ハングルラル(ハングルの日)記念作文大会

日ごろの学習の成果が出るかっ?!外国人対象の一大イベントで腕試し!

みなさん、こんにちは。ソウルナビです。毎年10月9日って何の日かご存知ですか~っ!?実はナビも今年初めて知ったのですが、1万ウォン札の肖像画で知られる世宗(セジョン)大王が韓国独特のあの文字「ハングル文字」を作った日だそうなんです!世宗大王は、「どんな人でも分け隔てなく10日間でマスターできる文字を」と考えて作ったそうなのですが、たしかにナビもハングル文字を読むことだけは10日もせずに覚えられました(が、それ以降がさっぱり…)。さて、10月9日の「ハングルの日」を前にした10月8日、ソウル滞在の外国人(主に留学生)を対象とした「第10回ハングルラル記念作文大会」が、市庁近くにあって観光の名所としても人気の高い「徳寿宮(トクスグン)」にて晴れ晴れしく行われました!なんと優秀者には賞金も出るとか…。それでは空の高い秋の日、ナビと一緒にレッツゴー!
集合は延世大学・語学堂前にて
今回の作文大会は、ソウルに住んでいる外国人が対象。また外国人の大多数はソウルに留学している学生さんたち。というわけでナビも同じ下宿の友だちにくっついて徳寿宮へ~と思ったら、なんと9月末にソウルへやってきた友だちはまだ語学堂の1級(入門のクラス)。彼女たちもまだまだソウルの地理はわからないだろう、ということで学校から特別に送迎バスが出るというではないですか!ナビも思いがけずお世話になってしまいました。ちなみに2級以上の方はめいめいで徳寿宮へ出かけるそうです。1級といえば、最近ソウルへ来た日本人、その他の国の人々はさすがにまだ話をする時にはそれぞれの母国語。これが皆さん年月を経るごとに街にも慣れて、韓国語オンリーの会話になっていくのでしょうね…。なんてことを考えていたらあっというまに今日の会場である徳寿宮へ到着!顔色ひとつ変えない衛兵さんと一緒に記念写真をパチリ!
そして受付~♪
場内に入って今回の「作文大会」の申請をします。会場にはソウル市内にある数多くの大学に付属している語学堂からいろいろな人たちが参加をしていて、久しぶりにみる大人数の日本人に圧倒!この中にひょっとしてステキな人がいないかしら…なんて本来の目的とは違うことを考えてしまったナビ(※これこれ>ナビくん)。ちなみに受付をした時に一緒にもらえる番号札がお昼ごはんと引き換えになるそうですので、来年以降参加を考えている方はお忘れなく!
開会式のあとはいよいよお題の発表!
今回の主催者や、各学校の先生方の挨拶があり、いよいよ今回のお題が発表。「夢」を題材にした詩の部門あり、はたまた「約束」を題材にした作文の部門があり、参加者はそれぞれ好きな方を選択し、韓国語で文を練っていきます。発表までの時間はお昼ご飯をはさんで約3~4時間。みんな思い思いの場所で頭を悩ませ力作を書き上げていました。
1級の皆さんは~芸術鑑賞!
ある程度語学力のついた3級レベルくらいからは、辞書を片手にそれぞれの作品を提出するのですが、まだまだ入門クラスの皆さんは作品づくりには参加をせず、「徳寿宮美術館」で目と心の保養…♪その後、徳寿宮内を先生の引率で見学をし、解散となりました。ナビはその間、秋めいた徳寿宮の中を散歩していたのですが、だいぶ紅葉をしている木もありました。またソウル市内にある公園や古宮同様、晴れたこの日は結婚式の前撮りをしているカップルの姿もあちらこちらに。審査結果が出るまでナビはいなかったのですが、後から聞いた話によると1位の賞金70万ウォン(約7万円)を手にしたのは日本からの留学生だったとのことです。ブラボー!!
今年10回目を迎えたこの「ハングルラル作文大会」。日ごろ鍛え上げた韓国語能力の腕試しになることは間違いなさそう。また同時に、この偉大な文字を作り上げた世宗大王のことをしのぶよい機会にもなるでしょう。来年はもしかしたら皆さんがソウルでこの大会に参加されているかも?その時までにナビももっともっと韓国語を勉強しようと思っています。秋の徳寿宮からソウルナビがお送りしました。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2002-10-25

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