ライトアップされた夜の王宮!昌徳宮「月明かり紀行」に行って来ました!

とっても幻想的!夜の古宮に行って来ました!


こんにちは!ソウルナビです。皆さん、朝鮮時代の王宮である古宮はお好きですか?ナビは・・・もちろん大好き!確かにソウルと言えば美味しいグルメやエステなど滞在時間が限られた中では時間がいくらあっても足りないものがいっぱい!でもたまには焦る気持ちを抑えて、ゆっく~り夜の古宮めぐりなんていかがですか?最近、古宮では夜の特別観覧がよく行われています。今回、ナビが行って来たのは昌徳宮の「月明かり紀行」。こちらのイベントはただ見て周るだけじゃなく、ガイドさんによる日本語の説明付き!それではさっそく、夜の昌徳宮に行ってみよ~

昌徳宮についてお勉強しよう!


昌徳宮は1405年、正宮である景福宮の離宮として建造された宮殿。最近イ・ビョンホン主演で映画にもなった光海君(クァンヘグン・1571-1641・李朝第15代王)以降、約270年に渡って李氏朝鮮王朝の政務が行われた王の御所。全部で約135,000平方mの敷地に13の宮殿の建物があり、その北半分を占める後苑(フウォン)には28棟の楼閣があります。数年前までは自然と建物保存のため、決まった時間にガイド付きのみでしか観覧出来ませんでしたが、現在、王宮内は自由に観覧できる一般観覧のエリアと、ガイド付きで周る制限観覧のエリアの2タイプに分かれているんです。

月灯り紀行スタート


さて、午後8時からスタートする「月灯り紀行」。ナビはメールで事前予約し、料金も振り込み済み。当日は昌徳宮の入口の大きな門、敦化門(トンファムン)横にある簡易受付で名前を伝え、首からぶら下げるカードを貰います。事前予約した際にパスポートを持参してくださいと言われたけれど、実際はパスポートチェックなしで、名前だけでもOK☆ ナビは午後7時45分ぐらいに到着しましたが、その時は門の扉は閉められていました。門の前には景福宮や徳寿宮の前に立っているような昔の衣装を着た守門将たちがいるので、時間になるまで自由に写真撮影タイム!
今回、ナビは第2グループ。第2グループは日本語での説明で、その他にも韓国語、英語、中国語など、たくさんのグループがあります。
8時になると第2グループのプラカードを持った係の人がやって来ました。守門将が呪文?みたいなのを唱えると門がオープン!お昼に昌徳宮を見学するのとはまた違った雰囲気で、ナビもワクワクがピーク^^
プラカードを持つ係の人も昔の衣装

プラカードを持つ係の人も昔の衣装

「開けゴマ!?」みたいな呪文を唱えると重厚な門が開きます。

「開けゴマ!?」みたいな呪文を唱えると重厚な門が開きます。

中に入ると足元を照らす明かりが3人に1つずつぐらい渡され、まずは日本語担当のガイドが昌徳宮について日本語で説明してくれます。ちなみにこの明かり、意外に重みがあり、「月灯り紀行」の行われる2時間、持って歩くのは少し疲れちゃいました(笑) ナビが昌徳宮に到着した時はまだまだ明るかったけど、始まる頃には日も沈み、後ろを振り返ると、さっき入って来た敦化門(トンファムン)の方には真ん丸なお月様も!ガイドさんの流暢な日本語での説明を聞きつつも夜の古宮、初体験のナビはワクワクしてテンション上がりっぱなし(笑) ライトで照らされた夜の宮殿は幻想的で、とってもキレイ!

■仁政門(インジョンムン・인정문)
仁政殿に入る前の大門

■ 仁政殿(インジョンジョン・인정전)
こちらが昌徳宮の正殿。王の即位式、臣下の朝礼式、韓国使臣の接見など、国の重要行事が行われた宮殿。他の古宮と違ってシャンデリアなどがあり、朝鮮末期の建築様式も見ることができます。この前の広場にある品石のところでガイドさんが教えてくれました「好きなところで写真撮って良いですよ~と言うと、韓国の方は一番前の位の高い正一品で写真を撮り、日本の方はよく正三品のところで写真を撮られてますよ~」☆ なぜ日本人は正三品のところで写真を撮る日本人が多いのでしょ~か?そ・れ・は!人気韓国ドラマ「チャングムの誓い」のチャングムが正三品だから!だそう^^

■楽善斎(ナクソンジェ・낙선재)
朝鮮第24代王、 憲宗(ホンジョン)が1847年(憲宗13年)に側室のために建てた建物、楽善斎(ナクソンジェ)。壁は、長寿を意味するカメの甲羅模様になっていて、窓の装飾は女性らしい繊細な美しさがあります。

■芙蓉池(プヨンチ・부용지)・宙合楼(チュハンヌ・주합루)
空は丸く、地は角張ってるという陰陽五変説に従い、四角い池を地に見立て、空を象徴する丸い島を造ったといわれる芙蓉池(プヨンチ)。その後ろには国の将来を担う人材を育てるために学問を研究し、本を出版したと言われる2階建ての楼閣、宙合楼(チュハンヌ)が。ライトアップされた宙合楼もキレイだけど、芙蓉池に映し出される宙合楼の姿もまた幻想的!

■不老門(プロムン・불로문)
1枚岩を削って作られたと言われる不老門(プルロムン) 。王の長寿を願って建てられたもので、今でもこの門をくぐった人は長生きするといわれているとか。この門を通る時にガイドさんは「120歳まで長生きする!」と言っていましたよ☆ 皆さんも長寿の願いを込めて門を通ってみては?^^

■ 演慶堂(ヨンギョンダン・연경당)
朝鮮第23代王純祖(スンジョ)が1828年(純祖28年)、当時の士大夫(朝鮮時代の上流階級)の家を真似て昌徳宮の中に作った民家形式の建物、演慶堂(ヨンギョダン)。ここでは韓国の伝統茶と伝統菓子をいただきながら、パンソリや宮中音楽などの韓国の伝統音楽を鑑賞します。

かくして約2時間の「昌徳宮月灯り紀行」終了。

☆疲れたら帰りはカートで!

演慶堂での公演終了後はまた歩いて仁政門まで戻るのですが、来た道とは違い、かなり急な階段を登ります。体力に自信がない方はゴルフカートのような車も用意されているので、それに乗ることをオススメします!日本語のガイドさんが公演終了後カートの案内をしていましたが、日本人は断ってる方を多く見かけました。でも約1時間弱歩き周って、さらに階段は、体力に自信のある若いナビでもちょっとキツかった!ただし、カートの数には限りがあるので、本当に体力に自信がない人だけにしてくださいね☆ 
いかがでしたか?ナビのような古宮マニアの方でもそうでない方でも、月明かりの下で昼間とは違った王宮の姿を是非見て欲しい!昔の王が見たであろう景色を皆さんも堪能してみませんか?夜の昌徳宮は時間がゆっくり流れる特別な空間。いつもとは違った韓国旅行になること間違いなし!?以上、夜の昌徳宮からソウルナビでした。

※2013年4月、5月分はすでに終了しましたが、8月から10月まで再開されます。申し込み方法はこちらから

※ナビからプレゼントもあります!

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2013-05-30

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