安眠島で貝焼き、エビ焼き、カンジャンケジャンの旅!

美味いものをたらふく食べる旅、今回は安眠島へ行ってきました~!

こんにちは!あっきーです。9月に入っても暑い日が続いていますが、みなさんお元気ですか?夏はもうすっかり終わったはずなのに、こんなに暑いとなんだか秋らしくないですよね~。そんな最近のお天気ですが、食べ物に関していうと秋ならではの味覚がすでにいっぱい出まわっているようです^^。韓国で秋が旬の物といえばイロイロありますが、その中でも人気の食材の一つが「デハ」。デハとは大きめの海老のことで、韓国の西側の海「西海(ソヘ)」では9月下旬頃からたくさん獲れ始め、デハチュッチェ(海老祭り)なんかも開かれたりするくらいなんです!そしてこの西海(ソヘ)に面する忠清南道の安眠島(アンミョンド)というトコロは特にデハで有名。その他、貝や渡り蟹もよく獲れる、海産物の宝庫なんですよ!今回あっきーは、この安眠島に海産物三昧の旅に行ってきました!今日は貝焼き、海老焼き、そしてカンジャンケジャンをたらふく食べた安眠島の旅をレポートしま~す!
安眠島ってどこ?!◆
<全国地図>
安眠島(アンミョンド)は忠清南道の東端、西海(ソヘ)に面する泰安郡(テアングン)に位置し、南方向へ伸びる細長い半島です。周りはほぼ海で囲まれ、名前は「島」となっていますが、実は半島なんですョ。ソウルから安眠島方面へ行くのには、京畿道(キョンギド)平澤市(ピョンテクシ)から忠清南道の唐津郡(ダンジングン)を結び西海をまたぐ「西橋大橋(ソヘデキョ)」を渡っていくのが一般的だそう。
<安眠島詳細地図>
今回、貝焼き海鮮三昧パーティーと宿泊でお世話になったのは、安眠島南部にあるペンション「プルハウス」。安眠島の市外バスターミナルや事務所のある中心部からさらに南西方向、美しい景色で有名な「コッチ海水浴場」の手前になります。二日目の昼食所、カンジャンケジャンとカンジャンセウで有名なお店「ソンジョンコッケチッ」や、「コッチ海水浴場」の場所も記してあるので参考になさってくださいネ!
渋滞のソウルを抜けて安眠島へ
《午後7時半出発!》
金曜の午後7時半頃に友人の車に乗り込んでソウルを出発。今回一緒に行くメンバーはあっきーの他にソウル市内で会社勤めをしている友人たち5人と、そのうちの一人の奥さんと1歳になる子供の合計8人!車二台に分かれ、少し遅い出発だけれど、安眠島までは早くて2時間半くらい、遅くても10時半頃には着くだろうという予定でした。・・・ところが、金曜の晩のソウルはものすごい渋滞!結局、大渋滞のソウルから脱出するまでに2時間もかかってしまいました~^^;。恐るべし、金曜の晩の大渋滞!
《オーシャンパークリゾートで休憩》
大渋滞のソウルを抜けて、京畿道の平澤市から忠清南道方面をつなぐ「西海大橋」まで来たのが夜10時頃。海をまたぐこの大きな橋の中間辺りに「ヘンダム島」という島があり、ここにある大きな休憩所「オーシャンパークリゾート」で休憩タイム~。海にかかる橋というだけあって、涼しいのにどことなく生暖かい風からは潮の香りが漂ってきます。う~ん、爽快!真っ暗で海は見えなかったけれど・・・。有名で大きなここ「オーシャンパークリゾート」は休憩設備もしっかり整っていて、コンビ二もフードコートもキレイで広々~!
もし渋滞していなかったら、もうそろそろ目的地に着く頃なのに・・・^^;。お腹ペコペコの一行は、ココで軽く腹ごしらえをして残りの道のりを頑張ることに。フードコートでチュンムキンパッ(具無し海苔巻き)二人前と鍋焼きうどん一つを仲良くみんなでつつき、空腹を癒しました。最高潮に達した空腹もあってか、大根とイカのキムチ付きチュンムキンパッはかなり美味しく感じたあっきー。さあ、あと一息頑張ろう~!美味しい貝焼きと海老焼きが待ってるぞっ!この後、途中コンビ二に寄り、でお酒類とお菓子、軽いおつまみ類を買い込んで目的地、安眠島のペンションを目指したのでした。
チュンムキンパッ3,000ウォン

チュンムキンパッ3,000ウォン

ネンビウドン(鍋うどん)5,500ウォン

ネンビウドン(鍋うどん)5,500ウォン

ペンションで深夜の海鮮炭焼きパーティー
《深夜12時頃、ペンション到着・・・》
ソウルを出発して4時間余り、あらかじめ予約しておいた安眠島にあるペンションにやっとの思いで到着!ぴかぴかイルミネーションが灯されて、緑いっぱいのお庭に囲まれた三角屋根のこのペンション「プルハウス(FULL HOUSE)」は思った以上にステキな構え。何か良いカンジじゃん~^^。そしてお庭では、ペンションの主人でいらっしゃるアジョッシ(おじさん)とその息子さんが、なんと私たちの貝焼きパーティーの準備をしてくれているではありませんか~!こちらのペンションでは、事前に予約しておくとガーデンバーベキュー準備と、材料までも用意しておいてくれるんですョ^^。
カワイイのか!?微妙なセンスだけど、何でも揃っていて便利&清潔な個室 
カワイイのか!?微妙なセンスだけど、何でも揃っていて便利&清潔な個室 
カワイイのか!?微妙なセンスだけど、何でも揃っていて便利&清潔な個室

カワイイのか!?微妙なセンスだけど、何でも揃っていて便利&清潔な個室

《深夜の貝焼き、海老焼き、酒三昧!》
さああ~っ!今回の旅の一番の目玉、貝焼き&海老焼きタイムだ~!お庭のバーベキュー用テーブルへ行くと、ペンションの方がすでに第1回目の貝と海老を焼いてくれていました!カムサハムニダ~^^。今回、ペンションに準備をお願いしておいたのは貝焼き用の貝と安眠島名物デハ(大海老)90,000ウォン分。炭代などが別途10,000ウォンなので、合計100,000ウォンで準備までしていただいたことになります。90,000ウォン分の貝と海老がどれくらいの量かというと、男性4人を含む大人7人でいただいても十分お腹がいっぱいになるくらい。そしてこの材料代には焼いたものを付けて食べるチョコチュジャン(唐辛子酢味噌)やサンチュ(包み葉っぱ)、ニンニクや青唐辛子も含まれていますが、お酒などは個人で用意しなければなりません。あっきーたちも途中コンビ二で買って来た焼酎とビールでさっそくカンパ~イ!
次々に焼きあがる貝と海老。貝は網で、海老は天然塩を敷いた上で焼きます。貝焼きは鮮度が命!なので、海の近くでいただく新鮮な貝はソウルで食べるのとはやっぱり違いますっ!ホタテの仲間や大小のハマグリ、アサリの仲間、そして大きなキチョゲと呼ばれる貝は、どれも歯ごたえ風味共にグー!大きなものは、韓国らしくハサミでジョキジョキ切って食べます。そして海老なんですが、実はこの日はまだ今年の海老の季節には少し早かったので、残念ながら去年の冷凍モノだったんです。でもデハ(大きな海老)と呼ばれるだけあってさすが大きさ十分!食べ応えがあり、お味も濃厚で美味しかったですョ!シーズン中の獲れたて海老は、もっと美味しいんだろうなあ~。デハも貝も、韓国らしくチョコチュジャンに付けていただいてもなかなかイケル!^^
燃料は椰子の実から作った炭!すごい火力!! 燃料は椰子の実から作った炭!すごい火力!!

燃料は椰子の実から作った炭!すごい火力!!

★メンバー紹介★
ここで今回の旅のメンバーをご紹介しちゃいましょ~^^
一生懸命に貝や海老を焼く世話焼きT氏

一生懸命に貝や海老を焼く世話焼きT氏

ちょっぴりチョインソン似!?Y先輩

ちょっぴりチョインソン似!?Y先輩

優しいJ氏と韓国美人の奥様&超カワイイ娘さん

優しいJ氏と韓国美人の奥様&超カワイイ娘さん

この日が100日記念!のラブラブカップル

この日が100日記念!のラブラブカップル

酔っぱらい!?あっきー

酔っぱらい!?あっきー

貝と海老を食べ尽くした後は、ペンションの方がサービスでくださったジャガイモのホイル焼きと、お酒と一緒に持参したスルメを余熱で焼いて、まだまだ食べる&飲む!
そんなこんなで、深夜12時に始まったパーティーは明るくなるまで続きました^^;
焼酎の瓶、何本空いたかな!??

焼酎の瓶、何本空いたかな!??

ペンションの飼い犬にカラむ・・・!?

ペンションの飼い犬にカラむ・・・!?

安眠島名物、カンジャンケジャンの昼食
《プルハウス出発》
明け方までの大宴会にちょっとお疲れの一行は、お昼頃までペンションで休んでから昼食をとるお店へ向かうことに。明るくなってから見るペンション「プルハウス」もやっぱりステキでした。昨夜は暗さと泥酔で(笑)気づかなかったけれど、門の前には道を挟んで湖もあったのね~。キレイだしアジョッシも良い人だし、また泊まりたいな。おススメです。
宿泊料金:1泊50,000ウォンと60,000ウォンの部屋があり
☆お店情報
ペンション「プルハウス」
住所:
 忠清南道(チュンチョンナムド) 泰安郡(テアングン) 安眠邑(アンミョンウッ) 承彦里(スンウォンニ) 339-425
住所(韓国語): 충청남도 태안군 안면읍 승언리 339-425
電話番号: 041-673-7221
《コッケ料理満喫!》
さて、今回の旅のもう一つの目的、カンジャンケジャンを食べにあらかじめネットで調べておいた「ソンジョンコッケチッ」へ。カンジャンケジャンとはコッケ(渡り蟹)を生きたまま醤油漬けにした料理で、醤油の香りのついた生の渡り蟹の身と、甲羅につまった濃厚なカニミソや卵がたまらなく美味しい、あっきーの大好物の一つ!この辺りでは昔から渡り蟹がよく獲れ、何でもここ安眠島がカンジャンケジャン発祥の地とか!?(友人談。真相は分かりません。^^;) カンジャンケジャンをはじめとしてコッケタン(渡り蟹鍋)、コッケチム(蟹蒸し)などのコッケ料理専門店が何軒もある中で、今回行った「ソンジョンコッケチッ」はインターネットのブログ等で評判の有名なお店なんだそう。お店はペンションから2km弱の距離で、車では5分くらいで着きました。
ログハウス風のお店は靴を脱いで上がり、二階までありとっても広々~。大人数で来ても楽々座れま~す。
今回注文したのはカンジャンケジャンとコッケタン。カンジャンケジャンは1人前が大きめのコッケ1匹で20,000ウォン。身がしっかり詰まっていて、卵とカニミソがたっぷり~!醤油の漬けダレは塩辛くなく、自然な甘味がありとってもマイルド。甲羅にご飯を入れてしまうのが勿体無く(笑)、ご飯にカニミソ&卵、そして残った醤油まで少しずつかけて最後まで美味しくいただきました。また、一緒に出てくる8種類のパンチャン(付け合せおかず)も、どれも美味~^^。特にアサリのチョッカル(写真右上の赤いの)がイケル!さすが海の近くだから海産物系が特に美味しいのね~。
そして!パンチャンの中で注目すべきは、何と言ってもカンジャンセウ!カンジャンケジャンのように、活きた海老を醤油ベースのタレに漬けたものです。こちらも辛すぎない醤油風味とプリプリの生の海老の歯ごたえがグッド~♪他ではなかなか味わえない一品!
コッケタンはシンプルな味噌仕立て。どちらかというと薄味だけれど、蟹のダシはもちろんカニミソや卵の溶け出したスープは蟹の旨みをたっぷり味わえて良かったですョ。お値段は中サイズ40,000ウォン、大サイズ55,000ウォンで、写真は中サイズ。
☆お店情報
「ソンジョンコッケチッ」
住所:
 忠清南道(チュンチョンナムド) 泰安郡(テアングン) 安眠邑(アンミョンウッ) 承彦里(スンウォンニ) 346-61
住所(韓国語): 충청남도 태안군 안면읍 승언리346-61
電話番号: 041-674-8522
HP:http://songjungcrab.anmyondo.co.kr/ (韓国語)
※価格は全て、2008年9月現在のものです。
海辺でまったり、そして岐路へ・・・
《キレイな景色で有名なコッチ海水浴場》
お昼の後、海を見よう!とやって来たのは「コッチ海水浴場」。海に囲まれた安眠島には海水浴場がいくつかあるのですが、その中でもココは特に人気なんだそう。沖に浮かぶ二つの島の間に沈む夕日がとってもキレイなんだとか。それ以外には島はなく、水平線が広がっていて開放感バツグンの海辺です。水もとってもキレイ!浜辺には人がいっぱい、そしてこの日は暑かったので海に入って泳いだり水遊びをしたりする人々の姿が見られました。あっきーは砂浜のビーチパラソルの下で潮風に吹かれながらお昼寝・・・安眠島で安眠!?(笑)ちなみにこのビーチパラソル、貸し出し料金は10,000ウォン。4時半頃まで海水浴場で遊んだり眠ったりした後、帰路につきました。
《休憩所で夕日と夕食》
行きと同じ、「ソヘデキョ(西海大橋)」の中ほどにある「オーシャンパーク・リゾート」という休憩所で晩ご飯休憩。時刻はちょうど夕暮れ時、来るときは真っ暗で景色が見えなかったけれど、夕日をバックにして海にかかる西海大橋が見渡せて爽快~!この大橋は、ここ休憩所や管理事務所のあるヘンダム島を経由して全長7.31km、三つの橋から成っているそう。
休憩所のフードコートで晩ご飯をとることに。広いフードコートにはたくさんお店が入っていて、メニューもたくさん!韓国料理を中心にホントにいろんな種類があり、選ぶのに迷ってしまうほど^^;。結局男性陣はほとんどが「サゴルウゴジクッパッ(干し野菜の牛骨汁ご飯)」、女性陣はトンカツやセンソンカツ(魚フライ)と無難な選択。休憩所のフードコートということで味は期待していなかったのですが、二つともまあまあイケるお味でした。でも、行きに食べたチュンムキンパッが一番美味しかったかな~。
「センソンカス」6,000ウォン

「センソンカス」6,000ウォン

「ウゴジクッパッ」5,000ウォン

「ウゴジクッパッ」5,000ウォン

《休憩所のB級グルメ探訪!》
休憩所といえば、かんたんにつまめる屋台風B級グルメ!?ここ「オーシャンパークリゾート」は大きな休憩所なのでそんなお店もいっぱい。ということで、そんな食べ物たちをチェック!軽食の定番、韓国風海苔巻きキンパプ、トッポッキ(辛い餅炒め煮)にホットドックに、トウモロコシに・・・人気のホドゥグァジャ(胡桃入りお饅頭)には行列ができていました~。晩ご飯は食べたばっかりだけど、いろんな食べ物を見ていると何か食べたくなってきて・・・ムノオジンオマッバー(タコとイカ入り練り物バー)を購入~。しっかりタコの味もして、名前の通り味な(マッ)バー。^^
こんなふうにお店がズラリ~

こんなふうにお店がズラリ~

「トンカムジャ」焼きジャガイモ

「トンカムジャ」焼きジャガイモ

甘栗とコグマ(さつまいも)パン

甘栗とコグマ(さつまいも)パン

ホドゥグァジャには行列が~

ホドゥグァジャには行列が~

韓国らしいトッポッキ

韓国らしいトッポッキ

ホットドックとチュロス

ホットドックとチュロス

ホットックも発見!

ホットックも発見!

チャプサル(もち米)ドーナツも人気

チャプサル(もち米)ドーナツも人気

ヘルシーな「タコロール」

ヘルシーな「タコロール」

「ムノオジンオマッバー」2,000ウォン 
「ムノオジンオマッバー」2,000ウォン

「ムノオジンオマッバー」2,000ウォン

このあと、行きと同じように渋滞に巻き込まれまがら結局ソウルに着いたのは夜9時半過ぎ。休憩所にいた1時間くらいを除くと、安眠島のコッチ海水浴場から4時間弱かかったことになりますね。^^; しかし、休憩所で買っておいた半生スルメをかじったり眠ったり、車の中の時間を楽しみながらソウル到着。貝焼き、海老焼き、カンジャンケジャンを満喫した満足の旅は無事終了しました~。^^ 今回は安眠島名物、デハ(大海老)焼きのシーズンには少し早い時期でしたが、今がまさにデハの季節。来月10月いっぱいはデハチュッチェ(大海老祭り)も開催されているという安眠島に、みなさんも足を運んでみてはいかがですか?以上、今度こそは獲れたてのデハを食べに、今度はいつ安眠島へ行こうかな~、と検討中のあっきーがお伝えしました。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2008-09-24

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