「第4回ソウル文化の夜」に行ってきました!

年に1度、真夏の夜に開かれるフェスティバル!北村(プッチョン)から緊急レポート!!

こんにちは!ソウルナビです。先週の土曜日(8月27日)にソウル市内で一夜だけのフェスティバル、その名も『ソウル文化の夜(ソウルオープンナイト)』が開かれました。このイベントは毎年1年に一度、8月の末頃に開かれており、今年で4回目。今回は仁寺洞(インサドン)、貞洞(チョンドン)、大学路(テハンノ)、弘大(ホンデ)、北村(プッチョン)、松坡(ソンパ)、三成(サムソン)の7エリアで様々な文化公演やイベントが深夜まで繰り広げられました。ソウルのいろんな場所で行われたイベントですが、ナビが行ってきたのは最近特に注目を浴びている北村。韓屋通り、そしてギャラリーや博物館など様々な文化施設が集まる北村で真夏の夜のひと時を過ごしてきました!アーティスト達も数多く移り住んでいるというこのエリアの至るところで開かれたイベント。アーティスト達のいろんな作品にも出会えるかも!?それでは興奮冷めやらぬ当日の模様をお届けします!

第4回 『ソウル文化の夜』 in 北村


安国駅2番出口を出て北に向かって徒歩5分。北村観光案内所がある交差点付近には今夜のメイン会場となる案内センターが設置されており、ここではスタッフによるパンフレットの配布や案内、そして「1万ウォン文化パス」というチケットを購入することができます。この文化パスはイベントの主役ともいうべき重要なチケット。このチケットがあればこのイベントをお得に楽しむことができるんですよ!さらに夜が更けると案内センター前が舞台公演場へと変わり、いっそう盛り上がるとのこと。こちらはレポートの後半をご期待ください♪
あちこちで見かけるイベントロゴ

あちこちで見かけるイベントロゴ

交差点では渋滞緩和のため交通整理中

交差点では渋滞緩和のため交通整理中

北村観光案内所

北村観光案内所

「文化パス」でお得にまわろう!
案内センターで販売している文化パスを1万ウォンで購入すると、それぞれの各エリアごとで開放している様々な施設への入場が12:00から24:00までの間、無料になります。北村エリアでは沢山の博物館で観覧が可能です。
リストバンドになっている文化パス

リストバンドになっている文化パス

◎文化パスで観覧できる施設 in 北村◎
●嘉会博物館
●東琳組紐(メドゥプ)博物館
●アフリカ美術館
●ソウル鶏文化館
●サビナ美術館
●清圓山房
●韓尚洙刺繍博物館
●北村生活史博物館
●韓国仏教美術博物館
●みみずく博物館

その他のイベントをご紹介!

屋台エリア◎
案内センターすぐ裏手にある嘉会洞住民センター前では3,000ウォン均一のチケットを買って手軽におつまみと交換でき、マッコリと一緒に楽しむことができます。おつまみは、焼きイカ、マンドゥ(肉まん)、焼き海老、プルコギ焼肉、ドトリムッ(どんぐり寒天の和え物)、卵焼き。どれもおいしそう!マッコリは別料金ですが1本1,500ウォンとこれまた良心的な価格で、カップルやグループで集まり、わいわいと一杯やっていました。外国人の姿も沢山見かけましたよ。
地元婦人会のおば様方が暑い中一生懸命に調理をして愛情こもった料理が振舞われました。卵焼きはボリュームがあって味付けもちょうどいいし、焼き海老もグッド。大人数で行っていたらマッコリで一杯やりたかった~!
◎北村アートマーケット◎
メイン会場の1本裏手のストリート。安国駅3番出口を北に向かった通りでは、アートマーケットを開催。有機野菜や自家製パン、手作り小物を販売していたり、自転車で電気を起こしてジューサーでフレッシュジュースを作ってくれるエコなブースも。
ナビが特に気に入ったのは、Tシャツ作りが体験できるブース。
ゴム版を一つ5,000ウォンで買って、それに好きな絵を描いて彫刻等で彫ると、そのゴム版をTシャツにプリントしてオリジナル作品を作ってくれます。近所でハングル彫刻の創作活動をしている方が開いたブースだそうです。
Tシャツ作りは子供達に大人気・・・でも彫るのは危ないので、パパに任せてね♪ Tシャツ作りは子供達に大人気・・・でも彫るのは危ないので、パパに任せてね♪ Tシャツ作りは子供達に大人気・・・でも彫るのは危ないので、パパに任せてね♪

Tシャツ作りは子供達に大人気・・・でも彫るのは危ないので、パパに任せてね♪

WWOOFコリアによる有機農野菜の販売 WWOOFコリアによる有機農野菜の販売 WWOOFコリアによる有機農野菜の販売

WWOOFコリアによる有機農野菜の販売

手作り小物販売 手作り小物販売 手作り小物販売

手作り小物販売

北村文化センター前ではライブ創作中! 北村文化センター前ではライブ創作中!

北村文化センター前ではライブ創作中!

◎ステージ公演◎
夕闇の訪れと共にそろそろ日が暮れてきました。そしていつもは静かな北村のあちこちで音楽が鳴り響きます。
北村アートマーケット近くのブースでは、フォークソングの公演中。
韓国で有名な日本人ミュージシャンも参加して盛り上がりました。
韓国の懐かしのフォークソングは若い世代にも流行中 韓国の懐かしのフォークソングは若い世代にも流行中

韓国の懐かしのフォークソングは若い世代にも流行中

◎伝統公演◎
最初に訪れたメイン会場のある案内センターへと戻ってきました。
こちらではすでに伝統公演の真っ最中!
伝統ある北村芸術団による公演は見ごたえ十分!
荘厳な踊りと太鼓の響きには何か儚さを感じました 荘厳な踊りと太鼓の響きには何か儚さを感じました

荘厳な踊りと太鼓の響きには何か儚さを感じました

優雅でひと際華やかな「ブチェチュム(扇踊り)」 優雅でひと際華やかな「ブチェチュム(扇踊り)」 優雅でひと際華やかな「ブチェチュム(扇踊り)」

優雅でひと際華やかな「ブチェチュム(扇踊り)」

宮中音楽の奏で

宮中音楽の奏で

刀を使った踊り

刀を使った踊り

一般市民も飛び入りで参加 一般市民も飛び入りで参加 一般市民も飛び入りで参加

一般市民も飛び入りで参加

公演の締めくくりは市民全員で参加した「カンガンスルレ~♪」
1人ずつ手を取り合って長い列を作りながらぐるぐると踊りまわる韓国の伝統民俗遊び。
独特な歌に合わせて徐々にスピードアップしていきます。
全員で踊って盛り上がれるので楽しさもひとしお。

毎年暑い夏の夜に行われる一夜限りの「ソウル文化の夜」。深夜12時過ぎには主要エリアへの無料バスが運行されたそうです。遅くなっても安心して家に帰れますね。観光地としてのPRのみならず、薄れつつある地域住民同士の絆を深めるいい機会になったという北村在住の方のお話を聞いて、何か懐かしくてほんわかとした気持ちになり、なんとなく日本の地元の夏祭りを思い浮かべました。来年のイベントが今から待ち遠しいです。ぜひみなさんも来年の夏、機会があれば参加してみてくださいね。
以上、ソウルナビがお伝えしました!

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2011-08-29

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