一人飯の強い味方!プンシクの定番、韓国らしい丼をチェックしよう!
こんにちは、ソウルナビです。皆さんはトッパッという韓国料理をご存知ですか?ん?どこかで聞いたことがある?という人もきっといらっしゃるはず。トッパッとは、日本で言えば丼のこと!日本でも牛丼や親子丼などさまざまな種類があるように、トッパッも上に載せる具によってさまざまな種類があります。そして手軽く食べられるトッパッは軽食堂プンシクやフードコートの定番メニュー!今日はそのトッパッについて、くわしく紹介したいと思います。それではさっそく行ってみよ!
トッパッとは?
トッパッ 덮밥 とは韓国語の「トッタ 덮다 =覆う」+「パッ 밥 =ご飯」の言葉でもわかるように「覆いご飯」つまり具をご飯にのせた料理のこと。そして日本でも「牛丼」や「親子丼」「カツ丼」などさまざまな丼があるように、トッパッも上に載せる具によって名も「チェユクトッパッ」「プルコギトッパッ」など「(具の名前)+トッパッ」といった名前となり、味もそれぞれ異なります。しかもお店によって解釈?が異なり、同じ名前のメニューでもずいぶん姿が違うことも。具とご飯が分離したセパレートタイプのトッパッや、石窯に入ったビビンバ風トッパッもあります。さらにはお皿が鉄板になったチョルパントッパッも。ただ基本的には「ご飯に具をのせたもの」がトッパッといえるでしょう。
お皿+上のせタイプ
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セパレートタイプ
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石窯タイプ
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鉄板タイプ
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★トッパッと丼の違いは?
トッパッと日本の丼の一番の違い。その一番の違いは器。基本的にトッパッはおわん型の丼ではなく、お皿の上にご飯があり、その上に具がのる「カレーライススタイル」。その点でトッパッ=丼では別物とも思われます。もちろん、中には丼のような容器に入ったトッパッもあり、そのへんは曖昧。牛丼や親子丼を韓国語で説明するときは、トッパッが一番適当と言えます。
どこで食べられるの?
このトッパッ、専門店のようなものは現在のところまだあまりありません。いわゆる「吉野家」みたいなチェーン店もなし。一時、日本の丼ものはブームとなり、専門店もいっぱいできましたが、韓国語ではそのまま「ドンブリ」でした。このトッパッを目にするのは軽食堂であるプンシク。プンシクではキンパッと並ぶほど人気のメニューで、どのプンシクチェーンにもトッパッのメニューはだいたいあります。また多くのフードコートには、専門店まではいかないけれどトッパプをメインにしたお店があります。あとは焼肉店の別メニューで肉系のトッパッがあることも。肉はもちろん、焼肉店の方がおいしいけれど、プンシクの方が値段はリーズナブル。また海鮮専門店にはフェトッパッ(刺身丼)のメニューがあります。
キムチ、タコ(オジンオ)、豚肉(チェユク)、ツナ(チャムチ)、プルコギ、マッシュルーム(ヤンソンイ)、鉄板プルコギなど
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丼のページのタイトルはトッパッ
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野菜いっぱい
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ご飯は別のタイプ(ほぼトゥッペギ)
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焼肉店のチェユクトッパッ |
トッパッの種類は?
トッパプの具多いのはやっぱりチェユク(豚肉)やプルコギ(牛肉)などの肉類。あるいはナクチやフェなどの海鮮類。しかし、中にはとんかつやチキンナゲットを載せた洋風のトッパッも。このあたりはいわゆる「トルコライス」のようなもの?
<定番のトッパッ>
○チェユクトッパッ
豚肉の甘辛煮のトッパッ。見た目真っ赤で辛そうですが、思ったほどは辛くないトッパッ。白いごはんもたっぷりあるので、多少辛くてもご飯でがんばれます。(ただ店によってはひどく辛いところも)。
○プルコギトッパッ
いわゆるプルコギの丼。辛くないし、本物のプルコギのようにタマネギもたっぷり、意外とヘルシー?なトッパッ。(ただ店によってはタマネギばかり?というプルコギトッパッも)
<いろいろあるトッパッ!>
上の2つ以外にも、ナクチトッパッ(タコ丼)やヤンソンイトッパッ(きのこ丼)、チャンオトッパッ(うなぎ丼)、チャムチトッパッ(ツナ丼)などのトッパッの名前をよく目にします。またフェトッパッ(刺身丼)は海鮮料理の定番メニュー。
チャムチトッパッ
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ナクチトッパッ
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ヤンソンイトッパッ
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フェトッパッ
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<変わり種のトッパッ>
洋風?のトンカリトッパッ(豚カツ+カレー丼)やチキンナゲットッパッ(チキンナゲット丼)、チーズトッパッ(チーズ丼)など。
トンカレトッパッ。カツカレー?
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NYトッパッ。どこがNY?
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チーズトッパッ。オムライス風?
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チキンナゲットトッパッ。
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トッパッあれこれ
★トッパッの食べ方は?丼の食べ方は上からかきこむのが基本かと思いますが、韓国のトッパッの食べ方は少し違います。やはりビビンバの国、韓国ではトッパッも「混ぜる」。具とご飯をまぜまぜして、ビビンバ状態にするのが基本。ただ混ぜると容器によっては結局ビビンバみたいになってしまいますが・・・もちろん、無理に合わせること必要はなく、カレーのように崩しながら食べても良し。
★コンビニもトッパッ?
コンビニにもトッパッが登場。特にお弁当の1つとして、トッパッメニューが売りだされたことも。ただいつも見かけるということはなく、まだ定着はしていない感じ。
いかがでしたか?あまり目立ってはいないけれど、密かな韓国のソウルフードといっても過言ではない「トッパッ」。丼があれほど韓国で受け入れられたのも、このトッパッがあったことが大きいと思われます。ご飯も多いし、しっかり食べられる料理トッパッ。一人旅でも強い味方ですよね。ご飯ものだからあまり外れもないし、同じ名前でも味が違うことが多いから食べるたびに新たな発見があるかも?そんな魅力的なトッパッ、韓国で是非味わってみてくださいね!以上、いつもトッパッがお昼の定番のソウルナビでした。