コーミィの子連れで地方旅行に行ってきました~全羅南道・務安&長興編!

夏に見頃を向かえる白蓮池散策と渓谷遊び、そして長興名物サマッ料理を食す旅♪

みなさん、こんにちは!コーミィです。夏休みをいかがお過ごしですか?日本の夏は猛暑続きで夏バテしていませんか?
ソウルの方は7月からずっと雨が降ったり止んだりのお天気が続いて夜は涼しい日も多いです。なんだかいつもの夏という感じではないですね。大雨の影響でソウル市内で山崩れが起こったり、野菜や果物が不作のため価格が急騰していて農家も消費者もみんな大変。韓国の主婦達は9月中旬に迫る秋夕(チュソク)のお供え物にかかる経費が今はもっぱら心配の種だとか。

さてさて、コーミィ家族は残り少ない夏を満喫しに主人の実家へ。癒しを求めて、東洋最大規模を誇る蓮の群生池と自然休養林の中にある渓谷へとお出かけし、長興(チャンフン)名物「三合(サマッ)料理」を味わってきました♪

◆◇◆『務安回山白蓮地(ムアン・フェサン・ペッリョンチ)』◆◇◆


まず最初は、全羅南道・務安(ムアン)についてご紹介します。
木浦(モッポ)から北に向かって車で1時間ほどの距離にある務安は、韓国の西海に面していて220kmにも及ぶリアス式海岸が続く一角を成しています。その浅瀬の海で獲れる魚介類と、肥沃な黄土の土壌で育った野菜が特産です。特に玉ねぎは丸々と大きくて甘みがあり、玉ねぎといえば務安とまで言われるぐらい。玉ねぎのジュップ(濃縮エキス)も全国に配送しているほどの人気振りです。

その務安にある、回山白蓮池。元々は日本統治時代に農業用水を確保するために造られた貯水池に住民が蓮を植えたのが始まり。現在では東洋最大規模を誇るまでの観光名所となっています。
花が満開になる夏には蓮祭りが開催されるとのことで、今回コーミィ家族もお祭りを楽しみにしていました。・・・ですが、夏休みの行楽地へ向かう渋滞にはまって到着が大幅に遅れて残念ながらその日は間に合わずでした。でもその翌日に写真を撮ってきました。花の方は殆ど終わり気味でしたが、鮮やかな緑の葉っぱに目も心も癒されました。
蓮ボートで白蓮池周遊~♪

蓮ボートで白蓮池周遊~♪

池の中を歩ける遊歩道

池の中を歩ける遊歩道

プールではしゃぐ子供達

プールではしゃぐ子供達

ご存知でしたか、蓮と睡蓮の違い?
今回、取材を通して蓮(ハス)と睡蓮(スイレン)は別の種類だということを知りました。
蓮の特徴はスラッと茎がのびていて水面より上に花が咲き、花の中心部分はレンコンに似ています。
また、睡蓮は葉に切れ込みが入ていて花は水面に浮かぶように咲きます。
蓮は水辺よりも高い所に花が咲きます

蓮は水辺よりも高い所に花が咲きます

花びら部分

花びら部分

花が散ると果托(カタク)が残ります

花が散ると果托(カタク)が残ります

睡蓮は色鮮やかな花が水面近くに咲きます 睡蓮は色鮮やかな花が水面近くに咲きます 睡蓮は色鮮やかな花が水面近くに咲きます

睡蓮は色鮮やかな花が水面近くに咲きます

『務安・回山白蓮池』
住所:全羅南道(チョンラナムド)務安郡(ムアングン)一老邑(イルロウップ)伏龍里(ポンニョンニ)
電話番号:061-285-1323
ホームページ:http://tour.muan.go.kr/japanese/information/lotus(日本語)
※2011年12月31日までは入場料無料(2012年以降は未定)
<行き方>
◆車:ソウル→西海岸高速道路→一老(イルロ)IC.

◆◇◆蓮を使った名物料理を食べてみました!◆◇◆

現代のウェルビン(健康志向)に反映して蓮を原料とした商品が人気を呼んでいます。公園内には食堂があり、蓮を使った料理を提供しているとのことで入ってみました。リーズナブルな価格帯で安心して食べられます。メニューの中でもイチオシは、蓮の葉で包んだごはん。その「蓮ごはん」と、蓮を練り込んだ「蓮冷麺」を注文。

蓮ごはんは、蓮の香りがほのかに香るもち米入りおこわでした。
口の中に入れると噛んだ時のモチモチ感がたまらない♪義母も大絶賛!少し酸味のある付け合せのキムチと一緒に食べるとさらにおいしい~。蓮冷麺の方も負けてません。グリーン色が見た目も爽やかで、ツルツルとした喉越しと、さっぱりスープがよくマッチしています。お料理の他にもお土産として蓮入り乾麺やラーメンが店頭で販売されていました。
蓮の葉ごはん

蓮の葉ごはん

蓮冷麺

蓮冷麺

特産の玉ねぎを使ったキムチも美味

特産の玉ねぎを使ったキムチも美味

蓮を使った特産物を店頭でも販売

蓮を使った特産物を店頭でも販売

価格は良心的です

価格は良心的です

◆◇◆森の中の渓流へGO◆◇◆

白蓮池を後にして、木浦から車で1時間ほど東へ向かうと花崗岩の岩肌が露出した月出山(ウォルチュルサン)が見えてきました。月出山を迂回して森の中へ入って行くと、付近には有治自然休養林があり渓流が流れています。

水はきれいで程良い冷たさで気持ちいい。森を吹き抜ける心地良い風はまさに天然エアコン!その森を徒歩で数分登った所につり橋がありました。さらに進むと小さな滝を発見。この辺は人もまばらでコーミィ達の貸切状態でした。小鳥のさえずりと川のせせらぎだけの静かな森の中。マイナスイオンをいっぱい浴びて体が癒される~。
崖の岩肌が見えます

崖の岩肌が見えます

滝が流れていました~

滝が流れていました~

つり橋。韓国語ではクルムダリ(雲橋)

つり橋。韓国語ではクルムダリ(雲橋)

『有治自然休養林』
住所:全羅南道(チョルラナムド)長興郡(チャンフングン)有治面(ユチミョン)新月里(シヌォンリ)休養林キル154
電話番号:061-863-6350
ホームページ:http://japan.jangheung.go.kr/(日本語)

◆◇◆夕食は長興(チャンフン)名物の三合(サマッ)料理◆◇◆

渓流から車で20分ほどの所にある長興(チャンフン)。土曜日にのみ開催される「土曜市場」の周辺には精肉店や焼肉屋が並んでいます。長興の特産品である牛肉と他の特産品を組み合わせて一緒に食べる三合(サマッ)料理が人気です。
三合(サマッ)料理とは?
三種類の材料を一緒に味わう料理のことを指します。
代表的なものは、よく漬かったキムチ・茹で豚肉・発酵エイ(ホンオ)のホンオサマッが全羅道の郷土料理としてよく知られています。
個性的な3つの味が合わさってハーモニーを奏でさらに美味なんだとか。ホンオが苦手な方には長興のサマッ料理がお勧め。
こちらは特産物の牛肉・椎茸・キジョゲ(タイラギ貝)の3種で食べやすいですよ。
土曜市場の建物

土曜市場の建物

土曜市場の前には大きな川があり涼しい~

土曜市場の前には大きな川があり涼しい~


「長興韓牛プラザ」をピックアップ
ある超人気店で食べてみたくて電話をかけてみましたが、長蛇の列とのことでそちらは断念。土曜市場からすぐのこちらのお店に決定。
韓国の人気バラエティ番組「1泊2日」に出たお店だそうです。

1階は精肉店となっており、スライスされてパックに入ったおいしそうな韓国産の牛肉が並びます。1パック2人前ほどの量で等級と部位によってお値段が違います。自宅にお持ち帰りもよし、2階の焼肉店に持ち込んで焼いて食べることも可能。
コーミィ達は4パックを買って2階の食堂へ。

2階の食堂はすでにいっぱいでしたが、ちょうど食べ終わったグループがお会計をしていたので、待たずに入ることができました。
牛肉はすでに買い込んできたので、一人3千ウォンのおかず代と、一皿2万ウォンのキジョゲ&椎茸のセットを2つ注文。
1階の精肉店

1階の精肉店

こんな風にパック入りで買いやすい

こんな風にパック入りで買いやすい

2階の食堂は大盛況!

2階の食堂は大盛況!

◆◇◆食べ方をレクチャー♪◆◇◆


好きなように食べてもらっていいのですが、三合料理という名前がついているので、3つをぜひ一緒に味わってほしいです。
牛肉と椎茸はさっと焼いてください。キジョゲは貝なのでちゃんと火を通したほうがいいですね。それをサンチュに乗せた所で、ごま油やサムジャンなどのたれをつけてもおいしいですが、コーミィお勧めは付け合せのにんにくの醤油漬けを1個だけ乗せます。
牛肉のジューシーさ、椎茸の芳醇な香り、そしてキジョゲの歯ごたえに加えて、にんにく漬けのカリカリ感と酸っぱさがなんともいえない幸せさ♪ たまらないです~!これじゃぁ4合?になっちゃうかもしれませんが、まぁ細かいことは気にしないでどんどんいきましょう!食欲のみならずお酒もどんどん進んじゃいますね~。
牛肉を焼いていると・・・

牛肉を焼いていると・・・

キジョゲ(タイラギ貝)と椎茸が登場♪

キジョゲ(タイラギ貝)と椎茸が登場♪

こんな風に3種類を一緒に焼きます

こんな風に3種類を一緒に焼きます

焼いた3つをサンチュに乗せて

焼いた3つをサンチュに乗せて

豪快にガブッ

豪快にガブッ


癒しの旅はいかがでしたでしょうか?
コーミィ達は、心も体も、そして五臓六腑まで癒されてリフレッシュできました。韓国の山は山水画のような岩が露出しているシャープな形が多いなぁと感じます。山があればそこには川が流れています。子連れでも遊びに行ける自然の渓谷が韓国には沢山あります。地方に行く機会があればぜひ渓谷遊びを体験してみてくださいね。全羅道名物のサマッ料理もぜひお忘れなく。以上、コーミィがお伝えしました!

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2011-08-26

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