれます。  その頂上では、「孔子像」が海に向かって下界を見下ろしています。  左手が日本租界、右手が中国租界です。
日本租界の領域に向かって坂をおりていくと、雰囲気は一変します。  
ここは、韓国の近代建設の野外博物館のようなところです。  
石造りの建物はほとんど当時の姿をとどめていて、蔦におおわれて風格を増しているものもあります。  
「朝鮮銀行」「安田銀行」といった建物は、とくに念入りに建てられているようです。
中には、カフェに姿を変えたものや金物屋として使われているものもありますが、これも一興。
当時の京城と仁川を結ぶ、京仁線が1899年に開通したという、長い歴史を持つだけに駅周辺もいい雰囲気です。
この日は朝からの霧が晴れず展望が利きませんでしたが、「自由公園」に上ればはるかな「西海」が望めるはずです。
いかがでしたか、皆さんも渋滞知らずに手軽にいける、「仁川」を歩いてみませんか?

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2006-10-13

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