コーミィの子供と一緒に秋夕(チュソク)旅行に行って来ました~忠清南道・洪城編!

秋の味覚探し第2弾!!

みなさん、こんにちは。コーミィです。
3日間と短くて慌ただしく過ぎ去った今年のチュソクでしたが、連休中みなさんはどう過ごされましたか?
コーミィは嫁の務めを果たすべく、主人の実家に帰省して祭祀チャレ)の準備でお供え物を作りました。
それから主人の兄弟家族と周辺を旅行しました。お天気は毎日快晴で最高の旅行日和でしたよ~。

今日は”チュソク旅行”についてお伝えしたいと思います。
”秋の味覚第2弾”として、あちこちで味わったおいしいシーフードをご紹介します。
今回食べ歩いたシーフードはかなり色々ありますよ!!

早朝から食べまくり!

この海で海老が水揚げされているんです~

この海で海老が水揚げされているんです~

まず、最初にご紹介するのは、”デハ”と呼ばれている韓国産の海老。
デハは韓国の西側の海、西海(ソヘ)で獲れる韓国人にも大人気の秋の味覚です。
毎年9月に入ると西海では”海老祭り”が始まります。11月上旬までの2ヶ月間開催され、週末には祭り周辺の道路は大渋滞を起こすほど韓国全土から海老を求めにあちこちからやってくるんですよ。

コーミィ達が行ったのは”忠清南道ホンソン”という所。
チュソク前日、しかも朝の8時半という早い時間!!
主人が、昼には道がすごく混むからと早朝6時にソウルの家を出発して朝ごはん代わりに海老焼きを食べにやってきたのです~。
朝早かったから人もまばら・・・ 朝早かったから人もまばら・・・

朝早かったから人もまばら・・・

時々海老を買いにやってくる人を見かけましたが、それ以外は人もまばらでお店の人もお掃除したり椅子に座ってボーっとしたり、のんびりした朝のひとときを過ごしていました。ちょっと早く来すぎてしまったようですね。。。
でも朝が早かったからこそ見れた光景もありましたよ。
業者さんが新鮮な海老を運んできました。
こうやっておいしい海老は養殖場からやってくるんですね。
新鮮な海老が運ばれて来ました~ 新鮮な海老が運ばれて来ました~ 新鮮な海老が運ばれて来ました~

新鮮な海老が運ばれて来ました~

車を降りて辺りをうろうろしていたら『寄ってきな~』ちょうど声をかけてきたお店のおばちゃん。
『朝一番の最初の客なんだから安くしてよ~』とさっそく主人は値引き交渉 。
生きている養殖海老が1キロ25,000W→23,000Wになりました。(2009年10月現在)
ちょっぴり値引きしてもらいました。
ちなみに天然物はいくらか聞いた所、1キロ”8万ウォン”だとか~!!
天然物はやはり値段がお高い!
それでもせっかくなので味見がてら天然物を2匹だけ注文。値段は1匹2,000Wでした。(2009年10月現在)
ちょうど5年前にも海老祭りに来たことがあるのですが、当時は養殖の海老でさえ1キロ4万ウォンもしたんですよ~。おばちゃんに聞くと養殖物の値段が昔に比べて大分下がったそうです。養殖する海老の量が増えたからでしょうかね~!?
養殖物の海老、元気に泳いでいます

養殖物の海老、元気に泳いでいます

ジョノと呼ばれる、これも秋ならではのおいしいお魚です

ジョノと呼ばれる、これも秋ならではのおいしいお魚です

コッケ(わたり蟹)もいました~

コッケ(わたり蟹)もいました~

容器から海老が飛び出しおばちゃん格闘中!

容器から海老が飛び出しおばちゃん格闘中!

お店は靴を脱いで座れるオンドル床になっていたので子連れにはいいですね。
海に面した奥の壁は前面ビニールシートになっていて、暑い日にはそこを開けると海の風がそのまま入ってくるので涼しかったです。海を眺めながら食事ができるのもグー。
養殖物の海老は生きているので蓋をした容器に入れても、そこから元気に飛び出してしまって逃げ出した海老を捕まえるのにおばちゃん大変そうでした。
 天然の海老は残念ながら捕獲したらすぐに死んでしまうので、若干新鮮度は落ちます。

◆韓国版海老の食べ方◆

フライパンにアルミをひいて、あら塩をたっぷりのせた上に海老をそのまま敷き詰めます。
コンロの火でじっくりあぶるととってもおいしそうなピンク色に。蓋をしないと塩がパチパチ飛んできますので注意。
海老を焼いてる内に敷き詰めたあら塩から塩分が浸透してちょうどいい塩加減でおいしく出来上がり。
おすすめはやっぱりそのまま食べるのが一番!!
蒸し上がったら何もつけないでそのまま食べてみましょう。
食べると海老の甘みをたっぷり堪能できます。
または、備え付けの酢コチュジャンかわさび醤油でいただいてください。
また違った味わいでおいしいです。
大きい方が天然物で小さいほうが養殖物。
どちらも甘みがあっておいしかったです。
両方食べ比べて見たものの、天然物と養殖物の違いがコーミィには殆ど分かりませんでした。
もし天然物が生きていたらまたきっとおいしさが違かったのかもしれませんね!?

お店のおばちゃんからのサービスで、今が旬のジョノ(日本ではコノシロ、もしくはコハダ)の塩焼きをおまけしてもらっちゃいました♪注文して食べたら1皿1万5千Wのものだって!!
ジョノは脂が乗ってて身も柔らかくめちゃうまでした。生きてる新鮮なジョノをそのまま焼いてくれたみたい。
5年前に食べたジョノはすでに焼かれてあるものをまた暖め直した感じだったので断然こっちの方がおいしい!!
小骨がすごく多いので、お子さんにあげる時には注意が必要です。
つい夢中で食べてしまい写真を撮り損ねてしまいました^^; 
なんだかんだと、あっという間に1キロの海老焼きとジョノを完食。
ご馳走様でした♪♪

続いては霊光(ヨングァン)地域ドライブの旅♪

次にご紹介するのは”全羅北道南部の旅”です。
チュソク当日、お供え物を作り祭祀チャレ)の儀式をして家族で朝食を食べた後、コーヒーブレイク。のんびり過ごした後お昼を簡単に食べてから、主人のお姉さん家族が住んでいる”ゴチャン”という町に向けて家族みんなでドライブ~♪
ドライブ中、娘と私はいつの間にか車の中でウトウト・・・。
約1時間ほどのドライブで素敵な展望台へ到着。
ここは”西海安道路”と呼ばれる、夕日が見える有名な観光道路です。
周辺には韓国映画『マパ島』の撮影地もあるんです。(個人的に大好きな映画です!)
夕日の時間にはほど遠かったのですが太陽の光で海がキラキラ輝いていてそれはきれいでした。
夕日が沈むまでベンチに座ってボーっと海を眺めていたかった~。

ドライブしていたら、田んぼのような所で作業中の方が・・・


西海安道路を後にしてヨングァン地区を通って義姉の家に向かう途中、水を張った不思議な田んぼのような所に出ました。
これは、何でしょうかね~。

実は、塩田です!!
近くの西海の海水をここまで引いてきて、天然塩を作っているんだそうです。
塩を作っているのを間近で初めてみました。
少しずつ少しずつ、真ん中に塩を集めていきます。
ものすごく時間のかかる気の遠くなりそうな作業ですよね~。作業をしている方達、本当にご苦労様です。

せっかくなのでお土産に塩を買っていこうと思い、途中で見かけたお店に立ち寄りました。
小売りでも35キロからの販売と言われてしまい、すごい量なのでどうしようか迷っていましたが、値段を聞いたら35キロ8,000ウォンだとのこと。(2009年10月現在)
こんなに安いとは思いませんでした!!
あんなに重労働の作業なのにその値段でやっていけるのかなぁと、ちょっぴり心配になったコーミィです。
11月のキムジャン(キムチ作り)に向けて義母が欲しいとその一声で35キロの塩をお買い上げ。
4家族で分け合いました。
コーミィ家は3人家族でキムチも作らないし大量には必要ないので少しだけおすそ分けしてもらいました。
ここ霊光(ヨングァン)は天然塩だけではなく、韓国語でチョギと呼ばれるイシモチの魚を干した”クルビ”も有名なんです。クルビはちょっと高くてお土産には買えませんでした。。。

ようやくゴチャンに到着

霊光(ヨングァン)を後にして、最後に向かうは旅の終点”ゴチャン”。
義姉の住む地域は西海がどこまでも続いていて、魚介類には事欠きません。
いつもここに来るとみんなで鰻を食べるのが恒例でしたが、鰻の値段がかなり値上がりしていたので、
今日はチョゲクイ(貝焼き)を食べることにしました。(ゴチャンは鰻も有名なんです!)
クシッポ海水浴場にはシーフードのお店が並んでいます。チュソク時期だけあって家族で外食する人が多いので、どのお店も繁盛していました。
水槽の中には様々な種類の貝が!!
ざるひと盛り4万ウォンの貝焼きを3ざる分頼みました。
ビーチ沿いのお店で、波の音を聞きながらおいしい貝焼きを食べるなんてサイコー!!
2ヶ月振りに家族一同が揃い、みんなでカンパ~イ♪♪
ホタテが焼きあがりました~。
奥に見える黒い大きな貝はキチョゲ(タイラギ貝)と言ってコーミィの大好物。
貝柱がとっても大きいので食べ応え十分。
そのまま食べてももちろんおいしいけど、スライスした玉ねぎと酢コチュジャンが入ったアルミ容器に焼きあがった貝を刻んで入れグツグツ煮込んだものも、これまた焼酎との相性バッチリ♪
貝焼きの締めには、あれを食べなきゃ!!
あさりやハマグリが入ったカルグクス(手打ちうどん)。おいしすぎて、また写真を撮るのを忘れちゃいました。
宴が盛り上がる中、ちょうど夕焼けの時間です。
海の向こうに消えていく夕日を見ていると、旅の疲れも癒されていくようでした。

貝焼きを食べた後、またまたシーフードで2次会!

パジャマパーティーだよ~♪ パジャマパーティーだよ~♪

パジャマパーティーだよ~♪

続いては義姉の家で2次会の始まり~。
天然物のコッケ(ワタリ蟹)だそうでーす。
蟹を茹でてもらい、お風呂上りに蟹 と ビール でまた乾杯♪
蟹の身がすごく甘~い。蟹ミソも濃厚でグッド!
就寝前だから食べないよ~と思っていたのに、目の前においしそうな茹で蟹が現れて、私も娘も寝るのを忘れて蟹にかぶりつき~。

翌日は朝から潮干狩り♪


前日のお酒も残らず清清しい朝を迎えました。
朝食も食べず、みんなで朝から潮干狩りへレッツゴー!!

車で10分ほど走ると無料で潮干狩りを楽しめるドンホ海水浴場に到着。
なんとまぁ海が遠い~。
ものすごく潮がひいてるじゃないですか。
向こうに人だかりが見えますが、めちゃくちゃ小さい。
距離にして1キロはあるんじゃないかなぁ。
義母と娘と3人で砂浜で留守番しようと思ってたのですが、娘がパパに会いたいと言い出して聞かず、義母を残して遠い道のりを娘と二人、パパを探しに。
ここの海は土が固かったので意外と歩きやすかったです。
それでも所々水溜りがあり、1キロの道のりが本当に長かった!!
娘は何度もくじけそうになって、『ママ抱っこ』と度々せがまれましたが、パパに会う為に頑張ろうと娘を何度も励まして、ついには一人で歩き通しました!
よく頑張った~!!
沖から見た陸

沖から見た陸

ようやく人だかりが見えてきたけど

ようやく人だかりが見えてきたけど

ものすごい人だ~

ものすごい人だ~

ようやく人だかりが見えたのも束の間、この大勢の中で主人や家族を探すのに一苦労でした。
みんな顔を下に向けているので、誰が誰だか分かりません。
娘と一緒に『パパ~』と叫んで、10分ほど探し回りました。
ようやく主人や家族を見つけた時にはホッとしました。
この男の子すごい量獲ってる!

この男の子すごい量獲ってる!

おばちゃん負けじとザックザック

おばちゃん負けじとザックザック

甥っ子、姪っ子達もザックザック

甥っ子、姪っ子達もザックザック

みんな無我夢中で貝を獲っています。
ザックザックと袋や大きなバケツに思い思いに獲ってます。
最初貝を見た時には、あさり?それともハマグリ?と思ったのですが、どうも違うよう。
家に戻ってさっそくパソコンで調べてみました。
変な形をしてますが味は抜群!

変な形をしてますが味は抜群!

味噌汁にしたら貝からダシが出てすごく美味でした~

味噌汁にしたら貝からダシが出てすごく美味でした~

貝の色は黄色くてハマグリよりも大きめです。
調べた所によると、日本では一般的に“バカ貝”と呼ばれているよう。
東京では”アオヤギ”と言って、お寿司のネタにもなるんですって。
そういえば、アオヤギって食べたことあるかも~!?

塩水に入れても泥をあまり吐かない貝だそうで、一度蒸すか茹でるかした方がいいと食べ方に少し工夫が必要のようですが、面倒くさがりのコーミィは簡単に塩水で泥抜きした後、あさりの味噌汁ならぬバカ貝の味噌汁を作りました。
貝ってこんなに甘いの~!?ってくらい、甘みがあってすごくおいしかったです。
貝が大好きな娘は無我夢中で食べてました。

今回の目的はチュソクなのに何だか旅行がメインの2泊3日の休日でした~☆


みなさん、チュソク旅行記いかがでしたか?
今回の旅は秋の味覚シーフードを思う存分満喫した楽しい旅となりました。
ソウルからは少し遠いですが、韓国中を網羅している高速バスに乗ればどこの町にも行くことができます。

連日シーフード三昧でしたので、ソウルの我が家に戻ってきたら、さすがにお肉が恋しくなりました。
さっそく主人の大好物のフライドチキンを配達してみんなで食べましたよ。
旅行中おいしいものを食べすぎて体重増加がちょっぴり気になるコーミィがお伝えしました~。
次回の旅行記はソウル周辺紅葉の旅をお伝えできたらと思います。

<ナムダン港海老祭り>
ー忠清南道 ホンソン郡 ナムダンリー
海老祭りホームページ:http://www.naepofestival.com/s05.html(韓国語のみ)
ホンソン郡庁ホームページ:http://hongseong.go.kr/japanese/index.jsp(日本語あり)
◆行き方◆
ソウルから西海安高速道路→ホンソンIC→国道29番→ホンソン(所要時間2時間)

<塩田・西海安道路>
ー全羅北道 ヨングァン郡ー
ヨングァン郡ホームページ:http://www.yeonggwang.go.kr/03ch/(日本語あり)
◆行き方◆
<自家用車>ソウルから西海安高速道路→ヨングァンIC(所要時間3時間40分)
<バス>江南高速バスターミナルから1日20便運行

<貝焼き/潮干狩り>
ー全羅北道 ゴチャン郡ー
ゴチャン郡庁ホームページ:http://culture.gochang.go.kr/jpn/(日本語あり)
貝焼き:クシッポ海水浴場
潮干狩り:ドンホ海水浴場
◆行き方◆
<自家用車>ソウルから西海安高速道路→ゴチャンIC(所要時間約3時間)
<バス>江南バスターミナルから1日16便運行

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2009-10-20

ページTOPへ▲

関連記事

秋夕 / チュソッ (ハンガウィ)

秋夕 / チュソッ (ハンガウィ)

ソンムルセットって?ソンピョンって?韓国の名節「秋夕」の全てを知り尽くそう!!

コーミィの子連れで地方旅行に行ってきました~全羅北道・全州編!

コーミィの子連れで地方旅行に行ってきました~全羅北道・全州編!

全州市内でおいしいもの食べ歩きの旅♪

その他の記事を見る