オセロの留学特派員レポート・第4回「寄宿舎に住みたい!!」

第4回「寄宿舎に住みたい!!」

私は今、西江大学校の寄宿舎(キスクサ)に住んでいます。
西江大の韓国語教育院の学生に「寄宿舎に住んでいる」と言うと、いつもビックリされます。というのは、西江大の韓国語教育院には寄宿舎がない、と言われているから。では私が住んでいる寄宿舎は、というと、西江大学校に通う一般の学生が住んでいる所なのです。私は交換留学ということで住むことが出来ましたが…。だから、西江大の韓国語教育院に通う学生はほとんど下宿か孝試院(コシウォン)ということに。しかし、今年から始まったサマーコースでは、特別に韓国語教育院に通う学生も入寮できるようになりました。いつかは韓国語教育院の生徒でも寄宿舎に住むことが出来るようになるのでは?また、韓国の他大学の寄宿舎に住む予定の方々の参考になれば…ということで、今回は私の住む西江大の寄宿舎、『ベラルミーノ宿舎』について報告したいと思います。
ベラルミーノ宿舎は西江大学校の東門から出てすぐの所あります。6号線テフン駅まで歩いて2分の所で、バス停も近くにあり、交通の便は良いです。

施設

地下1階 食堂、売店
1階 管理室、事務室、ロビー、自動販売機、駐車場、公衆電話
2~4階 女学生部屋(136名※)
5~9階 男学生部屋(200名※) 
※2004年5月現在
学生の部屋は一階ごとに10室ずつあります。各階に休憩室(テレビ、冷蔵庫、電子レンジ、給水機)、共同化粧室、洗濯室が設置されています。洗濯室には洗濯機と乾燥機があり、どちらも一回500ウォンです。売店は夜の食事のない時間、9時~12時のみで、カップラーメンとお菓子を主に取り扱っています。
<休憩室> <休憩室>

<休憩室>

<洗濯室>

<洗濯室>

<売店>

<売店>

部屋

広さ 6.92坪 (4人部屋) 
施設 ベッド、本棚、机、椅子、洋服ダンス、靴箱、シャワー室、化粧室、エアコン、オンドル、LANケーブル
<部屋>

<部屋>

<机>

<机>

机の上にベッドがあるタイプのものです。4人部屋で、決して広いとは言えませんが、生活するのには不自由しません。冬はオンドル、夏はエアコンがあるので、快適に暮らせます。LANケーブルも机ごとにあり、自分のパソコンを持って来れば自由に繋げます(西江大のIPアドレスが配分されているので、無料でインターネットできます)。共同で使うパソコンはないので、皆それぞれパソコンを持って来ているみたいです。
また、化粧室、シャワー室はそれぞれ部屋ごとにあり、新しくきれいです。

食堂

朝 7時半~9時半 韓式、洋式から選択
夜 5時半~7時半 主に韓式
※土曜日は朝のみ
<食堂>

<食堂>

<ある日の夕食>

<ある日の夕食>

朝ご飯は韓式、洋式から選べます。韓式は白ご飯にスープ、キムチ、おかずなどがついていて、洋式は牛乳、日替わりパン、コーンフレーク、サラダ、果物となっています。
夜はほとんど韓式で、たまにスパゲティやカレーなどの洋食、うどんやそば・トンカツなどの日本食もでます。味は…それなりにおいしいと思います。ただ、日本食はあまり期待出来ません。また3月3日はサムギョッサルの日でサムギョッサル、夏はサムゲタンが出るなど、季節の料理も考慮しているようです。土曜日の夜はほとんどの学生が飲みに行くなどして出かけるので、食事がありません。
夕食の時間がちょっと早い気がしますが、食堂のアジュンマも親切で、味もそれなりなので、私はよく利用しています。

絶対に守らなければならない規則

門限−夜11時(金・土は12時、金・土は外泊可能)
部屋清掃−毎週 月、木 
時々開かれる集会への参加
門限はありますが、30分くらいの遅れなら入口にいる警備アジョッシに頼めば入れてくれます。それ以上遅れると入れなくなるので、友達の家に泊まったり、チムヂルパンに行ったりします。また、毎週2回部屋の清掃がありますが、これは部屋ごとに順番を決めてします。清掃の日は夜に先生が見回りに来ることがあり、部屋が汚いと説教をくらいます…(いつもは親切な先生ですが、掃除については厳しい)。他のロビーなどの部屋は清掃アジュンマが毎朝してくれています。最後に、問題が起こった場合の集会などには参加しなければならず、防災訓練などもあります。

この寄宿舎には基本的に韓国人学生、正規の留学生のみで、外国人はほとんどいないので、韓国語の練習にはもってこいだと思います。ただ、初めは言葉の壁があり大変だと思いますが…私は日本人が1人いたのと、寄宿舎の先生が英語が出来たので何とかなりましが、部屋ではずっと韓国語でコミュニケーションを取らなければならず、初めは苦労しました。言葉だけでなくカルチャーショックもたくさん経験しましたが、多くの韓国人との出会いがあり、常に韓国語を耳にすることが出来るのは他にかえ難いメリットだと思います。寄宿舎は規則があり共同生活をしなければならず窮屈だと感じるかもしれませんが、韓国語、韓国の大学生の生活を知るには最適の場所だと思います。また、安いというのもメリット。宿泊費は大学ごとに違いますが、ベラルミーノ宿舎は1学期(約4ヶ月)で約95万ウォンです(食費込み)。
それでも7坪に4人部屋というのは少し、いや結構、窮屈。そろそろ下宿かアパートに一人で住んで、自由にTVを観たり音楽を聴いたりしたい…とも思いソウルナビの掲示板をこまめにチェックするオセロでした。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2004-07-28

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