コーミィの子連れで地方旅行に行ってきました~江華島編!

雨の中のドライブ&この時期だけの味覚『ベンデンイ』を食す旅です♪

みなさん、こんにちは。コーミィです。日本のゴールデンウィークと同様に韓国もプチ連休だった5月の初め頃、家族でおいしいものを探しにソウル近郊のドライブに行って参りました^^
今日ご紹介するのは、ソウルから1時間半ほどであっという間に着いてしまう、日帰りドライブコースとしてお薦めの『江華島(カンファド)』です。江華島は金浦市の北西に位置する韓国で5番目に大きな島。住所は仁川市に属します。西海で獲れる新鮮な魚介類と江華島特産の高麗人参や赤カブなどが有名なんです。日帰り旅行としてだけじゃなく素敵なペンションも沢山あるので1泊2日のお泊りコースとしても韓国人には人気なんですよ。コーミィ達の目的は、この時期だけの江華島の珍味、『ベンデンイ』を味わうこと。ベンデンイとは、いったい何でしょうか?答えは後ほどご紹介しますのでお楽しみに!それでは江華島にレッツゴー♪
巨大噴水

巨大噴水

漢江新都市のアパート群

漢江新都市のアパート群

ソウル市内から空港方面のオリンピック道路を走っていると漢江沿いに巨大噴水がお目見え。遠くからでもよく見えるシンボルですよね。空港と江華島に分かれる分岐点からは道なりに続く道をひたすら進みますが、突然渋滞し始めました。漢江新都市という新しいエリアの開発工事のためだそうです。予定より30分ほど多くかかってしまいましたが、無事に到着!そのころから空模様が怪しくなってきて雨が降り出してしまいました。
漢江の河口に架かる橋を渡ると、そこはもう江華島♪
出発時間が遅かったので、着いて早々すぐにランチをすることに。ベンデンイはとりあえず夕食までお預けです。
ナクチチャンポンとジャジャンミョンをランチに ナクチチャンポンとジャジャンミョンをランチに

ナクチチャンポンとジャジャンミョンをランチに

大雨になってしまい、レストランを選ぶ暇もなくとりあえず目に付いた中国料理のお店に入りました。
車がそれなりに止まっていたので、多分おいしくないということはないでしょう。
雨のせいで肌寒かったので温かい麺料理は無難な選択です。
ナクチチャンポンと娘の大好きなジャジャンミョンを注文。
ナクチ(飯ダコ)が豪快に入った海鮮スープはピリ辛でまずまず。
ジャジャンミョンは唐辛子粉が入りこれまたピリ辛で、娘にはけっこう辛かったようです。

『中国料理ソンジャジャン一番地』
電話:031-981-0797
ナクチチャンポン9千ウォン、ジャジャンミョン5千ウォン

高麗人参センター見学

橋を渡ってすぐの所にインサムセンターという看板を見つけて入ってみることに。
江華島の特産である高麗人参が所狭しと並んでいました。
お天気のせいかお客さんもまばらでしたが、品質はとても良さそうです。
これが江華島の高麗人参 これが江華島の高麗人参

これが江華島の高麗人参

続いては風物市場の見学

高麗人参センターを後にして江華島の市外バスターミナル付近へとやってきました。ターミナル付近の風物市場と言う建物が目に入りのぞいてみることに。ここはかなり賑わっていました。新鮮な野菜から野草、魚介類、アヒルの卵まで、ちょっと変わった食材が豊富にありました。試食コーナーもあちこちで気にせず試せておばちゃんたちもやさしい♪江華島特産の赤カブを使ったキムチはさっぱりして美味でした。さらに魚の干物がおいしそうだったので、おばちゃんと交渉して3種類の干物を全部で6匹選んで1万ウォンで購入しました。本当は1種類5匹のセット価格なんですけどね。娘にはヤクルトをくれたりと本当に親切でやさしかった♪
威勢のいいおばちゃん

威勢のいいおばちゃん

辛くないカブ漬けもあり

辛くないカブ漬けもあり

塩辛もおいしそうでしょ!?

塩辛もおいしそうでしょ!?

魚の干物は韓国であまり見かけないので貴重品!

魚の干物は韓国であまり見かけないので貴重品!

野菜売り場

野菜売り場

アヒルの卵なんてのもあるよ

アヒルの卵なんてのもあるよ

島の北の方へドライブしてみました

平和展望台
風物市場でお買い物をした後は町を離れてドライブです。海沿いにはすべて有刺鉄線が張りめぐらされていて、北朝鮮との国境に近いんだなぁと改めて感じ少し緊張します。実は江華島は北朝鮮から最短距離で数キロしか離れていないんだそうです。島の最北端には平和展望台があり、そこから北朝鮮の土地を望めるのですが、この日はあいにく雨だったので展望台の駐車場まで行ったものの霧がすごくて登りませんでした。びっくりしたのは、展望台に行く途中には軍隊の検問所があり、身分証をチェックして通行許可証をもらい民間統制線(民通線)を越えてしまう貴重な体験をしたこと。
平和展望台入り口

平和展望台入り口

霧の向こうには・・・

霧の向こうには・・・

花紋席文化館
イ草を使った伝統工芸品の花紋席(ファムンソク)は、こちらも江華島の特産物です。高麗時代から始まって歴史が長く、芸術性と実用性にも優れています。その花紋席の歴史などを学べる博物館を見学しました。
工芸品を買い求めることも出来、携帯ストラップは5千ウォン、壁に掛けられた大きなゴザは60万ウォンからありました。
団体なら体験学習も可能です。
江華支石墓(カンファゴインドゥル)
遥か大昔に作られたこの地域の支石墓はテーブルのように平べったいのが特徴です。覆い被さった石の部分は、なんと75トンもの重さがあるそうです。このお墓の主は相当な権力者だったんでしょうね。2000年12月ユネスコに登録されました。ここからほど近い高麗山では4月になると鮮やかなピンクのツツジの花が一斉に咲き山を覆いつくします。美しいツツジを見ようと沢山の登山客で賑わいますが、この支石墓の前には高麗山を写した大きな看板があり、一緒に記念撮影をすることができます。

ついにベンデンイとご対面!

見学がひと段落すると、そろそろ日が暮れ始め夕食時間。道を少し南下して島の西側にある外浦里(ウェッポリ)地区へ。
先ほど訪れた支石墓で観光案内所の方にベンデンイが味わえるお薦めレストランを聞いておきました!
海から少し外れた所にレストラン発見。
池と野草が咲く庭がある静かなお店でした。
それでは、待ちに待ったベンデンイをご紹介しましょうかね。
ベンデンイは日本名”サッパ”と呼ばれる手のひら半分ほどのお魚です。漁港で水揚げされるとすぐに死んでしまい新鮮さを保つのがとても大変な魚なので、地元だけにしか出回らない江華島だけの珍味なんだそうです~。
ベンデンイの正体はこのお魚! ベンデンイの正体はこのお魚!

ベンデンイの正体はこのお魚!

ベンデンイのお薦め料理は、酢コチュジャンや香菜類と一緒に合えたムッチム。青魚特有の臭みが酢コチュジャンと香菜で消されて食べやすかったです。そしてカンジャンケジャンもこの店の自慢と言うことで注文してみました。お店によっては醤油が塩辛い場合がありますが、そんなことは全くなくまろやかな風味と蟹の旨みが絶妙でした。韓国ではカンジャンケジャンを別名”ごはん泥棒”と呼ぶぐらいですから、本当にご飯が進みます。
青海苔と一緒に巻いて食べるとこれまたおいしい♪
自家栽培のエノキ茸が入った熱々卵焼きもグー。
ベンデンイムッチム

ベンデンイムッチム

カンジャンケジャン

カンジャンケジャン

『外浦里(ウェッポリ)コッケチブ』
住所:仁川広域市江華郡内可面外浦里390-1
電話:032-933-9395
ホームページ:http://www.wonzo7.com/(韓国語)

ベンデンイは6月頃まで楽しめるそうです。
新村と永登浦から市外直行バスが出ているので、旬の魚をぜひ味わってみてくださいね。
以上、コーミィがお伝えしました!

<江華島への行き方>
◆市外直行バス
新村・アートレオン劇場前から3000番バス
永登浦・新世界百貨店前から88番バス

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2011-05-23

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