来月から世界博覧会の開催される麗水!今年注目の麗水へ、万博の準備の様子や見どころ、美味いものをチェックにし行ってきました!!
こんにちは!ソウルナビのあっきーです。新年度が始まって早や1か月が経ちましたね!みなさん、新年度の生活にはもう慣れましたか?そして、もうそろそろゴールデンウィークに入る頃でしょうか?!日本では5月というとゴールデンウィーク。韓国には5月の大型連休はありませんが、今年2012年は5月から大きなイベントが始まります。それは全羅南道の麗水で開かれる国際博覧会!5月12日から8月12日までの93日間、「2012麗水国際博覧会」が開催されます!開催地の麗水(ヨス)は韓国の南端部に位置し、海に突き出た半島といくつかの島からなる海に囲まれた街。美しい海や島、そして美味しい海産物が豊富に獲れることで有名なところ。今回は、万博開催1か月前の麗水の街に行って、万博会場の準備の様子や麗水の観光地、それから麗水の美味しい食べ物をチェックしてきましたョ!では、今回はちょっと遠いですが、一緒に麗水まで行ってみよ!
旅の日程
今回は1泊2日の旅程。飛行機をのぞいてソウルから麗水まで一番早く行ける交通手段といえば高速鉄道KTXですが、それでも片道約3時間40分(※2015年4月から2時間45分~3時間に)。日帰りもできないことはないですが、往復7時間以上かかることを考えると、ソウルを拠点に麗水へ行く場合はやっぱり1泊以上するほうが良さそうです。
<1日目>
08:05 龍山駅発KTXで出発
11:40 麗水エキスポ駅へ到着、麗水の旧市街地にバスで移動
12:30 「鳳山ケジャン通り」で麗水名物トルケジャン定食の昼食
13:30 突山島へ徒歩で出発
14:00 突山島見学
14:30 旧市街地へバスで移動、旧市街地を散策
16:00 麗水新市街地へバスで移動、ホテルチェックイン
18:30 麗水式韓定食の夕食
20:30 夜の新市街地をぶらぶら
<2日目>
11:00 ホテル出発、旧市街地へタクシーで移動
11:15 麗水名物、ソデフェのブランチ
12:15 「鎮南館」見学
13:00 咸興冷麺の有名店で軽く昼食
13:30 タクシーで麗水エキスポ広報館へ
14:00 梧桐島へ
14:45 エキスポ会場を見ながら徒歩で麗水エキスポ駅へ
15:15 麗水エキスポ駅到着
15:25 KTXで龍山駅へ!
19:00 龍山駅着
1日目8:00頃 龍山駅から出発!
2011年10月に高速鉄道KTXが麗水エキスポ駅まで運行を開始した全羅線。これを利用するとソウルの龍山駅から麗水エキスポ駅まで約3時間40分で行けるようになりました!西大田駅~麗水エキスポ駅間は在来線を走るので、全てKTXの線路を走るのよりは時間がかかりますが、KTXで乗り換えなしに行けるようになったのはかなり便利。運賃は片道46,000ウォンで、龍山駅、麗水エキスポ駅からそれぞれ1日5本ずつ出ています。(※2012年4月現在。)今回は8:05龍山駅発に乗って出発しましたョ!
全羅線KTX時刻表
※()内はそれぞれ、終着駅の到着予定時間。全て2012年4月現在。
龍山発- 5:40 (9:06)、8:05 (11:33)、10:35 (13:58)、14:20 (17:44)、19:45 (23:12)
麗水エキスポ駅発-5:20 (8:50)、10:00 (13:27)、12:55 (16:18)、15:35 (19:00)、19:05 (23:35)
出発前に朝ごはんを食べて行こうと7時半前に龍山駅へやって来たのですが・・・龍山駅で午前7時台から朝ごはん用に使えるお店というとまず1階のロッテリア。コンビニも開いているので、おにぎりやパンを買うこともできますね。そして2階の食堂街では、カルグクス&クッパのお店と、チェーン店のハルモニグクスが開いていました。どちらも7時30分頃から開いているそうです。あっきーはハルモニグクスでトゥブグクス(豆腐麺)をいただき~。
それでは電車に乗り込みます!改札口(改札機は無いですが)の横に麗水エキスポの大きな広告を発見。広報キャラクターのアイユーと一緒にさっそく記念写真を撮りました。
全羅線のKTXは全て国産車両のサンチョン(山川)号。この山川号はフランス製の車両よりもシートの座り心地がいいんですよね。テーブルも広いし。そうそう、サンチョン号はそれぞれの車両の一番前か後ろのシートの下にはコンセント口がついていて、携帯の充電をしたりもできるんですョ。お客さんは朝から多めです。
8:05に龍山を出発した電車は、光明(クァンミョン)、天安牙山(チョナンアサン)、西大田(ソテンジョン)と進んで行きます!9:10頃、西大田を過ぎてからは在来線へ。ここからが長いんですよね~。早く麗水までKTXの専用線ができるといいなぁ。(まだまだかなり先でしょうが。)この後の主な停車駅は益山(イクサン)、全州(チョンジュ)、南原(ナムウォン)、谷城(コクソン)、順天(スンチョン)など。途中、谷城を過ぎた辺りから、山や田畑の道に沿ってものすごい桜並木が何キロも続いているところがありました!
11:40頃、ほぼ時間通りに麗水エキスポ駅に到着。ここは線路が途切れた先に駅舎があり、まさに終着駅です。改札を出ると、おお、さっそく麗水エキスポのマスコットキャラクターのきぐるみがいるじゃあありませんか!まだ始まって間もないのか、しきりにスタッフと打ち合わせをしていました。ちなみに彼らの名前は、青いのがヨニでオレンジがスニ。ヨスのそれぞれ頭文字をとったそう。
さて、韓国は駅やバスターミナルにほぼ必ず観光案内所があるので、そこで地図や観光パンフレットをゲットしようと観光案内所を探したのですが・・・駅の中にも外にも見つからず。切符売り場できいてみると、駅の中にできる予定の観光案内所はまだ準備中で、旅行社の営業所が臨時の観光案内窓口になっているとのこと。日本語のパンフレットもあるそうなんですが、このときは切らしているとのことでした。万博が始まるまでには是非準備しておいていただきたいものです。
麗水エキスポ駅を出てみると、なんと目の前に万博会場らしきものが!そうなんです、麗水万博の会場は、麗水エキスポ駅の真ん前。電車を降りたらすぐに万博会場へ行けます。会場のゲートは5か所あり、駅前の出入り口は北ゲート。
12:00~ バスで旧市街地に移動!
では、駅から麗水の市街地へ。麗水には旧市街地と新市街地があり、エキスポ会場や麗水エキスポ駅などから近い海沿いに広がっているのが旧市街地、そこから内陸へ山を一つ越えて車で10分ほど行ったところにあるのが新市街地。新市街地には旧麗水市庁舎、現在は麗水市麗西庁舎があるところ。そこからさらに西へ行くと現在、麗水市庁舎のある市街地がありますが、この辺りはもともと麗川(ヨチョン)市だったところで、1998年、麗水と合併しました。なので、こちらは「麗水の市街地」というよりも「麗川」というふうに住民たちには認識されているそう。ちょっとややこしいですが、まず目指すのは駅から一番近い旧市街地。バスかタクシーで7、8分の距離です!
駅を出て右へ進むと、タクシー乗り場とバスの停留所があります。バスはよく分からないので、タクシーに乗って行こうと乗り場へ行ってみると、タクシーは全然停まっていないのにタクシーに乗ろうとする人がたくさん!タクシーは時々やってくるのですが、待っている人は列になって並ぶでもなく、強引に乗ったもの勝ちといった状態^^; これじゃあいつ乗れるか分からない~ってことで、バスを調べてみると、ここ麗水エキスポ駅から旧市街地へ行けるバスの番号は2番、6番、7番。これさえ分かれば大丈夫!?さらにこの時は旧市街地をちょっと越えたところにある食堂まで行く予定だったので、そのあたりまで行く2番バスに乗車。最近は地方でもT-moneyが使えるから便利ですね!麗水の市内バスでも使えます。運賃は1,100ウォン、T-moneyなら1,000ウォン。
12:30~ 「鳳山ケジャン通り」でトルケジャン定食ランチ!
目的地は駅から旧市街地をちょっと過ぎたところにある、「鳳山ケジャン通り」。駅からここへ行くならば、6、7番ではなく2番バスに乗ればOK。ここ「鳳山ケジャン通り」は、麗水の名物料理の一つ、トルケジャン=トルケ(イシガニ)のケジャン(醤油漬け)のお店が集まるところ!駅から約15分で到着するシンミョンマートという停留所で降りるとこのケジャン通りはすぐ!!ケジャン、ケジャンっ!
シンミョンマート停留所
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停留所の前にはシンミョンマートが
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麗水といえば海に囲まれた街。周辺のキレイな海ではさまざまな海産物がたくさん獲れ、他の地域ではあまり見られないような珍しい海鮮料理もいっぱい。トルケジャンもその一つ!どんなケジャンなのか!?さっそく、この通りの有名店、その名も「ヨストルケシクタン(麗水トルケ食堂)」へ突撃~~!!お昼時ともあって、お店は大賑わいです。
こちらのお店のメニューはたった一つ、「麗水トルケ定食」だけ。醤油漬けのカンジャンケジャンのほか、生のイシガニを唐辛子味噌ベースのタレで和えたヤンニョムケジャン、それから海の幸をふんだんに使ったいくつものパンチャン(おかず)と汁物、ご飯がセットになっています。
トルケはワタリガニの仲間ですが、普通のワタリガニより殻が固くてサイズは小さめ。だいたい手のひらくらいの大きさですが、中には全長が人差し指くらいのものもいます。でも食べ方は普通のカンジャンケジャンと同じ。そのままの形で出てくるので、まず甲羅を外してから胴を縦にハサミで半分に切り、身にかぶりつきましょう!甲羅の卵や味噌はご飯と混ぜていただきます。大きめのものは甲羅にご飯を入れてもいいし、小さなものはご飯にかけると食べやすいです。これを海苔で包むとまた美味!!爪の部分の身も甘くて美味しいぃ~!ヤンニョムのほうはかなり辛めですが、イイ味付けです。
13:30~ 歩いて突山島へ!
食後はまず、麗水の旧市街地近くの観光地、突山島(トルサンド)へ。あまりのケジャンの美味しさに、ついついご飯を食べすぎてしまったので歩いて行ってみることに。ケジャン通りからひたすら西へ行くと本土と突山島をつなぐ突山大橋があるよう。モーテル密集地帯や南山という山を越えるといいみたいです。(歩いた道は、下の地図を参考にしてください!)
ゆっくり歩くこと約20分、突山大橋に到着!十分歩ける距離ですね。もしタクシーで行くなら、5分くらいかな。突山大橋も歩いて渡れるのでそのままGo~~!橋は全長450m。夜にはライトアップされてキレイだそうですョ。ちょっとぐらぐらと揺れてスリルがあります。橋の下には白い亀甲船の遊覧船も!?そう、麗水は朝鮮時代の水軍の本拠地。水軍の名将として有名な李舜臣ゆかりの地でもあります。そして向こうには麗水の街と、2012年3月に開通したばかりの突山第二大橋も見えます!
ここ突山島は韓国で9番目に大きな島とか。本土に近い突山大橋を渡ってすぐのところには刺身屋通りや亀甲船の模型、遊覧船乗り場、それから高台になった突山公園などの観光スポットが集まっていますが、その先にもずっと島が続いていて人が住んでいます。今回は、刺身屋通りや遊覧船乗り場などのある観光地区として整備されたところへ行ってみまることに。橋を渡るとすぐ右に、海辺に作られたそのあたりへ下りていく入口があります。
さらにここ突山島は芥子菜で有名。なので、この芥子菜を使ったカッ(芥子菜)キムチも麗水の特産品です。煮干しや海苔など海の乾物と一緒に、芥子菜やカッキムチがあちこちで売られていました。
またここには、李舜臣の亀甲船の模型があり、中に入って見学することもできます。入場料は大人1人1,200ウォン。
さらに少し進むと、刺身屋がずらりと並んだ刺身屋通り、「突山刺身タウン」もあり。こちらのお店では、海を見ながら刺身を食べることができます!入ってみたかったのですが、まだケジャン定食が消化されていないようなので断念・・・。次回はぜひ!!
それでは旧市街地のほうへ戻ります。刺身屋通りから車道へ上がって、横断歩道を渡るとすぐにバスの停留所が。バス停の名前は「突山公園入口(トルサンコンウォンイック)」。このバス停からは、どのバスに乗っても旧市街地方面へ行けるという分かりやすさ!バスに乗って突山大橋を市街地に向かって渡っていると、将軍島と名付けられた島もみえました。
14:45~ 旧市街地へ
バスで突山島から旧市街地までは10分ほどで到着。イスンシンクァンジャン(李舜臣広場)という停留所で下車しました。李舜臣広場は2010年にオープンした市民の憩いの広場。街の真ん中に広々と広場が整備されています。李舜臣の業績を称える石碑やここにも亀甲船の模型が。んー、それ以外は何の変哲もない街中の広場って感じです。海のすぐそばだから、海風が気持ちいいかな!?
旧市街地の目抜き通り
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イスンシンクァンジャン停留所
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そして広場横には「左水営飲食文化通り」という、麗水の名物料理の専門店が集まったグルメ通りがあるんです。海産物の豊富な麗水には、海産物を使った名物料理がいっぱい。こちらに来れば、そのほとんどが食べられるくらいいろんなお店があるよう。麗水万博に合わせてお店の前には日本語、英語、中国語など外国語の看板も付けられているので、外国人にも外から見ただけで何を出す食堂なのか分かって利用しやすそうですョ!
★★麗水の名物料理はこんなかんじ!★★
ところで、麗水の名物料理にはどんなのがあるのか!?ここで、突山大橋のたもとにあった観光案内看板から麗水の10大名物料理をご紹介しましょう!
1.ソデフェ(舌平目の和え物): ソデ(舌平目)のフェ(刺身)を酢と唐辛子味噌ベースのタレで和えたもの。
2.ケジャンペッパン(蟹の醤油漬け定食): さっき昼食でいただいた、トルゲ(イシガニ)のカンジャンケジャン(醤油漬け)と、その他海の幸を使ったおかずの定食。
3.ハンジョンシッ(韓定食): 宮廷料理ではなく、海産物をふんだんに使った料理がテーブルいっぱいに並びます。
4.クルグイ(牡蠣焼き): 焼いた牡蠣。美味しそ~~。冬のみですね。
5.チャンオグイ(あなご焼き): チャンオとはウナギのことですが、この辺りでチャンオといえばアナゴのこと。塩焼きと辛いタレ焼きがあり。
6.クンピョンソニグイ(セトダイ焼き): クンピョンソニとはセトダイのこと。日本では瀬戸内海でよく獲れるのでこの名前とか。韓国ではここ麗水の辺りで主に獲れるそうです。
7.ケッチャンオフェ(ハモ刺し): ケッチャンオとは鱧のことですが、韓国語でもハモということも。キレイに骨切りして刺身のほか、シャブシャブにしてもよく食べます。夏の味覚。
8.センソンフェ(魚の刺身): 確かにいろんな種類の魚がよく獲れるでしょう。セトダイやアナゴ、カワハギ、タイ、シタビラメなどここでよく獲れる魚を見ると、さすが多島海。日本の瀬戸内海と非常によく似ているようです。(あっきーは瀬戸内海出身)
9.トルサンカッキムチ(突山芥子菜キムチ): 先ほど行った突山島の名産物、芥子菜のキムチ。確かにソウルで食べるのと比べると、柔らかくて風味豊か~。
10.コッケタン(ワタリガニ鍋): 渡り蟹もよく獲れるよう。味噌仕立て。卵が詰まったコッケ、おいしいだろうなあ~~~
このほか、セチョゲシャブシャブ(トリ貝しゃぶしゃぶ)、セミタン(オコゼ鍋)、サムチフェ(サワラ刺身)なども麗水やこの辺り独特の海鮮料理。何よりも魚介類好きのあっきーにとっては天国のような街、麗水です。
16:00~ 新市街地へ
麗水の旧市街地をかるく一周して、次は新市街地へ向かいます。今晩泊まるのも新市街地にあるホテル。調べてみると、旧市街地の大通りから新市街地の真ん中あたりへ向かうバスは80番、82番、555番。チュンアンシジャン(中央市場)という停留所で待っていると、82番バスが来たので乗り込んでゴー!
バスで10分ほど行くと新市街地の真ん中くらいに位置するヨソサゴリ(麗西交差点)停留所へ到着。バスを降りると、ん、確かに旧市街地とは雰囲気がちょっと違います。飲食店もたくさんありますが、夜から営業のお店が多いようでほとんど閉まっており、人通りもあんまりないような・・・!?
宿泊するホテルは、最近オープンしたばかりの「ELENAホテル」。インターネットで麗水の宿泊先をいろいろ調べていたところ、できたばかりなのでキレイでインテリアもシンプル、お値段も比較的リーズナブルということでここに予約をしておきました。麗水市麗西庁舎近く、麗水海洋警察署と麗西郵便局の真ん前にある建物で、6~7階だけがホテルになっています。部屋に入ってみると、さすがうわさ通り新しく清潔でシンプルなデザインがグッド。そしてとても広い!バスルームも、なんでこんなに広いんだ?と思うほど。スタッフも親切だし居心地はいいのですが、シャワーのお湯の出が少し弱かったかな?!
★ELENAホテル
住所: 麗水市(ヨスシ) 文水洞(ムンスドン) 112番地 6、7階
電話: 061-651-6671
18:30~ 麗水式韓定食!
ホテルで少し休んでから、午後6時半頃、夕食のお店へ出発!向かうは麗水で最も有名な麗水式韓定食のお店「ハニルグァン」。ホテルを出ると、明るい時間よりもお店がたくさん開いていて街に人が増えてきた感じが。
麗水にはもちろん麗水式韓定食のお店がたくさんありますが、今日行く「ハニルグァン」は比較的リーズナブルにいただけるというのも人気の理由の一つとか。注文は2人前60,000ウォン(2人前の価格、2012年4月現在)からで、人数が多くなれば多くなるほど1人当たりの金額がお得になるんです。どんな料理が出てくるかなっ!?
今回は2人なので2人前を注文。すると、さっそくいろーんな海鮮料理が運ばれてきて、みるみるうちにテーブルいっぱいに!
でもこれは第一弾。この後にも次々といろんな料理が運ばれてきました!全部お見せできないのが残念です。シメのご飯のおかずにはカンジャンケジャンまで。ホント、海の幸のフルコースです。
20:30~ 夜の新市街地をぶらぶら
食後は麗水の新市街地をぶらぶら。夜の新市街地は昼間よりも人が多く、活気があるみたいです。昼間はしっかり働いたり勉強したりして、夜に思いっきり遊ぶのが麗水スタイルなんでしょうか!?
新市街地にはちょうど真ん中あたりに「ムナエコリ(文化の通り)」という通りがあります。散歩にちょうどいいように整備された道に沿って、飲食店が並ぶ通り。お店は店先に水槽が置かれた刺身屋、貝焼き屋などやっぱり海鮮系が圧倒的に多いよう。肉系のお店がめずらしいくらいです。でもなぜかチキン系のお店はたくさんありましたが。海産物に飽きた若者をターゲットにしているのか?!
ムナエコリの端っこには、麗水万博のライトアップがされたコーナーも!
1時間ほどあちこち歩き回った後、宿へ戻る前に軽く一杯やって帰ることに。同行していたナビ友が「焼き魚が食べたい!」というので、宿のなるべく近くで焼き魚を出すお店を探して適当に入ってみました。一人でお店を切り盛りしているらしいおばちゃんに今日おススメの焼き魚をお願いすると、いくつかのおかずに小さい鯛が2匹、太刀魚のオマケがついて出てきました。これで20,000ウォン。んー、新鮮な焼き魚にソジュがよく合います~。焼いた鯛なんて、ソウルじゃ滅多に食べられませんからねっ。ちなみにこのお店、あとで調べてみると、サムチフェ(サワラ刺身)やピョンオフェ(マナガツオ刺身)が美味しいと有名なお店でした!うー、想像しただけでも美味しそう。次回はここに刺身を食べに来なくては!
こんなかんじで出てきました。
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こちらも付け合せ、ひじきのスープ。絶品!これだけ食べに麗水に行きたいくらい。
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2日目 11:00~ 旧市街地に戻り、ソデフェでブランチ!
1日目はお天気がすぐれずずっと曇り空でしたが、2日目はとってもいい天気!午前中はちょっとのんびり過ごして、午前11時前にホテルをチェックアウト。まずはタクシーに乗って、旧市街地にあるソデフェ(シタビラメの和え物)の有名なお店「クベッシクタン」を目指します!
ホテルの窓から
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ヨソサゴリ(麗西交差点)近くのタクシー乗り場
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タクシーに乗ること約10分、あっという間にお店に到着~。運賃は4,000ウォン。
注文したのは、ソデフェとクンピョンソニグイ(セトダイ焼き)!ちなみにこちらのお店では、クンピョンソニがクンプンセンイとなっています。たぶん方言のようです。
これがソデフェ!こちらのお店では、たっぷりの葉野菜と和えられて出てきます。
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セトダイ焼きは身がふっくら繊細。ネギ入り醤油ダレがかかっているのが、韓国式!
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ソデフェはごま油と一緒にご飯と混ぜていただきます。ぜいたくなビビンバ!?ソデはそのままでもいけますが、温かいご飯と一緒にいただくとごま油の香ばしさとも相まって確かに美味しいです~。
12:15~ 「鎮南館」見学
次は、朝鮮時代に400年間、朝鮮水軍の本拠地だった麗水に唯一残る全羅左水営城の建物「鎮南館」へ。こちらも旧市街地にあり、食堂からは歩いて15分ほど。韓国で現在に残る最も大きな1階建ての木造建築物で、宝物第324号、国宝第304号に指定されています。(※鎮南館についてくわしくは、下のリンクをご覧ください。)
横幅54.5m、縦幅14m、面積は240坪あり、68本の太い柱で大きな瓦屋根を支えているこの建物。中には入れませんが、腰をかけることはできます。ここに座ると海からの風が涼しく、麗水の街と遠くには突山島や突山大橋が見えてとっても良い眺め!麗水らしい景色の見られるスポットではないでしょうか。
入口の門を入ったところには、鎮南館や全羅左水営の歴史などが分かる別館の展示場もあり。小ぢんまりとしていますが、壬辰倭乱(文禄・慶長の役)の時の遺物や李舜臣直筆の日記なんかも展示されています!入場は無料。
13:00~ 麗水で有名な冷麺店へ!
ご飯はさっき食べたばかりですが、鎮南館のちょうど近くに有名な冷麺専門店があるというので行ってみることに!こちら「ハムナンミョノッ」は、北朝鮮式の冷麺店の少ない全羅道で、咸興式冷麺専門の美味しいお店として有名だそう。
ガラスの器に入っていたり、やかんのユクス(スープ)からごま油の香りや海鮮系ダシの味がほのかにしたりするところが韓国の中でも咸興冷麺の専門店の多いソウルや江原道の束草で一般的なスタイルとはだいぶ違い独特な冷麺。ユクスを少し加えてから混ぜていただきます。不思議な深い味わいのユクスで、さっぱりとしていながらもあとを引くお味かな!?
13:30~ 麗水万博の広報館へ!
今日の帰りのKTXは15:25発。それまでの時間は駅からも近い麗水の観光名所、梧桐島(オドンド)へ行こうとタクシーで向かったのですが、ものすごい渋滞に巻き込まれたので降りて歩くことに。ちょうど麗水万博会場横の通りで降り、梧桐島へ向かって歩いていると、麗水万博の広報館があったので入ってみました。入場は無料。
中は麗水万博に関する展示や案内デスクがあり、2階のテラスからは準備中の会場が見えます。会場は青い海と空に調和したシルバーやホワイトの建物が多いよう。爽やかな感じできれいです。
万博の記念品を販売するコーナーもありました。マスコットキャラクター、ヨニとスニのグッズもいっぱい。それにしてもこのヨニとスニ、韓国のキャラクターにしてはめずらしくカワイイです。ちょっとだけ、昔エアコンか何かのコマーシャルで見たマスコットに似てるような気がしないでもないけど!?
14:00~ 麗水の観光名所、梧桐島へ!
さて、それでは梧桐島(オドンド)へ。梧桐島は1968年、梧桐島のある場所から巨済の只心島までが韓国初の海上国立公園(閑麗海上国立公園)に指定されたという美しい海に浮かぶ島。本土とは768mある橋のようになった防波堤でつながっていて、徒歩または「トンベッ(椿)列車」と呼ばれる乗り物で行き来できます。梧桐島はトンベッコッ(椿の花)が多くて有名なんだとか~。暖かく天気の良い週末だったせいもあり、梧桐島へ続く道は渋滞し、たくさんの人で賑わっています!
ではさっそくトンベッ列車の切符を買い乗車!運賃は大人1人500ウォン。トロッコ型の列車で、両脇が海の堤防を進むので眺めもよく爽やか~。左手には万博会場も見えます!歩いて渡っている人も結構いますね~。
7、8分ほど列車に乗ると、梧桐島に到着。広い芝生の広場に音楽噴水、食堂、貸自転車などがあり、平和な観光地といった感じです。「オドンドトンベックァン(梧桐島椿館)」という映像館は準備中でした。
そして、本土のほうを見ると対岸には万博会場が。海をバックに、ヨニとスニが爽やかにほほえんでいます。まだ少し残っていた赤い椿の花も青い海と空に映えてきれい~。
梧桐島は島全体に散策路が整備されています。地図を見ると島の真ん中の丘に展望台兼の灯台があるようなので、行ってみることに。
展望台からは海上国立公園の素晴らしい眺めが~!遠くに万博会場も見えます。
14:30頃、またトンベッ列車に乗って本土へ。帰りに気付いたのですが、この辺りの海はとっても透明。こんなに透き通った海を見たのは久しぶりです。
さて、そろそろ駅に向かわなくてはなりません。ここから駅まではバスやタクシーという手もありますが、梧桐島入口付近の道は相変わらずものすごく渋滞しているので、万博会場に沿って歩いて行くことにしました。
14:45~ 麗水万博会場の様子を見ながら駅へ
梧桐島から麗水エキスポ駅へ続く道はちょうど万博会場に沿った形になっています。外からのぞく準備中の会場はというと・・・まだまだ全体的に工事中といったかんじ!?この時は4月のちょうど半ば、5月12日の開催日から1か月をきったばかりの頃だったのですが、正直、ちゃんと間に合うのかな?と心配に・・・^^; 中に入ることはできないし、もちろん専門家でもないのではっきりとは分からないけれど、周辺の歩道はほとんど工事中(工事中で舗装されていないところもずいぶん歩きました)、正面ゲート前広場らしきところも工事中、中に見える敷地内も工事真っ最中のようです。以前、霊岩のF1レース会場を作ったときも間に合うのかかなり危ぶまれましたが、今回も大丈夫なんでしょうか!?ぜひラストスパートで頑張って完成させてほしいですね!
出発して約30分、14:15頃に麗水エキスポ駅に到着!!昨日よりも天気がいいので、エキスポ駅もきれいに見えます。龍山行き14:25発のKTXに乗ってソウルへ!
KTXは予定時刻の7:00ほぼぴったりに、龍山駅へ到着。