みえぽんの124回目韓国旅行-江原道束草への旅(2014/7/11~7/13)~

あんみつさんと一緒に束草へ。でも台風11号の影響で飛行機が欠航?どんな旅行になるのかも自分でもよく分からない旅が始まります。

今回の行き先は束草。前々から旅友のあんみつさんと束草に一緒に行こうという話になっていて、お互いの旅行日程が合う今回、ようやく束草に行くことなりました。
ところが、私より1日前に名古屋から韓国に向けて出発予定だったあんみつさんが台風11号の影響で飛行機が欠航となり、韓国に行けるかどうかわからないと連絡がありました。
もう今回は束草へは行けないな、次回あんみつさんと旅行日が重なる時に束草に行くことにしようと思い、出発前日に新しい目的地を考えることに。
どんな旅行になるのかも自分でもよく分からず、旅行が始まります。

<1日目:2014/7/11 (金)>


今回はチェジュ航空成田11:50発の便を利用。
当日朝に家を出ても余裕のある出発時間ですが、旅行気分をいち早く楽しみたいので前日に成田入りし、成田菊水ホテルに宿泊。機内食がないので朝食バイキングでしっかり腹ごしらえをします。
9:30にホテルの送迎バスで空港に出発。前日に名古屋発のチェジュ航空が台風の影響で欠航となっているので通常通り飛ぶのか心配でしたが、定刻通り出航するとのことで安心しました。他の人も心配だったようで、カウンター前にはいつもより人が並んでいて列ができていましたが、私は今回も預け荷物がないので、預け荷物のない専用カウンターでさっさとチェックインを済ませます。

搭乗前にもあんみつさんに連絡しましたが、まだ昨日の欠航の振替便が決まっていないとのこと。やっぱり今回は束草行きは無理のようです。
飛行機は仁川空港に到着し、携帯電話の機内モードを解除すると、あんみつさんから今日の夕方便で韓国に行くことになったと連絡が入っていました。それなら予定通り束草に行こうと返信し、束草に行くことが決定。あんみつさんが高速バスターミナルに到着する時刻が20時を過ぎるので、それまでは一人で時間を潰すことに。

A’REXでソウル駅に行き、ソウル駅構内にある両替所へ。ここはいつチェックしても明洞の大使館前よりもわずかですがレートがいいので両替しようと思いましたが、数10人待ちの為、ここでの両替はあきらめ、バスで明洞へ向かいます。まずは、ソルビンでピンスを食べます。金曜日の夕方なのに店内は混んでいます。ブルーベリーチーズとマンゴーチーズか悩みましたがマンゴーチーズにしました。
ピンスを食べ終わった後は大使館前で両替(この日はソウル駅構内の銀行と同じ1万円=10万300WONでした)、ウインドーショッピングをしました。
あんみつさんとは20:20に待ち合わせで、束草に着くのが深夜なのでいまのうちに腹ごしらえをしようと、次は地下鉄に乗って鍾路5街にあるMISTER 蓮池洞スンドゥブに来ました。たくさんの種類のスンドゥブがあり、ツナが好きなのでチャムチスンドゥブを注文。石釜に入ったご飯もついています。お決まりのヌルンジにして食べます。
次は待ち合わせ場所の駅にあるGOTOMALLに行く予定でしたが、動くのが面倒になってきたのでしばらく休憩して、待ち合わせ時間の少し前に到着する時間に店を出ました。

仁川空港から金浦空港で9号線に乗り換え急行でやってきたあんみつさんと高速ターミナル駅で合流。束草行きのバスチケットを購入しに行きます。20:30発のバスが出発寸前だったので乗りたかったのですが、バスは22時発バスまで空席はなく、出発まで時間があるので夕食を食べに行きます。駅の地下街にある名人饅頭に入店しました。少し前にスンドゥブとご飯を食べたばかりで、あんみつさんに食べるのを手伝ってもらいました。
22時になりバスは束草に向けて出発します。チケットを購入する際に席が別々だと言われましたが、後方に空席がありバスの運転手がこちらに座るように言ってくれました。途中、サービスエリアで1回休憩し、3時間後の夜中1時に束草高速バスターミナルに到着。
あらかじめチェックしておいたチムジルバン目指して歩き始めます。しばらくして鞄をバスの中に置き忘れてきたことに気付き、急いでバスターミナルに戻りました。が、乗ってきたバスは束草で降りなかった乗客を乗せて次の目的地に出発してしまっていました。

後続のソウル江南22:30発のバスが到着しました。そのバスの運転手のアジョシに22時発のバスの車内に荷物を置き忘れたと言うと、バスは襄陽に行ったが30分後にまたここに戻ってくるので待っているように言われました。そうしてそのバスも襄陽に向かって出発しました。

この30分の間にチムジルバンを探しに行こうとまた歩き始めます。E-MARTの近くの雑居ビルに24時間営業のチムジルバンを発見、今晩の寝床は確定したので、また高速バスターミナルに戻ります。30分で戻って来るといったが、束草と襄陽は地図で見ると片道15分の距離だったか?本当に戻ってきてくれるのか?夜中1時を過ぎシンと静まり返ったバスターミナルであんみつさんと二人しゃべりながら待っていると、バスがやって来ました。運転手は私たちを乗せてきたバスの運転手ではなく、ここで待っていなさいと言ったアジョシでした。無事私の鞄を届けてくれました。私たちが乗ってきたバスは次は江陵に行くとのこと。わざわざこの鞄を届けに戻って来てくれたのか尋ねたところ、宿所がここだとの返事でした。優しいアジョシに感激しお礼を言って別れ、先ほど見つけたチムジルバンへ向かいます。

お風呂に入り、目覚まし時計を6時に合わせすぐに寝るつもりでしたが、宵っ張りの二人は話が続きます。アジョシがやってきて静かにするように注意され、そのアジョシは遠くの方に戻っていきました。小さな声でしゃべっていても静まり返った所では声が通ります。みなさん安眠妨害してごめんなさい。その後はすぐに眠りにつきました。

<2日目:2014/7/12 (土)>


7時前にはチムジルバンを出発。まずはバスターミナルに行き、余裕をもって18時発ソウル行きのバスチケットを購入しておきます。最初の行き先は、雪岳山。バス停留所でバスを待ち、10分ほどで雪岳山行きのバスがやって来ました。バスは川沿いの道を走り、山荘・宿泊施設が集まる所を通過し、約20分で雪岳山に到着。入口で雪岳山国立公園の入場料を支払い、ケーブルかー乗り場へ向かいます。
8時前にケーブルカー乗り場に到着しましたが、建物がまだ開いていなくて並んで待ちます。そして8時過ぎに建物がOPEN。チケット売り場の横の軽食コーナーでキンパッを買い、食べながらチケット売り場がOPENするのを待ちます。始発8:15は売り切れてしまい、その次の8:20を購入し、ケーブルカーに乗車します。眼下に見える景色を楽しむ5分間の空中散歩。ケーブルカーを下り、さらに上へと登る階段を行くと10分程度で岩肌が露出した広い場所に出ました。ここからの眺めも抜群です。蔚山岩もよく見えます。韓国国旗が立っているあの高い所へはロープを伝って行けるのですが、この日は強風で歩くことはおろかまともに立っていることもできないのであきらめました。雪岳山まで来た記念に近くにいたアジュンマにあんみつさんとの写真を撮ってもらいましたが、どの写真も強風で髪の毛が四方八方になびいてました。
ケーブルカーで下山した次は、新興寺へ向かいます。一柱門をくぐると最初に大きな大仏像が迎えてくれます。こちらのお寺の建物も韓国特有の極彩色で色鮮やかで綺麗です。
雪岳山国立公園の観光はこれで終了で、次はケッペ(渡し船)に乗ってアバイ村に向かいます。バス停留所に行くとバスが止まっていて乗り込むとすぐに発車しました。高速バスターミナル付近で一旦下車しましたが、このバスがケッペ乗り場の方に行くとのことで再び乗車します。ケッペ乗り場に到着。乗船料は片道200WON(約20円)です。ケッペは人力で動かすのですが、船頭さん以外にも乗客もワイヤーを引っ張ります。小さな子供が楽しそうにワイヤーを引っ張っていました。

ドラマ「秋の童話」の撮影地で、主人公の銅像もありました。中国人観光客が多く、みなさん写真撮影していました。
ケッペを下りるともうここがアバイ村で食堂が密集しています。アバイ村はスンデが有名です。スンデは豚の腸に豚の血液やもち米を詰めた料理であんみつさんの大好物ですが、私はあの独特のにおいのせいで食べられません。このアバイ村にはイカの胴に牛ひき肉などを詰めたオジンオスンデというものもあり、こちらを注文して食べました。初めて食べましたがとてもおいしいです。
再びケッペに乗り対岸へ渡ります。今回の船頭さんはちょっと怖くて、10代後半~20代前半の若い男性2人がワイヤーを引っ張っていたのですが、「もっとしっかり引っ張れ」、「他の人に代われ」みたいなことを言ってました。

さて次は、あんみつさんが下調べをしていてどうしても食べたいというタッカンジョンのお店に行きます。アバイ村に渡るケッペの乗船客の中にそのお店のタッカンジョンを持った人がいて、お店の場所を聞いたところ市場の中にあるとのことだったので、市場がある方向に歩いていきます。市場に近づくとまたその店のタッカンジョンを持った人を発見、場所を聞いて市場のアーケードの中に入っていきます。市場の中に入ったもののどちらに行けばいいのか分からずあてもなく歩いていると、またまたそのお店のタッカンジョンを何箱も積み上げて持った人達がわんさかといます。そのうちの一人のアジョシに聞いてお店に到着しました。行列が出来ているし、このお店の箱を持った人をたくさん見かけたのでさぞかし美味しいに違いありません。1箱購入。このお店にたどり着くまでにホットクがあり、後で買おうと二人で言ったのに、タッカンジョンを購入した嬉しさですっかりホットクのことは忘れてしまいました。
早速食べようと近くのカフェベネに行き、コーヒー2杯を注文して着席。店内には私たちと同じようにタッカンジョンをここで食べようと、同じ箱を持った人達が何組もいました。タッカンジョンとは甘辛いたれ付きの鶏の唐揚げ。とてもおいしいのですが、2人では多すぎます。4人で食べても多い量です。小さいサイズがあったらいいのですがこの大きさのみ販売です。近くに高校生らしき女子達がいて、「残ったらあの子らにあげて食べてもらおう」と言ってたのですが、結局2人で完食。
束草で予定していたことはここまでですべて完了しましたが、この時点でまだ昼の1時過ぎ。時間もまだたっぷりあるのでここから遠くないところに三十三観音聖地の一つである洛山寺があり行くことにしました。運よく近くのバス停から乗ったバスが、洛山寺方向へ行きます。20分ほどで到着。バス停留所からお寺までは少し歩きますが、海が見え景色がとてもいいです。周辺には宿泊施設が密集して建っています。途中、カフェベネの看板を発見。近くにあるようで、お寺の拝観を終えたらピンスを食べることに。
洛山寺は海辺の高台にあるので、境内からは海が綺麗に見えます。海水観音像や義湘台は見ましたが、急遽訪れ下調べも不十分であったため、残念なことに七重石塔、虹霓門、紅蓮庵などを見そびれてしまいました。
拝観を終え、楽しみにしていたピンスを食べにカフェベネへ向かいます。ピンスの種類はたくさんある中で、ニューヨクチーズケーキピンスとヨーグルトベリーピンスを注文。甘いものを食べて生き返ります。
束草高速バスターミナルに戻ります。朝に18時のバスチケットを購入しましたが、空席がある中で一番早く出発するバスに変更してもらい、17:30のバスへでソウルに戻ることに。バスの出発時間まで1時間以上あるので、近くのE-MARTで各自時間を潰すことに。帰りのバスは3時間睡眠時間となりました。

ソウルに到着。あんみつさんが調べておいてくれたイテウォンのサムギョプサル店で夕食をし、その後、東大門でパッピンスを食べました。

今日の寝床は決めていなかったので、どこのチムジルバンに行こうかと話しますが、今いる場所から歩いて10分ほどで行けるので、東廟前駅と新設洞駅の中間、清渓川沿いにあるロッテキャッスルアパートの地下にある黄金スパに決定。

明日の朝は私は8:30、あんみつさんは7時台の早いフライトです。チムジルバンに着くとお風呂に入り、明日起きたらすぐ出発できるように支度をし、更衣室の中二階になったところで寝ました。

<3日目:2014/7/13 (日)>

4時に起床。身支度を整え、4:30にはチムジルバンを出ます。外はまだ真っ暗。少し歩いてタクシーを捕まえソウル駅まで行きます。A’REXの始発に乗り仁川空港へ。チェジュ航空のカウンターはチェックインする人の列ができていますが、私たちは預け荷物がないので荷物なし専用カウンターでチェックインを済ませます。
フライト時間の早いあんみつさんとはここでさよなら。私はまだ時間に余裕があるので、ダンキンドーナツで朝食を食べ、残りわずかとなった韓国滞在を楽しみます。
飛行機は定刻通り出発。みえぽんの124回目韓国旅行は終了です。
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記事登録日:2014-07-29

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