こってり甘辛ソースのタッカンジョンをあれこれ食べ比べ~!
こんにちは!ソウルナビです。皆さんはタッカンジョンってご存知ですか?タッカンジョンとはトッポッキやティギム(天ぷら)に並ぶソウルっ子のおやつの定番の1つで、甘辛いソースがた~っぷりかかった一口大の鶏のから揚げのこと。日本でもコンビニに行けば、から揚げは売っているけどソースがけというのはなかなかお目にかかれないですよね?最近街のあちこちにタッカンジョンのチェーン店も増えてきて、何だか気になる存在のタッカンジョン。今日はそんなタッカンジョンをいろいろ食べ比べ、皆さんに紹介したいと思いま~す!
タッカンジョンって?!
タッカンジョンの名前は“タッ=鶏”“カンジョン=ちいさな塊のお菓子”から来ています。その名の通り、食べやすい一口大のから揚げにお菓子のように甘くて(でも辛い)真っ赤なソースがかかった食べ物。ソースがかかっているのに外側はカリッカリで中はジューシー、おやつなのにちょっと贅沢?タッカンジョンの独特のソースの秘密は“水あめ”。水あめをふんだんに使ったソースで、辛いけど甘い、トローッとした独特のソースができるのです。話だけ聞くと「カロリー高そう!」と思うかも知れません。その通り、カロリーは低くはありません!そんなことはわかっていても食べたくなるのがタッカンジョンなんです~!
タッカンジョンとヤンニョムチキンって同じなの?
タッカンジョンの説明を聞いて「それってヤンニョムチキン(甘辛ソースがかかったチキン)じゃん!」と思った方もいらっしゃるのでは?そこで韓国の方にタッカンジョンとヤンニョムチキンとの違いを聞いてみました!ところが、返ってくる答えは「え?わからない」「同じじゃない?」まぁこんな感じ。一番マシな答えが「チキン店で売っていればヤンニョムチキンで、屋台で売ってたらタッカンジョンじゃない?」・・・食べて美味しければ細かいことは気にしない・・ということでしょうか?
でもこれじゃ納得できない!そこでナビが独自に調べてみたところ、タッカンジョンとヤンニョムチキンと違う点は、
①タッカンジョンは骨無し、または骨が少ない。
②ヤンニョムより価格が安い。
③冷めても美味しいのがタッカンジョン。
とか。タッカンジョンが生まれたのは仁川市にある新浦(シンポ)市場で、近代以降、開港都市の仁川では外国人が多かったため、タッカンジョンももともとは昔、中国の船乗りが冷めた鶏のから揚げを美味しく食べれるようにと編み出された調理法だったのではないか、とのことでした。
☆☆では、いざ!タッカンジョン食べ比べ~!☆☆
□■元祖新浦タッカンジョン/ウォンジョシンポタッカンジョン■□
その名の通り、仁川の新浦市場で生まれた元祖タッカンジョン。新浦市場にある本店は、平日でも開店からまもなく人々が並び始め、その行列は閉店まで途切れることはありません。本店前では公開調理?していて、並んでいても退屈しません!この大人気の「元祖新浦タッカンジョン」が嬉しいことに最近はチェーン店展開していて、今ではわざわざ新浦市場まで行かなくても本場の味があちこちで食べれるようになりました!
「元祖新浦タッカンジョン」は骨付きの鶏肉を使用しています。他の店舗と違い、鶏肉オンリーで、トックやその他の具は入っていないのは元祖だから?!ヒーヒー言うくらいのスパイシーな辛さで、今回の食べ比べ中では一番の辛さでした。本店ではフォーク2本を使って器用に食べるお客さんの姿を見かけます。こちらのお店では他のチェーン店のようにカップサイズは無いので注意して下さいね!
辛さ・・・☆☆☆
甘さ・・・☆
骨・・・・骨あり
具・・・・なし
□■タルコマンタッカンジョン■□
赤と白が印象的な看板の「タルコマンタッカンジョン」。タルコマンとは“甘い、甘ったるい”という意味で、その名の通り甘~いタッカンジョンは辛さが苦手な方でも大丈夫な程度の辛さ。素揚げした極太トックとサツマイモも入っていて、何だか得した気分♪ 注文すると目の前でソースと鶏肉を絡めてくれます!骨なしで食べやすく、ソースの量も今回食べ比べた中で一番でした!
辛さ・・・☆
甘さ・・・☆☆
骨・・・・無し
具・・・・トック、サツマイモ