写真で見るHi Seoul Festival(ハイソウルフェスティバル) 2008~秋編、その1!

芸術の秋をさらに楽しむ催し物いろいろ!秋のフェスティバルはイベント数も豊富で盛りだくさん!

こんにちは!ソウルナビです。10月も半ばとなり、秋の深まりが目に見えるだけでなく、肌でも感じられるようになりました。そんな秋真っ盛りの今日は、10月3日(金)から始まった「Hi Seoul Festival(ハイソウルフェスティバル)」の様子をご紹介しましょう!今年で6年目となるハイソウルフェスティバル。2008年は季節ごとに4回のイベントが行なわれることになり、今回ご紹介するのは秋編!市庁・光化門(クァンファムン)など都心部を中心に開催されていて、約3週間にわたるお祭り期間で開催されるイベントの総数はなんと72個もあるんです!多様な催し物が集まっているだけに、より楽しめそうな今回のハイソウルフェスティバル。主なものを中心に、さっそく写真でご紹介していきましょう!
開幕式 10月3日(金) <清渓広場>
3週間に渡る長いお祭りを華々しくスタートさせる開幕イベントがこれ!今回は清渓川の始点である「清渓広場」に特設舞台を作って開催することになりました~。開幕式では「コリアンシンフォニーオーケストラ」の演奏とともに、国立バレエ団や声楽家、ピアニストなどの公演がされることに。当日は祝日だったこともあり、開始時間の18時半よりだいぶ前からたくさんの人たちが会場に詰め掛けました!
空席がみつからないほどたくさんの人がやって来た!

空席がみつからないほどたくさんの人がやって来た!

 噴水などがある、あの場所です!

噴水などがある、あの場所です!

クラシックに酔いしれる!
幕開けを飾ったのはコリアンシンフォニーが奏でるヨハン・シュトラウス2世「こうもり」序曲!この「コリアンシンフォニー」は毎年定期演奏会や青少年音楽会、地方巡廻演奏などを含め、年間平均で100以上の活動をしているオーケストラ。その雄大な演奏が秋の夜空に弾きわたります。それにしても、少し前までは18時半なんてまだまだ明るかったのに、秋となった今はもうすっかり真っ暗。
市長による開幕宣言!
次に登場したのは、70を超える今回のハイソウルフェスティバルのイベント一つ一つが書かれた旗!舞台上にズラリと並ぶ姿を見て、改めてイベントの多さを実感です。そしてその旗の前であいさつをしたのがソウル市のオ・セフン市長!ハイソウルフェスティバルが季節ごとに行なわれる今年はいろんなイベントに参席している市長。普段より見かける機会がぐぐっとUPしたな~!「この秋祭りもじっくりと楽しんでくださいね」と呼びかけていましたよ^^。
それではその後の公演をダイジェスト式にご紹介!
国立バレエ団による「スパルタクス」
男性ダンサーがたくさん出てきて躍動的で力強い世界観を見せてくれたこの公演。特にバレリーナのキム・ジュウォンさんが出てきてからは、彼女が見せてくれたしなやかな動きと全身から伝わってくる表現力にみんな目が釘付け状態に!男性ダンサーとの息もぴったりでした。
ピアニスト、イ・ドンミン氏の演奏
リストの「愛の夢」などを弾いてくれた彼。有名な曲だけに、いっきにソウルっ子たちは「うっとりモード」に!
イ・ドンミン氏のピアノとメゾソプラノのキム・ソンジョンさんの歌声に合わせ、オランダ国立バレエ団キム・ジヨンさん、トーマス・ナギ氏が優雅な踊りを見せてくれました。

イ・ドンミン氏のピアノとメゾソプラノのキム・ソンジョンさんの歌声に合わせ、オランダ国立バレエ団キム・ジヨンさん、トーマス・ナギ氏が優雅な踊りを見せてくれました。

オーケストラ演奏に合わせ、有名&人気のソプラノ歌手シン・ヨンオクさんの美声も響く!オペラ・カルメンの「ハバネラ」など、情熱的な舞台が繰り広げられました!

オーケストラ演奏に合わせ、有名&人気のソプラノ歌手シン・ヨンオクさんの美声も響く!オペラ・カルメンの「ハバネラ」など、情熱的な舞台が繰り広げられました!

国立バレエ団の踊り再び!チャイコフスキーの「パ・ドゥ・ドゥ」など数曲をオーケストラ演奏とともに見せてくれました。
今までのイベントって、ジャジャーンとバンド音楽やダンスなどで盛り上げるタイプの開幕式が多かった気が。でも今回の秋祭りの開幕式はこんな感じで芸術鑑賞を心ゆくまで楽しめるような2時間でした。普段はなかなか接する機会がないオーケストラやバレエを身近に感じられたソウル市民たち。「芸術の秋」の夜に、とても貴重な経験ができたのでは!?^^
世界漢江綱渡り大会2008 10月2日(木)~4日(土)
<漢江公園楊花エリア(出発)~望遠エリア(到着)>
韓国の伝統芸の一つに綱渡りがあるのですが、それをより現代式にアレンジし、スポーツ競技にしたものがこの「綱渡り大会」。会場となったのは仙遊島公園のすぐ隣り。漢江の楊花エリアから望遠エリアまでの1kmを綱渡りで渡ってしまおうというわけなんです!吊り橋だったとしても渡るのは怖いはずなのに、綱を渡るなんて…それも使われる綱は直径約3cmといった細さだなんて!ゴールまでたどり着くのはもちろん、より早く渡りきろうと、14カ国30名近い参加選手たちが熱いバトルを繰り広げました。
開幕式の模様
打楽器の演奏などで、この日から始まる大会を盛り上げる!

打楽器の演奏などで、この日から始まる大会を盛り上げる!

スタート地点はというと、こんなに高くなっているんです!

スタート地点はというと、こんなに高くなっているんです!

余興としてパフォーマーが綱渡りを披露!

余興としてパフォーマーが綱渡りを披露!

綱を使ってこんなアクロバティックなことまで…

綱を使ってこんなアクロバティックなことまで…

綱による漢江渡りをひと目見ようと、早くもスタンバイしている市民たちも。

綱による漢江渡りをひと目見ようと、早くもスタンバイしている市民たちも。

参加選手たちの紹介があり、

参加選手たちの紹介があり、

最後は集合して記念写真!

最後は集合して記念写真!

競技スタート!
漢江沿い特有の風が吹く中、棒でうまくバランスをとりながら出発!
周りや下で見ている市民たちはハラハラ・ドキドキしながら写真におさめたりも。救助隊も常に待機!
綱には進んだ距離がわかるよう所々に目印が。だんだん遠くなり小さくなっていく選手たち。本当に漢江を渡っているなんて、目を疑っちゃいそうなスゴ技でした~!
清渓川芸術の秋祭り 10月3日(金)~5日(日)

<清渓広場~馬塵橋(マジョンギョ)>
いまや市民の憩いの場としてすっかり定着した清渓川。その川沿いに光や水などをテーマにした展示や芸術作品などを飾るイベントも開催されました。夜もこうして散歩しながら見学できて、子連れ家族にも人気でしたョ。
Festival in Festival 10月4(土)~6(月)
フェスティバル開幕式のあった次の日から引き続き3日間、連夜開催された「Festival in Festival」。開幕式と同じく清渓川広場に設置されたステージにて、日替わりで様々なショーが開催されました。中でも2日目にあたる5日に行われたのは、韓国を代表するといわれる実力派人気歌手たちを招いてのライブショー「ハイソウルコンサート」!出演者はノーブレイン、キム・チャンワン、sg WANNA BE+、そしてYB(ユンドヒョンバンド)と超豪華メンバー!司会進行はこちらも人気歌手のシンジが登場!このコンサートの模様を、ちょっと詳しくお伝えしましょう!
清渓川広場の会場

清渓川広場の会場

司会進行のシンジ

司会進行のシンジ

No Brain
まずは韓国を代表する人気パンクロックバンド「NoBrain(ノーブレイン)」の登場~!若者だけでなく少し年配の観客もノリノリになっていてのが印象的でした!
キム・チャンワン
お次はドラマ「白い巨塔」の韓国版などにも出演し俳優としても活躍している歌手キム・チャンワン。最後は拡声器を使った演出などで彼独特の雰囲気たっぷり個性的なステージ!
sg WANNA BE+
日本でも知名度、人気共に高い「sg WANNA BE+」!途中、司会進行係シンジとのMCでも楽しいトークを繰り広げていました。ソクンはアカペラでパクサンミンの「ヌンムルジャン」を披露!この日サングラスをかけて登場したヨンジュンは当日疲れて目が腫れていたんだとか。「カッコいい目が見られなくて残念~」と司会進行役のシンジ。そして相変わらず特にズバ抜けた歌唱力で熱唱する姿を見せてくれたジノ君。短時間でしたが、とっても充実した良いライブでしたョ^^
☆楽しかったMC☆
YB(ユンドヒョンバンド)
若者から年配の方まで幅広い層に人気のユンドヒョン率いる「ユンドヒョンバンド」。彼らがステージに登場すると立ち上がる観客が多く、その盛り上がりは最高潮に!さすが、韓国を代表するロックミュージシャン!観客の盛り上げ方もとっても上手で、みんなで一緒に大熱唱~!
こんなにビッグスターたちが集まったコンサートをタダで見られるとあって、会場にはかなり早い時間から大勢の人が詰めかけ待機していて、ライブ開始の午後7時半の1時間前には「なんだ?この人だかりは!?」という状態になっていました~。舞台自体は今まで清渓川広場に設営されたステージの中では一番大きな規模だったとはいえ、やっぱり清渓川広場でこのイベントは少し狭すぎるんじゃないかな~、とも感じたり^^; それでも実力大物スターたちのコンサートは始終大盛り上がりでしたョ!
ちなみに4日土曜日はファッションモデルや舞踊家たちによる「エコファッションショー」、最終日6日にはいろんなミュージカルのハイライトシーンが一度に見られる「ソウルミュージカルフェスティバル」と、それぞれ普段は見ることのできない特別なショーが開かれました~。
6日ミュージカルフェスティバルのリハーサルの様子 
6日ミュージカルフェスティバルのリハーサルの様子

6日ミュージカルフェスティバルのリハーサルの様子

ハングルの日記念 訓民正音頒布再現行事 
10月9日(木)
<景福宮 勤政殿>
10月9日の「ハングルの日」を記念して、景福宮(キョンボックン)の勤政殿前で行われた「訓民正音頒布再現」イベント。韓国語の表記に使われる文字「ハングル」ですが、この文字は朝鮮時代の1443年に創製、1446年に頒布されました。当時文字として使われていたのは中国から入ってきた漢字。でも難しい漢字に代わる民衆にも分かりやすい文字を、ということで世宗(セジョン)大王が作ったのがハングルでした。イベントはハングルの生みの親、世宗大王がハングルの解説書「訓民正音」を頒布する、というシーンが再現されます。毎年行われているこの再現イベントですが、今年はハイソウルフェスティバル行事のイベントの一つとして数えられたみたい。
大学路フェスティバル D.FESTA[興味津々]
10月4日(土)~12日(日)
<大学路一帯及びマロニエ公園>
劇場がたくさん集まり、パフォーマンス芸術のさかんな街として知られる大学路(テハンノ)では、地域のお祭りとして「D. FESTA」がマロニエ公園を中心として開催されました。エリア内にある劇場でもこのフェスティバルに関連した公演がそれぞれ行われましたが、メイン会場のマロニエ公園ではパントマイムやマジック、ジャズ演奏などステージでのパフォーマンス公演、工芸品などを展示、販売する「アートマーケット」などを開催。公園には手作り風のオブジェや訪れた人が手書きで参加できるアート作品もあり、とっても和やかな雰囲気でしたョ!
いかがでしたか?すっかり有名になった「ハイソウルフェスティバル」ですが、こんなにたくさんのイベントを一気に行なっているのは今回が初めてなんじゃ!?どんなイベントがあるのかなど、「秋祭りのことはなんでも聞いて!」とばかりにソウル広場にはハイソウルフェスティバル秋祭り情報センターができています!市庁舎のすぐ前にあり、ちょっとした建物みたいになっているのですぐみつけられるはず。周辺を通ったときは一度チェックしてみるといいと思いますョ。なお、今回ご紹介しきれなかったイベントに関しては、第二弾として後日ご紹介予定!こちらも楽しみに待っていてくださいね。以上、ソウルナビでした。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2008-10-16

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