オセロの留学特派員レポート・第8回「卒業式に出演したい!!~おまけ付き~」

第8回「卒業式に出演したい!!~おまけ付き~」

とうとう夏学期が終わり、秋学期に突入しました。西江大の夏学期は9月9日に終了し、10日に6、7級学生の卒業式がありました。西江大の卒業式は学生による公演等があり、まるで学祭のような卒業式でした。特に今回は出場者が多く、なんと3時間に及ぶ卒業式に!!学生のアイディア詰まった公演で、笑いあり涙ありだった今回の西江大韓国語教育院の卒業式。今回はこの卒業式について報告しま~す!!また最後におまけとして前回報告したKTPについても少し書いてあるので、読んでくださいね。

★卒業式プログラム★
学長の話
卒業証書授与
無遅刻無欠席者表彰
学生代表スピーチ
 公演
【1】 ギター演奏&歌
【2】 クイズ~7級学生~
【3】 ラテンダンス
【4】 メキシカンダンス
【5】 演劇~6級学生~
【6】 ギター演奏
【7】 演劇
【8】 独唱
 昼食

卒業証書授与では今回卒業する学生が韓服やチマチョゴリ・ドレス等に身をまとい証書を受け取っていました。また、無遅刻無欠席者も表彰され、今回は表彰者に西江大Tシャツが授与されました。私はスギを1日休んでしまい、惜しくも逃してしまいしました・・・秋学期こそは頑張るゾ!
学生代表スピーチでは6・7級の生徒2人が韓国語でスピーチをしました。今回は60代のおじいさんと20代のオンニでした。6・7級の生徒は発音・語彙力等、やはりレベルが高いなと感じました。また60代になっても目標を持ち留学し学んでいる方の話は、感銘を受けました。
スピーチの後は学生による公演。自分の特技を紹介したり韓国語で演劇をしたりとアイディアあふれる公演でした。いつもは4つ程度の公演ですが、今回は出場者が多く内容も濃かったようです。
【1】では軍隊に行った友達と卒業生のためにと韓国語の歌を歌っていました。
【2】クイズは7級学生によるもの。1~6級の学生の中から回答者を8名選び、スクリーンに書かれた擬音語が使われる状況を3択形式で当ててもらうもの。正解するとお菓子が貰えちゃうというおいしいクイズでした。
【3】ではラテンダンスを韓国に紹介するために韓国語を勉強しに来た学生が披露したラテンダンス。プロなだけに本格的な迫力あるダンスを実際に目にすることが出来ました。
【4】のダンスは南米から来た学生達やダンスに興味のある学生がメキシカンダンスを披露。南米の民族衣装に身をまとっていて【3】とはまた違う温かみのあるダンスでした。
【5】は6級の学生による演劇。最近韓国で人気だったドラマのタイトルを真似し『韓国で起こったこと』という題で、韓国で感じたカルチャーショックや韓国で苦労した思い出(本当の話かどうかは分かりませんが)を面白おかしく紹介していました。この演劇では韓国語だけでなく、学生達の演技力にもビックリ!!公演のなかで、一番笑いの起こった演劇でした。
【6】では女性宣教師によるギター演奏を聞き、リラックスしたところでまた【7】演劇。これは日本でいう『こぶとりじいさん』の韓国バージョン。出演者は様々な級の学生によって構成されていました。
最後に【8】日本で音楽学科を専攻している学生が韓国語で歌を独唱しました。
いつもより長めの3時間の卒業式を追え卒業生が写真撮影をしている傍ら、私達は教室に帰りクラスごとに昼食。サンドウィッチとキンパッ、果物とジュースを囲み、皆で最後の食事をしました。この昼食会はあらかじめ連絡すれば友達等も呼ぶことが出来るので、韓国語教育院に通いたいと思っている友達を誘っておくのもいいのでは。私達のクラスにも日本から彼女を連れてきた学生がいました。そうそう、卒業式は誰でも見られますが、食事は事前に早めに先生に連絡しておかなければならないので注意です!!
今回の卒業式では私は特に何もせず見てばかりでした。練習するのってちょっと面倒くさいなと思っていたので・・・(笑)。しかし、公演を終えた友達の楽しそうな顔を見て、私も次は何かしたいなとも思いました。秋学期は始まったばかりですが、今すでに友達と卒業式で何をしようか考え中・・・もし実現したら、このレポートで報告しますね。自分の学んだ韓国語をこういう形で披露できるのも韓国語を勉強するやりがいを感じられていいと思います。みなさんも機会があったらぜひ西江大韓国語教育院の卒業式に来て、学生の韓国語や学校の雰囲気を感じてください!!

以上、韓国語教育院から卒業式のレポートでした♪

★おまけ★

前回の韓国語能力試験の報告で、日本のKPTについて知りたいと書いたところ、何名かの方からメールを頂きました。そこで、これから日本でKPTを受ける方のために、メールを元に日本のKPTについても少しご紹介したいと思います。
日本でのKPTでもコンピュータペンを使用したそうです。しかし、韓国のようにペンを売る人はおらず、終了後にペンは支給されたとのこと。試験監督は韓国人で、身分証明書はしっかり確認されたところがほとんどだったようです。ある高校生の話では身分証はチェックされなかった所もあったようですが・・・。また間違った場合に×印をしてもコンピューターが読み取ってしまうため、新しい用紙と交換するように言われ、用紙がなくなった場合はどうしようもないと言われた所もあったそうです。東京韓国学校で受けられた方は昨年1級を受けたときには試験監督は日本語を話さずジェスチャー等での説明で、さすがKPT恐るべしと思ったそうですが、今年は日本語バリバリの韓国人が試験監督だったとのこと。また京都国際学園では、あるアジュンマが答案用紙ではなく問題のほうにチェックを入れてしまい、試験終了後も書き移していたけれど試験監督は7分ほど待ってくれたらしいです。テストでも情があるのは韓国らしいですね。
メールで情報提供して下さった方、ありがとうございました。来年日本で受ける方、参考にして下さいね。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2004-10-06

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