韓国人のメル友宅へお世話になりました!
-名前 : ちまりん -年齢 : 38歳 -出身地 : 神奈川県 -在韓歴 : 韓国訪問歴3回 -趣味 : 韓国にメル友ができ、益々、韓国が好きになりました。料理が得意で、毎年、オリジナルのキムチ作りをしています。オーダーチマチョゴリもプレゼントされ持っています。プチ自慢(笑)これで、私も、韓国人になれるかも?と勘違いしていますが、毎日、楽しく過ごしています。 -コメント : 会うのがこれで2回目だと言うのに韓国人のメル友宅へお世話になりました。言葉のコミュニケーションは簡単な英語です。今回の旅行で学んだことは言葉よりもお互いのハートですね。心が通じ合えば国境は関係ないと思いました。もちろん、これからは韓国語勉強をしてもっともっと、たくさんの会話ができる様になりたいです。 -(現在、派遣社員 主婦)-
今回は主人と2人で韓国へ旅行、韓国のタエクジンさん(男性、年下)家族にお世話になりました。(タエクジンさんとは、以前、女友達と韓国へ旅行したときに会ってドライブと食事をする。)今回、タエクジンさんに会うのは2回目。
1日目
アシアナ航空でインチョン空港へ、夜の11時ごろ、到着。
奥さんとタエクジンさんが車で迎えてくれ、タエクジンさんの家に行く。今回は3泊4日でお世話になりました。この日は遅いのでそのまま就寝しました。
タエクジンさんは日本語が出来なく、私たちも韓国語が出来ないので、簡単な英語と、任天堂DSの翻訳ソフトでコミュニケーションをとりました。
2日目
朝、タエクジンさんから翻訳機を使った日本語の手紙を戴きました。
内容は、言葉がお互い通じなかったりする場合もあるけど、どうぞ、韓国旅行を楽しい思い出にして欲しいということでした。ちまりんさんの部屋が窮屈なら、いつでも空いている部屋に移ってもいいし、おなかがすいたら、いつでも冷蔵庫を開けて、中にあるものを召し上がってもいいですよということでした。冷蔵庫の中には、ちまりんさんに分かるようにおやつを入れておきましたよ!と、本当に気配りが良く伝わりました。
朝、起きると、奥さんの作った豆腐チゲが用意されて、付け合せに、イカの和え物、キムチ、韓国のりなどがあり、どれもとても美味しかったです。
朝一番でタエクジンさんは仕事へ行き、奥さんに韓国を車で案内してもらうことになりました。
まず最初に、韓国でいろいろな映画に使われた映画の撮影スタジオへ・・・
とても敷地が広いところで、「グエムル」、「頭の中の消しゴム」、有名な映画のセットや映画の撮影で使われた衣装、大道具なども見学できる、有名な撮影場とのことです。中でも北朝鮮と韓国の国境にある板門店(パンムンジュン)のセットは、本物そっくりで、びっくりしました。
主人は、小さい頃主人の父親が本物の板門店に行ったときの話を聞かされていて、以前から板門店に興味がありセットを見ただけで感動して涙ぐんでいました。
その後、かの有名なナミソムへ。
乗り場から船でナミ島に渡り、到着してすぐに昼食でタッカルビを食べました。
お店の人が鶏肉をはさみで切り、炭火の上の網にのせて焼いてくれました。食べてびっくり、激ウマ!鶏肉の辛さと言い炭味がもうたまらない。こんなに美味しいなんて、と主人と私で無我夢中でたいらげちゃいました。
そして主人がご飯をおかわりしたそうだったので、私がちょっぴり勉強した韓国語で、勇気を持って店員さんに言ってみました。
「パプ ルル チュセヨ」
もしかして、間違っているかも?でも、お店の人はちゃんと御飯を持ってきてくれました。
ナミソムは、冬ソナのロケ地で有名で、日本からも観光客がたくさん来ていました。
韓国の学生たちが制服を着たままで、自転車をそれぞれ二人乗り、四人乗りし、男女で仲良くキャピキャピとしていて、とても楽しそうでした。本当に青春真っ只中という感じで、なんだかドラマか映画のワンシーンを見ているようでした。
うちの主人はといえば、まるで冬ソナのぺヨンジュンのように、並木道の間で、静かにたそがれていました。そしてその姿を写真にとって、あとで見たら、まるであのドラマのままのような写真が、ちゃんと撮れていました。ナミソムは、どんな人がここへ訪れても、写真を撮るとドラマになってしまうんですね。これから韓国へ行かれる方は、ここは絶対に行った方がいい場所ですよ!!ただの韓国ドラマのロケ地だから、って旅程に入れないのはいけません。
行って初めて、つくづくこのナミソムの良さがわかりました。“百聞は一見にしかず”とは、こういうことを言うんですね。
次に、植物公園へ、樹齢1000年の松の木を見ました。1000年に比べたら、人間の一生なんて短いんだろうと思いました。公園の中には、樹齢300年の盆栽などもあり、大変珍しかったですね。
その夜、タエクジンさんと合流、焼き肉屋さんへ連れて行ってもらいました。お店の内装は、かなり重厚で高級感があり、つき出しなどもまるでフランス料理のようで、食器や料理の彩り、料理の盛り付けなどのセンスがとても良く、つき出しのサラダが主人も私も気に入って、ついついおかわりをしてしまいました。サラダのドレッシングが、リンゴとニンニクのすり下ろしで、とってもフレッシュで本当に美味しい、まるでデザートのような味覚のサラダでした。
メインの骨付カルビはとても美味しく、ほっぺたが落ちてしまいそうでした。
3日目
この日は、明洞へ行きました。(ご主人のタエクジンさんは、お仕事でした)お昼はガイドブックやソウルナビでも有名な明洞餃子へ行きました。奥様がお勧めの行き付けのお店で、カルクッスと饅頭を食べました。味はさっぱりしていてとても癒される優しい感じ、人気の理由が良く分かりました。
そのあと、タレント化粧品で、黄土石鹸を10個、その他コスメや化粧品を購入しました。夢中になって商品をみている間中、お店の方がカタコトの日本語で、“10個で1個おまけ”としきりに言っていました。
そして、まさにこの日の本目的の、写真スタジオ Its me Photo で、主人と一緒に写真の撮影をしました。 韓国の伝統衣装、本物のチマチョゴリを着て、私のヘア&メイクはもちろんのこと、主人もヘア&メイクをしてもらいました。その主人の姿を見て、言葉には出さなかったけど、まるで某演歌歌手のようで、吹き出しそうなのを必死でこらえていました。だって、顔にどうらんとか塗っているんですよ。ただでさえうちの主人は色グロなのに・・・。
撮影はけっこう緊張するのかな、と思いきや、カメラマンが女性の方で、とってもやさしく、かなりゆったりした気分でできました。まるでエステに行ってリラックスしているような感覚で撮影してもらうことができたので、できあがりが本当に楽しみでした。
それからおよそ5時間後に取りに行くと、出来上がりに本当にびっくり、こんなに仕上がりが良いとは想像もしていなかったので、おもわず感動してしまいました。そして、写真になった主人を見て、思わず今度は思いっきり笑ってしまいました。なんてったって、それは演歌歌手そのものだったからです。それからお支払いも済ませて、この写真のファイルの入ったCDロムも頂き、その後、日本に帰ってからそのCDロムのデータのお気に入りの1枚を縦60cm、横50cmに引き伸ばして写真にして、額縁にいれて玄関に飾りました。
我が家へ来るお客様へも、とっても評判が良く、自宅で簡単に加工が出来るので、はがきへ印刷して友達へ出したら。演歌歌手からはがきが来たのかと思った、と大爆笑でした。
そしてこの夜も、お仕事から帰ったタエクジンさんと合流して、チマチョゴリのお店に行きました。タエクジンさんと奥様が、“ここに飾ってあるチマチョゴリのお好きなデザインのものをプレゼントしますからどうぞ選んで下さい”、と言われ、私は天にも昇るくらい、うれしくなってしまいました。見本を見ていろいろ迷っていたら、お店のオーナーが、“あなたにはこれが似合いますよ”と、お店の奥からオーダー用の生地を持ってきて見せてくれました。
私は一目でその生地が気に入り、なんと私と、主人の分までオーダーでチマチョゴリをプレゼントしてくれました。とっても、ノムノム、カムサハムニダ!!!
その夜、タエクジンさんの奥様のお母様の家(実家)に行きました。
そのおうちは、タエクジンさんのすぐ隣のマンションでした。しかし、お邪魔してびっくり、なんと、テーブルの上にいっぱいの手料理を用意してくれていました。どれも美味しく戴き、韓国のオモニの本当のやさしさに触れた気がしました。日本から来た、しかも初対面の私たちに、こんなに素敵なおもてなしをしてくれて、本当に感動しました。その後、オモニから梨のお酒をお土産に戴きました。帰り間際、私の洋服の襟が曲がっていたらしく、オモニが、ニコニコ笑顔で直してくれて、その直後に義理の息子であるタエクジンさんにも同じように襟を直してくれて、とても母親の愛情を感じました。どこの国でも母親が子を思う気持ちは愛がいっぱいで変わらないんだな、と本当に思いました。
さらにこの夜、カラオケボックスへ。
韓国のカラオケボックスはお酒が禁止のようで、メニューにはまったく書いてありませんでした。
タエクジンさんは、日本のスピッツの大ファンで、“ロビンソン”を日本語で歌い、100点満点を取り、奥さんも韓国の歌で100点、私も日本の歌で100点、主人は最高得点99点をとり、本当に盛り上がっちゃいました。段々と残り時間が少なくなり、あと5分になると、また20分増えて、最終的にはオーナーのサービスで・・・結局それを3回くらい繰り返しました。
その後、タエクジンさんの家に帰り、再びビールを飲みながら話が弾み、日本の名所や文化の話、そしてその会話をしているうちにタエクジンさんの奥様が、どんどん日本に対して興味を持ち始め、私のカタコトの英語と、主人のやっと出てきた英語で(結構上手かったですね、さすが英文科卒&映画オタク==笑==)・・・
そうもしているうちに、気が付けば夜中の3時、タエクジンさんも奥様も、主人も私も、めいっぱい飲んでしまって、顔も真っ赤、あとは熟睡でした。
4日目
そしてついにお別れの4日目。
お昼頃起きてレストランへ、そこはちょっと目立たないメインの幹線道路から奥まったところにある、まさに隠れ家的な感じの、田舎風の建物のレストランでした。このお店は、絶対に日本の、韓国の旅行ガイドには出ていない、超穴場的なお店でした。床にはやっぱり冬には欠かせない韓国特有のオンドル(床暖房)が入っていて、本当に暖ったかでした。さっそくそこで、奥様が蟹の料理(カンジャンケジャン)3人前を頼んでくれました。実は私は、絶対に他人に負けないくらいの大の蟹好きで、最終的には一人で3人前を、ぺろりと平らげてしまいました。あ~、これぞ本当の幸せ。このカンジャンケジャンの味は私は一生忘れないでしょう。
そしてそして、再び観光名所の仁寺洞へ。
おみやげにスッカラチョッカラ、パプ入れ、トウガラシストラップ、その他をいろいろと購入し、奥様がすべて支払いをしてくれました。
ここでも、気前のよさそうなお店のおばさまが、またまた“10個買ったら1個おまけ”と、またもやカタコトの日本語で言っていました。
その後、タエクジンさんと合流しインチョン国際空港へ、別れを惜しみながら、ついに日本へ帰る時が来てしまいました。お仕事を半日切り上げ、わざわざ空港までお送りしていただいたタエクジンさんや、言葉の通じない私たちを楽しませようと、韓国を案内してくれた奥さん。途中、任天堂DSのバッテリーがなくなり、代わりに厚い日本語の辞書を律儀に持ってくる様子などは、優しくて真面目な奥さんだなと感心しました。今回の旅行では韓国人の、本当のやさしさや生活に触れ、穴場的なところにも連れて行っていただき、一生忘れることのない旅行となりました。
タエクジンさん家族に本当にお世話になりました。
本当に、ほんとうに、ノムノム、ノーーーム、かむさはむにだあああー!!
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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2007-06-20