全州&光州、グルメ&芸術の旅!

食と文化の都市、全州と光州でグルメと芸術を満喫!

全州

こんにちは!ソウルナビです。いよいよワールドカップが始まりました。試合を見に韓国行きを予定している人もいるんではないでしょうか?ナビもソウルからちょっと離れて全州、光州のワールドカップスタジアムをチェックしがてら、グルメと芸術の旅に行ってきました!全州と光州は地理的にも近く、韓国を代表するグルメな地、また、文化芸術の街でもあります。全州では毎年4月末に行われる「全州国際映画祭」、光州では2年に1度開催される芸術祭「ビエンナーレ」をチェックしてまいりました!それでは、全州&光州のグルメでアートな旅、スタート!
久しぶりの汽車の旅!
まず旅の計画。午後7時からの全州国際映画祭の開幕式に間に合うように、朝一のムグンファ号で全州に向かい、午前中に全州ワールドカップスタジアムのチェックを済ませないと!ふむふむ。久しぶりぶりにぶらり汽車の旅、計画を立てながらかなりうかれ気味のナビでした。
さて出発当日の朝、前日に準備をしなかったためにかなり大あわて。そうそう、あれも持っていっとかなきゃ、これも入れといた方がいいかな。そうしているうちに時間がどんどん過ぎていき、朝ご飯を食べそびれた。腹減った~!とりあえず家を出る。
ソウル駅に到着!
出発時間の7時50分まではまだ少し時間あるな。汽車に乗る前にメシメシ、なんか買わなきゃ、今日はキンパッ(のり巻き)の気分、よし!食べ物もゲットしたし、いざムグンファ号に乗り込むぞ~!そういえば昔、天安(チョナン)からソウルの語学学校まで朝5時起きで通ってたころ、帰りにキンパッとお茶買ってよく食べたなあ。夢中で口にほおばって途中、あごが外れそうになりながら、、、となつかしい思いにかられながらもキンパッをほおばる!
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ソウル駅の湖南線のホーム

キムパッとお茶

キムパッとお茶

売店カーを押すおじさんの後姿

売店カーを押すおじさんの後姿

車窓から

車窓から

さあ出発!
ぼ~っと窓の外を眺めていると、にぎやかなソウルの街並みとは違って静かな田園風景がいつまでも続く。久しぶりの汽車の旅、一人でかなり楽しむ気満々!通路を往来するキンパッ売り、ジュース、ビール、お菓子などを売っている売店カーを横目で見ながら、浅い眠りに落ちていく、、、

全州だ~!

全州まではソウルから鉄道で3時間45分(ムグンファ号)。全州まで無事に到着できました!その足でナビは全州のワールドカップ競技場へ直行。全州ワールドカップ競技場は周りに花が咲き、小川が流れるとってもかわいい競技場。写真を撮って、歩いて歩いて、韓国の中でも一番伝統的な美しさを誇るという全州のワールドカップ競技場を見学!
全州ワールドカップスタジアム

全州ワールドカップスタジアム

全州駅

全州駅

遅い昼ご飯!
競技場の見学が終わり、「さて、メシ!」と思ったけど、地方の競技場は特に周りに食堂やお店がほとんどない場合が多い。ここも大きな道路、工業団地、アパートなどが遠くに近くに見えるだけ。この近くではご飯にはありつけそうにない。とりあえず今日、全州国際映画祭が行なわれる会場に近い全州駅の方に行くことに。全州国際映画祭は去年も来たけれど、去年は開幕式に出られなくてかなり残念な思いをしたので、今年は開幕式を逃さないぞっ。あの、韓国だけでなく世界の映画人たちがやって来るという華やかな開幕式に出れる!というだけで、ナビはうれぴ~。
でもバスもタクシーもなかなかやってこない!お腹は空くし、かなり疲れ果ててぐったり。それでも競技場前の排気ガスが蔓延する大通りでタクシーを30分ほど待ち続けたのでした。
全州駅に到着!
やっと、タクシーをつかまえてお待ちかねのごはんにありつけそう。朝、汽車の中でキンッを食べてから何も口に入れていなかったナビ、午後3時半ともなればお腹空くわけよね。かなりモリモリ食べたい気持ちを抑えて、空っぽのお腹をやさしく包んでくれそうな全州の名物、コンナムルクッパッに挑戦!だいたい全州の食堂はハズレがないと聞いていたので、すぐ近くのお店に入る。
やっとありつけた!"コンナムルクッパッ"
海苔2パックと2つの卵は別々。お好みに合わせて入れられるようになってる。や~、ほんと、うまいっす。久しぶりにご飯のおいしさをしみじみ感じながら。スープまで一滴残らず平らげる。ごちそうさま!なんか力が湧いてきたぞッ。
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映画祭開幕式会場へ
午後7時からの開幕式、6時の時点でもうかなりの人が集まってました。映画祭を運営しているスタッフたちもかなり多い。黄色いジャンバーを着てみんな忙しそうに歩き回ってる。ナビも一通り会場を見た後、メイン会場に戻ってくると、もう入口の前には人だかりが。映画人用の花道がもうすでに出来上がってる。いや~ちょっとだけアカデミーショ−みたい。カメラをもった記者やファン達が今か今かと目当ての映画人が入ってくるのを待ち受けていたので、ナビもちょっとその群れに仲間入り!「キャー!」「お、おすな~!」もう押しまくられるわ、足は踏まれるわもう大変。でも、そんなになってもまだ口元がニンマリしているのは、俳優や監督の写真を身近でゲットできたから。今日はこれで勘弁してやろう。
「KT」のキム・ガプス、カンヌ映画祭に出品した「チィチファソン」の監督、韓国映画界の巨匠、イム・グォンテク監督などが次々に開幕式入り。
開幕式では公演も行われ、午後9時からオープニング作品として日韓合作の「KT」を上映。
開幕式が終わり、ナビは宿に。昼間まあまあキレイそうな旅館があったので、その旅館に行ってみる。アメニティーもまあまあそろってて25,000ウォン。
翌日、光州へ。
朝ご飯は、全州市外バスターミナル近くの食堂で「チョングッチャン」。今回ナビ初挑戦。これは納豆汁とも言われ、なんともいえない匂いのワリにおいしいといわれるシロモノ。ポリパッ(麦飯)のビビンパッと一緒に出てきて3,500ウォン。チョングッチャンの感想は、ん~、まあまあだけど、テンジャンチゲの方が好きかも。

光州

全州の市外バスターミナルは一見バスの車庫かいなと思ったほど簡単なもの。光州行きのチケットを買い、バスに乗る。光州まで1時間40分。
光州のバスターミナルは市外と高速バスが一緒になっていてとっても大規模。ナビはまず、中央にある観光案内所でワールドカップ競技場までの行き方などを聞き、競技場までタクシーに乗り。20分後、光州競技場に到着。
さっそく光の街、光州らしい、光の競技場といわれる光州競技場を見学。
夜ご飯は肉!
競技場から市内の方にやって来て宿探しをしてからご飯を食べに行くぞ~!道庁付近は、ソウルの明洞のような繁華街。夜遅くまでかなり賑やかでお店もたくさんあります。ナビは友達と合流したので焼肉を食べに行くことに。ぷらぷらしながら見つけたところは、「民俗村(ミンソッチョン)」という店構えもりっぱな冷麺と牛・豚の炭火焼肉の専門店。でも中に入ると外観とは違いファミリーレストランのような気軽なお店。値段もお手頃でたくさんの家族連れやカップルで大にぎわい。ナビは豚の味付けカルビと冷麺、ビールも頼んで2人で20,000ウォン程度。うまかった~。宿に帰る前ににぎやかな光州の繁華街をちょっと見ていこうかな。ほんと遅くまでにぎやかなのは、ソウルも光州も一緒なのね。
朝ご飯はへジャンクッ!
二日酔いではないけど、へジャンクッのお店で朝ご飯を食べることに。日曜日ということもあってか朝から開いている食堂がほどんどなく、唯一開いていたのがへージャンクッ屋さん!でも、何気に入ったこのお店、実は創業15年の人気のお店でした~。ナビが注文したのはじゃがいもへージャンクッ。おいしくてスープを残さず平らげました。
光州の芸術祭ビエンナーレへ
腹ごしらえをして、光州の芸術祭ビエンナーレ行きのシャトルバスが出ている光州総合バスターミナルへ。芸術祭開催期間中、光州駅、光州総合バスターミナル、光州空港、市内の主要ポイントで無料のシャトルバスがピックアップしてくれます。
ビエンナーレはふつうの美術館での展示と違って、規模も大きく、堅苦しくない観覧客参加型の芸術祭。作品の展示だけでなく体験コーナーがあったり、いろんな野外公演もあり、1日たっぷり楽しめます。ちなみにこのビエンナーレ、6月の末までやってます。
※作品は主催者の許可を得て掲載しています。

再び全州へ
芸術祭ビエンナーレを見終わってから、ソウルに帰る前に全州映画祭で映画を見て帰ろうとまたまたバスで全州へ。光州総合バスターミナルの小さな食堂の中に、ムグンファマークの付いた食堂を発見。ここでちょっと遅めのお昼。コムタンの専門店のようなのでコムタンなら間違いないだろうと注文してみる。3分も待たずにテーブルの上に食事一式が運ばれてきて、いっただっきま~す!ナビはコムタンだから白濁スープが出てくると思ったら、カルビタンのようなスープ。ではバスに乗って全州へ舞い戻り!
映画を1本見る!
もうすっかり日が落ちて、考えにふける間もなくまた映画祭の会場へ。ぎりぎり間に合ってインドネシア映画を見る。上映後に監督との対話の時間があるというので、ナビも参加。韓国の若者たちの次から次へと質問攻撃(若い監督は困ってたかも)。熱心な映画ファンたちの姿をただただ見ているだけのナビ。さすがに質問は出来なかった~。
全州映画祭は、週末にはオールナイト上映もあり、野外スクリーンでの上映もあり、夜中の12時を過ぎてもかなり人がいました。今日は日曜日だからオールナイトで映画を見よう!と行きたいところだけど明日からお仕事、そんな無理はできましぇん!泣く泣く家路に着くことに。もうお別れだわん。
日曜日だからかソウル行きの汽車は座席がなく、深夜1時46分まで待つことに。あ~、時間までど~しよう・・・持てあまし気味のナビの脳裏に、ある料理が過ぎる。そうだ!せっかく全州に来たのに食べてない!ビビンパッ!駅前のビビンパッ屋さんに行って夜中の12時にビビンパッを食べながら全州・光州のぶらり汽車の旅の最後を締めくくったのでした。
ソウル到着時刻、朝5時34分。
や~久しぶりぶりのぶらり汽車の旅。大変だったけど楽しかった!今回は時間の関係で全州も光州も街の観光が出来なかったから、次はグルメと観光だ!皆さんも韓国汽車の旅、いいですよ~!以上、ソウルナビでした。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2002-06-11

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