木浦は黄海に向かって開けた朝鮮半島の最西南の港町。日本統治時代には「木浦府」と呼ばれ、中国大陸との貿易港として利用されたため、多くの日本人がこの木浦の街に住み、現在も韓国ではまれになった日本式の住居が市内に残っています。また韓国初のノーベル平和賞受賞者でもある金大中前大統領の故郷としても有名。木浦港からは都会では忘れ去られた美しい自然が残る新安郡や海南郡など多島海海上国立公園との沿岸航路の中心地として、済州島をはじめ約165の島へ旅客船が運航されています。
珍島は全羅南道に属し、行政上は「珍島郡」。ソ\ウルからは車で約6時間南に向かったところにあります。土地の約70%近くが林野や田畑で占められた自然の豊富な島で、韓国で3番目に大きな島。韓国本土とは「珍島大橋」という橋で結ばれているため、船ではなく車で簡単に行き来することができます。