韓国のドライブインってどんなもの?!年々発展している韓国の地方ヒュゲソ(ドライブイン)を見てみよう!
こんにちは!ソウルナビです。皆さんは週末や長期連休、車でお出かけされますか?夏なら海での花火大会、秋なら紅葉、冬ならスキー・・・長距離かつ人数が多い場合、車はとっても便利ですよネ。でも後部座席に乗ってる人々は楽チンだけど、助手席や運転する人は意外と大変。そんな時、ホ~ッと一息させる憩いの場所といえばドライブイン!でも日本のドライブインってレストランにご当地メニュー、地域の特産物が販売されていて、グルメもショッピングも楽しめるけれど、韓国のドライブインってどんな感じなの?これから韓国でのバス旅行や友人や家族、彼氏彼女とドライブしよう!と思っている方のために、韓国のドライブインに寄ってみることにしました。それではさっそく行ってみよ~
◆◇◆日本ではドライブイン、韓国ではヒュゲソ(休憩所)!◆◇◆
日本では国道や高速道路など交通量の多い道路脇などにあり、レストランや販売店舗を備えた駐車場+公的な休憩施設のドライブインはサービスエリアやパーキングエリアって呼ばれていますよね。韓国ではドライブインはヒュゲソ(休憩所)と呼ばれ、使用形態は日本と全く同じ。貨物トラックの運転手をはじめ、行楽地や故郷などに向かう家族連れ、観光地に向かう大型バスの乗客など多くの人達が訪れます。また地域によって規模もまちまち。最近はテーブルを設置して持参したお弁当などを食べられるようにしたり、有名カフェやファストフード、スイーツなどの支店がドライブイン内にOPENしたり、景観に気を使って噴水や池を設置したりと多くの人を誘致しようといろいろ努力しているようです。
◆◇◆大・小それぞれのヒュゲソに寄って見よう!◆◇◆
地方に出かけるたびにさまざまなエリアのヒュゲソにお世話になるナビ、何度も通ううちにすっかり馴染みとなったヒュゲソもあります。今日はそんなヒュゲソを大小に分けて紹介したいと思います。
■■■ 小規模ドライブイン~龍仁(ヨンイン)ヒュゲソ ■■■
仁川(インチョン)から江原道(カンウォンド)江陵(カンヌン)まで、韓国を東西に結ぶ嶺東(ヨンドン)高速道路。その道路の途中、京畿道(キョンギド)に位置するのが「龍仁(ヨンイン)ヒュゲソ」。このエリアは上下線が分かれていて、仁川方面へは龍仁を過ぎると次のヒュゲソがないことから小さいながらも重要なヒュゲソ!多くの人々が立ち寄ります。小さな洋服店が数店舗とチェーンドーナッツ店が一つ、娯楽施設としてバッティングセンターがありますが、食べ物以外に魅力的なものは特になし。
車を降りたらまずは駆け込むトイレ
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快適なドライブにするためのカー用品ショップ
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プライスダウンの洋服店が何店舗かOPEN
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食後の一服に韓国オリジナルのコーヒーはいかが?
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食べ物は室内レストランと屋外で販売しているコーヒー類とスナック(軽食)類があります。スナック類はアメリカンドッグやジャガイモバター焼きのようなオーソドックスなものからホドカジャ(くるみまんじゅう)・コグマスティック(サツマイモスティックフライ)、トッポッキまで。また、その場で焼き上げれる韓国名物の肉厚な焼きイカなどもあり、旅行の思い出になるかも。龍仁ヒュゲソでは室内と屋外に各会計コーナーがあり、注文してから品物を受け取ります。韓国語がわからない日本人のためにメニューの横に日本語が書いてあるのですが、微妙に間違いがあるのもお愛嬌?(笑)
室内にはスナックやジュース類が売っているミニスーパーと、レストランはチゲ類や麺類、とんかつなど肉類など、がっつりお腹にたまる食事をすることができます。うどんやとんかつは日本の味とほぼ似ているので安心していただくことができ、韓国の味を堪能したい方はキムチチゲや豆腐チゲ、チャヂャン麺などがオススメ。いつも清掃員が掃除しているのでテーブルは清潔。子供用チェアもあるので子連れファミリーでもゆっくり食事を楽しめます。会計時に番号のついた領収証をくれるので掲示板に数字が出たら注文の品を取りに行き、食べ終わったら指定の場所に下げてください。出入口近くにウォータースタンドがあるので、チゲ類を食べた方は特に注意!唐辛子が歯についている場合があるから、必ずお水で流すようにしてくださいネ。
■■■ 大規模ドライブイン~麻長(マチャン)ヒュゲソ ■■■
京畿道九里(クリ)から慶尚南道(キョンサンナムド)統営(トンヨン)まで、韓国を南北に結ぶ中部(チュンブ)高速道路。この高速道路の京畿道に位置しているのが麻長(マチャン)ヒュゲソ。上下が別線でありがながら一つの場所にまとまっているのが特徴で、2013年OPENし有名スポーツブランド他を扱うアウトレット施設と一般食品・日用雑貨を扱うスーパー、そしてフードコートをはじめとするレストランやカフェが一つになった、新しいタイプのフュゲソです。
どんなに混んでも待つことなさそう、大きなトイレ
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結構重要!ここでもカー用品ショップはかかせない存在。
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上品な韓国のお菓子とお茶が味わえる
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韓国大手ベーカリーショップ
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他のヒュゲソを参考に研究を重ねたせいか、フードコートで扱うメニューのジャンルが充実しているのも特徴。小腹がすいて簡単に食べれるうどん類も種類が多く、何にしようか迷ってしまうほど!他にもとんかつなどの洋食や、キムチチゲやテンジャンチゲ(韓国味噌汁)など辛いものからプルコギなどの辛くない韓国料理まで。時には期間限定でプデチゲやハンバーグなどもメニューにのるので、ナビもワクワク。フロアも広くて混雑時でも席の確保に困らないし、会計後にもらう食券ナンバーの掲示版も見やすい場所にあったり。また子供連れのファミリーにとって一番面倒なのが食後の子供。そんな動き回って騒がしい子供のために、フードコート内に簡単な遊び場もあり!いつもせわしなく食事するママには大変助かりの施設です。
食券ナンバーの掲示版もいくつもあって見やすい
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レストラン内に子供の遊び場がついてるのは親には助かる
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麻長ヒュゲソの一番の強みはロッテマートが入店していること!果物・野菜・肉類から牛乳・ジュースを含めた飲み物、それ以外にも赤ちゃんのおむつやおしりふきまで幅広く取り扱っています。友人やサークルなどで野外でBBQを楽しもうと出かけた時は、追加の品をここで買い足すと大変便利かも。普通、現地やドライブインなどは商品を定価か高めに販売していることが多いけれど、ロッテマートならもともと安い定価価格で購入することができので、とってもお得!さらにダイソーもあるので、一回しか使わないようなものはこちらで買えば一人当たりの負担金額も節約できます!タイトな旅行スケジュールのときはこんなマートに立ち寄ってお土産を少しづつ買い揃えていってもいいかも?
◆◇◆気になるお味比較!◆◇◆
旅で疲れている時に気持ちをアップさせてくれるのはやっぱり食事。続いて2つのヒュゲソの食事を比べてみたいと思います!
■■■ 龍仁(ヨンイン)ヒュゲソの食事は? ■■■
キムチチゲとテンジャンチゲ。どちらも各6,000ウォンで値段は手頃ですが、どこの食堂にもある黒のトッペギに韓国といえばコレ、銀の器に入ったごはんと3種類のおかずがついてやってきます。3種類のおかずですが、2人分にしては量が少なめ?テンジャン、キムチチゲはどちらも熱々で出てきて、適度な濃い加減でおいしい。点数をつけるとすると70点くらい?
2人分にしてはおかずが少ないかと気になる
■■■ 麻長(マチャン)ヒュゲソの食事は? ■■■
キムチチゲ(7,000)ウォンと油あげうどん(4,000ウォン)。黒のお盆で運ばれてきたキムチチゲセットは新鮮な野菜などを使用したおかずが含まれた4種類!さらにおかずが乗っている器も金属製。お米も白米ではなく健康に気を使った黒米を使用、チゲもスープをすすってみると味が濃厚でおいしい!ヒュゲソにしてはかなりレベルの高し!点数とつけるなら90点くらい!うどんも日本の味と変わらず素朴な味。
◆◇◆番外編:2つのヒュゲソにあった不思議な設備◆◇◆
どちらのフュゲソでも気になったのが車椅子と松葉杖。車椅子は怪我をした人だけでなく、お年を召した方や障害の方に役立ちそう。松葉杖は車椅子を使うほどではないけれど、あると便利な人用かな?長時間車に載っていると身体もかたくなりますよね。使用している人を見かけたことはありませんが・・・
ホスピタリティー精神高い韓国の一面
いかがでしたか?長い時間、車やバスにゆられると気分も体もぐったり。そんなときはヒュゲソにある施設を利用して体を動かしてみたり、おいしい食事をして気分をアップさせて、て目的地までのドライブを乗り切っちゃいましょう!以上、ドライブ好きのソウルナビがお伝えしました~