仁寺洞の見所・観光スポット

韓国の京都?!昔ながらの伝統と現代が調和した人気のストリート!

こんにちは!ソウルナビです。京都といえば日本に観光に訪れる多くの外国人が好むスポット。日本の昔ながらの歴史や伝統・情緒を垣間見ることのできるステキな街ですよね。同じく韓国にも京都チックな雰囲気をかもし出す街があります。それがソウルの中心部にある仁寺洞(インサドン)。京都のような大都市ではありませんが、伝統工芸品や伝統料理、伝統文化があふれ、目で!耳で!舌で!楽しむことのできるエリア。外国人観光客の定番観光コースになっているだけでなく、地元の人の間でも人気のスポット。週末には歩行者天国となり、ファミリーやカップル、お友達同士など、たくさんの人々が訪れ楽しんでいます。今日はそんな仁寺洞の見所をご紹介しましょうo(^^)o。それでは行ってみよ!
仁寺洞の歩み
ソウル特別市鍾路区に位置、李朝時代に両班(ヤンバン)と呼ばれる貴族や官僚たちが住んでいたエリアが現在の「仁寺洞」。日本統治時代末以降、没落した貴族たちの屋敷から持ち出した書籍・小美術品などを売る骨董品店が建ち並び始めたのが骨董品の街=仁寺洞の始まりで、その後陶磁器や絵画などたくさんの美術品を展示・販売する画廊や買い求める人々でにぎわうようになりました。今でも100軒ほどある昔ながらの骨董品店や古書店に加えて伝統韓定食レストランや伝統茶店、白磁や漆器・土器などを販売するお店などが軒を連ね、にぎやかな観光地として発展。毎週日曜日の午前10時から午後10時までの間は歩行者天国になり、伝統文化市場&伝統芸術公園などさまざまな行事が行われます。
仁寺洞の見所・観光スポット
骨董品や美術品だけでなく、韓国伝統布地を用いたかわいらしい袋からテーブルクロス、銀を使ったアクセサリーや、韓国刺繍の施されたステキなバッグなど、現代の若者が好むキュートな雑貨も勢ぞろい!さらに街のいたるところにあるギャラリーで韓国アートの世界を楽しむことも出来ます。おいしい韓定食を食べ、伝統茶でティータイムを過ごす!そんな魅力的な体験のできる「仁寺洞の見所」を具体的にご紹介しましょう~。

見所1 仁寺洞の伝統グッズ・ショッピング

地下鉄3号線アングッ(安国)駅と鍾路(チョンノ)のタプコル公園を結ぶ通りが、「インサドンギル」と呼ばれる仁寺洞のメインストリート!この通りの左右には100軒を越えるアンティークショップやアクセサリーショップ、雑貨店をはじめとするショップが建ち並んでいます。それぞれのお店には韓紙工芸や刺繍、韓服、真鍮、螺鈿細工、木工芸、陶磁器などの伝統工芸品から骨董品、伝統家具、手作り雑貨まで大小問わず多数そろっています。韓国らしいお土産をゲットしたいときはこの仁寺洞でのショッピングが一番!他の街では見ることのできない個性あふれる伝統工芸品がたくさん!

見所2. サムジキル

2005年、仁寺洞ギルの真ん中にドド~ンとオープンした「サムジキル」。ここは韓国伝統工芸品を取り扱う小さなお店が地下1階、地上4階の建物の中に集まった面白い空間。2階から4階につながる道は階段ではなく、通路自体が少し坂道になっていて、ショーウィンドウを見ながら歩いているといつの間にか4階にたどりついてしまうというもの。そんな奇抜な空間では伝統陶磁器・木工専門店・民画、東洋画・伝統韓国紙・繊維工芸・Artバッグ・天然染色繊維工芸・装身具・生活陶磁器・粉青・色ガラス生活陶磁器・ガラス工芸品などが販売されています。中には有名な先生や、これから世に出る芸術家の卵たちが作った作品も取り扱われています。また地下1階と4階にはレストランもあります。
さらに1階中央の広場には"願いごとの木"があり、ファミリーやカップルが記念写真を撮ろうとにぎわいます。時にはこの中央の空間を用い、美術品の展示などが行われ、建物全体がギャラリーとして利用されることも。仁寺洞のニュー観光スポットとして大人気のスポットです。

見所3. 仁寺洞で伝統グルメを堪能!

★ 仁寺洞で韓定食を堪能!
仁寺洞ならではのグルメといえばなんといっても韓定食。これはご飯と汁物のほか、おかずの盛られた小皿がテーブルいっぱいに並ぶもの。宮廷料理を庶民的にアレンジした伝統韓定食、郷土料理、山菜料理、精進料理など、さまざまなタイプの定食があります。お店のほとんどは韓国の伝統家屋を利用した建物。だから料理はもちろん、伝統的なインテリアの中で厳かな雰囲気を楽しみながら食事ができます。

★ 伝統茶店でティータイム!
仁寺洞で一休みするなら、やっぱり伝統茶屋!凝った伝統インテリアのお店やモダンなお店がたくさんあり、こちらも味だけでなく雰囲気も楽しめます。こちらではフルーツ茶や漢方茶などの韓国ならではの伝統茶はそれぞれ効能のある健康茶ばかり。近頃はトッカフェという伝統餅を食べながらティータイムを過ごせるお店も登場。韓国の伝統家屋で味わう健康伝統茶&お餅は、雰囲気も味も格別!

★ 伝統酒店で伝統酒を片手に一杯!
仁寺洞で一杯飲むなら、伝統居酒屋へ。仁寺洞は雰囲気&料理&お酒をゆっくり楽しめる伝統居酒屋がたくさん。もちろん伝統茶店さんのように伝統インテリアがほどこされた伝統家屋。ここでチヂミにマッコリ!伝統家屋でのんびり一杯!

★ 仁寺洞で屋台を食べ歩き!
仁寺洞でB級グルメ!メインストリートには小腹が空いたときにつまめる屋台がいろいろあります!ホットッやハッバー、トッポッキなどの定番おやつから伝統茶、伝統菓子など仁寺洞ならではのおやつまで、季節に合わせて楽しめるいろんな屋台を堪能!

見所4. 仁寺洞ギャラリー巡り

普通にぼんやり歩いていると意外に気がつきませんが、実は仁寺洞には50ヶ所はくだらないほどたくさんのギャラリー・画廊がひしめいています。伝統工芸から現代アートまで、さまざまな作品が展示。韓国有名作家の展覧会が開かれていることもあれば、新進気鋭の作家たちの作品展が開催されていることも。ほとんどが無料で鑑賞することができるので、興味のある人はぜひ足を伸ばしてみては?!また雨の日・寒い日・暑い日など気候の変化で外を歩くのが辛いとき、こういったギャラリー巡りを楽しむのも仁寺洞を楽しむ一つの方法ですヨ!

見所5. タプコル公園

ここは1897年、大韓帝国の総税務司だった英国人J.M.ブラウンによって造られた、広さ15,720?のソウル初の近代式公園。現在はいつもおじいちゃんをはじめ地元の人の憩いの場として親しまれていますが、韓国の歴史的事件の1つ、「3・1独立運動」が始まった場所としても有名。園内には3・1運動記念塔、3・1運動レリーフ、天道教の指導者で独立運動家としても有名なソン・ビョンヒの銅像などがあり、韓国の独立精神を後世にも伝える史跡公園といえます。園内の中央にある「八角亭(パルガクチョン)」は3.1独立運動時に独立宣言書が読まれ、この公園を起点として独立運動が全国的に広がったとされています。

見所6. 雲峴宮

高宗(コジョン・李朝第26代王・1852~1919、在位期間1863~1907)の父、興宣大院君(フンソンテウォングン・1820~1898)の私邸で、高宗が生まれて王位に就く12歳までを過ごした場所。史跡第257号に指定され、2,148坪の敷地内に建物6棟(本体5棟、廊下1棟、総414坪)が建ち並んでいます。現在は昔に比べて規模もかなり縮小してしまいましたが、興宣大院君の政治活動の本拠地として、韓国近代史において欠くことのできない歴史的な遺跡の一つとされています。

見所7. 耕仁美術館

1983年12月に開館した耕仁美術館。以前はここには1997年ソウル市民俗資料18号に指定された韓国伝統家屋の展示館がありました。これは朝鮮第25代目の王である哲宗の婿パク・ヨンヒョ(朴泳孝・彼は韓国の国旗である太極旗を制作したことでも有名)の屋敷であり、ソウルの八大名家の一つとしても有名なところだったとか。しかしこれらは南山コル韓屋村に移転、現在こちらにはギャラリー風の美術館と伝統茶院があります。ステキな作品を鑑賞した後、ゆっくりと伝統茶を飲みながらティータイムが過ごせます。

見所8. 楽園商街

1968年にできた伝統ある楽器専門の商店街「楽園商街」!最初は楽器店がいくつかあっただけでしたが、しだいにその規模を拡大、現在では約100余りの楽器店が密集しています。ピアノにギター、バイオリンにフルート、ドラムにトランペットにハーモニカなどなど、ありとあらゆる楽器が専門に取り扱い、楽器好きの人なら見ているだけで楽しくなるはず。

~参考~
★「仁寺洞広報館」
仁寺洞のあれこれをご紹介する案内センター「仁寺洞広報館」が2006年10月に誕生。街の雰囲気にピッタリの伝統家屋を利用した建物。ここでは仁寺洞の歴史や仁寺洞の観光情報、さらに開催予定の行事日程など、仁寺洞に関するあらゆる情報を収集できるようになっています。日本語案内員も待機しているので、ぜひ利用してみましょう。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2007-04-16

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