ジュンの留学記録~my life as a foreign student in ソウル!~第8回「私の視点から見た授業風景!」

第8回「私の視点から見た授業風景!」

皆さん、こんにちは!2009年、新しい年を迎えましましたね!韓国の冬、外がものすごく寒いせいか、朝起きるのがつらいです!遅刻せず、最後まで頑張りたいです。今回は私が1年ちょっと慶熙大に通って、私から見た慶熙大学の授業風景について書こうと思います。
まず、ここ慶熙大学で私は1級(初級1)からスターとし、現在5級(高級1)を受けています。大体どこの語学堂も1級から6級までで、慶熙大学も6級まで!稀に7級まであるところもあるみたいです。
授業時間
基本的に午前中授業となります(9時から13時まで)。しかし、希望する方は午後授業も選択することができます(基本的に午後の授業はほぼ中国人の方たちです。時間は1時10分から4時間)。私も1級からスタート!1級といっても、ハングルの書き方もわからず、本当に基礎の基礎で、ハングルの書き方、発音の仕方から始めました。少し習ったことがある人(ハングルが書ける、発音ができる人)は同じテキストでも、始める課が違いました。しかし終わりは結局同じで、最後の課まで終わりましたので安心しました。どこか重点的に教える部分で違う所があったのかもしれません。

共通の1級の内容
挨拶や簡単な自己紹介など基本的な単語や動詞なども習いました。習い始めのころは、何もかもがわからない状態からのスタートだったので、覚えるものもたくさんあり、苦労しました。授業中は挨拶などを授業で習うと、他のクラス(同じ初級1)へ行って、挨拶をしに行って名前やどこの国かなど、たずねる練習もありました。このように授業で習った挨拶などをすぐに使える機会があったので、楽しく授業できたと思います。ここではトウミを申請することができるので、会話では一番私の手助けになりました。授業中に配られるトウミ申請用紙に日本語が出来る人と書いて提出しました(必ずしも希望が通るわけではありません)。この頃は本当に何もわからなかったので、トウミの方に会話で使う単語などたくさん教えてもらい、少しずつ理解していきました。授業の後半になってくると時間や物の買い方なども出てきます。

2級
未来などの時制について勉強し始めました。よく会話で使う基本的な文法もこの頃にたくさん習い始めました。教科書の内容は宅配の仕方、病気にかかった、などの内容です。慶熙大学のテキストは1級から出てくる登場人物が同じで、2級のテキストの内容を見ると人物同士の関係が進展したりしていました。基本的な文法をたくさん覚えられたせいか、ここの2級が一番、韓国語が進歩したと実感した級でもあります。春学期でトウミを申請する韓国学生が多かったため、つづけてトウミを申請することができました。ここでのトウミは日本語が全くわからなかったのですが、会話も韓国語でなんとか伝えることができたので、一番会話するのがおもしろくなった頃です。

3級
大分実践的になって、1、2級で習った文法と意味がほとんど似ているものや、比喩的な表現の文法まで、ここで習い始めました。テキストの内容は第一印象(その人の特徴)や趣味などで、後半になると情報メディアや天気と生活に関係するものを習い始めました。この頃から少し諺も習い始めました。一番苦労したのが文法です。日本語と文法が似ているといっても、同じような表現の文法がたくさん出てきるので、混乱してしまう部分が多く存在しました。受動態や使役動詞の時、どのように動詞が変化するかなども暗記しました。この級で一番難しいと感じたものです。中級1から書き取りの試験も難しくなり、この級から書き取りの試験は全て作文になったので、初めてこの級で試験を受ける時に少し戸惑いました。パンマル(友達同士間で使う言葉、タメ口)もこの頃習いました。

4級
住居の種類やつくり、食べ物と料理、どのように作るかを韓国語で習ったりしました。韓国の伝統行事や韓国の昔話、環境問題、文字の起源なども習い始め、テキストの内容が難しいと感じた級でもあります。また、諺も3級の時よりも増えてきて、韓国の諺を覚えるのが大変でした。日本語の諺と似ているのもたくさんありましたが、テキストの内容も難しくなったせいか、覚える単語も結構専門的なものが増えてきました。文法も間接的な表現の文法も多くなっていき、難しい表現の文法が多かったので、1つ1つ文法を理解するのに苦労しました。この級で普段、使う文法はほぼ習い終えました。
5級
今受けている級です。まだ受け始めたばかりなのですが、話す授業が多いように思います。前に出てきて準備した資料を使って発表をしたり、一日だけ記者になったつもりで、テーマに沿った話題を自分で考え、調べてきて発表したり、韓国語を使って人前でスピーチする機会が多くなりました。内容は大衆文化や民族等について習います。またこの級から聞き取りの内容が長くなり、1つの聞き取りで2分以上あったりするので、集中して聞いていると最初の部分を忘れてしまったりもするほどです。文法は今まで習ってきた文法を復習することが多く、1つの課で習う新しい文法は多くありませんが、慣用表現を多く使われています。
1級から4級まではテキスト以外にワークブックというテキストが用意されていて、こちらは授業で習った内容を書いて練習する、問題を解くというもの。実際すごく役立ち、韓国語上達の手助けとなりました。1課も結構長いので、書き終えるのはけっこう大変でしたが、授業で習った内容を1つ1つ確認しながら反復して練習できるので、文法等も忘れず覚えることができました。5級からは新しく習う文法がそんなに多くないせいか、5級以上からはこちらのワークブックは用意されていません。
慶熙大学は学期で一番(出欠、テスト、授業態度など含めて)になると、終了式の時、次の学期のテキストが贈呈されます(ワークブックは別)。安いものではないので、次学期のためにぜひ頑張りたいところです。基準があり、1番でも点数に達してないともらえない場合もあります。
クラスの日本人率の割合
正直、そのクラスごと、時期や運によって大分違ってくるので、こればかりはなんとも言えません。私個人としては、今まで日本人が多いクラスには入ったことがありません。平均して、私以外に1人か2人ぐらいだったのですが、これは稀だと思います。それと、どこの学校も同じだと思いますが、他の国籍では中国人の方の割合が比較的多めです。

その他
1学期に1回行われる、遠出する現地学習も慶熙語学堂魅力の1つです(春、秋学期は1泊2日、夏、冬学期は1日)
私の感想
慶熙大学は書き取り、リスニング、スピーキング、それぞれに平均して時間を取り、全体的に力を入れている感じがしました。会話もトウミ制度があるため、ある程度は会話を話す機会も作れるとは思います。しかし、最後はやっぱり自分の意思が必要です。どこで勉強していても、授業に真剣に取り組み、授業以外でも、韓国語を上達する機会を探したり、積極的に韓国語を使って話しかけたり、身近なものから1歩ずつ努力することが韓国語能力を進歩させる一番の方法だと思います。皆さんも一緒に韓国語上達する方法を考えて頑張って実践していきましょう!
(授業風景) (授業風景) (授業風景)

(授業風景)

以上今まで受けてきた感想、慶熙大の授業風景についてお伝えしましたー!!最後の学期、頑張っていきます。留学レポートの方も次回で最後になります。最後まで皆様よろしくお願いします!

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2009-01-21

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