男のパッピンス、2023!

4年ぶりにまわる、今年のパッピンス!

いよいよ帰ってまいりました。コロナもほぼ終わった2023年のソウル。「男のパッピンス」も4年ぶりに帰って参りました。韓国の夏といえばやっぱりパッピンス。男も女もパッピンス。夏が近づくとソウルの街中の店の前には「パッピンス」の文字と写真がかかれた看板が張り出されます。まさにパッピンスの季節です。たまに少し寒くなっても、たまに雨が降っても、もうパッピンスの季節です。ちなみにパッピンスは専門店で1年中食べられるパッピンスもありますが、ターゲットはカフェなどお店で夏限定メニューとして登場するパッピンス。そしてコンビニで買えるパッピンス、カップビンスもあります。それでは4年ぶりにパッピンスの食べ歩きを始めましょう。

~カフェのビンス編~

<1つめ>

わたしたちの(ウリ)パッピンス

@トゥー・サム・プレイス

毎年夏になれば必ずパッピンスのメニューを出すコーヒーチェーンの代表格、トゥー・サム・プレイス。トゥー・サム・プレイスのビンスいえばケーキを上にのせた「こってり系ビンス」が特徴です。今年も提供する3種類の2つがケーキがのったこってりビンス。一方、いわゆる小豆がのったオーソドックスなパッピンスは、名前も「わたしたちの」パッピンス。氷の上に小豆が、その上にはインジョルミ(きなこ)をまぶした大きめなトク(もち)がのっています。昔のパッピンスにくらべるとシンプルで高級感があります。またミルクシロップが別についています。氷ももこまかいミルクかき氷です。
<お店>

Two Some Place  
トゥー・サム・プレイス

<他のパッピンス>

ーベリークリームケーキビンス
ーアップルマンゴーケーキビンス

<2つめ>

雪の花(ヌンコッ)パッピンス
@ハリーズ


今年はオーソドックスなパッピンスと、アップルマンゴーチーズビンスの2種類のパッピンスで勝負するハリーズ。通常のパッピンスのほか、一人用のパッピンスを用意されています。ということは通常のパッピンスは基本的に2人以上。受け取るときにスプーンはいくつ必要か聞かれますが、もちろん1つでもOK。氷はヌンコッ「雪の花」というだけに白くてやわらかめ。インジョルミをまぶしたトクは小さめ、さらに全体的にナッツをのせ、さらに多めの小豆をまんなかにしき、さらにその上もアイスをのせています。そしてさらにミルクシロップが別についています。途中でミルクシロップを加えながら最後まで甘さを味わえます。
<お店>
ハリーズ
HOLLY*S
<他のパッピンス>

ーアップルマンゴーチーズケーキビンス
ーアップルマンゴーチーズケーキ1人ビンス
ーヌンコッパッピンス1人ビンス

<3つめ>

ダブルベリー・ヨーグルト(ドブルベリ・ヨグルノラ)1人ビンス
@イディヤコーヒー


年によってビンスをだしたり、ださなかったりするコーヒーショップ、EDIYA。今年は出す年でした。パッピンスは通常のビンス以外に人用ビンスもあります。今回は通常のビンスが売り切れだったので1人ビンス、さらに1人ビンスしかメニューがないダブルベリーヨーグルトのビンス。ポスターの写真ではベリーがお行儀よく並んでいますが、実際のビンスはベリーがちらばってのっています。カップに入った一人ビンスなので量は少なめでどんどん溶けます。ベリーとヨーグルトのほか、シリアルがのっています。ちょうど混ぜながら食べるといい感じ。
<お店>

イディヤ コーヒー
EDIYA COFFEE
<他のパッピンス>

ー黒ごま(フギムチャ)・クランチ・雪の花(ヌンコッ)ビンス
ーアップルマンゴー・雪の花(ヌンコッ)ビンス
ー小豆インジョルミ(きなこ)・雪の花(ヌンコッ)ビンス
ーアップルマンゴー・ヨーグルト(ヨゴノラ)・1人ビンス
ー小豆インジョルミ・1人ビンス

<4つめ>

インジョルミ(きなこ)ビンス
@フロムハーツ・コーヒー


コーヒー系ビンスではニューフェイスのフロムハーツコーヒー。ビンスも夏に提供していますが、なんと1皿3人用。いままでも2人用はありましたが、3人用ははじめて。たしかに量は多めですが、一人で食べられないことはありません。山のように盛り上がったミルク氷の上にたっぷりのインジョルミ(きなこ)がかかり、その氷の山の上にさらにアイスがのっています。やはりボリュームあり。お皿のふちの半周にはインジョルミをまぶしていないトク(もち)が、もう半周にはナッツがのっています。意外と味にあきることはありません。
<お店>

フロムハーツコーヒー
FROM HERATS COFFEE
<他のパッピンス>

ーミルクパッピンス
ープレミアム・アップルマンゴービンス
<5つめ>

アップルマンゴービンス
@エンジェリナス


かつては市庁など江北地区にもお店がありましたが、あまりみかけなくなったエンジェリナス。でも江南駅近くにはお店がまだありました。エンジェリナスのビンスは以前とかわらず、かんなで削ったような特徴のある氷。マンゴーの甘さとちょうどあいます。けずったシナモンが全体的にかかっているのも変わらず。
<お店>

エンジェリナス
ENGEL IN US
<他のパッピンス>

ースイート・ポン菓子(ティパッ)ビンス

~コンビニのビンス編~

<コンビニビンス、1つめ>
インジョルミビンス
@ラベリ(GS25)


コンビニのパッピンスではめずらしいインジョルミ系のビンス。中は小さめのトクがびっしり、その上にインジョルミがたっぷり、黄色くなっています。氷は2層になっていて、下は緑茶ビンスとなっています。

<コンビニビンス、2つめ>
初雪愛・一品(チョンヌネ・イルプン)パッピンス
@ロッテ(セブンイレブン)


昔からある、コンビニ系ビンスの定番でもあるカップ入りパッビンス。氷もあらいし、小豆と、凍った小さなトクがのっているだけ。でも牛乳をいれると味が変わります。蓋にも牛乳をいれるともっとおいしくなると書いてあります。

<コンビニビンス、3つめ>
プレミアム・パッピンス
@ラベリ(GS25)

他のコンビニビンスとは違い、小豆がペースト状になっています。さらにアイスもたっぷりで、カップビンスながらこだわりの味。ふたにはうさぎが餅をつく絵になっています。うさぎが餅をつく姿に月が見えるのは日本と韓国だけだとか。

食べられなかったビンス

食べられなかったのは「パリバケット」「コーヒーニー」など。
いかがでしたか。今年のパッピンス。以前はコーヒー系のコーヒービンスをよくみかけましたが見かけなくなり、今は通常のパッピンスのほか。マンゴーがのったフルーツ系のパッピンス、インジョルミ系の韓菓系のパッピンスと、おおむね3つのタイプにわかれてきた気がします。一方、数は少なくなったとはいえ、パッピンスが1年中食べられるパッピンス専門店も健在。季節もののパッピンスをこれからも毎年楽しみにしたいと思います。今年も全部食べられなかったのがとっても残念な、ソウルナビでした。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2023-08-11

ページTOPへ▲

その他の記事を見る