ソウル旅行記「信と朋、夫婦で行く恒例のソウル旅行~2011年~」

関空発11:45に乗り、今年もまたB級グルメ・B級ショッピング旅の始まりです!!

ここ8年ほどアシアナ航空ばかりだったので、久し振りの大韓航空に1人大はしゃぎ。
たまたま、私たちの座席が非常口のある列で通路になっていたため、機内ではゆっくり足を伸ばしてくつろぐことができ、本当にうれしい旅の幕開けでした。

■1日目 2月8日(火)

13:25 着陸 今年も金浦空港からの入国です 
本日の空港での交換レートは100ウォン=7.81円。去年の訪韓時(8.06円)に比べるとちょっとお得感。1000万円を交換して、約400万ウォンのお得… そんな訳ありませんが(笑)。
今回参加したツアーは、往復ともに免税店・お土産屋さんに寄らないホテル直行型でした。
今年の宿は清涼里(チョンニャンニ)にあるニュー富林観光(プリムクァングァン)ホテル 
部屋は古くて決してきれいとは言えない、バスタブにカーテンがない、便器の中にトイレットペーパーを流すのは禁止、もちろんウォシュレットはない。私たちは、前もって口コミでスリッパが汚いと聞いていたので、100円ショップで買った軽めのゴムスリッパを持参していたのでした。
そんな3流のホテルですが、すぐ近くに国鉄清涼里駅、ロッテ百貨店、ロッテマートがあり、地下鉄清涼里駅の改札口から1分とかからない、絶好の場所にあります。私たちにとってはホテルの質よりも絶好の立地にあるという理由で、今年はこのホテル指定のツアーを選んだのです。
まず現地調査に出発!!
ホテルを出てまん前にコンビニがあり、1分圏内に、スターバックスコーヒー、100円ショップのようなお店、ソルロンタンの店、参鶏湯の店、ナクチポックンの店、ドジョウ汁の店、屋台等々、いろんなお店がすぐ近くにあって、超便利なお宿です。
その後、お土産を物色するために駅ビルにあるロッテマートへ向かい、マッコリ、ラーメン等々を購入して17時頃ホテルへ帰り着く。
韓国で食べる今年初の晩ごはんは、やっぱりお肉で!!
私たちは、最初の晩餐会場に選んだ“馬場畜産物市場”に向かいました。初めて行ったのですが、以前屠殺場があったと言われるとおり、グロテスクな感じで肉肉しい店が並んだ肉市場でした。それもまた全ての店がピンクの照明で…怪しい雰囲気が漂っていたのでした。
PS:これまで気にしていなかったのですが、ソウルのお肉屋さんはみんなピンクの照明で
した。たぶん、このピンクの光で肉質がよく見えるということなのでしょう。
馬場(マジャン)畜産物(チュクサンムル)市場(シージャン)にある焼肉屋さんでお肉を堪能!!
タクシーで向かい、交通量の激しい表通りから市場の中へ入ったため少々迷いましたが、裏側の入り口横にある“モクチャコルモッ(食べ物横町)”の“ヨンムンチブ”という焼肉屋さんに入店。焼肉盛合せを注文し、まずはビールで乾杯。するとキムチやサンチュ、青唐辛子等々、無料で出てくるバンチャンの中に、なんと生レバーとせんまいが…!!よっ、太っ腹!!さすが、肉市場にある焼肉屋さんのなせる業だと、感謝感激あめあられ(古っ!)。ビール3本、焼酎1本とコンギパブ(白飯)1人前を頼んで、締めて53,000ウォン。
また、来年もぜひ来たいと思うモクチャコルモッでした。
夜のショッピング 東大門(トンデムン)へ!!
地下鉄馬場洞駅まで歩き始めたのですが、迷ってしまい駅にたどり着けず、結局タクシーに乗って東大門へ向かう。まずは、光煕市場で毛皮を物色。それから最近オープンしたマックスタイルに行ってみるが、1Fは営業しているお店が多いものの他の階はまだ店舗がうまっておらず閑散とした感じ。ただ、マックスタイルのすぐ横には大々的な工事が…。どうやら東大門歴史文化公園を建設中ということですが、完成後は果たして今以上ににぎやかになるのでしょうか?ちょっと不安になりますが、来年の訪韓が楽しみです。
今日の〆は広蔵(クァンジャン)市場(シージャン)で!!
その後、ドゥータで買物したあと、広蔵市場へと歩いて向かいました。

先に麻薬キンパブで有名な“コマキンパブ”へ行き、ホテルでつまむためにお持ち帰り。1人前2,000ウォン也。
それから、いちばん屋台が交錯・密集する通りの65番の屋台で一杯。屋台のアジュマと片言のハングルを交わしていると、隣りで飲んでいた3人組のおじさんの1人が話しかけてくる。山登りが好きでチリ山等々いろんな山に登ってきた。普通に歩いて登れるような山登りではなく、険しいところを登っていくのだと、そのようなことを言っておられたようです。たぶん…??。ピンデトック、豚足、缶ビール2本と焼酎1本、締めて28,000ウォン也。
23:30頃、ほろ酔い加減で地下鉄に乗ってホテルに帰ったのでした。

2日目 2月9日(水)

9:00頃ホテルを出発し、エキサイティングな韓国の市場を散策
昨夜テイクアウトしたキンパブで朝ごはんを済ませ、歩いて3~4分のところにある清涼里水産市場、清涼里青果物市場を通り、そこから続く京東市場、薬令市場を散策して回る。水産市場では、日本であまり見られないエイやアンコウがまるごと陳列され、青果物市場では、その問屋さんの多さとたくさん積み上げられた果物箱を見ると、これだけの量がよく腐らずに毎日はけていくものだと感心させられる。京東市場にしても、野菜だったら何でも扱っているというのではなく、例えばきのこばかりであったり、朝鮮人参ばかりを扱ったりと、野菜でも○○専門店のようなお店が多かったようです。いつもスーパーばかりで買物をしている日本と違い、この韓国の市場のエキサイティングな雰囲気は、私たちにとって本当にたまらない刺激となっているのです。
昼ごはんは、海鮮鍋で「ペブルミダ(お腹いっぱい)!!」
清涼里の1つ隣の駅:祭基洞から地下鉄に乗って、西大門にある忠正路駅に向かい、駅から徒歩5分のところにあるビジンドヘムルトッペギというお店に行きました。11:15頃到着した私たちが最初の客で、テーブル6つのこじんまりしたお店ですが、11:45には満席になり2組の空席待ちが列を作っていました。
ヘムルトッペギ(海鮮鍋)7,000ウォンとチョンボットッペギ(アワビ鍋)9,000ウォンを頼んでみたのですが、チョンボットッペギはただアワビばっかり入った鍋ではなく、エビ・タコ・アサリ・ムール貝・ワタリガニの入ったヘムルトッペギに、小ぶりなアワビが1つ入っているというだけの違いでした。少々スープにピリッとした辛さがあるのですが、これはお薦めの一品です。締めて16,000ウォン。あ~満足じゃあ(喜)。
ソウルの風景を楽しみながら明洞まで散歩
これまで、ソウル中心部のいたるところに、青信号があとどれぐらいで変わるのかをランプで知らせてくれる歩行者用信号機があり、いつも歩行者にやさしい信号機だと思っていました。でも、今回初めて見たのは、同じような仕組みでもデジタルでカウントダウンするものだったのです。まぁ、どちらにしても、日本にもぜひ取り入れて欲しいものだと思うのです。
ロッテ百貨店を目指して道なりに進んでいくと、そこに巨大な箱のような建物があり、大きく開いた窓から中を見ると、あの南大門が…。そうです、ちょうど3年前のあの日(2月10日)に放火された南大門を修復しているところでした。2012年末には完成予定とのことです。
明洞でコスメショッピングと看板ウォッチング
明洞に着いてすぐにスタバで一休み(疲)。相変わらず熱気がありにぎやかな明洞ですが、初めて聞く名前のコスメショップがあって、去年よりもコスメショップの数がかなり増えているようです。今年は、嫁が流行りのカタツムリのクリームとアイクリームを買っておりました。また、私の足が汚いだの臭いだのと言って、足パックを買っておりました。嫁曰く「ピンからキリまであるけれど、日本の半分以下ぐらいの値段」だそうです。
また、小物屋さんで、私好みの可愛らしいストラップを見つけたのでお土産に購入。
そしてそして、またまた今年もいろんな所で、微妙にへんな日本語で書かれた看板をたくさん見かけたのでした。
極めつけは右下の「ア○コのにこみ」!! 最高に笑えました。この看板はアグチムと言って有名な韓国料理:魚のアンコウの蒸し物なのですが、そのアンコウがアンコになり、「ン」というカタカナが、左上の「チキソ」のように、「ソ」という字になっていたため、苦情があって消されたものでは?と思うのですが…。どうでしょうか?
ドラムキャットを観賞し、今夜の晩ごはんへGO!!
16:00から、乙支路3街駅近くの明宝アートホールにて、女性ばかりで奏でる迫力あるリズムパフォーマンス“ドラムキャット”を観る。これまでナンタ、ジャンプ、Bボーイなどいろいろ観てきましたが、やはりだんとつでナンタが一番だと感じています。ただ、このドラムキャットもかなり技術力の高い音楽性があり、充分に楽しめるものだと思います。公演中は写真禁止で撮れませんでしたが、ドラム・太鼓・いろいろな打楽器のリズムを中心に時々バイオリンの音が絡む、完璧なまでの音楽パフォーマンスでした。日本でネット予約をして1人2,500円。この方がお得です(喜)。
18:00少し前に、鐘閣駅近くの“オッパッタッ”に入店。若者で溢れかえり、よく流行っているお店で味もそこそこGoodです。グリスビーベイクチキン1羽とコルベンイ(つぶ貝)のスパゲッティー(そうめんでしたが…)、生ビール5杯と焼酎1本で締めて42,400ウォン也。
今宵は清涼里の夜を食す!!
地下鉄で清涼里に戻り、そのままロッテマートでお土産ショッピング。一旦、荷物を置きにホテルに帰り、清涼里駅周辺の夜の街を探索する。しばらく歩き回ると駅前の目抜き通りのすぐ裏手に、20軒ぐらいの店がひしめく“清涼里モクチャコルモッ(食べ物横丁)”を発見。その中の“ホンハプイヤギ”というパブのようなお店に入ってみる。入り口はこじんまりしている割に中は結構広々。お客さんも多かったのですが、気兼ねなく過ごせるようなそんな居心地のよさを感じました。また、この店は裏道にあるモクチャコルモッだけではなく、駅前の方にも店の入り口があって両方向から出入りできるようになっています。イカのティギム(天ぷら)、生ビール2杯と焼酎1本で、締めて18,000ウォン也。

3日目 2月10日(木)

第二弾、東大門ショッピングに出発!
昨夜ホテルに戻ってくる時に買った、サンドイッチ、コーヒーで朝食を摂り、10:00少し前にホテルを出発。まず、10:20にオープンする“apM”をのぞいて、次に10:30オープンの“ミリオレ”や“ドゥータ”をまわり、最後に“マックスタイル”へ。結局、今回の旅行で買った衣類は、嫁の服3着と熊の顔のついた布地の履きもの1つだけでした。
お昼ごはんは、20年以上前、私が韓流にはまる原因となった参鶏湯で!!
地下鉄で市庁駅に向かい、ソウルプラザホテル裏側にある長安参鶏湯へ入店。ここは、今回参加したツアーのガイドさんお薦めの店です。ガイドさん曰く「みんな土俗村参鶏湯が美味しいというけど、私はあっさりしたスープの方がいい」と。結局、味の違いはあるけれど私的にはどちらも美味しいというのが本音です。どちらも個性があってどちらも私のストライクゾーン。「いわゆるカーブとフォークとの違いでしょうか」ウ~ン、長島さ~ん(笑)。また、バンチャンにはキムチ、炒めた砂ずりが少々、あとはよく出てくる人参酒がおちょこに1杯。参鶏湯2つとビール1本を頼み、締めて27,000ウォン也。
会社員で行きかう北倉洞(プッチャンドン)を歩いて、
南大門(ナンデムン)市場(シージャン)でのショッピングへ

3人に1人が日本人観光客かと思うような南大門市場を歩いて回るが、あまり購買意欲をそそられるようなものはなく、毎年立ち寄る唐辛子屋さんがある通りに行くことにする。と、最近日本のテレビで紹介されていたキムチ屋さんを発見。そこでいろいろ味見をして白菜キムチ1.5㎏で10,000ウォン、イカキムチ1㎏で10,000ウォン、チャンジャ500gで10,000ウォン、アミの塩辛500gで5,000ウォン。日本に入国する時、税関で没収されるのでは…とちょっぴり不安があるもののもちろん購入。締めて35,000ウォン。この店では、ひとつずつタッパーに入れてガムテープで止めて袋に入れ、もれないよう万全に包装してくれます。“ソヨンシップム(素榮食品)”というお店で、以前夫婦漫才で活躍していた春日三球・照代の三球似の旦那さんと夫婦?でやっているお店です。
その後、日本に帰ってキムチをつけるため、いつもの唐辛子屋さんで唐辛子を500g購入。次に、私たちが毎年海苔を買う、ムジン屋のある食堂街入り口の“金玉子”さんの店で、韓国海苔1ケース(1人分1パックの海苔が18入った大袋×6)を購入。5,000ウォン×6で30,000ウォン。また、店から店に移動する間に、最近流行のホットクを売っていたので買って食べてみる。あまり甘いものは食べない私たちですが、その美味しさには納得。
キムチ用の唐辛子購入。

キムチ用の唐辛子購入。

味に納得、ホットク。

味に納得、ホットク。

金玉子さんのお店。

金玉子さんのお店。

今年、ソウルで最後の晩餐は、有名人が集まると言われるあの店に!!
16:00頃、一旦ホテルに戻って荷物を置き、地下鉄に乗って江南の新紗駅に向かう。そこからカロスキルをゆっくり散歩しながらアックジョンへ。地下鉄アックジョン駅を越えて5分ぐらいのところにあるのが“カンホドン678(ユクチルパル)”というお店。ここは、もともとシルム(韓国の相撲)という国技出身の有名コメディアン:カンホドンが協同経営している店で、多くの芸能人が集まる店らしい。だから、韓流スターのサインがたくさん壁に書かれている…但し、中にはにせものもあるという噂も???。とりあえず、店のスタッフにK1で有名なチェホンマンのサインのある場所を尋ねて写真でパシャリ。

この店自体、値段は少し高めなので今日は豚肉を食すことにし、この店評判のオーギョプサル(5枚肉)、モクサル(首肉)とハンジョンサル(首と前足の間の肉)を1人前ずつ注文する。最初は日本人として見られたのか、肉を包むサニーやエゴマの葉がちょろっとしか出てこなかった(隣のテーブルとえらい違い)のですが、ニンニクを含めすぐにおかわりすると突然3倍ぐらいのボリュームになる。そして、その後もスタッフが気にかけてくれるようになり、少なくなれば継ぎ足してくれるように…。また、スタッフの応対も迅速で気持ちがよく、味もすっきりと洗練された美味しさでした。ビール3本と焼酎1本を頼み、締めて57,000ウォン。本当にチャルモゴッスムニダでした。
続・最後の晩餐会へ!!まだまだはしごは続く!!
地下鉄を乗り継いで清涼里に戻り、昨夜行った清涼里モクチャコルモッの近くにある“ホンヌチョッパル”というお店に入る。最後の晩餐、とどめは豚足で、肉肉しい豚肉の連チャンとなりました。でもでも、B級大喰いグルメを自称する私たちにとって、これぐらいのことは何のその…。豚足(小)1つ、ビール2本と焼酎1本を飲み干し、締めて29,000ウォン也。

4日目 2月11日(金)

最後の朝食は、ホテルから徒歩30秒、一度行ってみようと思っていたソルロンタンの店へ!!
8:30頃、表のガラス戸から、スープをぐつぐつ煮る2基の大きな鍋が見える“カマソッソルロンタン”という店に入り、ソルロンタンとコリゴムタン(テールスープ)を注文。バンチャンで出てきたキムチは、葉っぱが1枚1枚切っていない状態で壺に入っており、自分たちではさみを使って切り、好きなだけ食べるというスタイル。何となく幸せな気分で、寒い冬の日にぴったりの熱々スープを頂いたのでした。締めて16,500ウォン也。
別れ惜しくも日本への離陸時間が…(寂)
10:30にホテルを出発して金浦空港へ。仁川空港が誕生して以来、何度か入国をしたことはあるものの、金浦空港から一度も出国したことがない私。だから、久し振りにゆっくり見る金浦空港には、映画館やレストラン、大きなフードコートにゲームセンターなどが出来ており、全く様変わりしたその様子にとても驚きでした。そしてグルメ旅の〆に、フードコートにて、今回の旅行で食べなかったビビン冷麺、海鮮うどん、スンデを食べてみました。雰囲気も薄暗く、何となく仁川空港よりもゆったりと落ち着け、思ったより美味しく感じたのでした。ビールを1缶飲んで、占めて18,000ウォン也。
13:40発の大韓航空で韓国を後に…(悲)。ただ、復路の飛行機では、うれしいことに全客席がゲームの出来るテレビ画面付き。むかし韓国に来た時はよくカジノに行っていたものですが、今では嫁の禁止令があり全く行かなくなりました。でもそこはむかし取ったきねづか、帰りの機内ではひたすらブラックジャックに没頭し、韓国との別れの寂しさを紛らわす私だったのです。                             ~完~ 
また、来年も絶対に来るヨ~。
ウリエマシンヌンソウル オレドカムサンミダ!! アンニョン~!!

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2011-05-16

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