食通ジェンさんとK先生、男2人食べまくりの旅!
30代の半ばを過ぎ、家庭と社会的な地位がありながら、日頃の食へのこだわりが忘れられず、ついに家族をおいて高校時代の友人と連れだって韓国にやって来た2人組です。ちなみに2人とも韓国は2回目。
<ちなみにジェンさんが行く前に食べたいものとしてあげたものリスト>
・牛のカルビ(前行った時食べられなかったの・・・)
・ホンオチム(何事も経験)
・チョクパル、サンナクチ
・スンデ
・ヘサム・モンゲ
ひさしぶりのどんぐりこんにゃくと水キムチも食べたいな。
(2泊3日で足りるんかいな?)
ソウルナビのどっかに、かにがめちゃおいしい店の話があったと思うのですが、そこも。
はたして希望はどのぐらいかなえられたのでしょうか?
●12/21
夕食前
トンドンジュ、トットリムッ、センクル、パジョン
@「チョガチッ」(明洞)
時間は4時過ぎというのに伝統酒店「チョガチッ」はほぼ満席でびっくり。こちらもさっそくトンドンジュ(マッコリ)にトットリムッ(どんぐりのあつもの)、センクル(生牡蠣)などの盛り合わせ、それからニラのお好み焼き。どれも大皿でどんどんと出てきます。
(ジェンさんコメント)
出てきた一皿のあまりの量に、のっけからノックアウトされてしまいました。
やっぱり美味いのはトットリムッ!この味日本にないんだよなー。
盛り合わせは下に敷いてあった海藻が美味しかったです。
生牡蠣は量が多すぎて有り難さが半減・・・
(K先生コメント)
マッコリはカ○ピスソーダのように口当たりがいいので何杯でも行けますね。口当たりだけでなく、実際、非常にバランスの取れた飲み物らしいんだけど、そんな薀蓄抜きにして、毎晩飲みたいと思いました。伝統酒店と聞いて、堅苦しいイメージがあったのですが、居心地がいいですね。自宅の近所の行きつけの居酒屋にいる感じ。リピーターになる理由がわかりました。
夕食
カルビ、チュムルロク、アンチャンサル、ポシンスユッ
@「福清」(明洞)
いっぱい気分&腹ごなしに南大門市場を1周したあと、まだ韓国でカルビを食べたことがないジェンさんのためにカルビ屋さんへ。そしてココでのもう一つの目的は「犬」。ポシンスユッというイヌの肉の茹でたものをまずいただきます。うっやわらかい、、、つづいてアンチャンサル。やわらかいのでさっさと焼いてしまいます。続いてチュムルロクにカルビ。カルビはこれで1人前、というところにもう1つ!でてきてその量にもオドロキ!
(ジェンさんコメント)
以前韓国へ来た時には食べそこなった骨付きカルビ!どうやったらこんなに軟らかく出来るのでしょう?
他の肉もいいですが、ここへ来るなら力の限り骨付きかカルビを食べつづけるべし!
犬も美味しかったけど、後から考えると専門店にもチャレンジすべきだったか。
後日談なのですが、韓国から帰った翌週行きつけの新大久保の中華鍋の店へ行くと、張り紙で「狗肉」の文字が。しばらく新大久保は犬の入荷がなかったみたいなのですが、また復活したのですねー。
(K先生コメント)
自称、愛犬家としては言いにくいのですが、ポシンスユッはうまい。冬はこれに限る。
夜食
伝統茶
@「薬泉」(明洞)
お酒とお肉でいっぱいになったお腹は伝統茶で休めましょう。明洞(ミョンドン)にある「薬泉」は看板も目立っていて分かりやすい。なぜかジャズが流れる中、伝統茶をいただくのもオツなもの。静かなカップルを眺めながら男どうし、おいしくいただきます。
(ジェンさんコメント)
胃にやさしいお茶を飲みながら、想いははや次の日の食事のこと・・・。
(K先生コメント)
酒飲んだあとの 甘いものと苦いものは万国共通ですね。
●12/22
朝食
カンジャンケジャン、ホンオフェ、サンナクチ
@「プロカンジャンケジャン」(新沙洞)
朝からカンジャンケジャン!ということで店の中は誰もいない「プロカンジャンケジャン」へ。いきなり朝から生きたタコはヘビーだぜ!朝からアンモニア臭のホンオフェもびりびりだんぜ!メインはやっぱり醤油味のカンジャンケジャン!意外と好評だったのがワカメスープ「メセンイグッ」。とろけるようなわかめは胃にもやさしいはず。
(ジェンさんコメント)
(某一品を除き)どれもめちゃ美味しい!カンジャンケジャンは汁だけご飯にかけても美味しそう!タコは、未体験の感触でしたね。口の中にプチプチと吸い付く感触はなにやら官能的な趣さえ感じさせます・・・が、喉の奥に吸い付かれた時には心底あせりました。
もしもう一度韓国に来ても、ここでカニとタコは必ず食べると思います。
ホンオフェ(チム)は・・・チャレンジした自分を褒めたいとは思うのですが、まあ一生一度でいいかな?でも機会があればもう一度だけ生バージョンにトライしよう。
(K先生コメント)
メセンイグッ は酒飲みの味方ですね。どんな二日酔いも吹き飛ぶうまさ。最強の朝食に認定します。
昼食
オゴルゲタン、サムゲタン
@「トソクチョン」(景福宮)
腹ごなしで景福宮を1周。それから近くの(というかトソクチョンの近くにあるから景福宮へ行った)サムゲタン専門店「トソクチョン」へ。ジェンさんはオゴルゲ、K先生はサムゲタンを注文。黒と白のこくのあるスープ、塩で調節しながらたっぷりといただきました。
(ジェンさんコメント)
最後空港へ向かうタクシーの運転手さんも、ここのサムゲタンが一番だと言っていました。でもハーフでも十分だったかも。
(K先生コメント)
食べてるうちに 手を合わせたくなるような料理ですね。うまいだけでなく、何かスピリチュアルなものを感じます。めし食ってこんな風に感じたのは初めてですね。不思議な体験です。
夕食1
チョッパル
@「ウォンジョチャンチュンドンハルモニチッ」(奨忠洞)
トソクチョンから歩いて貞洞劇場へ。伝統公演を拝見。着飾ったおねえさんもいいけど太鼓のおねえさんもかっこいい。ただ残念ながら一緒に写真は撮れず。
ホテルで小休憩したあと、タクシーで奨忠洞(チャンチュンドン)へ。本場のチョッパルを食べました。
(ジェンさんコメント)
見た目こってり系なのに、意外にあっさりしていました。
でもこのころになると、ばくばく食べていたのは自分だけのような気が・・・。
(K先生コメント)
チョッパルは焼酎に限る。
夕食2
冷麺
@「ミョンドンハムンミョノッ」(明洞)
K先生は普通の、ジェンさんは辛い冷麺を食べました。
(ジェンさんコメント)
普通の冷麺も味見させてもらって美味しかったのですが、辛い冷麺の中のエイの刺身がこりこりしていて味があって非常に美味でした。辛さもそれほどでもなGOOD食後二人で「食べてお腹が減ったみたいだ・・・」もう一度韓国行くことあったらまた食べたいですね。
(K先生コメント)
日本でも似た感じのネンミョンを出す店が増えてきましたが、ここのはぜんぜん違う。冷麺て、実に繊細な食べ物だったんですね。よくわかりました。ねぇジェンさん、来年の冬もネンミョンツアーしようね。
夜食
パッビンス
このあとパッピンスを屋台でつまんだのですが、残念ながら写真を忘れてしまいました。
●
12/23
朝食
チョンボッチュッ
@「薬泉」(明洞)
あわびのおかゆ。なまたまごが入っているところがよかったりして。
昼食1
ビビンバ&スンデ
@「ロッテデパート・フードコート」(明洞)
その後買い物しようと思ったのですが、ロッテ百貨店がまだ閉まっていました。ガイドブックには9時半OPENと書いてあったのですが、それは免税店限定なのでした。ここでジェンさんは一旦K先生と別れて教会へ。再合流後、昼はロッテ百貨店の地下へ。K先生はビビンパを食べました。ジェンさんはここでようやく憧れのスンデにありつくことができました。
(ジェンさんコメント)
最初にイメージしていたのはフランスのブータンノワール(血のソーセージ。これも超美味)のような濃厚系の味だったのですが、予想に反して軽い!味。春雨?やもち米等が入っていて、こくがあるのに軽い味で、期待以上の美味でした。また食べたいなー。なお写真の上に載っているのはレバーのゆでたのですが、これはぼそぼそしていてなんだかなーという味でした。横は海苔巻ね。特筆するほどの味ではなし。
(K先生コメント)
食堂のあちこちに海苔巻や寿司、うどんが並べられ、日本にいるような錯覚があります。ここで私が食べたビビンバはとてもビスカス。少しかき混ぜるだけでネバネバしてき
ます。これがまたうまい。あの粘りはどこから来るのでしょうか。うまさの秘訣がそこにあるに違いない…。
昼食2
ワイン
@ワインバー(ロッテホテル)
その後ホテルロッテへ戻り、ワインバー(K先生おすすめ)で一杯。K先生はここで帰ったのですが、ジェンさんは時間が余ったので再度町へ。
昼食3
ビビンバ
@アバタ・フードコート(明洞)
ジェンさんは帰る間際に明洞のアバタのフードコートへ。ビビンバをまだ食べていないのに気づき、頼んだのがこれ。普通の卵のかわりに魚卵がのったビビンバなんです。
(ジェンさんコメント)
プチプチした食感が楽しい感じなのですが、なんとなく懐かしさを感じる味・・・
もんじゃやきの明太子入りのやつの同じ食感なのですね。
おまけ
龍のひげ
@仁川空港
最後に空港で買ったのが龍のひげなるお菓子。木の実を中心にして砂糖?を384本の細い糸にして巻いたもの。さほど甘くもなくかつ香ばしく、奥様にも好評でした。
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記事登録日:2003-01-18