ピンクだけじゃないソウルの春。黄色、赤、紫、白にショッキングピンク…カラフルで元気いっぱいなソウルの春花をご紹介!
こんにちは!ソウルナビです。この冬はとっても厳しかったソウル。三月中旬を過ぎてもまた雪…なんて、くじけそうになる日々を乗り越え、3月最後の週から気温も街の雰囲気も一気に春へとチェンジ!桜も名所に限らず、街中のいろいろなところで目にできました。今の時点で桜吹雪となってしまったところもありますが、場所によっては今週末くらいまでは見ることができそうです。そして、桜のピークが過ぎてもまだまだ春花は楽しめます!今年も街の中心・光化門~ソウル広場にかけては見事な花壇が登場!街路樹や中央分離帯にはレンギョウや木蓮、ツツジが元気に咲いていたりと、街歩きも楽しいですヨ。写真スポットもたくさんなので、ステキにポーズをキメている市民の皆さんの姿もたくさん見られます。この季節、ぜひカメラ片手にお出かけください^^
<まずは、ソウル一有名な桜の名所・汝矣島(ヨイド)>
◎汝矣島・ 輪中路(ユンジュンノ) 、汝矣ナル駅周辺(4月14日・16日・17日)
「ソウルの花見の名所といえば汝矣島(ヨイド)!」と、ご存知の方も多いのではないでしょうか。国会議事堂の西側を取り巻く「輪中路(ユンジュンノ)」が、よくテレビなどで目にするメインの桜並木です。この場所、お祭りの週末の混雑はたいそうなもの!地下鉄で最寄り駅(国会議事堂駅、汝矣島駅)に行くのも一苦労… 一番いいのは2号線堂山(タンサン)駅から漢江公園に出て、歩いていく方法。ぞろぞろ歩く人について行くと、やがて国会議事堂の手前にピンクの列がみえてきます。ようやく到着した輪中路は人・人・人!春を待ちわびたソウル中の人が輪中路に詰めかけ、みんなあちこちで写真を撮りまくり、写真撮影の商売も大繁盛?似顔絵描きからサムルノリ、ギター生公演から、ダンス公演、アート展示や地元の名産展示会まで、まさに桜の周りもお祭りムード。でも枝を切って耳にさすのはやめましょう。桜がかわいそうです。
◎汝矣ナル駅周辺
実は汝矣島は有名な輪中路だけでなく、ヨイドの周りを一周する道路はすべて桜なんです。まさにヨイドは桜に囲まれた島。汝矣ナル駅周辺などは輪中路ほど人も多くなく、花見をゆっくりと楽しめます。 また綿菓子や、焼き栗、ホットク、コーヒーなどの露店もたくさん。63ビルを左に見ながら、そのまま漢江市民公園に入ると、人も一気に増えます。あったかかったこの日は漢江公園にもたくさんの人が繰り出し、貸し自転車は長蛇の列。自転車道を渡るのも大変でした。
<観光の途中に立ち寄れる、市内のお散歩コース>
◎南山コル韓屋村(4月19日)
明洞からすぐの大都会の真ん中でありながら、美しい自然の中に佇む韓国の伝統家屋を見学できます。お花はもちろん、川も池もあり、伝統家屋を覗きながら桜の中を行く小道も雰囲気満点。無料で散策できるここは、そう、最高の写真スポット!ナビが訪れた日は天気もよく、バズーカ砲のようなカメラで撮影を楽しむ写真部(?)のみなさんの姿も。車の心配もなく、人もそう多くはないので、散策も撮影もゆっくり楽しめます。そうそう、ツツジに小さなつぼみがたくさんついていましたヨ。咲き始めるのは4月末~5月初め頃でしょうか。また華やかになりそうです。
◎光化門広場…清渓広場…ソウル広場
(4月19日、20日)
~光化門広場~
慶福宮正面に広がる光化門広場がチューリップやパンジーで彩られています。なんとなく歩いていると、ビル街沿いを歩くだけになってしまいがちです。せっかくなので、横断歩道を渡って広場に入ってみましょう!光化門をバックに、大きな世宗大王や李瞬臣将軍の銅像と一緒に写真が撮れますよ!
~清渓広場~
光化門を背に歩いていくと、左手にウズマキのオブジェが。清渓川のスタート地点にある清渓広場です。ここにもお花畑が…すっかり幸せ気分です。ただこの広場の花壇、車道に囲まれているので、撮影時はクルマにご注意!
~ソウル広場~
清渓広場から清渓川への誘惑に負けず、さらにまっすぐ歩くとソウル広場につきます。眩しいくらいに美しい緑のひろ~い芝生の向こうに、噴水と花壇が。パンジーやアジサイといった有名どころから、名前がすぐに思い浮かばないようなお花まで、色とりどりに植えられており、ホンモノのフロ~ラル~な香りにウットリ。
自然なかんじで植えられていて、どの角度からみても違うように見える花壇。やわらかそうな葉っぱの緑の木も使われて、洗練された印象!あまりの素敵さに写真を撮りながら何周も回ってしまったナビでした。
◎新羅ホテル(4月13日)
今年もナビオフィスから近い?!高級ホテルに足を伸ばしてみました~。最近何かと話題に上る新羅ホテルですが、毎年、南山の桜が5~7分咲きのころから、チョウセンレンギョウやツツジがホテル敷地内のあちこちに咲くんです。今回も入口から彫刻公園のほうまでぐるっと一回りしてみました~。
◎東大入口駅周辺(4月17日)
そのまま新羅ホテルのすぐ横、東国大学の駅として知られるトンデイック(東大入口)駅周辺の方にもテクテクと。昨年(2010年)新しくなった「奨忠公園」の方は、めぼしい春花スポットが見当たらず・・・大学の方に上るエスカレーター(駅前にあるんです!)に乗ってみると、大通り沿いのミニ桜並木を上から見下ろせます。エスカレーターを上りきると、満開の桜の木の下で、カップルが仲良く「チ・ヨ・コ・レ・イ・ト・・・?!(遠くから見たんで、なんて言ってるかは分からず、想像です…)」。じゃんけんして、勝ったら階段を上る、あの遊びをやってました。なんだか、初々しいカップルと桜が重なって、とてもかわいく見えたナビ。あ…ナビにもあんな時代があったかなぁ・・・。
さらに、ここから南山循環バスに乗って、南山まで足を伸ばそうかと思ったら、バスの停留所に長蛇の列!!ぎょぎょぎょ・・・こりゃ、かなり待たなきゃだめだな…ということで早々と諦めることに・・・。
<ちょっと足を伸ばして、家族で遊びもお花見も!>
◎オリニ大公園(4月17日)
日曜日のオリニ大公園は、まさに花見日和!午前中から小さな子供を連れた家族連れが詰めかけました。園内はまさに桜でいっぱい。満開の桜の下で花見する人もいっぱい。桜だけでなく、花壇にもチューリップをはじめ色鮮やかな花が咲き乱れています。気温が上がったこの日は水回りで子供たちが遊び、音楽に合わせて稼働する噴水に、歓声があがっていました。
<地元の方に混ざってディープにお花見?!鉄道好きの方にも◎>
◎桜十里通り(ポッコッシンリキル)・衿川区(クムチョング)(4月16日)
ソウルの一番プサン寄り、国鉄・地下鉄1号線のクムチョンクチョン(衿川区庁)駅から北に向かい、途中 禿山 (トクサン)駅を越え、 加山(カサン)デジタル団地まで、国鉄の線路沿いを走る約3kmの通り。電車や駅からも桜を眺めることができ、また桜の下をのんびり歩くのに良い通り。横ではKTXからセマウル、ヌリロ、メトロと、さまざまな車両が桜の横を通り過ぎ、満開の桜との鉄道の組み合わせはまたたまりません。衿川区庁駅近くでは毎年桜祭りも開催され、特設会場の入口では豚の丸焼きがぐるぐる。やっぱり花より団子ならぬ、桜に豚?
「ソウルの春花2011」はいかがでしたか?いざお花を探して歩いていると、なんてことはない住宅街や、オフィス街、裏山…などいたるところに咲き誇るモンニョン(モクレン)、ケナリ(れんぎょう)、ポッコッ(桜)、そして野の花たちにたくさん出会いました。全部ご紹介しきれないのが残念なほど…。この季節にソウルを訪れる予定がありましたら、ぜひ街角のいろんなお花たちも楽しんでくださいね!以上、ナビでした!
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記事登録日:2011-04-21